JPH0329992Y2 - - Google Patents
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- JPH0329992Y2 JPH0329992Y2 JP1981111314U JP11131481U JPH0329992Y2 JP H0329992 Y2 JPH0329992 Y2 JP H0329992Y2 JP 1981111314 U JP1981111314 U JP 1981111314U JP 11131481 U JP11131481 U JP 11131481U JP H0329992 Y2 JPH0329992 Y2 JP H0329992Y2
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は交流電力を一担直流に変換し、再び異
なる周波数の交流電力に変換して負荷電動機(同
期機)を可変速度運転する交流電動機の制御装置
に関する。
なる周波数の交流電力に変換して負荷電動機(同
期機)を可変速度運転する交流電動機の制御装置
に関する。
本考案に関する交流電動機の制御装置によつて
同期電動機を可変速運転するシステムは、サイリ
スタモータシステムとして知られており、第1図
にサイリスタモータシステムの構成を示す。この
図で、11は交流電力の入力端子、12は整流
器、13は直流リアクトル、14はインバータ、
15は同期電動機、151は位置検出器、161は
速度基準設定器、162はD/A変換器、163は
速度制御器、164は電流検出器、165はα制御
器、166はβ制御器である。また、U,V,W,
X,Y,Zはインバータを構成するサイリスタで
ある。このシステムでは入力端子11に入力され
る交流電力を整流器12で順変換し、この出力で
ある直流電力を直流リアクトル13で平滑化して
インバータ回路14で再び交流電力に逆変換し、
同期電動機15に供給する。この時位置検出器1
51で同期電動機15の界磁の回転位置と回転数
をデイジタル信号で検出する。同期電動機15の
速度は速度基準設定器161で設定され、この設
定値と、位置検出器151の出力信号をアナログ
信号に変換するD/A変換器162を介して検出
した回転数信号を比較して制御する速度制御器1
63より電流基準信号を出力し、電流検出器164
の検出信号と電流基準信号を比較して制御するα
制御器165を介して整流器12の出力する直流
電力を制御する。これによつて同期電動機15の
速度を制御する。またインバータ14の出力周波
数は、位置検出器151の出力信号によつてβ制
御器166を介してサイリスタU〜Yの導通期間
を制御することによつて、周波数制御される。
同期電動機を可変速運転するシステムは、サイリ
スタモータシステムとして知られており、第1図
にサイリスタモータシステムの構成を示す。この
図で、11は交流電力の入力端子、12は整流
器、13は直流リアクトル、14はインバータ、
15は同期電動機、151は位置検出器、161は
速度基準設定器、162はD/A変換器、163は
速度制御器、164は電流検出器、165はα制御
器、166はβ制御器である。また、U,V,W,
X,Y,Zはインバータを構成するサイリスタで
ある。このシステムでは入力端子11に入力され
る交流電力を整流器12で順変換し、この出力で
ある直流電力を直流リアクトル13で平滑化して
インバータ回路14で再び交流電力に逆変換し、
同期電動機15に供給する。この時位置検出器1
51で同期電動機15の界磁の回転位置と回転数
をデイジタル信号で検出する。同期電動機15の
速度は速度基準設定器161で設定され、この設
定値と、位置検出器151の出力信号をアナログ
信号に変換するD/A変換器162を介して検出
した回転数信号を比較して制御する速度制御器1
63より電流基準信号を出力し、電流検出器164
の検出信号と電流基準信号を比較して制御するα
制御器165を介して整流器12の出力する直流
電力を制御する。これによつて同期電動機15の
速度を制御する。またインバータ14の出力周波
数は、位置検出器151の出力信号によつてβ制
御器166を介してサイリスタU〜Yの導通期間
を制御することによつて、周波数制御される。
以上の作用によつて第1図のサイリスタモータ
システムでは同期電動機15の速度が制御され
る。他方インバータ14のサイリスタU〜Yは自
然転流方式または負荷転流方式と呼ばれる転流方
式を利用して周波数変換する。即ち第2図aに示
すようにサイリスタU〜Yは120°づつ60°の位相
差で所定の順序で導通するが、一度導通したサイ
リスタの転流のため同期電動機15の逆起電力を
利用する。しかし同期電動機15の回転速度の低
