JPH038156Y2 - - Google Patents

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JPH038156Y2
JPH038156Y2 JP19435785U JP19435785U JPH038156Y2 JP H038156 Y2 JPH038156 Y2 JP H038156Y2 JP 19435785 U JP19435785 U JP 19435785U JP 19435785 U JP19435785 U JP 19435785U JP H038156 Y2 JPH038156 Y2 JP H038156Y2
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、表皮材の端末処理に係り、特に二枚
の表皮材を接合する場合に接合プレートを用いた
表皮材の端末処理部材に関する。
[従来の技術及びその問題点] 表皮材の端末処理に、押出成形品・射出成形品
等から成る係合用プレートを用いて表皮材間を接
合している場合において、例えば乗用車等のシー
トバツクを例にとると、第3図に示されるよう
に、シートバツク31はフレーム32及びスプリ
ング33に固定されたクツシヨン材34と、該ク
ツシヨン材34を被覆する表皮部材35から構成
されている。
そして表皮部材35はクツシヨン材34の前側
を覆い、該表皮部材35を構成する表皮材35a
は、端部に先端部が断面略U字状の帯状係合プレ
ート36を接合している。また、背面表皮材38
はクツシヨン材34の背面を覆い、さらに端部で
端部接合部材38aと接合し、該端部接合部材3
8aの先端部には、前記帯状係合プレート36と
係合する断面略U字状の帯状係合プレート37を
接合している。このように係合プレート36,3
6を係合させて、第3図Bのように連結して端末
処理していた。
しかし、このような帯状係合プレート36,3
7による表皮材35aと表皮材38aの端末処理
は、両表皮材35aと38の端部を互いに引き寄
せてフツク係合プレート36,37を係合連結す
るため、第3図B矢線で示されるように、表皮材
35aと表皮材38aに荷重が加わると、係合プ
レート36と37は容易に離脱することとなり不
都合である。
また第3図C矢線のように荷重が加わると、係
合プレート36,37自体が伸張し、外れ易くな
るばかりでなく、係合プレート36,37自体を
破損することとなる。
本考案は、上記問題点を解決しようとするもの
で、押出成形・射出成形品等の係合プレートを用
いて表皮材の端末処理をする場合において、容易
に離脱することがなく、また係合プレート自体の
破損を防止できる端末処理部材の提供を目的とし
ている。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するための手段として、本考
案は、表皮材と表皮材を接合するために表皮材の
端部に用いられる係合プレートにおいて、少なく
とも一方の係合プレートの前記表皮材接合時に内
方となる面に溝を形成する構成とする。
[作用] 本考案は、表皮材と表皮材を接合するために表
皮材の端部に用いられる係合プレートにおいて、
係合プレートの表皮材接合時に内方となる面に溝
を形成したので、係合プレートの外れる方向の荷
重に対して、この係合プレートの溝の部分が折曲
し、荷重が係合部にかかるのを減少することがで
きる。このことによつて、端末処理部材としての
係合プレートの外れを防止し、係合プレート自体
の破損を防止することができる。
[実施例] 以下本考案を乗用自動車のフロントシートのシ
ートバツクに適用した一実施例を図面に基づき説
明する。
但し、当然のことであるが、以下の説明例に記
載し、または図示している構成部品、その他の部
材、配置は、本考案を限定する趣旨ではなく、単
なる説明例に過ぎない。
第1図A,B,Cは本考案の一実施例を示し、
第1図Aは端末処理部材としての係合プレートの
部分斜視図、第1図Bは係合プレートの係合状態
を説明する要部断面図、第1図Cは第1図Aで示
される係合プレートを用いた端末処理の縦断面図
である。
乗用自車車のフロントシート1は座部2と該座
部2の車体後方側(第1図Cにおいて右側)に配
設されたシートバツク3とから成る。
座部2はシートフレーム(フロント座部フレー
ム)5に支持されたポリウレタン樹脂等を発泡成
形したクツシヨン材6と、該クツシヨン材6の上
面を覆う表皮部材7とを備えている。表皮部材7
は表皮材7a,ワデイング材7b,ワデイングカ
バー7cとから成り、ワデイング材7bを表皮材
7aとワデイングカバー7cで挟持して成る。
またシートバツク3は、シートフレーム(フロ
ントバツクフレーム)8に支持されたポリウレタ
ン等を発泡成形したクツシヨン材9と、該クツシ
ヨン材9を覆う表皮部材11および表皮材12を
有する。
前面表皮部材11はシートバツク3の前側を覆
い、表皮材12は、前面表皮部材11の上端接続
され且つシートバツク3の背面側を覆つている。
前面表皮部材11は、ワデイング材11bの表
面を覆う塩化ビニルレザー等から成る表皮材11
aと、ワデイング材11bの裏面を覆う不織布等
