JPH0248916B2 - - Google Patents

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JPH0248916B2
JPH0248916B2 JP56195892A JP19589281A JPH0248916B2 JP H0248916 B2 JPH0248916 B2 JP H0248916B2 JP 56195892 A JP56195892 A JP 56195892A JP 19589281 A JP19589281 A JP 19589281A JP H0248916 B2 JPH0248916 B2 JP H0248916B2
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JP
Japan
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audio signal
zero
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signal
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JP56195892A
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Inventor
Kyoshi Obata
Kinji Kawamoto
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は音声信号の時間軸変換装置に関し、特
に、速度可変の音声信号記録再生装置(以下テー
プレコーダと略記する)により録音時とは異る速
度で再生された信号の周波数変化を補正して復元
するに際し、再生音声信号をその零クロス点を始
点とする基本周期単位で時間軸変換処理すること
により、不連続部分が無くかつ、ピツチ変化を生
じない良い音質の出力音声信号を得ることのでき
る時間軸変換装置を提供する事を目的とする。 一般にテープレコーダを用いて磁気テープに録
音された信号を再生聴取する場合、必要によつて
は録音したときの録音時間よりも短い時間で(ま
たは逆にゆつくりと)再生したい場合がある。こ
の場合、単にテープ速度を変えただけでは元の音
声信号のピツチも同時に変化するため、内容が全
く理解できない。このため、再生された信号の周
波数成分を記録されたときの正常な音声の周波数
成分に近似するように変換するいわゆる時間軸変
換が必要となる。 このような時間軸変換装置として、並列接続さ
れた2つのアナログシフトレジスタを用いて一方
のアナログシフトレジスタに入力音声信号をサン
プリング記録入力せしめるとともに他方のシフト
レジスタから記憶時と異るクロツク周波数で読み
出し、読出しが終ると上記一方のシフトレジスタ
の読出しを行ない、上記他方のシフトレジスタに
記憶入力するという動作をくり返し、記憶時と出
力時のクロツク周波数の比により時間軸変換する
装置は、例えば特開昭48−90508号公報,特開昭
49−17705号公報などにより公知である。 また、ランダムアクセスメモリを用いて、音声
信号を順次サンプリング記憶するとともに、記憶
時と異る読出しクロツクにより読出し、記憶時と
読出し時のクロツク周波数の比により時間軸変換
する装置は、例えば特開昭48−80018号公報など
により公知である。 ところが、このような従来の時間軸変換装置に
おいては、サンプリング処理区間が、その信号波
形には無関係に一定間隔であり、信号の位相の乱
れ(ピツチの変動)や,接続部の不連続により雑
音が生じるために、時間軸変換後の音声信号の音
質が良くないという欠点があつた。 本発明は上記欠点を除去するものであり、所望
の再生速度で再生された入力音声信号を所定のク
ロツク周波数でサンプリングし記憶装置に書込む
とともに、書込み時と異なる読出しクロツクによ
り読出すことにより時間軸変換された音声信号を
得るものである。そして、時間軸伸長において必
要となる反復部分が入力音声信号の零クロスを始
点とする基本周期単位になるように構成すること
により、雑音が無く、了解度の良好な音声出力を
得るものである。 以下本発明の一実施例を図面とともに説明す
る。 第1図に本発明による音声信号の時間軸変換装
置の動作原理を示す。 第1図において、Aは記録時の約0.7倍の速度
で再生した低速再生信号であり、Bは低速再生信
号波形Aの零クロスを始点とする1基本周期イお
よびロを圧縮処理しさらに、イの部分を反復処理
して接続した信号波形である。 このように、零クロス点を始点とする基本周期
単位で時間軸変換処理するので、変換後の音声信
号は、基本周期の乱れがなく、接続部での不連続
も発生しないので音質が良好である。さらに、時
間軸伸長時の反復部分は、近接した零クロスを始
点とする1基本周期となるよう構成しているので
音質が良好である。 第2図は本発明による音声信号の時間軸変換装
置の一実施例を示すブロツク図である。 本実施例は音声信号を波形圧縮するいわゆる時
間軸の伸長に用いるものであり、音声信号をサン
プリングして所定の速度で記憶装置に書き込み、
書込み速度よりも速い速度の読出速度で読出し、
書込速度と読出速度の比に対応した時間軸変換比
の音声信号を得るものである。 上記記憶装置はサイクリツクに書込みおよび読
