JP2591692Y2 - シートバック下部におけるシート表皮の止着構造 - Google Patents
シートバック下部におけるシート表皮の止着構造Info
- Publication number
- JP2591692Y2 JP2591692Y2 JP1991080676U JP8067691U JP2591692Y2 JP 2591692 Y2 JP2591692 Y2 JP 2591692Y2 JP 1991080676 U JP1991080676 U JP 1991080676U JP 8067691 U JP8067691 U JP 8067691U JP 2591692 Y2 JP2591692 Y2 JP 2591692Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- seat
- cushion body
- body portion
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、左右の土手部を有する
バケット型のシートバックを構成するべく、下部側が開
放された袋状のシート表皮をクッション体部に被せると
共に、そのシート表皮の下部側をクッション体部に止着
固定するのに適用されるシートバック下部におけるシー
ト表皮の止着構造に関するものである。
バケット型のシートバックを構成するべく、下部側が開
放された袋状のシート表皮をクッション体部に被せると
共に、そのシート表皮の下部側をクッション体部に止着
固定するのに適用されるシートバック下部におけるシー
ト表皮の止着構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、シートバックを組み立てるには
クッション体部に被せるシート表皮として下部側が開放
された袋状のものか用いられている。そのシート表皮
は、左右の土手部を有するバケット型のものではクッシ
ョン体部の高く膨出する左右の土手部よりクッション体
部の下部側に被せる必要から、シート表皮の下部開放口
を広く拡開できるよう形成しなければならない。
クッション体部に被せるシート表皮として下部側が開放
された袋状のものか用いられている。そのシート表皮
は、左右の土手部を有するバケット型のものではクッシ
ョン体部の高く膨出する左右の土手部よりクッション体
部の下部側に被せる必要から、シート表皮の下部開放口
を広く拡開できるよう形成しなければならない。
【０００３】このシート表皮の下部開放口を広く形成す
る際に、土手部の膨出高さに相応させてシート表皮の全
体をクッション体部の下部側まで同じ幅で形成すると、
クッション体部の下部側か土手部よりも狭幅に形成され
ているため、シート表皮の下部側で皺やダブ付きが生ず
ることにより体裁上好ましくない。
る際に、土手部の膨出高さに相応させてシート表皮の全
体をクッション体部の下部側まで同じ幅で形成すると、
クッション体部の下部側か土手部よりも狭幅に形成され
ているため、シート表皮の下部側で皺やダブ付きが生ず
ることにより体裁上好ましくない。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、シート表皮
の下部開放口を広く開口させてシート表皮をクッション
体部に容易に被せられると共に、そのシート表皮の下部
側を皺やダブ付きのない体裁上良好に保てるシートバッ
ク下部におけるシート表皮の止着構造を提供することを
目的とする。
の下部開放口を広く開口させてシート表皮をクッション
体部に容易に被せられると共に、そのシート表皮の下部
側を皺やダブ付きのない体裁上良好に保てるシートバッ
ク下部におけるシート表皮の止着構造を提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案に係るシートバッ
ク下部におけるシート表皮の止着構造においては、左右
の土手部を有するバケット型のシートバックを構成する
べく、クッション体部の前面を覆う前面表皮部と、クッ
ション体部の背面を覆う背面表皮部と、クッション体部
の側面を覆う左右の側面表皮部とから縫製されて下部側
か開放された袋状のシート表皮を備え、このシート表皮
をクッション体部に被せると共に、そのシート表皮の下
部側をクッション体部に止着固定するもので、各側面表
皮部の下部側にはクッション体部の土手部の最も高い部
分の近くより斜め下方を切り取って切欠部を設け、その
切欠部には側面表皮部の下部傾斜縁と前面表皮部の該下
部傾斜縁より下方に連続する側縁とに縫い付けて補助皮
材を備え付け、この補助皮材の後端側と背面表皮部の下
端側とを縫い合わせずにシート表皮の下部開放口を拡開
