JPH0339116Y2 - - Google Patents
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- JPH0339116Y2 JPH0339116Y2 JP20424585U JP20424585U JPH0339116Y2 JP H0339116 Y2 JPH0339116 Y2 JP H0339116Y2 JP 20424585 U JP20424585 U JP 20424585U JP 20424585 U JP20424585 U JP 20424585U JP H0339116 Y2 JPH0339116 Y2 JP H0339116Y2
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は表皮材の端末処理に係り、特にシート
やシートバツク等の表皮材を接合する場合に、少
なくとも二枚の係合プレートを用いて、少なくと
も一方の係合プレート側においてシワ等の発生を
防止できる端末処理部材に関する。
やシートバツク等の表皮材を接合する場合に、少
なくとも二枚の係合プレートを用いて、少なくと
も一方の係合プレート側においてシワ等の発生を
防止できる端末処理部材に関する。
従来から、表皮材の端末処理に関しては、表皮
材の接合に主眼がおかれていた。また端末処理が
必要なシート等において、外形の保形のために、
整形部材を用いてる場合があつた。そしてこれら
端末処理のための係合プレートと、シート外形を
保形するための整形部材とは別々に形成されてい
た。
材の接合に主眼がおかれていた。また端末処理が
必要なシート等において、外形の保形のために、
整形部材を用いてる場合があつた。そしてこれら
端末処理のための係合プレートと、シート外形を
保形するための整形部材とは別々に形成されてい
た。
これを第2図及び第3図に基づいて詳述する。
第2図においてシートバツク22は、フレーム
(ロアパイプ)26及びスプリング30に固定さ
れたクツシヨン材23と、該クツシヨン材23の
前面側を覆う表皮部材24と、クツシヨン材23
の両側面及び背面を覆う表皮材25等とから構成
されている。そして表皮部材24はワデイングカ
バー24aと表皮材24b間にワンデイング材2
4cを挾装して形成されている。
第2図においてシートバツク22は、フレーム
(ロアパイプ)26及びスプリング30に固定さ
れたクツシヨン材23と、該クツシヨン材23の
前面側を覆う表皮部材24と、クツシヨン材23
の両側面及び背面を覆う表皮材25等とから構成
されている。そして表皮部材24はワデイングカ
バー24aと表皮材24b間にワンデイング材2
4cを挾装して形成されている。
シートバツク22内の下部背面側には、ロアパ
イプ26が水平方向に配設されている。このロア
パイプ26は、着座時のフイーリング対策等のた
めに、中央部26aを背面方向に湾曲させてあ
り、該中央部26aはシートバツク22の背面を
覆う表皮材25の裏面に接している。
イプ26が水平方向に配設されている。このロア
パイプ26は、着座時のフイーリング対策等のた
めに、中央部26aを背面方向に湾曲させてあ
り、該中央部26aはシートバツク22の背面を
覆う表皮材25の裏面に接している。
そして、表皮部材24の下部端末24dと、表
皮材25の下部端末25aにはトリミングコード
27,27の基端が係止されており、シートバツ
ク22の下面側(第2図Cにおいて下側)におい
て、これらトリミングコード27,27の各先端
をCリング28で複数箇所連結して、端末処理が
なされている。
皮材25の下部端末25aにはトリミングコード
27,27の基端が係止されており、シートバツ
ク22の下面側(第2図Cにおいて下側)におい
て、これらトリミングコード27,27の各先端
をCリング28で複数箇所連結して、端末処理が
なされている。
また表皮材25下部の下部端末25a内側に
は、保形部材としての平板状のプレート29がト
リミングコード27と一体に縫製して係止され、
ロアパイプ26と表皮材25の間に配設されて、
表皮材25の外形を整えている。
は、保形部材としての平板状のプレート29がト