出しが行なわれ、かつ読出速度が書込速度よりも
大きいので、書込位置が先行していても読出位置
が書込位置に追いつき、追い越すことになるが、
本実施例では、書き込みを連続的に行ない、読出
位置が入力音声信号の最新の始点を書込んだ位置
に達すると、1基本周期前から再び読出すよう構
成し、読出位置と書込位置が互いに越したり追い
越されたりしないよう構成している。 第2図において、1は音声信号入力端子であり
アナログ・デジタル変換手段(以下A・D変換器
と略記する)2および基本周期抽出手段3に接続
されている。A・D変換器2の出力信号は記憶装
置(以下RAMと略記する)4に供給されてい
る。RAM4は例えば512ワードの記憶容量の
ランダムアクセスメモリーを使用することがで
き、以下の説明では記憶容量を512ワードとす
る。RAM4の出力端子は出力制御手段5に接続
され、制御手段5の出力端子はデジタル・アナロ
グ変換手段(以下D―A変要器と略記する)6に
接続されD―A変換器6の出力端子は音声信号出
力端子7に接続されている。出力制御手段5はラ
ツチ回路8および9により構成されている。10
は零クロス検出手段であり、フリツプフロツプ回
路(以下FF回路と略記する)11,インバータ
12およびアンドゲート13により構成されてい
るFF回路11のD入力にはA・D変換器2のサ
インビツト出力が接続されている。14は書込ア
ドレスカウンタであり、15は読出アドレスカウ
ンタであり、それぞれRAM4の記憶容量に対応
して、511の次の計数値はφとなるよう構成し
ている。16はデータセレクタであり、書込アド
レスカウンタ14および読出アドレスカウンタ1
5の出力端子が入力に接続され、出力端子は
RAM4のアドレス入力端子に接続されている。 17および18はFF回路、19はアンドゲー
トであり、これらと基本周期抽出手段3および零
クロス検出手段10により始点検出手段20を構
成している。21は第1アドレスレジスタであ
り、書込アドレスカウンタ14の出力であるアド
レスデータWAが供給され、始点検出手段20の
始点検出信号STPにより上記アドレスデータを
一時記憶する。22は第2アドレスレジスタであ
り、第1アドレスレジスタ21の出力WA1が供
給され、上記始点検出信号STPによりアドレス
データWA1を一時記憶する。第1アドレスレジ
スタ21および第2アドレスレジスタ22のデー
タの記憶タイミングは上記始点検出信号STPに
より、まず第1アドレスレジスタ21のアドレス
データWA1が第2アドレスレジスタ22に記憶
され、次いで書込アドレスカウンタ14のアドレ
スデータWAが第1アドレスレジスタ21に記憶
される。23は一致検出手段であり、読出アドレ
スレジスタ15および第1アドレスレジスタ21
の出力RAとWA1とが供給され、それらの一致
を検出する。一致検出手段23のA=B出力すな
わち(WA1=RA)出力はFF回路24のCK入
力に供給されている。25はアンドゲートであ
り、その出力は読出アドレスカウンタ15のロー
ド端子に供給され、第1アドレスレジスタ21の
アドレスデータWA1を読出アドレスカウンタ1
5にロードする。26はクロツク発生回路であ
る。30〜38はそれぞれ、クロツク発生回路2
6から所定のクロツク信号CL2,2,3,
CL4,RDCLK1,1,2,
RDCLK3,およびRDCLK2が供給されている。 上記零クロス検出手段10は、入力音声信号に
所定方向の零クロスが存在すればその出力に零ク
ロス検出信号SZを発生する。この零クロス検出
信号SZはFF回路17のCLR入力に供給されてい
る。FF回路17のD入力には“H”信号が供給
され、CK入力には基本周期抽出手段3の出力SF
が供給されている。FF回路18のD入力にはFF
回路17のQ出力が供給され、CK入力にはクロ
ツク信号CL2が供給されている。アンドゲート
19の2つの入力にはそれぞれ、FF回路17の
Q出力およびFF回路18のQ出力が供給されて
いる。 FF回路17は基本周期抽出手段3よりの基本
周期信号SFによりセツトされ、Q出力が“H”
となる。FF回路18はFF回路17のQ出力が
“H”となつた後のクロツクCL2の立上りエツジ
でセツトされそのQ出力が“H”となる。また、
FF回路17はセツトされた後、最初に到来した
零クロス検出手段10よりの零クロス検出信号に
よりリセツトされ、そのQ出力は“L”となる。
FF回路18はD入力が“L”となつた後のクロ
ツクCL2の最初の立上りエツジで“L”がラツ
チされ、そのQ出力は“L”となる。FF回路1
7および18の出力およびQ出力のAND出力
が始点検出手段20の出力となつている。その結
果、始点検出手段20は、音声信号の基本周期抽
出信号SFが到来した後、最初に到来した零クロ
ス検出信号SZの発生時点で始点検出信号として
クロツク信号CL2の半周期の幅を持つた。単一
パルスSTPを発生する。 27〜28はナンドゲートであり、ナンドゲー
ト27の2入力にはそれぞれ、クロツク信号
3および4が供給されている。ナンドゲート
28の一方の入力にはナンドゲート27の出力が
供給され他方の入力にはクロツク信号CL2が供
給されている。ナンドゲート28の出力はアンド
ゲート29の一方の入力に供給され、アンドゲー
ト29の他方の入力にはクロツク信号RDCLK2
が供給されている。 なお、上記基本周期抽出手段3として、例えば
