JPH068795Y2 - シートの表皮材の取付構造 - Google Patents

シートの表皮材の取付構造

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JPH068795Y2
JPH068795Y2 JP2780990U JP2780990U JPH068795Y2 JP H068795 Y2 JPH068795 Y2 JP H068795Y2 JP 2780990 U JP2780990 U JP 2780990U JP 2780990 U JP2780990 U JP 2780990U JP H068795 Y2 JPH068795 Y2 JP H068795Y2
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JP
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skin
wadding
pad material
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laminated
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JP2780990U
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Inventor
隆 細江
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシートの表皮材の取付構造に関し、更に詳細に
説明するとパッド材を被覆する表皮材の端末がパッド材
の裏面側に係止部材により係止されるようになされたシ
ートの表皮材の取付構造に関する。
〔従来の技術〕
従来より、車両等のシートの表皮材はパッド材と別個に
形成され、第3図に示す如く、シートフレーム6上に載
置されたパッド材5を巻き込むように表皮材1により被
覆し、この表皮材1の端末1aがパッド材5の裏面側に
配設されたシートフレーム6側に係止部材としてのクリ
ップ7により係止されている。
パッド材5を被覆する表皮材1は表面側の表皮2と、該
表皮1の裏面側に接合されたワディング3と、このワデ
ィング3の裏面側に接合された裏基布4とから一体に形
成されている。
またパッド材5の内部にフレーム形状のワイヤを挿入し
て一体発泡したパッド材5にあってはパッド材5の裏面
側に不織布や粗毛布等を固着し、この不織布や粗毛布に
前記表皮材1の端末1aが係止部材としてのタッカーに
より係止されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、従来の表皮材1を用いてパッド材5を被覆す
る場合には、ワディング3及び裏基布4側が巻き込みの
内側になるので内周の長さが外周の長さより短くなり、
この短くなった分だけ表皮2よりもワディング3及び裏
基布4が縮まなくてはならないが、現実には縮まず、こ
の部分がたるんだり、一個所に集中して皺が発生し、ワ
ディング3及び裏基布4のたるみが表皮2の皺を発生さ
せ、感触及び外観を悪化させる欠点を有するものであっ
た。
本考案の目的は、パッド材を被覆する表皮材の表皮に皺
を発生させることがなく、感触及び外観の優れたシート
の表皮材の取付構造を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述せる課題に鑑みてなされたもので、パッド
材を被覆する表皮材の端末がパッド材の裏面側に係止さ
れるようになされたシートの表皮材の取付構造におい
て、前記表皮材は表面側の表皮と、該表皮の裏面側に積
層されるワディングと、該ワディングの裏面側に積層さ
れた裏基布とからなり、前記表皮と前記ワディングは非
接合状態で積層され、前記裏基布と前記ワディングとは
接合状態で積層され、前記裏基布とワディングの端末が
テンションを加えられた状態でパッド材の裏面側に第1
の係止部材により係止されていると共に、前記表皮の端
末がパッド材の裏面側に第2の係止部材により係止され
ていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案に依れば、表皮材の表皮と裏基布とがワディング
を介して非接合状態で積層され、裏基布とワディングと
が接合された積層品がテンションを加えられた状態でパ
ッド材の裏面側に第1の係止部材により係止されている
ので裏基布にたるみや皺を発生させる虞れがなく、また
裏基布とワディングとが接合された積層品と非接合状態
の表皮が裏基布とワディングとが接合された積層品のワ
ディングの表面側に積層され、表皮の端末がパッド材の
裏面側に第2の係止部材により係止されているので、表
皮の表面に皺が発生する虞れがないものである。
〔実施例〕
以下本考案に係るシートの表皮材の取付構造を図面を参
照して詳述する。