い領域や始動開始時は前記逆起電力が小さく、サ
イリスタU〜Yは負荷転流が出来ない。このため
第2図bに示すようにこの始動時や低い運転速度
領域では、サイリスタU〜Yの転流時整流器12
の作用で直流電流を時間tcだけ零にしてサイリス
タを自然転流させる。このように直流リアクトル
13に流れる直流電流を零に制御して転流させる
方式を断続制御と呼んでおり、この技術も公知の
技術である。一方この断続制御時に時間tcだけ直
流電流を零にすると、同期電動機15の発生トル
クも大きく脈動し、この大きなトルク脈動によつ
て機械系の振動問題等を発生することが特に大容
量のサイリスタモータシステムで問題となつてい
た。
システムでは同期電動機15の速度が制御され
る。他方インバータ14のサイリスタU〜Yは自
然転流方式または負荷転流方式と呼ばれる転流方
式を利用して周波数変換する。即ち第2図aに示
すようにサイリスタU〜Yは120°づつ60°の位相
差で所定の順序で導通するが、一度導通したサイ
リスタの転流のため同期電動機15の逆起電力を
利用する。しかし同期電動機15の回転速度の低
い領域や始動開始時は前記逆起電力が小さく、サ
イリスタU〜Yは負荷転流が出来ない。このため
第2図bに示すようにこの始動時や低い運転速度
領域では、サイリスタU〜Yの転流時整流器12
の作用で直流電流を時間tcだけ零にしてサイリス
タを自然転流させる。このように直流リアクトル
13に流れる直流電流を零に制御して転流させる
方式を断続制御と呼んでおり、この技術も公知の
技術である。一方この断続制御時に時間tcだけ直
流電流を零にすると、同期電動機15の発生トル
クも大きく脈動し、この大きなトルク脈動によつ
て機械系の振動問題等を発生することが特に大容
量のサイリスタモータシステムで問題となつてい
た。
このトルク脈動を軽減する手段として第3図に
示す多相サイリスタモータシステムが実用化され
ている。この図で111と112は交流電力の入力
端子、121と122は整流器、131と132は直
流リアクトル、141と142はインバータ、15
2は同期電動機である。この図の構成で同期電動
機152は3相巻線を30°の位相差で2組持つてお
り、それぞれの前記3相巻線に第1図のサイリス
タモータシステムの主回路を接続したものが第3
図である。従つて各主回路要素の作用も第1図に
同一である。第3図の構成で負荷転流方式を利用
する領域も断続制御を行う領域も常にインバータ
141と142は30°位相差を持つて運転される。
この様子を第4図に示す。第4図aとbにはイン
バータ141のサイリスタU1〜Y1とインバータ1
42のサイリスタU2〜Y2の導通期間を示し、図示
するようにサイリスタU1〜Y1とサイリスタU2〜
Y2はそれぞれ120°づつ導通する。しかし同期電動
機152の始動時及び回転数の低い領域では、第
4図cに直流リアクトル131に流れる直流電流
Id1と、第4図dに直流リアクトル132に流れる
直流電流Id2を図示するように、導通すべきサイ
リスタU1〜Y1とサイリスタU2〜Y2を交互に30°
づつ点弧する方法がある。これは直流電流Id1と
Id2を断続制御する期間の同期電動機の発生トル
クが少なくなつても発生トルクリツプルを低減す
るためである。このような直流電流Id1とId2の断
続制御を行なう方法は、ポンプやブロワやコンプ
レツサなど2乗トルク負荷を駆動する同期電動機
152の駆動方法として適している。
示す多相サイリスタモータシステムが実用化され
ている。この図で111と112は交流電力の入力
端子、121と122は整流器、131と132は直
流リアクトル、141と142はインバータ、15
2は同期電動機である。この図の構成で同期電動
機152は3相巻線を30°の位相差で2組持つてお
り、それぞれの前記3相巻線に第1図のサイリス
タモータシステムの主回路を接続したものが第3
図である。従つて各主回路要素の作用も第1図に
同一である。第3図の構成で負荷転流方式を利用
する領域も断続制御を行う領域も常にインバータ
141と142は30°位相差を持つて運転される。
この様子を第4図に示す。第4図aとbにはイン
バータ141のサイリスタU1〜Y1とインバータ1
42のサイリスタU2〜Y2の導通期間を示し、図示
するようにサイリスタU1〜Y1とサイリスタU2〜
Y2はそれぞれ120°づつ導通する。しかし同期電動
機152の始動時及び回転数の低い領域では、第
4図cに直流リアクトル131に流れる直流電流
Id1と、第4図dに直流リアクトル132に流れる
直流電流Id2を図示するように、導通すべきサイ
リスタU1〜Y1とサイリスタU2〜Y2を交互に30°
づつ点弧する方法がある。これは直流電流Id1と
Id2を断続制御する期間の同期電動機の発生トル