特願昭56−89075号に示した「音声信号の基本周
期抽出装置」を用いることができる。 第3図は第2図のクロツク発生回路26の一実
施態様を示すブロツク図である。 第3図において、100はクロツク発振回路で
その発振周波数は8.4MHzである。105〜10
9はそれぞれ所定の分周比を有する分周器であ
り、それぞれの入力にはクロツク発振回路100
の出力信号が共通的に供給される。110は切換
接点イ〜ニおよび共通接点ホを有する切換スイツ
チである。切換接点イ〜ニにはそれぞれ、分周器
105〜108の出力端が接続されている。11
1〜114はそれぞれ1/2分周器であり1/2
分周器111の入力には切換スイツチ110の共
通接点ホが接続されており、そのQ出力は分周器
112の入力に供給されている。切換スイツチ1
10の共通接点ホはクロツク出力端子115に接
続されるとともに、インバータ116を介してク
ロツク出力端子117に接続されている。1/2
分周期111のQ出力および出力はそれぞれク
ロツク出力端子118および119に接続され、
1/2分周器112のQ出力および出力はそれ
ぞれクロツク出力端子120および121に接続
されている。1/2分周器113には1/210分
周器109の出力が供給され、そのQ出力は1/
2分周器114に供給されるとともに、クロツク
出力端子122に供給される。1/2分周器11
3の出力はクロツク出力端子123に接続され
ている。1/210分周器109の出力はクロツク
出力端子126にも供給されている。1/2分周
器114のQおよび出力はクロツク出力端子1
24および125に接続されている。 クロツク出力端子115,117,118,1
19,120,121,126,122,12
3,124および125からそれぞれ、クロツク
信号CL4,4,CL3,3,CL2,2,
RDCLK3,RDCLK2,2,RDCLK1
および1が送出される。 上記構成により、出力端子124からは常時
10KHzのクロツク信号RDCLK1が送出される。
また、クロツク出力端子120からは、切換スイ
ツチ110の切換位置イ〜ニに対応して8.4KHz,
7KHz,6KHzおよび5KHzのクロツク信号CL2が
送出される。 なお、電源のON時および切換スイツチ110
の接点切換時に、分周器105〜109,111
〜114を初期状態にリセツトすることにより、
クロツク信号CL2と読出クロツク信号RDCLK
1は周期させることができる。 クロツク発生回路26は上記クロツク信号を第
2図の所定のクロツク供給端子30〜38に供給
しており、クロツク発生回路26の切換スイツチ
110を切換ることにより、上記音声信号の時間
軸変換装置は0.84,0.7,0.6および0.5の時間軸変
換比を有する音声信号の時間軸変換信号を発生す
ることができる。 次に上記構成の音声信号の時間軸変換装置の動
作を第4図のタイミング図とともに説明する。 音声信号入力端子1に供給された音声信号第4
図aはAD変換器2によりAD変換され、RAM4
に供給される。書込アドレスカウンタ14は、ク
ロツク信号2が供給されているので書込アド
レスWAが順次増大し、対応したRAM4のアド
レスWAに入力音声信号のAD変換信号ASが連続
的に書込まれる。 一方、第4図bに示すように始点検出手段20
により、入力音声信号の基本周期および零クロス
点に対応して始点が検出され、始点検出信号
STPが発生する。この始点検出信号STPは第1
アドレスレジスタ21に供給され、始点が書込ま
れたRAM4のアドレスを書込アドレスカウンタ
14から第1アドレスレジスタ21に一時記憶す
る。始点検出信号STPは、最新の始点に対応し
たアドレスを第1アドレスレジスタ21に記憶す
る直前に第1アドレスレジスタ21の記憶データ
WA1を第2アドレスレジスタ22に一時記憶す
るよう構成しているので、第1および第2アドレ
スレジスタ21および22の記憶しているデータ
WA1およびWA2は最新の始点およびその前の
始点が書込まれたRAM4のアドレスデータであ
る。 一方読出クロツクRDCLK1が読出アドレスカ
ウンタ15に供給されており、RAM4に書込ま
れた音声データは読出アドレスカウンタ15のア
ドレス指定に従つて順次読出される。この読出ア
ドレスRAと、最新の始点が書込まれたアドレス
WA1とは一致検出手段23により一致が監視さ
れており、一致した場合、一致信号がFF回路2
4およびアンドゲート25を介して読出アドレス
カウンタ15のロード端子に加わり第2アドレス
レジスタ22のアドレスデータWA2が読出アド
レスカウンタ15にロードされる。 時刻t1において、書込アドレスWAが第4図a
のの点の書込まれたアドレスAaであり、第1
アドレスレジスタ21および第2アドレスレジス
タ22がそれぞれ、始点及び点の書込まれた
アドレスA2およびA1であり、読出しアドレスRA
が点の書込まれたアドレスAbであつたとする。
そして、時間が経過して時刻t2において、書込ア
ドレスWAが音声信号の点の書込まれたアドレ
スAcになり、読出アドレスRAが第1アドレスレ
ジスタ21の記憶データA2に達すると、比較手
段23のRA=WA1出力により、読出アドレス
カウンタ15に第2アドレスレジスタ22の記憶
データWA2がセツトされる。すなわち読出アド
レスRAはA2からA1にもどされることになり、
RAM4に書込まれた音声信号のうち時刻t0から
