JPH024840Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH024840Y2 JPH024840Y2 JP1983133226U JP13322683U JPH024840Y2 JP H024840 Y2 JPH024840 Y2 JP H024840Y2 JP 1983133226 U JP1983133226 U JP 1983133226U JP 13322683 U JP13322683 U JP 13322683U JP H024840 Y2 JPH024840 Y2 JP H024840Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- core material
- garnish
- pad material
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 52
- 239000011162 core material Substances 0.000 claims description 16
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims 1
- 235000021189 garnishes Nutrition 0.000 description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000007666 vacuum forming Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《考案の分野》
この考案は、芯材の表面にパツド材、表皮材を
積重して貼り合わせた自動車用内装材の改良に関
するものである。
積重して貼り合わせた自動車用内装材の改良に関
するものである。
《考案の背景》
この種の自動車用内装材にあつては、所要曲面
形状に成形された芯材の表面に、該芯材の展開形
状にトリムされたパツド材、表皮材を積重し、か
つ表皮材の周縁の巻込みしろを前記芯材の外形線
に沿つて折込んで裏面側に巻込み、この巻込み端
を固着するようにして完成する。
形状に成形された芯材の表面に、該芯材の展開形
状にトリムされたパツド材、表皮材を積重し、か
つ表皮材の周縁の巻込みしろを前記芯材の外形線
に沿つて折込んで裏面側に巻込み、この巻込み端
を固着するようにして完成する。
したがつて、前記表皮材は、ある一定のテンシ
ヨンをもつてその端部を芯材裏面側に引張り込
み、この部分に接着している。しかし、このよう
なテンシヨンは、そのかかり具合が各部分によつ
て必ずしも均一なものでなく、このテンシヨンの
部分的な違いによつて、その内部に充填されてい
るパツド材の潰れ具合が部分的に異なる。
ヨンをもつてその端部を芯材裏面側に引張り込
み、この部分に接着している。しかし、このよう
なテンシヨンは、そのかかり具合が各部分によつ
て必ずしも均一なものでなく、このテンシヨンの
部分的な違いによつて、その内部に充填されてい
るパツド材の潰れ具合が部分的に異なる。
そのために巻込みしろ部分が外形として外観に
出るもの（例えば自動車用ドアトリムのガーニツ
シユの上縁部・リアサイドライニングのアツパー
部分等）においては、潰れ具合の部分的違いによ
る外形線の凹凸や、波打ち現象が外方から観察さ
れてしまい、見栄えが極めて悪いものとなつてい
た。
出るもの（例えば自動車用ドアトリムのガーニツ
シユの上縁部・リアサイドライニングのアツパー
部分等）においては、潰れ具合の部分的違いによ
る外形線の凹凸や、波打ち現象が外方から観察さ
れてしまい、見栄えが極めて悪いものとなつてい
た。
《考案の目的》
この考案は、前述する如き波打ち現象をなく
し、シヤープなラインを角部の外形線に沿つて創
出できるようにすることを目的とする。
し、シヤープなラインを角部の外形線に沿つて創
出できるようにすることを目的とする。
《考案の構成と効果》
上記目的を達成するために、本考案では、芯材
の外形線に沿つてパツド材の厚みにほぼ相当する
立壁を突設するとともに、この立壁とパツド材と
の突合わせ端上面に、両者にまたがつてテープ材
を張設したことを特徴とする。
の外形線に沿つてパツド材の厚みにほぼ相当する
立壁を突設するとともに、この立壁とパツド材と
の突合わせ端上面に、両者にまたがつてテープ材
を張設したことを特徴とする。
前記構成によれば、表皮材と巻込み端を張り込
んだ状態では、常にその裏面側は立壁の頂点に接
触し、これを基点に折り返すことができるため
に、その張り込み時の力のかけ具合に関係なく、
外形線が一定にでき、シヤープな外観を与える。
んだ状態では、常にその裏面側は立壁の頂点に接
触し、これを基点に折り返すことができるため
に、その張り込み時の力のかけ具合に関係なく、
外形線が一定にでき、シヤープな外観を与える。
また、芯材に対するパツド材・表皮材の貼合せ
作業は人手によつて貼り込む他に、真空成形によ
つて行なわれる。真空成形では芯材側にパツド
材・表皮材を引込む形で成形を行なう。この場合
に前記立壁とパツド材との突合わせ端は、人手に
よる貼合せと異なり、その真空吸引によりＶ溝や
段差が形成されてしまう。
