JP3011705U - ランドセル - Google Patents
ランドセルInfo
- Publication number
- JP3011705U JP3011705U JP1994014818U JP1481894U JP3011705U JP 3011705 U JP3011705 U JP 3011705U JP 1994014818 U JP1994014818 U JP 1994014818U JP 1481894 U JP1481894 U JP 1481894U JP 3011705 U JP3011705 U JP 3011705U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- school bag
- bag body
- end opening
- reinforcing material
- periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ランドセル本体1の上端開口部周縁を形成す
る左右マチ部2、2の上端部に形状記憶合金よりなる直
線形状の補強材10を止着させたものとしている。そし
て前記補強材10は、ランドセル本体1の上端開口部周
縁に止着させた合成樹脂板よりなる補強枠11に沿わせ
たものとすることができる。また、前記形状記憶合金
は、形状復元温度を気温より少し高い温度に設定したも
のとするのが好ましい。 【効果】 補強材10の弾性限度以上の荷重がかかって
変形しても、ランドセル本体1の上端開口部周縁は容易
に元の形状に戻せると共に、この形状記憶合金よりなる
補強材10がランドセル本体1の上端開口部周縁から突
き抜けることなく、使用に際し丈夫で安全であり、しか
も外観が悪くならないものとなった。
る左右マチ部2、2の上端部に形状記憶合金よりなる直
線形状の補強材10を止着させたものとしている。そし
て前記補強材10は、ランドセル本体1の上端開口部周
縁に止着させた合成樹脂板よりなる補強枠11に沿わせ
たものとすることができる。また、前記形状記憶合金
は、形状復元温度を気温より少し高い温度に設定したも
のとするのが好ましい。 【効果】 補強材10の弾性限度以上の荷重がかかって
変形しても、ランドセル本体1の上端開口部周縁は容易
に元の形状に戻せると共に、この形状記憶合金よりなる
補強材10がランドセル本体1の上端開口部周縁から突
き抜けることなく、使用に際し丈夫で安全であり、しか
も外観が悪くならないものとなった。
Description
【0001】
この考案は、ランドセル本体の上端開口部周縁に補強構造を有したランドセル に関するものである。
【0002】
従来のランドセルにおける上記補強構造は、ランドセル本体の上端開口部周縁 を形成する左右マチ部の上端部に、弾性金属線や合成樹脂板よりなる補強材を挟 み込んだものとしている。
【0003】
しかしながら、上記従来のランドセルでは、補強材の弾性限度以上の荷重がか かると、ランドセル本体の上端開口部周縁は元の形状を維持することができず変 形してしまうが、一端このように変形してしまうと、歪みが残り元の形状に戻す のが困難であるという課題を有していた。
【0004】 また、上記従来のランドセルにおいて、弾性金属線を補強材として使用したも のでは、補強材の弾性限度以下の荷重であれば何度も繰り返し弾性変形するが、 ランドセル本体の上端開口部周縁にこの補強材を挟み込んでおく力が次第に弱ま る。したがって、補強材がランドセル本体の上端開口部周縁を移動し易くなり、 上端開口部周縁を形成する部材が摩擦により擦り減って、補強材がこの部材を突 き抜けて、ランドセル本体の上端開口部周縁の外部に飛び出し、使用に際し危険 であったり、外観が悪くなるという課題を有していた。
【0005】 さらに、上記従来のランドセルにおいて、合成樹脂板を補強材として使用した ものでは、強度そのものが充分ではなく、長期間使用すると型崩れしたり、乱雑 な使用には耐えることができないという課題を有していた。
【0006】 そこで、この考案は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、 ランドセル本体の上端開口部周縁を形成する左右マチ部の上端部に挟み込む補強 材を、形状記憶合金よりなるものとして、補強材の弾性限度以上の荷重がかかっ て変形しても、容易に元の形状に戻せると共に、この形状記憶合金よりなる補強 材がランドセル本体の上端開口部周縁から突き抜けることなく、使用に際し丈夫 で安全であり、しかも外観が悪くなることのないランドセルを提供することを目 的としている。
【0007】
そのため、この考案のランドセルは、ランドセル本体1の上端開口部周縁を形 成する左右マチ部2、2の上端部に形状記憶合金よりなる直線形状の補強材10 を止着させたものとしている。
【0008】 さらに、この考案のランドセルは、ランドセル本体1の上端開口部周縁を形成 する左右マチ部2、2の上端部からそれぞれ前仕切り部3の上端部にかけて形状 記憶合金よりなる略L字形状の補強材10を保持させたものとしてもよい。