t0′までの1基本周期のデータは再び読出される
ことになる。 さらに時間が経過して時刻t3になると始点検出
信号STP3が発生し、始点の書込まれたアド
レスA3が第1アドレスレジスタ21に記憶され、
始点の書き込まれたアドレスA2が第2アドレ
スレジスタ22に記憶される。 さらに時間が経過して時刻t4のとき、音声信号
の点を書込アドレスAdに対応したRAM4のア
ドレスに書き込み、読出しアドレスRAがA3(第
1アドレスレジスタ21の記憶データ)に達する
と、読出アドレスRAが、A2(第2アドレスレジ
スタ22の記憶データ)にもどされる。その結
果、RAM4に書込まれた音声信号のうち、時刻
t0′からt3までの1基本周期のデータは再び読出さ
れることになる。 このようにして、入力音声信号を所定の書込周
波数で記憶装置に書込むとともに、書込周波数と
異なる読出周波数で読出し、読出アドレスが最新
の始点を書込んだアドレスに達すると、その前の
始点にもどり、その区間すなわち零クロスを始点
とする1周期を反復読出す。 なお、第4図は時間軸変換比が0.5として説明
した。この場合、書込クロツク周波数は読出クロ
ツク周波数の1/2に設定される。 このように、時間軸伸長変換においては、書込
クロツク周波数は読出クロツク周波数よりも低く
設定されるので、書込アドレスWAの増加速度よ
り、読出アドレスRAの増加速度の方が大きく、
書込アドレスWAが先行していても、読出アドレ
スRAが追いつき、追い越すことになるが、読出
アドレスRAが入力音声信号の基本周期の最新の
始点を書込んだアドレスに達すると、1基本周期
前から再び読出すよう構成し、読出アドレスが書
込アドレスを追い越すことは起こらない。また書
込アドレスおよび読出アドレスの両方が順次増加
して、読出アドレスが最新の始点に達する少しで
も前に新たな始点が書込まれると、アドレスデー
タWA1およびWA2が書き替えられ、読出アド
レスと書込アドレスは順次増加するだけである。
例えば時間軸変換比が0.5の場合、1基本周期の
サンプリングデータが入力音声信号の1基本周期
の半分の時間で読出されるので結果的にすべての
サンプリングデータが基本周期単位で2回ずつ読
出される。また時間軸変換比が0.7の場合、1基
本周期のサンプリングデータが入力音声信号の1
基本周期の0.7倍の時間で読出されるので、結果
的に7基本周期中3基本周期を反復読出し、入力
音声信号の7基本周期分の時間を充たしている。
なお、反復読出される3基本周期は連続した信号
ではなく、例えば連続した上記7基本周期に1か
ら7までの番号をつけたとすると、1,2,3,
4,5,6,7,7の順番に読出されることにな
る。第3図に示したクロツク発生回路26の構成
において、切換スイツチ110の切換接点がイ〜
ニに設定されたときの時間軸変換比と書込クロツ
ク周波数の関係および反復周期の関係を第1表に
示す。
【表】 なお、上記時間軸変換比に対応した反復周期は
音声信号の基本周期がほぼ一定のときの結果であ
り、基本周期が変動すれば自動的に変化するもの
である。 第5図は始点検出手段20の一動作例を示すタ
イミング図である。 第5図において、aおよびbはクロツク供給端
子33および32に供給されるクロツク4お
よび3である。cはクロツク供給端子30に
供給されるクロツクCL2である。クロツク3
とクロツクCL2はクロツクCL4の分周出力であ
り同期している。A―D変換器2はクロツクCL
2により駆動されており、同図dで示すタイミン
グで音声信号のA―D変換出力ASが発生する。
同図eに示すようにA―D変換出力ASのサイン
ビツトが“H”から“L”に変化すると、すなわ
ち音声信号が負から正に変化すると、FF回路1
1は第5図fに示すようにCL2の立上りに同期
して変化する。アンドゲート13の出力は同図g
に示ようにクロツクCL2の立下りにほぼ同期し
た単一パルスとなり、これが零クロス検出信号
SZとなる。 零クロス検出手段10は音声信号が負から正に
移行する零クロス時点、すなわち微係数が正の極
性を有する零クロス時に検出信号SZを発生する
よう構成したが、正から負に移行する零クロス点
すなわち負の微係数を有する零クロス点を検出す
るように構成することもできる。 このように零クロス検出手段10は同一極性の
微係数を有する零クロス点だけを検出する。この
零クロス点を始点または終点とする基本周期単位
で時間軸変換処理した音声信号は接続点の微係数
が連続的であり、雑音の発生が極めて少ない。 第5図hはFF回路17のQ出力を示している。
FF回路17はすでに基本周期信号SFによりセツ
トされており、上記零クロス検出信号SZの立上
りに同期してリセツトされ、そのQ出力は“L”
となる。この“L”出力がクロツク信号CL2の
立上りエツジでFF回路18にラツチされFF回路
18のQ出力は同図iに示すようにクロツクCL
2の立上りエツジに同期して“L”となる。従つ
て、アンドゲート19は、同図jに示すように、
零クロス信号SZの発生したクロツク信号CL2の
“L”の期間だけ“H”信号を発生する。この信
号すなわち始点検出信号STPは音声信号の負か
ら正に移行する零クロス点で発生し、第1アドレ
スレジスタ21に供給される。その結果、第1ア
ドレスレジスタ21は、音声信号の負から正に移
行する零クロス点の正側のデータが書込まれた
RAM4のアドレスWAを基本周期の始点として