クが少なくなつても発生トルクリツプルを低減す
るためである。このような直流電流Id1とId2の断
続制御を行なう方法は、ポンプやブロワやコンプ
レツサなど2乗トルク負荷を駆動する同期電動機
152の駆動方法として適している。
この様に直流電流Id1とId2断続制御する時、同
期電動機152の発生トルクリツプルは直流電力
即ち直流電流Id1とId2の和に比例する。従つて第
1図の回路で第2図bの如く直流電流の断続制御
を行つた場合に比し、第3図の回路で第4図c,
dの如く直流電流の断続制御を行なうと前記発生
トルクリツプルが大幅に低減できる。しかし第4
図の時刻t1附近の拡大図を第5図に示すが、第5
図cは直流電流Id1、第5図dは直流電流Id2、第
5図eは直流電流Id1とId2の和を示す。第5図に
図示するように直流電流Id1と直流電流Id2は急変
できないため、一方が増加し他方が減少する過程
で直流電流Id1とId2の和が、第5図eに示すよう
に急増する。この結果従来の制御方式では、第5
図eに示す如く30°ごとに直流電流Id1とId2の和が
急増し、これにより30°ごとに同期電動機152の
発生トルクリツプルが増加する欠点があつた。
期電動機152の発生トルクリツプルは直流電力
即ち直流電流Id1とId2の和に比例する。従つて第
1図の回路で第2図bの如く直流電流の断続制御
を行つた場合に比し、第3図の回路で第4図c,
dの如く直流電流の断続制御を行なうと前記発生
トルクリツプルが大幅に低減できる。しかし第4
図の時刻t1附近の拡大図を第5図に示すが、第5
図cは直流電流Id1、第5図dは直流電流Id2、第
5図eは直流電流Id1とId2の和を示す。第5図に
図示するように直流電流Id1と直流電流Id2は急変
できないため、一方が増加し他方が減少する過程
で直流電流Id1とId2の和が、第5図eに示すよう
に急増する。この結果従来の制御方式では、第5
図eに示す如く30°ごとに直流電流Id1とId2の和が
急増し、これにより30°ごとに同期電動機152の
発生トルクリツプルが増加する欠点があつた。
本考案は前記する従来方式の欠点に鑑みてなさ
れたもので、多相サイリスタモータの直流電流の
断続制御領域で発生トルクリツプルを最少とする
交流電動機の制御装置を提供することを目的とし
ている。
れたもので、多相サイリスタモータの直流電流の
断続制御領域で発生トルクリツプルを最少とする
交流電動機の制御装置を提供することを目的とし
ている。
本考案の1実施例を第6図に示す。この図で第
3図と同一の番号を付した回路素子は同一の機能
を示す。また1641と1642は電流検出器、16
51と1652はα制御器、1661はβ制御器S1とS2
はスイツチである。第6図でインバータ141と
インバータ142より30°位相差を持つた交流電流
を同期電動機152に供給して速度制御し、この
回転数を位置検出器151で検出し、β制御回路
1661を介してインバータ回路141と142の出
力周波数を制御する。また第4図cとdの直流電
流Id1とId2の断続制御時には、β制御回路よりの
転流タイミングでα制御器1651と1652を介し
て直流電流Id1とId2を第4図cとdに図示するよ
うに制御する。またスイツチS1とS2は断続制御期
間のみ閉するスイツチである。
3図と同一の番号を付した回路素子は同一の機能
を示す。また1641と1642は電流検出器、16
51と1652はα制御器、1661はβ制御器S1とS2
はスイツチである。第6図でインバータ141と
インバータ142より30°位相差を持つた交流電流
を同期電動機152に供給して速度制御し、この
回転数を位置検出器151で検出し、β制御回路
1661を介してインバータ回路141と142の出
力周波数を制御する。また第4図cとdの直流電
流Id1とId2の断続制御時には、β制御回路よりの
転流タイミングでα制御器1651と1652を介し
て直流電流Id1とId2を第4図cとdに図示するよ
うに制御する。またスイツチS1とS2は断続制御期
間のみ閉するスイツチである。
本考案では第4図0°〜30°期間に相当するタイ
ミング時、時刻t1より整流器122の出力直流電
流Id2を零にするようにα制御器1652で瞬時に
位相絞りを行なう。他方α制御器1651は時刻t1
より位相しぼりが解除され直流電流Id1が流れ始
めるが、スイツチS1とS2は前記するようにこの断
続制御期間中は閉されているため、α制御器16
51には電流検出器1641と1642との検出信号の
和が帰還されることになり、α制御器1651は直
流電流Id1と直流電流Id2の和を一定とするように
直流電流Id1の増加を整流器121を介して制御す
る。このように制御すると直流電流Id2の減少に
対応して直流電流Id1の増加が制御できる結果第