リミングコード27と一体に縫製して係止され、
ロアパイプ26と表皮材25の間に配設されて、
表皮材25の外形を整えている。
一方、第3図で示されるように表皮材の端末処
理に、押出成形品・射出成形品等から成る係合用
プレートを用いて表皮材間を接合している場合に
おいて、例えば乗用車等のシートバツクを例にと
ると、シートバツク31はフレーム32及びスプ
リング33に固定されたクツシヨン材34と、該
クツシヨン材34を被覆する表皮部材35から構
成されている。
理に、押出成形品・射出成形品等から成る係合用
プレートを用いて表皮材間を接合している場合に
おいて、例えば乗用車等のシートバツクを例にと
ると、シートバツク31はフレーム32及びスプ
リング33に固定されたクツシヨン材34と、該
クツシヨン材34を被覆する表皮部材35から構
成されている。
そして表皮部材35はクツシヨン材34の前側
を覆い、該表皮部材35を構成する表皮材35a
は、端部に先端部が断面略U字状の帯状係合プレ
ート36を接合している。また、背面表皮材38
はクツシヨン材34の背面を覆い、さらに端部で
端部接合部材38aと接合し、該端部接合部材3
8aの先端部には、前記帯状係合プレート36と
係合する断面略U字状の帯状係合プレート37を
接合している。このように係合プレート36,3
8を係合させて、第3図Bのように連結して端末
処理していた。
を覆い、該表皮部材35を構成する表皮材35a
は、端部に先端部が断面略U字状の帯状係合プレ
ート36を接合している。また、背面表皮材38
はクツシヨン材34の背面を覆い、さらに端部で
端部接合部材38aと接合し、該端部接合部材3
8aの先端部には、前記帯状係合プレート36と
係合する断面略U字状の帯状係合プレート37を
接合している。このように係合プレート36,3
8を係合させて、第3図Bのように連結して端末
処理していた。
第2図で示される従来技術においては、表皮材
25下部に配設された整形プレート29は、平板
状であり、平面に垂直な方向に対する剛性が小さ
いことから、表皮材25の張設時に周縁方向及び
下部端末25a方向へ引張した際、湾曲形成され
たロアパイプ26の中央部6aに沿つて湾曲して
しまうという問題点があつた。このように整形プ
レートが29が湾曲すると表皮材25の下部付近
が曲面を成し、幅方向中央付近は張りが強くシワ
は発生しないが、両側部は内側からの反力がない
ため、この部分の表皮材25に弛みジワ等が生じ
易くなつてしまう。
25下部に配設された整形プレート29は、平板
状であり、平面に垂直な方向に対する剛性が小さ
いことから、表皮材25の張設時に周縁方向及び
下部端末25a方向へ引張した際、湾曲形成され
たロアパイプ26の中央部6aに沿つて湾曲して
しまうという問題点があつた。このように整形プ
レートが29が湾曲すると表皮材25の下部付近
が曲面を成し、幅方向中央付近は張りが強くシワ
は発生しないが、両側部は内側からの反力がない
ため、この部分の表皮材25に弛みジワ等が生じ
易くなつてしまう。
また、平板状の整形プレート29を縫製により
取付けているため、シートバツク22の背面側に
縫製の縫い目が露出してしまうという不都合があ
つた。
取付けているため、シートバツク22の背面側に
縫製の縫い目が露出してしまうという不都合があ
つた。
一方第3図で示される技術において、帯状係合
プレート36,37による表皮材35aと表皮材
38aの端末処理は、両表皮材35aと38の端
部を互いに引き寄せて係合プレート36,37を
係合連結するため、第3図B矢線で示されるよう
に、表皮材35aと表皮材38aに荷重が加わる
と、係合プレート36と37は容易に離脱するこ
ととなり不都合である。
プレート36,37による表皮材35aと表皮材
38aの端末処理は、両表皮材35aと38の端
部を互いに引き寄せて係合プレート36,37を
係合連結するため、第3図B矢線で示されるよう
に、表皮材35aと表皮材38aに荷重が加わる
と、係合プレート36と37は容易に離脱するこ
ととなり不都合である。
また第3図C矢線のように荷重が加わると、係
合プレート36,37自体が伸張し、外れ易くな
るばかりでなく、係合プレート36,37自体を
