JPH02486A - 遊離n−アセチルノイラミン酸を認識するモノクローナル抗体 - Google Patents

遊離n−アセチルノイラミン酸を認識するモノクローナル抗体

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JPH02486A
JPH02486A JP63026848A JP2684888A JPH02486A JP H02486 A JPH02486 A JP H02486A JP 63026848 A JP63026848 A JP 63026848A JP 2684888 A JP2684888 A JP 2684888A JP H02486 A JPH02486 A JP H02486A
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acetylneuraminic acid
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cell
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淳 川村
Isao Suda
須田 功
Kinji Takada
高田 欣二
Masayoshi Ito
伊藤 正善
Yoshiyasu Shidori
志鳥 善保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なハイブリドーマ、その製造法およびそ
れによって産生されるN−アセチルノイラミン酸に対し
て特異性を有するモノクローナル抗体に関する。
〔従来の技術〕
関連技術の説明 1975年にケーラーほか(K6’hlor and!
、l1llstein )は均一な特異性及び性質を有
する抗体のはザ無限量の生成を可能にする雑種細胞(ハ
イブリドーマ)を用いる単クローン性抗体を製造する方
法を導入した。それより前に動物を腫瘍細胞または他の
抗原で免疫処置することにより生成された普通の抗血清
が特異性および性質の異なる種々の抗体を含むことがS
忍められていた。ケーラーほかの(K6’hlor−!
、l1llstein )方法は免疫処置動物の脾臓細
胞とイモータル骨髄腫細胞系との融合を必要とする。ハ
イブリドーマとして知られる融合細胞から目的とする特
異性有する抗体を生ずるクローンを選ばれる。各クロー
ンはその1抗体のみを生成し続ける。ハイブリドーマ細
胞は無限に培養でき、または液体窒素中に凍結して貯蔵
することができ、その個々の抗体の安定供給が保証され
る。
抗体は、抗原として知られる他の分子との結合およびそ
れを認識する能力を有するタンパク質である。単クロー
ン性抗体は他の抗体と異ならないが、しかしそれらはそ
の性質が非常に均一であり、ただ1種の抗原または抗原
決定基を認識する。腫瘍細胞と免疫動物由来の抗体産生
細胞との融合に起因するハイブリドーマクローンがすべ
て目的の抗原に対して特異性であるわけではない。さら
に異なるハイブリドーマクローンにより生成された抗体
が同一分子の異なる抗原決定基と反応できるので、主題
抗原に対する抗体でもクローン毎に異なる。従って、個
々の単クローン性抗体が抗原分子のどの特定部分を認識
できるかを予め予測することができない。単クローン性
抗体およびハイブリドーマを生成させる多くの技術は、
参照により加入される最近の図書「単クローン性ハイブ
リドーマ抗体:技術および適用(ゝJonoclona
l Hybri−doma Antibodies: 
  Techniques and Appl+cat
ions) j  (バレル(John  G、Hur
rell  ) q5.1983]により証明されるよ
うに今日普通である。
N−アセチルノイラミン酸は複合糖質の糖鎖末端に存在
し、種々の重要な生物学的機能を担っている事が知られ
ている。近年、悪性腫瘍や急性炎症性疾患などにおいて
血中あるいは尿中の遊離N−アセチルノイラミン酸量が
増加する事が報告されており、その意義が注目されてい
る。
したがって、上記遊離型N−アセチルノイラミン酸に対
して特異性を有するモノクローナル抗体の作成は、その
すぐれた抗原特異性と高い検出感度を特徴とすることか
ら、癌マーカーとして癌患者の血清診断などに応用でき
、早期診断、早期治療等の目的から期待されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような背景からN−アセチルノイラミン酸の高感
度検出・定量法が望まれていたが、従来確立されている
方法ではいずれもその特異性、簡便性などの点で難があ
っグこ。
一方、天然型複合糖質糖鎖末端に存在するN−アセチル
ノイラミン酸は全てα配位を有し、その一方遊離型N−
アセチルノイラミン酸はβ配位である。これら複合糖質
に対するモノクローナル抗体のうち、N−アセチルノイ
ラミン酸を含む部位をエピトープとするものも多く得ら
れているが、上記理由からこれらはいずれも遊離N−ア
セチルノイラミン酸をME m結合する能力を持たない