一時記憶する。 第6図は読出アドレスカウンタ15に第2アド
レスレジスタ22のアドレスデータWA2がロー
ドされるタイミングを示すタイミング図である。 第6図において、a,bおよびcはクロツク供
給端子37,36および34に供給されるクロツ
ク信号RDCLK3,2およびRDCLK1
を示している。dは第2アドレスレジスタ22の
アドレスデータWA2がロードされる以前の読出
アドレスカウンタ15のアドレスデータRAを示
している。eは上記アドレスデータWA2がロー
ドされた後の読出アドレスカウンタ15のアドレ
スデータRAを示している。fはFF回路24のQ
出力、gはアンドゲート25の出力波形を示して
いる。 第6図において、読出アドレスカウンタ15は
cに示すクロツク信号RDCLK1が供給され、d
に示すようにそのアドレスデータRAが順次増大
する。そして時間t1においてそのアドレスRAが
第1アドレスレジスタ21に記憶しているアドレ
スデータWA1に等しくなつたとする。すると比
較手段23のA=B出力が“H”となり同図fに
示すようにFF回路24のQ出力が“H”となる。
FF回路24のCLR入力にはクロツク信号
RDCLK1が供給されておりRDCLK1の立下り
エツジに同期して時間t2より“L”となる。アン
ドゲート25の出力は同図gに示すようなタイミ
ングで単一パルスPLを発生する。この信号PLは、
読出アドレスカウンタ15に供給されており、第
2アドレスレジスタ22に記憶しているアドレス
データWA2を読出アドレスカウンタ15にロー
ドする。その結果同図eに示すようにアドレスが
WA2から順次増大する。 すなわち、読出アドレスRAは順次増大して、
基本周期の最新の始点の書込まれたRAM4のア
ドレスWA1に達すると、前の始点の書込まれた
アドレスWA2にもどされる。その結果、読出ア
ドレスRAは……RA-2,RA-1,WA2,WA2+1
…と変化する。読出アドレスRA-1は負から正に
移行する零クロス点の負側のデータに対応したア
ドレスであり、WA1は正側のデータに対応した
アドレスであるので、RAM4の出力はなめらか
に接がり、不自然な雑音は発生しない。 第7図は、第2図に示した時間軸変換装置の
RAM4および出力制御手段5の一動作例を示す
タイミング図である。RAM4は互いに異つた周
波数のクロツク信号でデータの書込みおよび読出
しを行なつており、RAM4の出力端には書込み
データおよび種々の持続時間の読出データが発生
するので、出力制御手段5により、一定の持続時
間を有する読出データを得ている。 なお、第7図は、書込および読出クロツクの周
波数がそれぞれ、7KHzおよび10KHzの場合の動
作を示しているが、第3図に示した他の書込クロ
ツク周波数についても同様に機能することはいう
までもない。 第7図においてaはアンドゲート29の一方の
入力に供給されるクロツク信号RDCLK2であ
る。bおよびcはクロツク供給端子34および3
0に供給されるクロツク信号RDCLK1および
CL2である。ナンドゲート27の2つの入力端
子には第5図で示したクロツク4および3
が供給されておりナンドゲート28の2つの入力
端子にはナンドゲート27の出力およびクロツク
CL2が供給されているので、ナンドゲート28
の出力には、同図dに示すように、立上りがクロ
ツクCL2の立下りに同期し、“H”期間が“L”
期間よりも長いクロツク信号が発生する。このク
ロツク信号R/WはRAM4のR/W端子および
データセレクタ16のセレクト端子Sに供給され
ている。データセレクタ16はセレクト端子Sが
“H”のとき読出アドレスRAを、“L”のとき書
込アドレスWAをRAM4に供給する。RAM4は
上記クロツク信号が“H”のとき読出し“L”の
とき書込み動作を行なう。上記R/W信号はアン
ドゲート29の他方の入力にも供給されている。
そしてアンドゲート29の出力はラツチ回路8に
制御信号として供給されている。eはRAM4の
入力端子に供給されるAD変換器2のAD変換出
力ASであり、クロツク信号CL2に同期してデー
タW1,W2……がセツトアツプされる。 第7図fは書込アドレスWAであり、やはりク
ロツク信号CL2に同期してそのアドレスWA1,
WA2……がセツトアツプされる。同図gは読出
アドレスRAでありクロツク信号RDCLK1に同
期してそのアドレスRA1,RA2……がセツト
アツプされる。hはRAM4の出力端子に表われ
るデータであり、R/W端子に供給されるR/W
信号が“H”のとき上記読出アドレスRA1,
RA2……に対応したデータR1,R2……が発
生しており、R/W信号が“L”のとき、上記A
―D変換出力データW1,W2……が発生してい
る。hに示すように、RAM4の出力端子には書
込データおよび読出データが混在して発生するの
で、出力制御手段5において、必要なデータのみ
を取り出すように構成している。まずRAM4の
出力端のデータをアンドゲート29の出力すなわ
ちR/W信号とクロツク信号RDCLK2のアンド
出力の立上りエツジでラツチするラツチ回路8に
供給して同図iに示すデータを得る。これで必要
な書込データは除去されたが、個々の読出データ
の持続時間が一定でない。このデータを読出しク
ロツクRDCLK1の立上りエツジでラツチするラ
ツチ回路9に供給して、同図jに示すデータを得
る。この持続時間の一定なデータをD―A変換器
6に供給して時間軸伸長された音声信号を得る。 なお、第7図は読出クロツク周波数が10KHz、