可能に形成し、そのシート表皮の下部開放口を補助皮材
の後端側と背面表皮部の下端側との間で広げてクッショ
ン体部に被せると共に、補助皮材の後端部を背面表皮部
の内側でクッション体部の背面側に回込み止着させてシ
ート表皮をクッション体部に被着することにより構成さ
れている。
ク下部におけるシート表皮の止着構造においては、左右
の土手部を有するバケット型のシートバックを構成する
べく、クッション体部の前面を覆う前面表皮部と、クッ
ション体部の背面を覆う背面表皮部と、クッション体部
の側面を覆う左右の側面表皮部とから縫製されて下部側
か開放された袋状のシート表皮を備え、このシート表皮
をクッション体部に被せると共に、そのシート表皮の下
部側をクッション体部に止着固定するもので、各側面表
皮部の下部側にはクッション体部の土手部の最も高い部
分の近くより斜め下方を切り取って切欠部を設け、その
切欠部には側面表皮部の下部傾斜縁と前面表皮部の該下
部傾斜縁より下方に連続する側縁とに縫い付けて補助皮
材を備え付け、この補助皮材の後端側と背面表皮部の下
端側とを縫い合わせずにシート表皮の下部開放口を拡開
可能に形成し、そのシート表皮の下部開放口を補助皮材
の後端側と背面表皮部の下端側との間で広げてクッショ
ン体部に被せると共に、補助皮材の後端部を背面表皮部
の内側でクッション体部の背面側に回込み止着させてシ
ート表皮をクッション体部に被着することにより構成さ
れている。
【０００６】
【作用】このシートバック下部におけるシート表皮の止
着構造では、補助皮材の後端側と背面表皮部の下端側と
を縫い合わせずにシート表皮の下部開放口を拡開可能に
形成することにより、シート表皮の下部開放口を補助皮
材の後端側と背面表皮部の下端側との間で広げてクッシ
ョン体部に被せることができるため、シート表皮をクッ
ション体部に容易に被せられる。
着構造では、補助皮材の後端側と背面表皮部の下端側と
を縫い合わせずにシート表皮の下部開放口を拡開可能に
形成することにより、シート表皮の下部開放口を補助皮
材の後端側と背面表皮部の下端側との間で広げてクッシ
ョン体部に被せることができるため、シート表皮をクッ
ション体部に容易に被せられる。
【０００７】また、クッション体部の土手部の最も高い
部分の近くより斜め下方を切り取って切欠部を各側面表
皮部の下部側に設け、補助皮材を側面表皮部の下部傾斜
縁と前面表皮部の該下部傾斜縁より下側に連続する側縁
とに縫い付けて備え付け、この補助皮材の後端部を背面
表皮部の内側でクッション体部の背面側に回込み止着す
ることから、クッション体部の土手部の最も高い部分の
近くより斜め下方をクッション体部にフィットさせてシ
ート表皮をクッション体部に被着することができる。
部分の近くより斜め下方を切り取って切欠部を各側面表
皮部の下部側に設け、補助皮材を側面表皮部の下部傾斜
縁と前面表皮部の該下部傾斜縁より下側に連続する側縁
とに縫い付けて備え付け、この補助皮材の後端部を背面
表皮部の内側でクッション体部の背面側に回込み止着す
ることから、クッション体部の土手部の最も高い部分の
近くより斜め下方をクッション体部にフィットさせてシ
ート表皮をクッション体部に被着することができる。
【０００８】
【実施例】図１は車両用のバケット型シートを示すもの
であり、そのシートバックＢは土手部が比較的高い膨出
幅Ｗを呈するクッション体部１を用いて組み立てられて
いる。また、このシートバックＢには下部側が開放され
た袋状のシート表皮２がクッション体部１に被されてい
る。そのシート表皮２は、クッション体部１の前面を覆
う前面表皮部２ａと、クッション体部１の背面を覆う背
面表皮部２ｂと、クッション体部１の側面を覆う左右の
側面表皮部２ｃ（片側のみ図示）とから下部側が開放さ
れた袋状に縫製されている。
であり、そのシートバックＢは土手部が比較的高い膨出
幅Ｗを呈するクッション体部１を用いて組み立てられて
いる。また、このシートバックＢには下部側が開放され
た袋状のシート表皮２がクッション体部１に被されてい
る。そのシート表皮２は、クッション体部１の前面を覆
う前面表皮部２ａと、クッション体部１の背面を覆う背
面表皮部２ｂと、クッション体部１の側面を覆う左右の
側面表皮部２ｃ（片側のみ図示）とから下部側が開放さ
れた袋状に縫製されている。
【０００９】そのシート表皮２においては、補助皮材３
が各側面表皮部２ｃの下部側に備え付けられている。こ
の補助皮材３としては、シート表皮２と同材質のもの或
いは金巾等の引張り強度を有する布材料を用いることが
できる。
が各側面表皮部２ｃの下部側に備え付けられている。こ
の補助皮材３としては、シート表皮２と同材質のもの或
いは金巾等の引張り強度を有する布材料を用いることが