。さらにN−アセチルノイラミン酸は低分子ハブテンで
あるため、そのまま抗原として免疫してもその抗原性の
低さからモノクローナル抗体の取得は困難と考えられる
したがって、本発明の目的は、悪性腫瘍や急性炎症性疾
患などにおいて血中あるいは尿中の遊離型N−アセチル
ノイラミン酸のある特定のエピトープ(抗原決定基)に
対して、免疫特異性を有する゛モノクローナル抗体を産
生ずるハイブリドーマ、その製造法およびそのハイブリ
ドーマから産生されるモノクローナル抗体に関する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記問題点に鑑み、β配位のシアル酸化
合物を化学合成し、これを免疫原としてモノクローナル
抗体を作成し、当該モノクローナル抗体が高い特異性を
有するエピトープ(抗原決定基)を同定し、本発明を完
成した。
すなわち、本発明は、エピトープ(抗原決定基)として
β配位を有するN−アセチルノイラミン酸る。
本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明のハイブリドーマは、ケーラー等の方法、すなわ
ち、抗原を動物に免疫して得られるB細胞(リンパ球)
と骨髄腫細胞とを細胞融合させることにより調製される
。ここで、本発明に使用される「抗原」としては、β配
位を有するN−アセチルノイラミン酸誘導体である。
以下、それらの化合物の具体例を挙げる。
また、本発明は、(A)β配位を有するN−アセチルノ
イラミン酸誘導体を抗原として動物に免疫して得られた
B細胞(リンパ球)と (B)  骨髄腫細胞とを細胞融合することを特徴とす
るハイブリドーマの製造法に関する。
さらに、本発明はエピトープ(抗原決定基)としてβ配
位を有するN−アセチルノイラミン酸に対して特異性を
有するモノクローナル抗体に関す(B) l′IU (C) λHCOCzJ47 次に本発明のモ、“クローナル抗体に抗原特異性を示さ
ないα配位を有するN−アセチルノイラミ酸誘導体の具
体例を以下に示す。
(J) Hυ U■ 本発明のハイブリドーマから産生されるモノクローナル
抗体は上記したβ配位のシアル酸をエピトープ(抗原決
定基)として認識し、特異的に反応する。したがって、
本発明の71イブリドーマから産生されるモノクローナ
ル抗体はβ配位を有するN−アセチルノイラミン酸およ
びその誘導体であればいずれのものでも高い特異性を有
する。
まず、上記した抗原をマウスの筋肉、皮下、腹腔内に免
疫する。この免疫の際、アジュバント、すなわち免疫増
強剤としては、不完全アジュバントまたは完全アジュバ
ントのいずれも使用でき、例えば、油、乳化剤、結核死
菌、サルモネラ死菌およびこれらの混合物、好ましくは
サルモネラ・ミネソタ死菌が使用できる。
次に、上記で得られたB細胞とミエローマ細胞とを細胞
融合する。
ここで、融合剤としては、ポリエチレングリコール、H
VJ等が使用でき、好ましくはポリエチレングリコール
4000である。
また、培養液としては、ハイブリドーマ細胞とミエロー
マ細胞とを選択するためHAT培地を使用するのが好ま
しい。さらに、得られたハイブリドーマヲクローニンク
法、例えばメチルセルロース法、軟アガロース法、また
は限界希釈法を用いて単一クローンを分離する。
かくして得られたモノクローナル抗体産生ハイブリドー
マについて、常法にて抗体価をチエツクし、抗体価の大
きいハイブリドーマを選択して保存する。
(発明の効果) 本発明のハイブリドーマから産生されるモノクローナル
抗体は、競合RrAなどの方法によりヒトまたは動物血
中・尿中N−アセチルノイラミン酸の検出・定量に使用
できる。
従っである種の癌や急性炎症性疾患などの診断・予後観
察など臨床的応用が可能である。さらに、これらの疾患
の他糖脂質関連疾患類におけるN−アセチルノイラミン
酸の関与、また生体内で重要な機能を果たすN−アセチ
ルノイラミン酸や、シアリダーゼ、シアリルトランスフ
ェラーゼの基礎研究にも利用できる。他に、このように
して製造したモノクローナル抗体をアフィニティクロマ
トグラフィーに用いてN−アセチルノイラミン酸の精製
に利用する事も可能である。
実施例 (A>免疫原の調製 (1)化合物(A)の合成法 3−0− Cメチル(5−アセタシド−4,7゜8.9
−テトラ−0−アセチル−3,5−ジデオキシ−β−D
−グリセローD−ガラクトー2−ノニュロピラノシル)
オネート]−1.2−ジー0−テトラデシル−3n−グ
リセロールをメタノールに溶解後、室温下IN−水酸化
ナトリウムで加水分解した。得られた反応生成物をアン
バーライトにて中和後、逆相カラムクロマトグラフィー
により精製を行い化合物(A)を得て免疫原とした。(
特開昭第59−164798号) (2)実験動物 5匹のメスの6退会Balb/Cマウスを空調室にて7
日間飼育したものを実験に使用した。
(3)抗原溶液の調製 化合物(A)1mgとアジュバントとして酢酸処理した
サルモネラ・ミネソタ(Salmonellamine
sota) R5954mgとをリン酸援衡生理食塩水