のワデイングカバー11cとの三層構造に構成さ
れている。なお、このシートバツク3は前記座部
2のフロント座部フレーム5にフロントバツクフ
レーム8を回動可能に支持してライニング可能に
配設されている。
そしてシートバツク3を覆う表皮部材11及び
表皮材12の端末処理は、フロントシート1の座
部2と当接するシートバツク3の下端面において
なされている。
このシートバツク3の下端面における端末処理
は、表皮部材11を構成する表皮材11aと表皮
材12に接合された端末接合部材12aに、それ
ぞれ取付けられた、端末処理部材としての硬質合
成樹脂製の係合プレート13と係合プレート14
の連結係止により行われている。
係合プレート13は、先端に断面略U字形状を
有する帯状のプレートで、断面略U字状の表皮材
11aと接合される辺の内側所定箇所(他辺との
重なりより外側)に溝13aと、他辺端部に鈎部
13bを有し、PVC等の材料で射出成形により
形成される。
係合プレート14は上記係合プレート13と係
合する形状、つまり先端に断面略U字形状を有す
る帯状のプレートで、断面略U字状の表皮材12
aと接合される辺の外側所定箇所(他辺との重な
りより外側)に溝14aと、他辺部に鈎部14b
を有し、係合プレート13と同様にPVC等の材
料で押出成形・射出成形等により形成される。
なお、表皮材11a,12aと係合プレート1
3,14の接合は、縫合、接着材による接合、材
質にもよるが、高周波ウエルダ等の熱融着法その
他の接合法が用いられる。
そして、係合プレート13と14は、第1図A
で示されるように係合し、矢線で示すような荷重
が生じたときには、それぞれに形成された溝13
a,14aが折曲して、係合プレート13,14
の係合部分に直接荷重がかからないように構成さ
れている。なお、上記実施例で示した溝の代りと
して、薄肉部を形成してもよい。
第2図は、他の実施例を示す。
本例においては、上記実施例において、溝13
a,14aを用いて、係合プレート13,14の
結合部分に荷重がかからないようにしたのに対
し、溝の代りに軟質材を用いたものである。
本例では、各係合プレートの23,24の表皮
材21,22と接合される前に、軟質樹脂で形成
された係合プレートを配して形成されている。本
例に用いられる係合プレートは、硬質PVCと軟
質PVCとの複合材等によつて押出成形等によつ
て形成されている。
なお上記実施例では、シートバツクを例にとり
説明したが、ヘツドレスト等の表皮端末処理にも
好適に用いることができる。
[考案の効果] 本考案は上記のように構成されているので、端
末処理部材としての係合プレートが外れる方向の
荷重に対して、この係合プレートに形成された溝
の部分、あるいは軟質材の部分等が折曲し、荷重
が係合部にかかるのを減少することができる。こ
のことによつて、係合プレートの外れを防止し、
係合プレート自体の破損を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,Cは本考案の一実施例を示し、
第1図Aは係合プレートの部分斜視図、第1図B
は係合プレートの係合状態を説明する要部断面
図、第1図Cは第1図Aで示される係合プレート
をシートバツクに用いた端末処理の縦断面図、第
2図は他の実施例を示す係合プレートの係合状態
を示す説明図、第3図は従来例を示し、第3図A
は第1図Cに相当する縦断面図、第3図B,Cは
従来の係合プレートの係合状態を示す部分断面図
である。 1…フロントシート、3…シートバツク、6,
9…クツシヨン材、11…表皮部材、11a,1
2…表皮材、13,14…係合プレート、13
a,14a…溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表皮材と表皮材を接合するために表皮材の端部
    に用いられる係合プレートにおいて、少なくとも
    一方の係合プレートの前記表皮材接合時に内方と
    なる面に溝を形成して成ることを特徴とする表皮
    材の端末処理部材。
JP19435785U 1985-12-19 1985-12-19 Expired JPH038156Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19435785U JPH038156Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19435785U JPH038156Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

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Publication Number Publication Date
JPS62102499U JPS62102499U (ja) 1987-06-30
JPH038156Y2 true JPH038156Y2 (ja) 1991-02-28

Family

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