書込クロツク周波数が7KHzの場合の動作例であ
るが、前記の他の書込クロツク周波数についても
同様に機能することはいうまでもない。 このようにして、RAM4は書込アドレスカウ
ンタ14の内容に対応した書込アドレスにAD変
換出力を書込むとともに、読出アドレスカウンタ
15の内容に対応した読出アドレスのデータを読
出し、書込みおよび読出しを異なつた速度で実行
する。 以上のように本発明による音声信号の時間軸変
換装置は入力音声信号を順次連続的に書込むとと
もに、入力音声信号の最新および1周期前の始点
が書込まれた記憶装置のアドレスを一時記憶し、
読出アドレスが最新の始点に対応したアドレスに
達すると、読出アドレスを1周期前の始点に対応
したアドレスにもどして、零クロスを始点とする
基本周期単位で選択的に反復読出す事ができる。 第4図aに示した音声信号には、微係数の正ま
たは負の零クロス点が1基本周期中に各1ヶずつ
存在するが、このような零クロス点が1基本周期
中に複数個存在する音声信号は珍しくない。第8
図aに示す音声信号には正および負の微係数を有
する零クロス点が前半は各2ヶずつ、後半は各1
ヶずつ存在する。音声信号aに対応して基本周期
抽出手段3がbに示す基本周期信号SFを発生し
たとする。このような場合、基本周期信号SFの
発生に続いて到来する零クロス点を始点とする
と、例えば周期T4の区間では○トが始点、周期T5
の区間では○リが始点となり、零クロス点○トから○リ
までを1基本周期として反復読出すことになり、
基本周期のピツチが乱れ、聞きづらいものとな
る。 本発明の始点検出手段は第8図に示した音声信
号に対して、周期T1の区間では○ロを始点とし、
周期T2の区間では○ニを始点とすることができる。
すなわち、各基本周期中の零クロス点の特性最大
値を有する零クロス点を始点とする始点検出手段
を用いている。以下にその構成を説明する。 第9図は第2図に示した始点検出手段20の他
の実施態様を示すブロツク図である。 本実施例の始点検出手段は、入力音声信号の零
クロス点の傾斜を求め、各基本周期内でより大き
い傾斜を有する零クロス点が発生するたびに、検
出信号PLBを発生するようにしたものである。 第9図において53および54は遅延回路お
よびであり、それぞれ例えばN段のシフトレジ
スタにより構成される。これらは、それぞれAD
変換器2および遅延回路の出力をクロツク信号
CL2のN個分の時間だけ遅延させる。遅延回路
53の出力DASは零クロス検出手段10およ
びRAM4にも供給されており、遅延回路53
および54は零クロス点の前後の音声レベルを
計測するために設けたものである。上記Nを例え
ば4とすると、クロツク信号CL2の周波数が
8.4KHz,7KHz,6KHzおよび5KHzのとき、それ
ぞれ、零クロス点の0.476msec,0.571msec,
0.667msecおよび0.8msec前および後の音声レベ
ルを計測することができる。58はFF回路であ
り、D入力は“H”信号(+V)が供給され、
CK入力には零クロス検出手段10の出力SZが供
給されCLR入力にはクロツク信号CL2が供給さ
れている。61および62はそれぞれ3入力のア
ンドゲートであり、それらの1つの入力は共通的
に接続され、FF回路58のQ出力が供給される。
アンドゲート61の他の2入力には、クロツク信
号CL3および4が供給され、アンドゲート6
2の他の2入力には、クロツク信号3および
CL4が供給される。 66は比較回路であり、遅延回路54の出力
がA入力に、遅延回路53の出力がB入力に供
給され、B入力>A入力の時その出力が“H”と
なる。67はデータセレクタであり、遅延回路5
4およびAD変換器2の出力がそれぞれAおよび
B入力に供給され、S入力が“L”のときA入力
に、S入力が“H”のときB入力に供給された信
号を出力する。68はラツチ回路でありデータセ
レクタ67の出力をアンドゲート62の出力によ
りラツチする。69はラツチ回路でありラツチ回
路68の出力をアンドゲート70の出力によりラ
ツチする。ラツチ回路69のクリア端子には基本
周期信号SFが供給されている。71は比較回路
であり、A入力およびB入力にはそれぞれ、ラツ
チ回路69および68の出力が供給され、B入力
>A入力のとき、その出力が“H”となる。比較
回路71の出力はアンドゲート70の一方の入力
に供給されている。アンドゲート61の出力はア
ンドゲート70の他方の入力に供給されている。
72はアンドレジスタであり、アンドゲート70
の出力信号PLBにより書込アドレスカウンタ14
の出力WAをラツチする。アドレスレジスタ72
の出力は第1アドレスレジスタ21に供給され、
基本周期信号SFにより第1アドレスレジスタ2
1にラツチされる。 次に上記構成による始点検出手段52の動作を
第10図および第11図を参照しながら説明す
る。 第10図aに示す入力音声信号に対し、基本周
期信号SFおよび零クロス検出信号SZは同図bお
よびcに示すタイミングで発生する。この信号
SZ(第11図e)によりFF回路58のQ出力が
第11図fに示すように“H”となる。そしてア
ンドゲート62および61の出力には第11図g
およびhに示すタイミングでクロツク信号CL4
の幅を持つた単一パルスがそれぞれ発生する。 上記零クロス検出信号SZは遅延回路53の
出力信号をもとにして零クロス検出手段10によ