破損することとなる。
合プレート36,37自体が伸張し、外れ易くな
るばかりでなく、係合プレート36,37自体を
破損することとなる。
本考案は上記各問題点に鑑みなされたもので、
上記外形の保形と端末処理を同時にできる端末処
理部材を提供することを目的とする。
上記外形の保形と端末処理を同時にできる端末処
理部材を提供することを目的とする。
つまり表皮材の端末処理をする場合において、
一方の表皮材、例えば背面を覆う表皮材が内部の
フレームやクツシヨン材その他の部材による形状
に影響されず、背面が平滑でシンプルな外形を保
持でき、係合プレートが容易に離脱することがな
く、また係合プレート自体の破損を防止できる端
末処理部材の提供を目的としている。
一方の表皮材、例えば背面を覆う表皮材が内部の
フレームやクツシヨン材その他の部材による形状
に影響されず、背面が平滑でシンプルな外形を保
持でき、係合プレートが容易に離脱することがな
く、また係合プレート自体の破損を防止できる端
末処理部材の提供を目的としている。
上記問題点を解決するための手段として本考案
は、表皮材の端部に用いられる係合プレートにお
いて、表皮材の一方、好ましくは背面側に、断面
略L字形で表皮材の幅より若干短い長さに形成さ
れた保形部を有する係合プレートを用いる。
は、表皮材の端部に用いられる係合プレートにお
いて、表皮材の一方、好ましくは背面側に、断面
略L字形で表皮材の幅より若干短い長さに形成さ
れた保形部を有する係合プレートを用いる。
そして表皮材の端末近傍に、係合プレートの断
面L字形の一辺の所望箇所と表皮材の端部を接合
し、該辺が下面側に位置するようにして、L字断
面の他辺が背面側に位置するように配設する。
面L字形の一辺の所望箇所と表皮材の端部を接合
し、該辺が下面側に位置するようにして、L字断
面の他辺が背面側に位置するように配設する。
係合プレートの保形部分は予め断面L字形に形
成してもよいが、実施例の第1図Dで示したよう
に、一辺の内側に、長手方向に連続する切込みを
設けて薄肉ヒンジ部を形成し、該辺が鈍角方向へ
のみ転倒可能とすれば、使用時には略L字形(略
直角)の状態を維持して曲げに対する剛性を保持
する。
成してもよいが、実施例の第1図Dで示したよう
に、一辺の内側に、長手方向に連続する切込みを
設けて薄肉ヒンジ部を形成し、該辺が鈍角方向へ
のみ転倒可能とすれば、使用時には略L字形(略
直角)の状態を維持して曲げに対する剛性を保持
する。
また一方の辺の先端側に補強リブを形成すれ
ば、使用時の曲げ方向に対する剛性を担う断面積
が増加し、同方向の曲げに対する剛性がより向上
する。
ば、使用時の曲げ方向に対する剛性を担う断面積
が増加し、同方向の曲げに対する剛性がより向上
する。
このように、係合プレートが略L字形の断面の
保形部分を有するため湾曲せず保形できる。
保形部分を有するため湾曲せず保形できる。
また係合プレートの表皮材接合時に内方となる
面に溝を形成したので、係合プレートの外れる方
向の荷重に対して、この係合プレートの溝の部分
が折曲し、荷重が係合部にかかるのを減少するこ
とができる。このことによつて、端末処理部材と
しての係合プレートの外れを防止し、係合プレー
ト自体の破損を防止することができる。
面に溝を形成したので、係合プレートの外れる方
向の荷重に対して、この係合プレートの溝の部分
が折曲し、荷重が係合部にかかるのを減少するこ
とができる。このことによつて、端末処理部材と
しての係合プレートの外れを防止し、係合プレー
ト自体の破損を防止することができる。
以上のように、本考案によれば、端末処理と形
状保形を同時に行うことができる。
状保形を同時に行うことができる。
以下、本考案に係る端末処理部材をシートバツ
クに適用した一実施例について、図面を参照して
説明する。
クに適用した一実施例について、図面を参照して
説明する。
但し、当然のことであるが、以下の説明例に記
載し、または図示している構成部品、その他の部
材、配置等は、本考案を限定する趣旨ではなく、
端なる説明例に過ぎない。
載し、または図示している構成部品、その他の部
材、配置等は、本考案を限定する趣旨ではなく、
端なる説明例に過ぎない。