4図の0〜30°期間での直流電流Id1とId2の和はほ
ぼ一定にできる。次に第4図の30°〜60°の期間で
は時刻t1よりα制御器1651は位相しぼりを行な
い、α制御器1652は位相絞り解除を行なうが、
この期間も前記期間と同様にスイツチS2が閉され
ていることにより、電流検出器1641と1642と
の検出信号の和がα制御器1652に帰還されるこ
とから、前記同様に直流電流Id1とId2の和がほぼ
一定に制御される。また第4図の60°〜90°の期間
は0〜30°の期間と同様に制御される。
ミング時、時刻t1より整流器122の出力直流電
流Id2を零にするようにα制御器1652で瞬時に
位相絞りを行なう。他方α制御器1651は時刻t1
より位相しぼりが解除され直流電流Id1が流れ始
めるが、スイツチS1とS2は前記するようにこの断
続制御期間中は閉されているため、α制御器16
51には電流検出器1641と1642との検出信号の
和が帰還されることになり、α制御器1651は直
流電流Id1と直流電流Id2の和を一定とするように
直流電流Id1の増加を整流器121を介して制御す
る。このように制御すると直流電流Id2の減少に
対応して直流電流Id1の増加が制御できる結果第
4図の0〜30°期間での直流電流Id1とId2の和はほ
ぼ一定にできる。次に第4図の30°〜60°の期間で
は時刻t1よりα制御器1651は位相しぼりを行な
い、α制御器1652は位相絞り解除を行なうが、
この期間も前記期間と同様にスイツチS2が閉され
ていることにより、電流検出器1641と1642と
の検出信号の和がα制御器1652に帰還されるこ
とから、前記同様に直流電流Id1とId2の和がほぼ
一定に制御される。また第4図の60°〜90°の期間
は0〜30°の期間と同様に制御される。
以上説明するように本考案によれば断続制御期
間中スイツチS1とS2が閉されている結果整流器1
21と122の出力直流電流Id1とId2の和がほぼ一
定に制御され、第5図eに示した如く従来方式で
は断続制御期間中30°ごとに直流電流Id1とId2の和
が急増して同期電動機151の発生トルクリツプ
ルが増加していた問題を解決できる。また同期電
動機151の運転速度が増加し、断続制御期間が
終るとスイツチS1とS2は開になり、インバータ1
41と142の各サイリスタは負荷転流を行なうか
ら、従来の第3図の方式と同様に小さいトルクリ
ツプルで同期電動機151は運転される。
間中スイツチS1とS2が閉されている結果整流器1
21と122の出力直流電流Id1とId2の和がほぼ一
定に制御され、第5図eに示した如く従来方式で
は断続制御期間中30°ごとに直流電流Id1とId2の和
が急増して同期電動機151の発生トルクリツプ
ルが増加していた問題を解決できる。また同期電
動機151の運転速度が増加し、断続制御期間が
終るとスイツチS1とS2は開になり、インバータ1
41と142の各サイリスタは負荷転流を行なうか
ら、従来の第3図の方式と同様に小さいトルクリ
ツプルで同期電動機151は運転される。
本考案の他の実施例としては、α制御器1651
または1652の位相しぼりを行なつて整流器12
1または122の直流電流Id1またはId2を減少させ
零にする時の手段として、α制御器1651または
1652内の電流制御器の出力側で瞬時にα制御器
1651または1652の出力パルス位相を遅らす方
法と、前記電流制御器の入力側にβ制御器1661
よりの指令を受けて電流制御器の制御応答に対応
してα制御器1651または1652の出力パルス位
相を遅らす方法があるが、本考案は前記どちらの
手段でも採用することができ、特に限定するもの
ではない。
または1652の位相しぼりを行なつて整流器12
1または122の直流電流Id1またはId2を減少させ
零にする時の手段として、α制御器1651または
1652内の電流制御器の出力側で瞬時にα制御器
1651または1652の出力パルス位相を遅らす方
法と、前記電流制御器の入力側にβ制御器1661
よりの指令を受けて電流制御器の制御応答に対応
してα制御器1651または1652の出力パルス位
相を遅らす方法があるが、本考案は前記どちらの
手段でも採用することができ、特に限定するもの
ではない。
本考案の他の実施例は、前記説明では直流電流
Id1またはId2の減少するものはα制御器1651ま
たは1652及び整流器121と122の回路特性で
減少し直流電流Id1またはId2の増加する方法を制
御すると説明したが、同様に直流電流Id1または
Id2の増加する方を前記回路特性で決め、減少す
る方を制御することもできる。
Id1またはId2の減少するものはα制御器1651ま
たは1652及び整流器121と122の回路特性で