り検出されているから、第11図eに示す零クロ
ス検出信号SZが発生したとき、比較回路66お
よびデータセレフタ67のA入力に供給されてい
る。信号は第11図dに示すAD変換出力のW-4
であり、B入力に供給されている信号はW4であ
る。すなわち零クロス点から前後に所定時間離れ
たところの音声データが比較回路66供給されて
いる。符号ビツトは比較回路66に入力されない
のでそのレベルすなわち絶対値が比較回路66に
より比較され、大きい方がデータセレクタ67の
出力に現れている。そのデータが第11図gに示
すタイミングですなわち零クロス検出信号SZが
発生するたびにラツチ回路68にラツチされる。
ラツチ回路68にラツチされた音声レベルデータ
は比較回路71によりラツチ回路69にラツチさ
れている音声レベルデータとレベル比較される。
そしてラツチ回路69にラツチされているところ
の以前の零クロス点に対応した音声レベルよりも
新しく到来した零クロス点に対応した音声レベル
の方が大きい時にのみ比較回路71の出力が
“H”となり、第11図hに示すタイミングでア
ンドゲート61の出力に発生する単一パルスと協
働してアンドゲート70の出力PLBを“H”とし、
ラツチ回路68の音声レベルデータをラツチ回路
69にラツチする。なお、ラツチ回路69は基本
周期信号SFによりクリアされるよう構成してあ
るので、基本周期信号SFの発生に続いて最切に
到来する零クロス点に対応した音声レベルデータ
は必ずラツチ回路69にラツチされる。このラツ
チ信号PLBはアドレスレジスタ72にも供給され
ており、その時点の書込アドレスカウンタ14の
アドレスデータWAをアドレスレジスタ72に一
時記憶する。第1アドレスレジスタ21は基本周
期信号SFにより上記アドレスレジスタ72の出
力データをラツチするよう構成している。 すなわち、上記構成により、始点検出手段52
は、零クロス点が発生すると、その所定時間前お
よび後のレベルを比較し、大きい方を同一周期内
でより以前に発生した零クロス点に対応した上記
レベルと比較し、新しい零クロス点に対応した上
記レベルが大きい時出力信号PLBを発生するとと
もに、上記レベルを記憶する。この信号PLBは書
込アドレスカウンタ14の出力データRA、すな
わち上記零クロス点の書込まれたアドレスをアド
レスレジスタ72に一時記憶する。従つて基本周
期信号SFが到来する直前には、アドレスレジス
タ72にはその基本周期中に存在した零クロス点
のうち零クロス点前後の音声レベルの最大値を有
する零クロス点が書込まれたRAM4のアドレス
が記憶されたことになる。 第9図の構成の動作をあらためて、第10図の
タイミング図に対応して説明する。 時刻t0で基本周期信号SF1が発生し、時刻t1
最初の零クロス信号SZ1が到来している。この
ときラツチ69はクリアされOデータが記憶され
ている。始点検出手段52はSZ1の前後のうち
大きい方の音声レベルデータすなわちSZ1にお
ける傾斜データをラツチ回路69にラツチすると
ともに、書込アドレスカウンタ14の出力データ
RAをアドレスレジスタ72に記憶する。次いで
時刻t2で零クロス信号SZ2が発生しており、これ
に対応した傾斜データはSZ1に対応したそれよ
り大きいので、この零クロス信号SZ2における
傾斜データがラツチ回路69にラツチされ、書込
アドレスカウンタ14の出力データRAがアドレ
スレジスタ72に記憶される。さらに時刻t3で零
クロス信号SZ3が発生している。がこれに対応
した傾斜データはSZ2に対応したそれより小さ
いので、ラツチ信号PLBは発生しない。そして基
本周期信号SF2の発生する時刻t4時点で、アド
レスレジスタ72は時間t1〜t4までの1周期中の
零クロスSZ1〜SZ3のうちの最大の傾斜データ
に対応した零クロス点SZ2が発生した時点の
RAM4のアドレスWAを記憶していることにな
る。このアドレスデータWA1を入力音声信号の
基本周期の始点として第1アドレスレジスタ21
に一時記憶する。このアドレスデータWA1は第
2図に示したように、第2アドレスレジスタ22
および一致検出手段23に供給される。 このようにして、各基本周期内の最大傾斜を有
する零クロス点が基本周期の始点として検出され
る。第10図において、零クロス検出信号SZ2,
SZ5,SZ8およびSZ11に対応した零クロス点
が各基本周期の始点として検出される。 なお、第9図の実施例では始点検出手段52は
零クロス点の所定時間前および後のレベルの大き
い方をその零クロス点の傾斜として保持し、他の
零クロス点の傾斜と比較し、より大きい傾斜を有
する零クロス点の発生ごとに検出信号PLBを発生
するよう構成したが、上記レベルの和またはどち
らか一方を零クロス点の特性値とすることも可能
であり、さらに、零クロス点の微分値、あるいは
零クロス点付近の積分値を用いることもできる。 以上詳述したように、本発明によれば、入力音
声信号を所定の書込周波数で記憶装置に書込み書
込周波数と異なる読出周波数で記憶装置からデー
タを読出し、書込周波数と読出周波数の比に対応
して音声信号の時間軸を変換する手段を備え、入
力音声信号を順次連続的に記憶装置に書込み、零
クロス点を始点とする基本周期単位で選択的に反
復読出をすることにより、出力信号に空白時間や
不連続の発生しない音声信号の時間軸変換装置を
提供することができる。 さらに、上記読出しに関し、入力音声信号の最