できる。
【００１０】その補助皮材３を備え付けるべく、図２で
示すように各側面表皮部２ｃの下部側にはクッション体
部１の土手部１ａの最も高い部分１ｂの近くより斜め下
方を切り取って切欠部４か設けられている。この切欠部
４に対し、補助皮材３は側面表皮部２ｃの下部傾斜縁２
０と前面表皮部２ａの下部傾斜縁２０より下側に連続す
る側縁２１とに縫い付けることにより備え付けられてい
る。また、その補助皮材４の後端側と背面表皮部２ｂと
は縫い合わせないことから、シート表皮２は下部開放口
を拡開できるよう形成されている。
示すように各側面表皮部２ｃの下部側にはクッション体
部１の土手部１ａの最も高い部分１ｂの近くより斜め下
方を切り取って切欠部４か設けられている。この切欠部
４に対し、補助皮材３は側面表皮部２ｃの下部傾斜縁２
０と前面表皮部２ａの下部傾斜縁２０より下側に連続す
る側縁２１とに縫い付けることにより備え付けられてい
る。また、その補助皮材４の後端側と背面表皮部２ｂと
は縫い合わせないことから、シート表皮２は下部開放口
を拡開できるよう形成されている。
【００１１】このシート表皮２は、下部開放口を補助皮
材４の後端側と背面表皮部２ｂの下端側とで広く拡開さ
せてクッション体部１を上部側から内部に収容し、クッ
ション体部１の最も高い膨出部分１ｂにおいては下部開
放口を多少拡げて通過させることによりクッション体部
１の全体に容易に被着するようにできる。
材４の後端側と背面表皮部２ｂの下端側とで広く拡開さ
せてクッション体部１を上部側から内部に収容し、クッ
ション体部１の最も高い膨出部分１ｂにおいては下部開
放口を多少拡げて通過させることによりクッション体部
１の全体に容易に被着するようにできる。
【００１２】そのクッション体部１の下部側において
は、図３で示すように補助皮材３の後端部を背面表皮部
２ｂの内側に位置させてクッション体部１の背部に回込
み止着することから、シート表皮２の前面表皮部２ａ並
ひに側面表皮部２ｃを背面表皮部２ｃ寄りに引張ること
によりクッション体部１にフィットさせて被着すること
ができる。この補助皮材３の後端部は、そのまま直接或
いは吊込みテープ５を介してクッション体部１の背部に
回し込むことによりＣ字リング等の止め具６でクッショ
ン体部１のテンションスプリング７等に止めることかで
きる。
は、図３で示すように補助皮材３の後端部を背面表皮部
２ｂの内側に位置させてクッション体部１の背部に回込
み止着することから、シート表皮２の前面表皮部２ａ並
ひに側面表皮部２ｃを背面表皮部２ｃ寄りに引張ること
によりクッション体部１にフィットさせて被着すること
ができる。この補助皮材３の後端部は、そのまま直接或
いは吊込みテープ５を介してクッション体部１の背部に
回し込むことによりＣ字リング等の止め具６でクッショ
ン体部１のテンションスプリング７等に止めることかで
きる。
【００１３】このように構成するシートバック下部にお
けるシート表皮の止着構造では上部側は勿論、シート表
皮２の下部側であっても補助皮材３による引張止着でク
ッション体部１のパッド部形状にフィットさせて被着で
きしかもクッション体部１の下側部を確実に被うことが
できるから、シートバックＢを極めて体裁のよいものに
組み立てるようにできる。
けるシート表皮の止着構造では上部側は勿論、シート表
皮２の下部側であっても補助皮材３による引張止着でク
ッション体部１のパッド部形状にフィットさせて被着で
きしかもクッション体部１の下側部を確実に被うことが
できるから、シートバックＢを極めて体裁のよいものに
組み立てるようにできる。
【００１４】なお、シート表皮１の下部開放端は縁取り
等を設けて開放状態のままにでき、或いは前面表皮部２
ａと背面表皮部２ｃをクッション体部１の下面側に巻き
込んで各端末間を連結することにより閉鎖してもよい。
等を設けて開放状態のままにでき、或いは前面表皮部２
ａと背面表皮部２ｃをクッション体部１の下面側に巻き
込んで各端末間を連結することにより閉鎖してもよい。
【００１５】
【考案の効果】以上の如く、本考案に係るシートバック
下部側におけるシート表皮の止着構造に依れば、シート
表皮の下部開放口を拡開させてクッション体部に容易に
被せられるばかりでなく、シート表皮の下部側を補助皮
材による引張止着でクッション体部にフィットさせて体
裁上極めて良好なものに保てるよう組み立てることかで
きる。
下部側におけるシート表皮の止着構造に依れば、シート
表皮の下部開放口を拡開させてクッション体部に容易に
被せられるばかりでなく、シート表皮の下部側を補助皮
材による引張止着でクッション体部にフィットさせて体
裁上極めて良好なものに保てるよう組み立てることかで