作業は人手によつて貼り込む他に、真空成形によ
つて行なわれる。真空成形では芯材側にパツド
材・表皮材を引込む形で成形を行なう。この場合
に前記立壁とパツド材との突合わせ端は、人手に
よる貼合せと異なり、その真空吸引によりＶ溝や
段差が形成されてしまう。
本考案では、この突合わせ端にパツド材と立壁
の両者にまたがつてテープ材を張設し、両者の接
合端の引込みを防止しているために、真空吸引に
よつてもこのような不具合部分が露出することが
ない。
の両者にまたがつてテープ材を張設し、両者の接
合端の引込みを防止しているために、真空吸引に
よつてもこのような不具合部分が露出することが
ない。
《実施例の説明》
第１図、第２図はこの考案を自動車用ドアトリ
ムの上部を構成するガーニツシユ部に適用したも
のである。
ムの上部を構成するガーニツシユ部に適用したも
のである。
各図におけるガーニツシユ部は、図示しないド
アインナーパネルのウエスト部に沿つて添設され
るガーニツシユ（芯材、以下ガーニツシユと称す
る）１と、このガーニツシユ１の外表面に沿つて
添設されるパツド材２、およびこのパツド材２を
覆うとともに、その周縁部分をガーニツシユ１の
裏面側に折り返される表皮材３と備えている。
アインナーパネルのウエスト部に沿つて添設され
るガーニツシユ（芯材、以下ガーニツシユと称す
る）１と、このガーニツシユ１の外表面に沿つて
添設されるパツド材２、およびこのパツド材２を
覆うとともに、その周縁部分をガーニツシユ１の
裏面側に折り返される表皮材３と備えている。
前記ガーニツシユ１は、側面部１ａの上部にコ
字状に一体に立上がる頂面部１ｂと、前記側面部
１ａの一側部開口部を塞ぐ正面部１ｃとからなつ
ており、全体として略コ字形の断面に形成されて
いる。
字状に一体に立上がる頂面部１ｂと、前記側面部
１ａの一側部開口部を塞ぐ正面部１ｃとからなつ
ており、全体として略コ字形の断面に形成されて
いる。
前記頂面部１ｂおよび正面部１ｃの裏面側への
折返し端には、それぞれ立壁１１，１２が立設さ
れいる。
折返し端には、それぞれ立壁１１，１２が立設さ
れいる。
これら立壁１１，１２は、前記パツド材２の厚
みにほぼ匹敵する高さに形成されている。
みにほぼ匹敵する高さに形成されている。
前記パツド材２の端部はこの立壁１１，１２に
突合わせられる。この突合わせ端上面には一端を
立壁１１，１２に接着され、他端をパツド材３の
上面に接着されたテープ材１３が配置されてい
る。このテープ材１３は両者間にまたがつて一定
のテンシヨンをもつて張設されるものである。
突合わせられる。この突合わせ端上面には一端を
立壁１１，１２に接着され、他端をパツド材３の
上面に接着されたテープ材１３が配置されてい
る。このテープ材１３は両者間にまたがつて一定
のテンシヨンをもつて張設されるものである。
例えば第３図ａに示すようにパツド材２の厚み
が立壁１１，１２より厚い場合に、テープ材１３
は同図ｂに示すようにそのテンシヨンによりパツ
ド材２を弾性変形させ、立壁１１，１２とパツド
材２との高さを揃える。
が立壁１１，１２より厚い場合に、テープ材１３
は同図ｂに示すようにそのテンシヨンによりパツ
ド材２を弾性変形させ、立壁１１，１２とパツド
材２との高さを揃える。
また、第３図ｃに示すようにパツド材２の厚み
が立壁１１，１２より低い場合にはテープ材１３
は両者の段差を埋め、同図ｄに示すように、立壁
１１とパツド材２間が連続するようにテント状に
張設される。
が立壁１１，１２より低い場合にはテープ材１３
は両者の段差を埋め、同図ｄに示すように、立壁
１１とパツド材２間が連続するようにテント状に
張設される。
したがつて、前記の如く構成されたガーニツシ
ユ１の一側面にパツド材２を積層し、テープ材１
３を貼付け、かつ表皮材３の縁部巻込みしろ３ａ
を巻込んだ状態においては、その巻込みしろ３ａ
の裏面は前記各立壁１１，１２の上面に当接した
状態で折り返され、したがつて、張力のかけ具合
の違いによるテンシヨンの差に関係なく、常時そ
の外形線は、前記立壁１１の上縁に沿つた形状と
なる。
ユ１の一側面にパツド材２を積層し、テープ材１
３を貼付け、かつ表皮材３の縁部巻込みしろ３ａ
を巻込んだ状態においては、その巻込みしろ３ａ
の裏面は前記各立壁１１，１２の上面に当接した
状態で折り返され、したがつて、張力のかけ具合
の違いによるテンシヨンの差に関係なく、常時そ
の外形線は、前記立壁１１の上縁に沿つた形状と
なる。
また、この貼合せを真空吸引で行なう場合に前
記パツド材２・表皮材３はガーニツシユ１に引込
まれて貼着される。そのときに特にパツド材２と
立壁１１，１２の突合わせ端の隙間は吸引されよ
うとするが、テープ材１３がこの吸引力に抗して
両者間を同一平面に保持するために、両者の接合
部上面に平滑に保たれることになる。
記パツド材２・表皮材３はガーニツシユ１に引込
まれて貼着される。そのときに特にパツド材２と
立壁１１，１２の突合わせ端の隙間は吸引されよ
うとするが、テープ材１３がこの吸引力に抗して
両者間を同一平面に保持するために、両者の接合
部上面に平滑に保たれることになる。
なお、前記実施例においては、この考案をガー
ニツシユに適用したが、他の巻込み端の折り返し
部分が外方から見える部品についても適用できる
ことは勿論である。