新およびその1基本周期前の始点の書込まれた位
置を記憶しておき、読出アドレスが最新の始点の
書き込まれたアドレスに達すると、その1基本周
期前の始点に読出アドレスをもどし、基本周期単
位で反復読出すよう構成している。従つて読出ア
ドレスが書込アドレスを追い越すことは起こらな
い。しかも、反復読出周期数は時間軸変換比およ
び基本周期の変動に自動的に追随して変化する。
上記反復周期はその前に読出した音声信号と近接
しており時間軸変換後の音声信号の音質劣化は極
めて少ない。 さらに、本発明による時間軸変換装置は音声信
号の零クロス点の特性、例えば傾斜データを求
め、各基本周期中に存在する零クロス点のうち、
零クロス特性の最大値に対応する零クロス点を各
基本周期の始点とする基本周期単位で時間軸変換
するので、時間軸変換後の音声信号の基本周期に
乱れが無く、音質が良好である。 さらに、本発明によれば、同一極性の微係数を
有する零クロス点を始点とする基本周期単位で選
択的に読み出すので、接続点における雑音の発生
が極めて少ない時間軸変換信号を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動作原理を表す波形図、第2
図は本発明による音声信号の時間軸変換装置の一
実施例を示すブロツク図、第3図は本装置に用い
るクロツク発生回路の一実施例を示すブロツク
図、第4図,第5図,第6図および第7図は本装
置の動作例を示すタイミング図、第8図は音声信
号波の1例およびそれに対する基本周期抽出信号
波形を示す図、第9図は本発明による時間軸変換
装置の始点検出手段の一実施態様を示すブロツク
図、第10図および第11図はその動作を示すタ
イミング図である。 2……A―D変換器、3……基本周期抽出手
段、4……記憶装置、5……出力制御手段、6…
…D―A変換器、10……零クロス検出手段、1
4……書込アドレスカウンタ、15……読出アド
レスカウンタ、16……データセレクタ、20,
52……始点検出手段、21,22……第1およ
び第2アドレスレジスタ、23……一致検出手
段、26……クロツク発生回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力音声信号を所定の書込周波数で記憶装置
    に書込み、前記書込周波数より周波数が大なる読
    出周波数で記憶装置からデータを読出し、書込周
    波数と読出周波数の比に対応して音声信号の時間
    軸を伸張する時間軸変換手段を備え、入力音声信
    号の基本周期の始点を検出する始点検出手段と、
    入力音声信号を順次連続的に記憶装置に書込む書
    込み手段と、入力音声信号の始点が書込まれた記
    憶装置のアドレスを一時記憶する一時記憶装置を
    含み、読出し位置が入力音声信号の最新の始点に
    達したとき、その前の始点に読出し位置をもどす
    よう構成した読出し手段とを具備し、出力信号に
    空白時間および不連続点が発生しないよう、基本
    周期単位で選択的に反復して読出すことを特徴と
    する音声信号の時間軸変換装置。 2 始点検出手段は、入力音声信号の基本周期を
    抽出する基本周期抽出手段と、入力音声信号の零
    クロスを検出する零クロス検出手段と、零クロス
    点を所定特性に関して計測し、他の零クロス点の
    上記特性と比較する零クロス特性検出手段とを具
    備し、基本周期内の上記所定特性の最大値に対応
    した零クロスを基本周期の始点とすることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の音声信号の時
    間軸変換装置。 3 零クロス検出手段は、同一極性の微係数を有
    する零クロス点を検出することを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の音声信号の時間軸変換装
    置。 4 零クロス特性検出手段は、遅延回路,一時記
    憶回路および比較回路を具備し、零クロス点の所
    定時間前および後の音声信号レベルの和、または
    大きい方、またはその一方をその零クロス特性と
    して保持し、先に到来した零クロス点の零クロス
    特性と比較して、後の零クロス点の零クロス特性
    が大きい特性値を保持するとともに、検出信号を
    発生するよう構成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の音声信号の時間軸変換装置。
JP56195892A 1981-12-04 1981-12-04 音声信号の時間軸変換装置 Granted JPS5897097A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0640275B2 (ja) * 1983-02-25 1994-05-25 パイオニア株式会社 音程可変装置
JPS6035795A (ja) * 1983-08-05 1985-02-23 赤井電機株式会社 信号のピツチ変換器
JPS60247699A (ja) * 1984-05-23 1985-12-07 角元 純一 音響信号周波数変換制御方式

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