【0009】 そして、前記補強材10は、ランドセル本体1の上端開口部周縁に止着させた 合成樹脂板よりなる補強枠11に沿わせたものとすることができる。また、前記 補強材10は、ランドセル本体1の上端開口部周縁に略コ字形状に曲げて止着さ せた合成樹脂板よりなる長尺の補強枠11に沿わせたものとするのが好ましい。 しかも、前記形状記憶合金の形状復元温度は、気温より少し高い温度に設定した ものとするのがより好ましい。
【0010】
この考案のランドセルは、上記構成としたため、ランドセル本体1の上端開口 部周縁は非常に丈夫なものとなり、たとえ補強材10の弾性限度以上の荷重がか かってランドセル本体1の上端開口部周縁が変形したとしても、その形状記憶合 金の形状復元温度よりも高くすれば、ランドセル本体1の上端開口部周縁は容易 に元の形状に戻すことができる。
【0011】 また、この考案のランドセルは、形状記憶合金よりなる補強材10を合成樹脂 板よりなる補強枠11に沿わせたものとした場合には、この形状記憶合金よりな る補強材10が移動し難くなり、ランドセル本体1の上端開口部周縁から突き抜 けるようなことはない。
【0012】
以下、この考案のランドセルの構成を、実施例として示した図面に基づいて詳 細に説明する。
【0013】 図1はこの考案のランドセルの一実施例を示しており、ランドセル本体1は、 左右マチ部2、2、前仕切部3、背部4及び底部5より構成され、上端を開口し た箱状に形成されている。なお、前仕切部3の前面には、ポケット6、6が取り 付けられている。
【0014】 前記左右マチ部2、2は、図2に示すように、合成皮革等よりなる表部材7と 裏部材8の間に合成樹脂等よりなるクッション材9を挟み込んだものとしている 。そして、左右マチ部2、2は、底部5の左右に連続して一体に形成されている 。これら左右マチ部2、2及び底部5の各前辺には、前仕切部3の左右辺及び底 辺をそれぞれ縫着し、また左右マチ部2、2及び底部5の各後辺には、背部4の 左右辺及び底辺をそれぞれ縫着している。
【0015】 そして、前記左右マチ部2、2の上端部及び前仕切部3の上端部によりランド セル本体1の上端開口部周縁を形成し、これら左右マチ部2、2の上端部には、 形状記憶合金よりなる直線形状の補強材10を止着させている。
【0016】 前記補強材10を止着させるには、図示した実施例では、ランドセル本体1の 上端開口部周縁の外面に合成樹脂板よりなる長尺の補強枠11を略コ字形状に曲 げて止着させ、さらにこの補強枠11に補強材10を沿わせたものとしている。 すなわち、前記補強枠11は、図3、4に示したように、左右マチ部2、2の上 端部との止着部11a、11a及び前仕切部3の上端部との止着部11bを一体 に形成しており、止着部11a、11aからそれぞれ止着部11bにかけて、形 状記憶合金よりなる略L字形状の補強材10を沿わせたものとしている。そして 、前記補強枠11には、表生地13を巻き付け、下辺をそのまま前記上端開口部 周縁の外面に縫着し、上辺側からさらに当て生地14を被せ、上辺を前記上端開 口部周縁の外面に縫着している。なお、前記補強枠11は、左右マチ部2、2の 上端部との止着部11a、11aのみを形成したものとし、これら止着部11a 、11aに形状記憶合金よりなる直線形状の補強材10を沿わせたものとしても よい。
【0017】 また、前記略L字形状の補強材10は、補強枠11の止着部11a、11aか ら止着部11bにかけて沿わせたものとしているが、この補強材10は、直線形 状として補強枠11の止着部11a、11aにのみ沿わせたものとし、これら止 着部11a、11aから止着部11bにかからないものとしてもよい。
【0018】 そして、前記補強材10は、ニッケル・チタン合金、銅・亜鉛・アルミ合金、 鉄・マンガン・ケイ素合金等からなる形状記憶合金としているので、前記補強材 10に弾性限度以上の荷重がかかってランドセル本体1の上端開口部周縁が変形 したとしても、その形状記憶合金の形状復元温度を気温より少し高い温度(例え ば約35°C程度)に設定しておけば、ドライヤー等の熱風を吹き付けて加熱す ることにより、ランドセル本体1の上端開口部周縁は容易に元の形状に戻すこと ができる。
【0019】 なお、この考案のランドセルは、形状記憶合金よりなる補強材10を補強枠1 1に沿わせ、この補強枠11をランドセル本体1の上端開口部周縁に止着したも のとしているが、補強枠11を用いることなく前記補強材10を直接ランドセル 本体1の上端開口部周縁に止着したものとしてもよい。
【0020】
この考案のランドセルは、以上に述べたように構成されており、補強材10の 弾性限度以上の荷重がかかって変形しても、ランドセル本体1の上端開口部周縁 は容易に元の形状に戻せると共に、この形状記憶合金よりなる補強材10がラン ドセル本体1の上端開口部周縁から突き抜けることなく、使用に際し丈夫で安全 であり、しかも外観が悪くならないものとなった。