減少し直流電流Id1またはId2の増加する方法を制
御すると説明したが、同様に直流電流Id1または
Id2の増加する方を前記回路特性で決め、減少す
る方を制御することもできる。
その他本考案の要旨の範囲内において、種々の
変形回路を構成できる。
変形回路を構成できる。
本考案の如く、サイリスタモータシステムで同
期電動機に3相巻線を複数組設け、それぞれの3
相巻線に少なくとも整流器とインバータの直列回
路を接続したもので、同期電動機の低速度領域の
断続制御期間のみ、前記直列回路の電流の検出信
号和で、交互に前記直列回路に流れるように制御
することにより、断続制御期間中の前記直列回路
の電流和がほぼ一定となり、断続制御期間中の同
期電動機の発生トルクリツプルを最少とすること
ができ、断続制御を行なわない高速度領域を含め
た全運転範囲で発生トルクリツプルを小さくでき
る。さらに、従来、トルクリツプルを小さくする
ものとして、例えば特開昭54−23925号公報に見
られるように、リアクトルの磁気結合を利用した
ものが有るが、このものに比べても、一方の回路
に事故が生じた場合に他方の回路に影響を与える
ことによる回路の信頼性の低下、回路の高圧化に
ともなうリアクトルの構成的な複雑化および大型
化、加えて高圧回路で結合させるための複雑な主
回路配線などの不都合を一切除去することができ
る。また、リアクトルによる磁気結合は、漏れイ
ンダクタンスの存在などで完全に100%を得られ
ないため、電流の合成値を一定にするのが難しか
つたが、本願では、各整流器の直流電流の和の検
出信号が帰還されるα制御器により、直流電流の
和の一定にするようにしているので、安定した動
作が期待できる。特に、本願のものでは、断続制
御時、一方の整流器の直流電流の減少または増加
は回路特性に依存させて、これに対する他方の整
流器の直流電流の制御のみを行うようにしている
ので、制御の簡単化と安定化を図ることができ
る。これは、複数の整流器の制御を同時に制御す
ると電流増加と減少の特性の違いからエラーを生
じ易いことからも明らかである。
期電動機に3相巻線を複数組設け、それぞれの3
相巻線に少なくとも整流器とインバータの直列回
路を接続したもので、同期電動機の低速度領域の
断続制御期間のみ、前記直列回路の電流の検出信
号和で、交互に前記直列回路に流れるように制御
することにより、断続制御期間中の前記直列回路
の電流和がほぼ一定となり、断続制御期間中の同
期電動機の発生トルクリツプルを最少とすること
ができ、断続制御を行なわない高速度領域を含め
た全運転範囲で発生トルクリツプルを小さくでき
る。さらに、従来、トルクリツプルを小さくする
ものとして、例えば特開昭54−23925号公報に見
られるように、リアクトルの磁気結合を利用した
ものが有るが、このものに比べても、一方の回路
に事故が生じた場合に他方の回路に影響を与える
ことによる回路の信頼性の低下、回路の高圧化に
ともなうリアクトルの構成的な複雑化および大型
化、加えて高圧回路で結合させるための複雑な主
回路配線などの不都合を一切除去することができ
る。また、リアクトルによる磁気結合は、漏れイ
ンダクタンスの存在などで完全に100%を得られ
ないため、電流の合成値を一定にするのが難しか
つたが、本願では、各整流器の直流電流の和の検
出信号が帰還されるα制御器により、直流電流の
和の一定にするようにしているので、安定した動
作が期待できる。特に、本願のものでは、断続制
御時、一方の整流器の直流電流の減少または増加
は回路特性に依存させて、これに対する他方の整
流器の直流電流の制御のみを行うようにしている
ので、制御の簡単化と安定化を図ることができ
る。これは、複数の整流器の制御を同時に制御す
ると電流増加と減少の特性の違いからエラーを生
じ易いことからも明らかである。
第1図は従来の交流電動機の制御装置のブロツ
ク図、第2図は第1図の各部波形図、第3図は本
考案を適用する交流電動機の制御装置の主回路構
成図、第4図および第5図は従来の制御における
第3図の各部波形図、第6図は本考案の一実施例
を示すブロツク図である。 11,111,112……交流電力の入力端子、
12,121,122……整流器、13,131,
132……直流リアクトル、14,141,142
……インバータ、15,152……同期電動機、
151……位置検出器、161……速度基準、16
2……D/A変換器、163……速度制御器、16
4,1641,1642……電流検出器、165,16
51,1652……α制御器、166,1661……β制
御器、S1,S2……スイツチ。
ク図、第2図は第1図の各部波形図、第3図は本
考案を適用する交流電動機の制御装置の主回路構
成図、第4図および第5図は従来の制御における