第1図は、本考案の一実施例の概略を示すもので、本実
施例では表皮材11はシートフレーム20上に載置され
たパッド材18を巻き込むように被覆している。前記表
皮材11は表面側の表皮12と、この表皮12の裏面側
に非接合状態で積層された裏基布14とを備え、本実施
例では裏基布14とワディング13とが接合状態で積層
されている。
前記裏基布14とワディング13との積層品16がパッ
ド材18を被覆した状態で、積層品16の端末16aが
パッド材18の裏面側であるシートフレーム20側に第
1の係止部材としての第1のクリップ21によりクリッ
プ止めされている。前記積層品16の端末16aには十
分にテンションが加えられて第1のクリップ21により
クリップ止めされている。
次いで表皮12が前記裏基布14とワディング13の積
層品16を被覆した状態で、表皮12の端末12aがパ
ッド材18の裏面側であるシートフレーム20側に第2
の係止部材としての第2のクリップ22によりクリップ
止めされている。尚前記第1及び第2のクリップ21,
22は直接シートフレーム20に固着するもののほか、
パッド材18の裏面側であるシートフレーム20側に固
着した固定ワイヤ等に固着するものであってもよい。
第2図には本考案の異なる実施例が示されており、この
実施例においてはパッド材18の内部にワイヤ等からな
るフレーム部材30が挿入されて形成され、このパッド
材18の裏面側に不織布や粗毛布等からなるサポータ材
25を固着させたシートの表皮材11の取付構造に関す
るものである。
この表皮材11は表皮12とワディング13とが非接合
状態に形成され、裏基布14とワディング13とが接合
状態に形成されている。
前記裏基布14とワディング13との積層品16がパッ
ド材18を被覆した状態で積層品16の端末16aが十
分にテンションが加えられてパッド材18の裏面側に固
着された前記サポータ材25に第1の係止部材としての
第1のタッカー41によりタッカー止めされている。
次いで表皮12が前記裏基布14とワディング13の積
層品16を被覆した状態で、表皮12の端末12aが前
記サポータ材25に第2の係止部材としての第2のタッ
カー42によりタッカー止めされている。
〔考案の効果〕
以上が本考案に係るシートの表皮材の取付構造の一実施
例の構成であるが、斯る構成に依れば、表皮材の表皮
が、裏基布とワディングとが接合された積層品に非接合
状態で積層され、裏基布とワディングとが接合された積
層品がテンションを加えられた状態でパッド材の裏面側
に第1の係止部材により係止されているので裏基布にた
るみや皺を発生させる虞れがなく、また表皮材の表皮が
裏基布とワディングとが接合された積層品のワディング
の表面側に積層され、表皮の端末がパッド材の裏面側に
第2の係止部材により係止されているので表皮の表面に
皺が発生する虞れがなく、感触及び外観の優れたシート
の表皮材の取付構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシートの表皮材の取付構造の一実
施例の概略を示す断面図、第2図は同、異なる実施例を
示す断面図、第3図は従来のシートの断面図である。 図中、11……表皮材、12……表皮、12a……端
末、13……ワディング、14……裏基布、16……積
層品、16a……端末、18……パッド材、20……シ
ートフレーム、21……第1のクリップ、22……第2
のクリップ、25……サポータ材、30……フレーム部
材、41……第1のタッカー、42……第2のタッカ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッド材を被覆する表皮材の端末がパッド
    材の裏面側に係止されるようになされたシートの表皮材
    の取付構造において、前記表皮材は表面側の表皮と、該
    表皮の裏面側に積層されるワディングと、該ワディング
    の裏面側に積層された裏基布とからなり、前記表皮と前
    記ワディングは非接合状態で積層され、前記裏基布と前
    記ワディングとは接合状態で積層され、前記裏基布とワ
    ディングの端末がテンションを加えられた状態でパッド
    材の裏面側に第1の係止部材により係止されていると共
    に、前記表皮の端末がパッド材の裏面側に第2の係止部
    材により係止されていることを特徴とするシートの表皮
    材の取付構造。
JP2780990U 1990-03-19 1990-03-19 シートの表皮材の取付構造 Expired - Lifetime JPH068795Y2 (ja)

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JPH03118099U JPH03118099U (ja) 1991-12-05
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