ニツシユに適用したが、他の巻込み端の折り返し
部分が外方から見える部品についても適用できる
ことは勿論である。
第１図はこの考案をガーニツシユに適用した場
合を示す芯材の斜視図、第２図はガーニツシユの
完成状態を示す断面図、第３図ａ，ｂ，ｃ，ｄは
要部説明図である。 １……芯材、２……パツド材、３……表皮材、
１１，１２……立壁、１３……テープ材。
合を示す芯材の斜視図、第２図はガーニツシユの
完成状態を示す断面図、第３図ａ，ｂ，ｃ，ｄは
要部説明図である。 １……芯材、２……パツド材、３……表皮材、
１１，１２……立壁、１３……テープ材。
Claims (1)
- 所要曲面形状に成形された芯材の表面に、該芯
材の展開形状にトリムされたパツド材、表皮材を
積重し、かつ表皮材の周縁の巻込みしろを前記芯
材の外形線に沿つて裏面側に巻込み、この巻込み
端を固着するようにした自動車用内装材におい
て、前記芯材の外形線に沿つて前記パツド材の厚
みにほぼ相当する立壁を突設するとともに、この
立壁とパツド材との突合わせ端上面に両者にまた
がつてテープ材を張設したことを特徴とする自動
車用内装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983133226U JPS6043455U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 自動車用内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983133226U JPS6043455U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 自動車用内装材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6043455U JPS6043455U (ja) | 1985-03-27 |
| JPH024840Y2 true JPH024840Y2 (ja) | 1990-02-06 |
Family
ID=30300606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983133226U Granted JPS6043455U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 自動車用内装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6043455U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4646818B2 (ja) * | 2006-02-09 | 2011-03-09 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 内装品 |
| JP5754991B2 (ja) * | 2011-03-10 | 2015-07-29 | 株式会社林技術研究所 | 車両用ドアトリム |
| JP7349407B2 (ja) * | 2020-05-29 | 2023-09-22 | 日本プラスト株式会社 | 車両用内装材 |
-
1983
- 1983-08-29 JP JP1983133226U patent/JPS6043455U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6043455U (ja) | 1985-03-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH024840Y2 (ja) | ||
| JPS61180665U (ja) | ||
| JPH0245046Y2 (ja) | ||
| JPH0243276Y2 (ja) | ||
| JP3195138B2 (ja) | 箱状部材の表皮材取付構造 | |
| JPH0129130Y2 (ja) | ||
| JPH0236727Y2 (ja) | ||
| JPH059755Y2 (ja) | ||
| JP3222749B2 (ja) | 化粧扉パネル | |
| JPH03118Y2 (ja) | ||
| JPH0313080Y2 (ja) | ||
| JPH0433353Y2 (ja) | ||
| JPS6241665Y2 (ja) | ||
| JP3004138U (ja) | ランドセルの蓋 | |
| JPS5836745Y2 (ja) | 角溝付合板 | |
| JPH0247914Y2 (ja) | ||
| JPH038156Y2 (ja) | ||
| JPH09191971A (ja) | 椅子の座 | |
| JPH0137314Y2 (ja) | ||
| JP2506244Y2 (ja) | ドアを取付ける開口部の構造 | |
| JPS6348240Y2 (ja) | ||
| JP2602210Y2 (ja) | トランクルームトリム | |
| JPH084330Y2 (ja) | 板状内装材 | |
| JPH0326040Y2 (ja) | ||
| JPH0313390Y2 (ja) |