きる。
【図１】本考案に係るシート表皮の止着構造を適用した
車両用バケット型シートを示す側面図である。
車両用バケット型シートを示す側面図である。
【図２】同シート表皮の止着構造を適用したシートバッ
クの下部側を部分的に示す拡大側面図である。
クの下部側を部分的に示す拡大側面図である。
【図３】同シートバックの背面側を一部切り欠いて示す
斜視図である。
斜視図である。
Ｂ シートバック １ クッション体部 １ａ 土手部 １ｂ 土手部の最も高い部分 ２ シート表皮 ２ａ 前面表皮部 ２ｂ 背面表皮部 ２ｃ 側面表皮部 ３ 補助皮材 ４ 切欠部 ２０ 側面表皮部の下部傾斜縁 ２１ 前面表皮部の側縁
Claims (1)
- 【請求項１】 左右の土手部を有するバケット型のシー
トバックを構成するべく、クッション体部の前面を覆う
前面表皮部と、クッション体部の背面を覆う背面表皮部
と、クッション体部の側面を覆う左右の側面表皮部とか
ら縫製されて下部側が開放された袋状のシート表皮を備
え、このシート表皮をクッション体部に被せると共に、
そのシート表皮の下部側をクッション体部に止着固定す
るのに適用されるシートバック下部におけるシート表皮
の止着構造であって、 上記各側面表皮部の下部側にはクッション体部の土手部
の最も高い部分の近くより斜め下方を切り取って切欠部
を設け、その切欠部には側面表皮部の下部傾斜縁と前面
表皮部の該下部傾斜縁より下方に連続する側縁とに縫い
付けて補助皮材を備え付け、この補助皮材の後端側と背
面表皮部の下端側とを縫い合わせずにシート表皮の下部
開放口を拡開可能に形成し、 上記シート表皮の下部開放口を補助皮材の後端側と背面
表皮部の下端側との間で広げてクッション体部に被せる
と共に、補助皮材の後端部を背面表皮部の内側でクッシ
ョン体部の背面側に回込み止着させてシート表皮をクッ
ション体部に被着したことを特徴とするシートバック下
部におけるシート表皮の止着構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991080676U JP2591692Y2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | シートバック下部におけるシート表皮の止着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991080676U JP2591692Y2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | シートバック下部におけるシート表皮の止着構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0521800U JPH0521800U (ja) | 1993-03-23 |
| JP2591692Y2 true JP2591692Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13724960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991080676U Expired - Lifetime JP2591692Y2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | シートバック下部におけるシート表皮の止着構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591692Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6103485B2 (ja) * | 2013-09-26 | 2017-03-29 | スズキ株式会社 | シートバック |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH044639Y2 (ja) * | 1987-05-12 | 1992-02-10 |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP1991080676U patent/JP2591692Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0521800U (ja) | 1993-03-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980210 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981117 |