(PBS (−))1 mlにて混合して抗原溶液とし
た。
(4)培 地 培地:ニッスイRPM [1640を使用した。
使用時にペニシリンGカリウム100LI/mJ、スト
レプトマイシン硫酸塩1mg力価/ ml、ピルビン酸
ナトリウム1mM、牛胎児血清(FBS)を10%とす
る様添加した。
HAT培地:チミジン0.0388 gとヒポキサンチ
ン0.1361 gとを蒸留水100m1に加熱融解し
、100倍濃度の保存溶液とし一20℃で保存した。同
様に0.(10)76gのアミノプテリンを蒸留水10
0mj!に少量のIN水酸化ナトリウム水溶液を加えて
溶かし、これをRP !、+ 11640培地にて10
倍に希釈し、100@濃度の保存液として一20℃で遮
光して保存した。
使用時には、1096 F8SRP!J[l 640培
地にそれぞれ1/10(10)ずつ加え、HAT培地と
した。
また、HT培地としては、チミジンおよびピポキサンチ
ン保存液のみを1/100ffi加え使用した。
(5)親細胞 細胞融合を行う際の親細胞としては、Balb/cマウ
ス由来のミエローマ細n包であるX63−Ag 8−6
.5.3細胞を使用した。この細胞を10%FBS添加
RPMI  1640培地により継代を行い、培地にC
−チオグアニンを3μg7mlの濃度となる様に加える
事により突然変異体の出現を阻止した。
(B)ハイブリドーマの製造 (1)免疫法 メスの6退会Balb/cマウスを、免疫原として化合
物(A)Imgとアジュバントとしてサル、モネラ・ミ
ネソタ4mgとをリン酸11 新生理食塩水(Pus(
−) 、Ca SMgを除いた)1mlにて混合し、適
宜希釈したのち、前記マウスの腹腔内に初日5μg、1
2日目10μg116日目10μg、26日目15μg
135日目15μgの免疫スケジュールで免疫した。3
回目の免疫後、肺細胞リンパ球をマウスから取り出し、
次に単一細胞の懸濁液をつくった。
(2)細胞融合法 上記で得られた肺細胞リンパ球と前記親細胞のマウスミ
エローマ細胞との細胞融合をケーラーおよびミルシュタ
イ゛ン(Kδ旧erおよびλ1ilstein)の方法
に従って実施した。すなわち、最終免疫してから3日後
に10’個の肺細胞リンパ球を、培地中で5096のポ
リエチレングリコール(PEG4000)(7)存在下
で、10’個(7)骨髄腫細胞と融合した。
(3)ハイブリドーマの選択および成長細胞融合後、得
られたハイブリドーマ細胞をHAT保存液及び10%F
BSを含有するRPMI−1640培地中で15日間培
養した。
15日間培養した後、この培養液の上清を酵素抗体法を
用いて化合物(A)に対する抗体産生についてスクリー
ニングした。
(C)モノクローナル抗体とβ配位を有するN −アセ
チルノイラミン酸誘導体との反応性の評価 (1)酵素抗体法(ELISA法) 96穴平底プレート(ファルコン社製)ヲエタノールで
前処理して実験に使用した。濃度2%としたN−アセチ
ルノイラミン酸誘導体のエタノール溶液50μlを各プ
レートに分注し蒸発させた後、0.2%カガインPBS
 (−)溶液200μlを加え2時間室温に放置した。
溶液を吸引除去後、−次抗体としてハイプリドーマ培養
上清を50μ!加え室温に1時間放置した。
同様にしてプレートから一次抗体を除きPBS(−)溶
液150μβを加え3回ウェルを洗浄した後に0.2%
カゼインP B S (−)溶液200μ!を加え30
分間放置した。この溶液を除いた後に0.2%カゼイン
PBS (−)にて至適濃度に希釈した2次抗体50μ
lを加え室温で1時間30分放置した。−次抗体と同様
にPBS(−)で3回ウェルを洗浄し反応溶液100μ
lをウェルに注ぎ暗所にて反応させた。反応溶液はクエ
ン酸−リン酸緩衝液(pH= 5 )にオルトフェニレ
ンジアミン、過酸化水素水の最終濃度が0.4mg/m
β、0.(10)%となる隨調製し実験に使用した。反
応は8N硫酸を30μ!加えて停止させ、490nmの
吸収波長にて比色測定を行った。2次抗体としては西洋
ワサビペルオキシダーゼ(HRP)標識ヤギ抗マウスI
gGSM、A抗体を使用した、 この方法により、β配位を有する化合物A〜Fおよびα
配位を有する化合物G−Lについて調べ、第1図〜第3
図の結果を得た。
第1図および第2図はそれぞれβ配位を有するN−アセ
チルノイラミン酸を含有する化合物を抗原として使用し
、本発明の抗化合物A抗体との交叉反応について調べた
ものである。
この結果からβ配位を有する化合物はすべて陽性である
ことが判る。
また第3図はα配位を有するN−アセチルノイラミン酸
を含有する化合物を抗原として使用し、同様に交叉反応
性について調べた。
この結果からα配位を有する化合物はすべて陰性である
ことが判る。
化合物Aを抗原としてコートしたプレート上で本発明の
モノクローナル抗体(抗化合物A抗体)を加え化合物A
と反応させる際に遊離N−アセチルノイラミン酸を共存
させ、抗化合物A抗体と化合物へとの結合に対する阻害
作用を調べ、第4図の結果を得た。
この図から、遊離N−アセチルノイラミン酸が抗化合物