第1図Aはフロントシートの斜視図、第1図B
は第1図AのX−X線による断面図、第1図Cは
第1図BのY−Y線による拡大部分断面図、第1
図Dは係合プレートの結合状態を説明する断面図
である。
は第1図AのX−X線による断面図、第1図Cは
第1図BのY−Y線による拡大部分断面図、第1
図Dは係合プレートの結合状態を説明する断面図
である。
第1図において、乗用車用フロントシート1
は、座部2とシートバツク3とから成り、シート
バツク3は、フレーム(ロアパイプ)7及びスプ
リング12に固定されたクツシヨン材4と、該ク
ツシヨン材4の前面側を覆う表皮部材5と、クツ
シヨン材4の両側面及び背面を覆う背面表皮材6
とから構成されている。表皮部材5はワデイング
カバー5aと表皮材5b間にワデイング材5cを
挾装して形成されている。
は、座部2とシートバツク3とから成り、シート
バツク3は、フレーム(ロアパイプ)7及びスプ
リング12に固定されたクツシヨン材4と、該ク
ツシヨン材4の前面側を覆う表皮部材5と、クツ
シヨン材4の両側面及び背面を覆う背面表皮材6
とから構成されている。表皮部材5はワデイング
カバー5aと表皮材5b間にワデイング材5cを
挾装して形成されている。
シートバツク3内の下部背面側には、ロアパイ
プ7が水平方向に配設され、該ロアパイプ7は、
着座時における腰部のホールドフイーリング等を
向上させるために、中央部分7aを後方に湾曲さ
せてあり、該中央部7aはシートバツク3の背面
を覆う表面表皮材6の裏面に接している。
プ7が水平方向に配設され、該ロアパイプ7は、
着座時における腰部のホールドフイーリング等を
向上させるために、中央部分7aを後方に湾曲さ
せてあり、該中央部7aはシートバツク3の背面
を覆う表面表皮材6の裏面に接している。
このシートバツク3の端末処理は、シートバツ
ク3の下面側(第1図Cにおいて下側)となる位
置、即ちシート座部2へ組付けた後は隠れて見え
なくなる位置において、表皮材5bの端末部5d
と表皮材6の端末部6aとに、端末処理部材とし
ての硬質合成樹脂製の係合プレート8と係合プレ
ート9をそれぞれ接合し、係合プレート8,9の
連結係止により行われている。
ク3の下面側(第1図Cにおいて下側)となる位
置、即ちシート座部2へ組付けた後は隠れて見え
なくなる位置において、表皮材5bの端末部5d
と表皮材6の端末部6aとに、端末処理部材とし
ての硬質合成樹脂製の係合プレート8と係合プレ
ート9をそれぞれ接合し、係合プレート8,9の
連結係止により行われている。
係合プレート8は先端部に係合プレート9と係
合するために、矢状の突起8aと庇部8bを有
し、突起8aと庇部8bとで凹部を形成した帯状
のプレートであり、端末部5dと接合される辺の
内側所定箇所に溝8fを有し、PVC等の材料で
射出成形により形成される。
合するために、矢状の突起8aと庇部8bを有
し、突起8aと庇部8bとで凹部を形成した帯状
のプレートであり、端末部5dと接合される辺の
内側所定箇所に溝8fを有し、PVC等の材料で
射出成形により形成される。
係合プレート9は上記係合プレート8と係合す
る形状、つまり係合プレート8の突起8aと嵌合
するための鉤部を有する断面略U字形状の帯状の
プレートで、この係合プレートの他端は断面略L
字形を成し、シートバツク3の下部の幅より若干
短い所定の長さに切断されている。そして背面表
皮材6の下部端末6aと接合される辺の内側所定
箇所に溝9fを有し、係合プレート8と同様に
PVC等の材料で押出成形・射出成形等により形
成される。
る形状、つまり係合プレート8の突起8aと嵌合
するための鉤部を有する断面略U字形状の帯状の
プレートで、この係合プレートの他端は断面略L
字形を成し、シートバツク3の下部の幅より若干
短い所定の長さに切断されている。そして背面表
皮材6の下部端末6aと接合される辺の内側所定
箇所に溝9fを有し、係合プレート8と同様に
PVC等の材料で押出成形・射出成形等により形
成される。
本例における係合プレート9は、第1図Dで示
すように、所定箇所(本例ではL字断面の角部近
傍内側)に、長手方向へ連続する切込み溝9dを
設けて薄肉ヒンジ部9eが形成され、該薄肉ヒン
