JPH0420316Y2 - - Google Patents

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JPH0420316Y2
JPH0420316Y2 JP1987139072U JP13907287U JPH0420316Y2 JP H0420316 Y2 JPH0420316 Y2 JP H0420316Y2 JP 1987139072 U JP1987139072 U JP 1987139072U JP 13907287 U JP13907287 U JP 13907287U JP H0420316 Y2 JPH0420316 Y2 JP H0420316Y2
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JP
Japan
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trim cover
wading
cover
bag
seat
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JP1987139072U
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JPS6443800U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シートなどの車両用シート、
詳しくは、横方向に装飾用の凹溝を前面側に有
し、シートバツクの下端部で開口部を結着して閉
口する袋状トリムカバーにおける端末構造に関す
る。
(従来の技術) 第3図乃至第6図はこの種の従来品を示し、図
中Aは自動車用シートのシートバツクを示し、該
シートバツクAにおける外表面を構成するトリム
カバーの身頃部aには横方向に装飾用の凹溝c,
c1,c2を設けてシートバツクAの前面側の外
観を向上させている。そして、この身頃部aの左
右には前方に隆起状に形成したクツシヨン材を被
覆する額縁部b,bが設けてある。
ところで、このトリムカバーは袋状に縫製さ
れ、シートフレーム3、このシートフレーム3に
張架したばね部材3及びこれらに支持される発泡
体製クツシヨン体2を、その上部から被せて、開
口部を第4図に示すように結着してシートバツク
Aを組付けると、前記身頃部aの最下段の装飾用
凹溝cの下部が下方に引かれるため、凹溝cの口
が広がつて変形し、くつきりした形状を保持し得
ず、シートの外観を損なう欠陥があつた。
以上のトリムカバーに設けた装飾用の凹溝c,
c1,c2は、第5図、第6図に示すように発泡
体製ワデイング12aの横方向に長孔12a1,1
2a2,12a3を設け、この長孔12a1…内に表皮
11を挿入し、この挿入した表皮11の一部をワ
デイングカバー13に溶着することにより設けた
ものである。そして、第5図に示すように、長孔
12a1から下方に位置するワデイング12b′の長
さL1が長く、この部分を被覆する表皮11bと、
ワデイングカバー13との端末が短いため、第4
図に示すように、ホツグリング17で結着する
と、前記ワデイング12b′が引張られて、前記装
飾用の凹溝cが変形する。第4図において、図中
16は、トリムカバーの前側端末に縫着した引
布、15はトリムカバーの背裏14側端末に縫着
した引布を夫々示し、両引布15,16をホツグ
リング17で一体に結着している。第5図におい
てL3は最下部の凹溝cからトリムカバーの身頃
部aの端末までの長さを示す。
(解決すべき問題点) そこで、本考案は斯様に身頃部の下部に横方向
に装飾用の凹溝を有するシートバツク用の袋状ト
リムカバーにおいて、前記装飾用の凹溝の変形を
防止することを目的とするものである。
(問題点を解決すべき手段) そのため、本考案は前記トリムカバーの前面側
における開口部側端末に、表皮とワデイングカバ
ーとからなる縫着部を延設して、該縫着部を引張
力によつて、前記装飾用の凹溝を構成する最下部
のワデイングの変形を防止したものである。従つ
て、トリムカバーの開口部を結着してシートバツ
クを組付けても、トリムカバーの身頃部側に設け
た最下部の装飾用の凹溝の保形性を保持し得る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図、第2図に基
づいて説明する。
図中、前記従来品と同一符号は同一部材を示
し、その説明を省略する。第1図はシートバツク
Aの下部におけるトリムカバーの結着構造を示
し、トリムカバーの身頃部aにおける開口部側の
端末は第2図に示すような構造になつている。
即ち、最下部の装飾用の凹溝cから下方のワデ
イング12bは、その長さL2が従来のものに比
べ短くし、そのワデイング12bを被覆する表皮
11bより下方に、該表皮11bを延長した延長
部11aを設けると共に、ワデイングカバー13
も同様に延長部11aと同一の長さに延設してい
る。この表皮の延長部11aとワデイングカバー
の延長部とを一体に縫着して縫着部1を形成す
る。図中、1a,1aは縫糸を示す。
以上のワデイング12bと縫着部1の全長L3
は、前記従来品の凹溝cから端末までの全長L3
(第5図)と略同一の長さである。
そして、前記縫着部1に引布15が一体に縫着
され、この引布15が、トリムカバーの背裏部1
4に縫着した引布16と共に、前記従来品と同様
にホツグリング17で一体に結着されて、シート
バツクを形成する。
斯して、装飾用の凹溝cの一部を構成するワデ
イング12bの下方には、前記表皮11aとワデ
イングカバー13aからなる縫着部1が延設され
ているため、前記ホツグリング17による結着に
よつてトリムカバーの前面側が下方に引かれる
が、その引張力はワデイング12bに影響しな
い。
(効果) 本考案は叙上の如く前面側の身頃部に装飾用の
凹溝を横方向に設けた袋状トリムカバーにおい
て、その前面側の開口部端末に、表皮とワデイン
グカバーとからなる縫着部を設けているので、開
口部をホツグリングで結着して閉口する際、前記
縫着部が下方に引張られるが、この引張力が前記
装飾用凹溝の一部を構成するワデイングに影響を
与えない。そのため、装飾用の凹溝が変形せず、
初期の溝形状を保持できる。従つて、前記従来品
に比べ、装飾用の凹溝がくつきりした形状になり
シートの外観を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案を示し、第1図はその
断面図、第2図はトリムカバーの前面側開口部端
末の断面図、第3図乃至第6図は従来品を示し、
第3図は従来品の自動車用シートの斜視図、第4
図は第3図における−線断面図、第5図は同
トリムカバーの前面側開口部端末の断面図、第6
図は同トリムカバーの身頃部の部分切欠斜視図で
ある。 図中、aはトリムカバーの身頃部、c,c1,
c2は身頃部に設けた装飾用凹溝、1は縫着部を
夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横方向に装飾用の凹溝を前面側に有し、シート
    バツクの下端部で開口部を結着して閉口する袋状
    トリムカバーにおいて、該トリムカバーにおける
    身頃部は表皮と発泡体製ワデイングとワデイング
    カバーの三層からなり、その開口部側端末に前記
    表皮とワデイングカバーとからなる縫着部を延設
    して、前記最下部の装飾用の凹溝の変形を防止し
    てなる車両用シートにおける袋状トリムカバーの
    端末構造。
JP1987139072U 1987-09-11 1987-09-11 Expired JPH0420316Y2 (ja)

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JP1987139072U JPH0420316Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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JP1987139072U JPH0420316Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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Publication Number Publication Date
JPS6443800U JPS6443800U (ja) 1989-03-15
JPH0420316Y2 true JPH0420316Y2 (ja) 1992-05-08

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ID=31401989

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JP1987139072U Expired JPH0420316Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227097B2 (ja) * 1978-10-05 1987-06-12 Rhone Poulenc Ind

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035344Y2 (ja) * 1985-07-31 1991-02-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227097B2 (ja) * 1978-10-05 1987-06-12 Rhone Poulenc Ind

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JPS6443800U (ja) 1989-03-15

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