A抗体の抗原結合部位に結合して、化合物1へとの結合
を濃度依存的に阻害することがわかる。したがって、抗
化合物A抗体は、遊離型N−アセチルノイラミン酸と特
異的に結合する抗体である事を示唆している。
抗化合物A抗体の上清を1〜64倍に段階希釈した後、
各ウェルに加え、抗体を吸着させる。
その後、〔IC)N−アセチルノイラミン酸溶液を添加
してインキュベーションした後、ウェルを洗浄し残査放
射活性を調べた。その結果を第5図に示す。この図から
、コートした抗体量依存的に(14C)N−アセチルノ
イラミン酸由来の放射活性が高いことが判る。
また、対象としてグルコサミンを抗原として用いたが結
合がみられなかった。
このことから、本発明のモノクローナル抗体はβ配位を
有するN−アセチルノイラミン酸と特異的に反応するこ
とがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は酵素抗体法によるβ配位N−アセチル
ノイラミン酸各種誘導体との交叉反応を示し、第4図は
酵素抗体法における競合反応による遊離N−アセチルノ
イラミン酸との特異的反応を示し、第5図は放射性同位
体標識N−アセチルノイラミン酸と本抗体との結合反応
を示す。 第 図 ○、D (U(−J〕 第2図 希釈1&率

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エピトープ(抗原決定基)としてβ配位を有する
    N−アセチルノイラミン酸に対して特異性を有するモノ
    クローナル抗体を産生する新規なハイブリドーマ。
  2. (2)(A)β配位を有するN−アセチルノイラミン酸
    誘導体を抗原として動物に免疫して得られたB細胞(リ
    ンパ球)と (B)骨髄腫細胞とを細胞融合することを特徴とするハ
    イブリドーマの製造法。
  3. (3)動物がBalb/cマウスである特許請求の範囲
    第(2)項記載のハイブリドーマの製造法。
  4. (4)B細胞がBalb/cマウスの脾臓細胞である特
    許請求の範囲第(3)項記載のハイブリドーマの製造法
  5. (5)骨髄腫細胞がヒト、ラット、マウス由来のミエロ
    ーマ細胞である特許請求の範囲第(4)項記載のハイブ
    リドーマの製造法。
  6. (6)マウス由来のミエローマ細胞がBalb/cマウ
    ス由来のミエローマ細胞である特許請求の範囲第(5)
    項記載のハイブリドーマの製造法。
  7. (7)細胞融合にポリエチレングリコールを融合剤とし
    て用いる特許請求の範囲第(2)項記載のハイブリドー
    マの製造法。
  8. (8)免疫する際アジュバントとしてサルモネラミネソ
    タR595を使用する特許請求の範囲第(2)項記載の
    ハイブリドーマの製造法。
  9. (9)エピトープ(抗原決定基)としてβ配位を有する
    N−アセチルノイラミン酸に対して特異性を有するモノ
    クローナル抗体。
  10. (10)IgGタイプの免疫グロブリン分子である特許
    請求の範囲第(9)項記載のモノクローナル抗体。
  11. (11)悪性腫瘍または急性炎症性疾患における血清ま
    たは尿診断に使用しうる特許請求の範囲第(10)項記
    載のモノクローナル抗体。
JP63026848A 1987-11-13 1988-02-08 遊離n−アセチルノイラミン酸を認識するモノクローナル抗体 Pending JPH02486A (ja)

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JP63026848A JPH02486A (ja) 1987-11-13 1988-02-08 遊離n−アセチルノイラミン酸を認識するモノクローナル抗体
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IL8832288A IL88322A (en) 1987-11-13 1988-11-08 Monoclonal antibodies familiar with N-acetylenoerminic acid in beta-use for the diagnosis and prognosis of tumors and inflammatory diseases
KR1019880014661A KR960004855B1 (ko) 1987-11-13 1988-11-08 베타-배열의 n-아세틸뉴라민산을 인지할 수 있는 단일클론성 항체
CA000582783A CA1336763C (en) 1987-11-13 1988-11-10 Monoclonal antibodies capable of recognizing n-acetylneuraminic acid in beta-arrangement
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