ジ部9eを支点として一辺9aが鈍角方向(第1
図Dにおいて時計回り方向)へのみ転倒可能に形
成されている。そしてL字断面を形成する二辺9
a,9bの一辺9aは、先端を内方に若干折曲さ
せて補強リブ9cを長手方向に延設してある。
すように、所定箇所(本例ではL字断面の角部近
傍内側)に、長手方向へ連続する切込み溝9dを
設けて薄肉ヒンジ部9eが形成され、該薄肉ヒン
ジ部9eを支点として一辺9aが鈍角方向(第1
図Dにおいて時計回り方向)へのみ転倒可能に形
成されている。そしてL字断面を形成する二辺9
a,9bの一辺9aは、先端を内方に若干折曲さ
せて補強リブ9cを長手方向に延設してある。
この辺9bがシートバツク3の下面側に位置
し、また辺9aがシートバツク3の背面側に位置
して背面表皮材6とロアパイプ7の間にくるよう
に配設されている。そして背面表皮材6の下部端
末6aでは、係合プレート9の辺9bとが縫製等
により接合されている。
し、また辺9aがシートバツク3の背面側に位置
して背面表皮材6とロアパイプ7の間にくるよう
に配設されている。そして背面表皮材6の下部端
末6aでは、係合プレート9の辺9bとが縫製等
により接合されている。
なお上記実施例では、溝を設けて、折曲させて
断面L字形に形成しているが、予め断面略L字形
にして形成しても良い。
断面L字形に形成しているが、予め断面略L字形
にして形成しても良い。
なお、端末部5b,6aと係合プレート8,9
の接合は、縫合、接着材による接合、材質にもよ
るが、高周波ウエルダ等の熱融着法その他の接合
法が用いられる。
の接合は、縫合、接着材による接合、材質にもよ
るが、高周波ウエルダ等の熱融着法その他の接合
法が用いられる。
そして、係合プレート8と9は、第1図Dで示
されるように係合し、矢線で示すような荷重が生
じたときには、それぞれに形成された溝8f,9
fが折曲して、係合プレート8,9の係合部分に
直接荷重がかからないように構成されている。な
お、上記実施例で示した溝の代りとして、薄肉部
を形成してもよい。
されるように係合し、矢線で示すような荷重が生
じたときには、それぞれに形成された溝8f,9
fが折曲して、係合プレート8,9の係合部分に
直接荷重がかからないように構成されている。な
お、上記実施例で示した溝の代りとして、薄肉部
を形成してもよい。
さらに溝の代りに、硬質PVCと軟質PVCとの
複合材等によつて押出成形等によつて形成される
係合プレートを用いて、該軟質材の部分を表皮材
との接合部に形成して用いてもよい。
複合材等によつて押出成形等によつて形成される
係合プレートを用いて、該軟質材の部分を表皮材
との接合部に形成して用いてもよい。
なお上記実施例では、シートバツクを例にとり
説明したが、ヘツドレスト等の表皮端末処理にも
好適に用いることができる。
説明したが、ヘツドレスト等の表皮端末処理にも
好適に用いることができる。
本考案は上述したように、保形及び端末処理と
しての効果を兼用する端末処理部材を得ることが
できる。
しての効果を兼用する端末処理部材を得ることが
できる。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図Aはフロントシートの斜視図、第1図Bは第1
図AのX−X線による断面図、第1図Cは第1図
BのY−Y線による拡大部分断面図、第1図Dは
係合プレートであるプロテクタを示す縦断面図、
第2図及び第3図は従来のフロントシートの一例
を示すもので、第2図Aはフロントシートの斜視
図、第2図Bは第2図Aの−線による断面
図、第2図Cは第2図Bの−線による拡大部
分断面図、第3図Aは第1図Cに相当する縦断面
図、第3図B,Cは従来の係合プレートの係合状
態を示す部分断面図である。 1……フロントシート、3……シートバツク、
4……クツシヨン材、5,6……表皮材、7……
ロアパイプ、8,9……係合プレート、9a,9
b……辺、9d……切込み、9e……薄肉ヒンジ
部、8f,9f……溝。
図Aはフロントシートの斜視図、第1図Bは第1
図AのX−X線による断面図、第1図Cは第1図
BのY−Y線による拡大部分断面図、第1図Dは
係合プレートであるプロテクタを示す縦断面図、