第3図の各部波形図、第6図は本考案の一実施例
を示すブロツク図である。 11,111,112……交流電力の入力端子、
12,121,122……整流器、13,131,
132……直流リアクトル、14,141,142
……インバータ、15,152……同期電動機、
151……位置検出器、161……速度基準、16
2……D/A変換器、163……速度制御器、16
4,1641,1642……電流検出器、165,16
51,1652……α制御器、166,1661……β制
御器、S1,S2……スイツチ。
Claims (1)
- 交流電力を直流電力に変換する2台の整流器
と、これらの整流器に対応して設けられ直流を交
流に変換する2台のインバータと、これらのイン
バータより交流電力を供給される多相巻線を2組
有する同期電動機と、速度基準信号と前記同期電
動機の速度帰還信号とが印加され電流基準信号を
出力する速度制御器と、前記各整流器の直流電流
に応じた電流を検出する2組の電流検出器と、前
記速度制御器の出力信号を電流基準信号として与
えられ前記電流検出器の出力信号をそれぞれ電流
帰還信号として印加され、各別に前記整流器の直
流出力電流を制御する2台のα制御器と、前記同
期電動機の位置検出信号に応じて前記インバータ
に転流指令信号を与えるβ制御器とを備え、前記
α制御器はβ制御器からの転流指令信号に応じて
一方が位相しぼり動作するときは他方は位相しぼ
り解除動作し、他方が位相しぼり動作するときは
一方は位相しぼり解除動作を交互に行なう機能を
有し、前記同期電動機の低速では前記α制御器は
β制御器からの転流指令信号を受け前記整流器を
交互に制御する交流電動機の制御装置において、
前記低速域では前記両整流器の電流帰還信号を合
成して前記各α制御器へ電流帰還信号として供給
する手段を具備したことを特徴とする交流電動機
の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981111314U JPS5822097U (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | 交流電動機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981111314U JPS5822097U (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | 交流電動機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5822097U JPS5822097U (ja) | 1983-02-10 |
JPH0329992Y2 true JPH0329992Y2 (ja) | 1991-06-25 |
Family
ID=29905657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981111314U Granted JPS5822097U (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | 交流電動機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822097U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5946513A (ja) * | 1982-09-09 | 1984-03-15 | Hitachi Ltd | 垂直軸形液面計 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423925A (en) * | 1977-07-22 | 1979-02-22 | Mitsubishi Electric Corp | Current transforming power converter |
-
1981
- 1981-07-27 JP JP1981111314U patent/JPS5822097U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423925A (en) * | 1977-07-22 | 1979-02-22 | Mitsubishi Electric Corp | Current transforming power converter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5822097U (ja) | 1983-02-10 |
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