【図1】この考案のランドセルにおけるランドセル本体
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】この考案のランドセルにおけるランドセル本体
の上端開口部周縁の一部を拡大して示す部分破断斜視図
である。
の上端開口部周縁の一部を拡大して示す部分破断斜視図
である。
【図3】この考案のランドセルにおける補強材を補強枠
に沿わせた状態を示す斜視図である。
に沿わせた状態を示す斜視図である。
【図4】この考案のランドセルにおける補強材と補強枠
を分離した状態を示す斜視図である。
を分離した状態を示す斜視図である。
1 ランドセル本体 2 左右マチ部 3 前仕切部 10 補強材 11 補強枠
Claims (7)
- 【請求項1】 ランドセル本体(1)の上端開口部周縁
を形成する左右マチ部(2)(2)の上端部に形状記憶
合金よりなる直線形状の補強材(10)を止着させたこ
とを特徴とするランドセル。 - 【請求項2】 ランドセル本体(1)の上端開口部周縁
を形成する左右マチ部(2)(2)の上端部からそれぞ
れ前仕切り部(3)の上端部にかけて形状記憶合金より
なる略L字形状の補強材(10)を止着させたことを特
徴とするランドセル。 - 【請求項3】 前記補強材(10)が、ランドセル本体
(1)の上端開口部周縁に止着させた合成樹脂板よりな
る補強枠(11)に沿わせたものであることを特徴とす
る請求項1記載のランドセル。 - 【請求項4】 前記補強材(10)が、ランドセル本体
(1)の上端開口部周縁に略コ字形状に曲げて止着させ
た合成樹脂板よりなる長尺の補強枠(11)に沿わせた
ものであることを特徴とする請求項1記載のランドセ
ル。 - 【請求項5】 前記補強材(10)が、ランドセル本体
(1)の上端開口部周縁に止着させた合成樹脂板よりな
る補強枠(11)に沿わせたものであることを特徴とす
る請求項2記載のランドセル。 - 【請求項6】 前記補強材(10)が、ランドセル本体
(1)の上端開口部周縁に略コ字形状に曲げて止着させ
た合成樹脂板よりなる長尺の補強枠(11)に沿わせた
ものであることを特徴とする請求項2記載のランドセ
ル。 - 【請求項7】 形状記憶合金の形状復元温度を、気温よ
り少し高い温度に設定したことを特徴とする請求項1ま
たは2記載のランドセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014818U JP3011705U (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ランドセル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014818U JP3011705U (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ランドセル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3011705U true JP3011705U (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=43147432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994014818U Expired - Lifetime JP3011705U (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ランドセル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011705U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020005691A (ja) * | 2018-07-03 | 2020-01-16 | 株式会社セイバン | ランドセル |
JP2020103504A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社ニトリホールディングス | ランドセル |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP1994014818U patent/JP3011705U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020005691A (ja) * | 2018-07-03 | 2020-01-16 | 株式会社セイバン | ランドセル |
JP2020103504A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社ニトリホールディングス | ランドセル |
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