第2図及び第3図は従来のフロントシートの一例
を示すもので、第2図Aはフロントシートの斜視
図、第2図Bは第2図Aの−線による断面
図、第2図Cは第2図Bの−線による拡大部
分断面図、第3図Aは第1図Cに相当する縦断面
図、第3図B,Cは従来の係合プレートの係合状
態を示す部分断面図である。 1……フロントシート、3……シートバツク、
4……クツシヨン材、5,6……表皮材、7……
ロアパイプ、8,9……係合プレート、9a,9
b……辺、9d……切込み、9e……薄肉ヒンジ
部、8f,9f……溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 表皮材を接合するために表皮材の端末に用い
られる少なくとも二枚の係合プレートにおい
て、表皮材と接合される少なくとも一方の係合
プレートに外形を整えるための部分を形成した
ことを特徴とする端末処理部材。 2 前記外形を整えるための部分は断面略L字形
で表皮材の幅より若干短い長さに形成され、L
字断面の一方の辺を表皮材の端末近傍に、L字
断面の他方の辺が表皮材の側面側にそれぞれ位
置するように配設したことを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第1項記載の端末処理部材。 3 前記係合プレートの少なくとも一方には、係
合プレートの前記表皮材接合時に内方となる面
に溝を形成したことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項又は第2項記載の端末処理部
材。 4 前記外形を整えるための部分は、長手方向に
連続する薄肉ヒンジ部を備え、前記薄肉ヒンジ
部を支点としてL字断面の一方の辺を鈍角方向
にのみ転倒可能としたことを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
記載の端末処理部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20424585U JPH0339116Y2 (ja) | 1985-12-30 | 1985-12-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20424585U JPH0339116Y2 (ja) | 1985-12-30 | 1985-12-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62111498U JPS62111498U (ja) | 1987-07-16 |
JPH0339116Y2 true JPH0339116Y2 (ja) | 1991-08-16 |
Family
ID=31170263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20424585U Expired JPH0339116Y2 (ja) | 1985-12-30 | 1985-12-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0339116Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019182369A (ja) * | 2018-04-17 | 2019-10-24 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
-
1985
- 1985-12-30 JP JP20424585U patent/JPH0339116Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019182369A (ja) * | 2018-04-17 | 2019-10-24 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62111498U (ja) | 1987-07-16 |
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