JPH084330Y2 - 板状内装材 - Google Patents

板状内装材

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JPH084330Y2
JPH084330Y2 JP1989107673U JP10767389U JPH084330Y2 JP H084330 Y2 JPH084330 Y2 JP H084330Y2 JP 1989107673 U JP1989107673 U JP 1989107673U JP 10767389 U JP10767389 U JP 10767389U JP H084330 Y2 JPH084330 Y2 JP H084330Y2
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JP
Japan
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賀津行 松下
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用ドアトリム、室内の内装壁等板状内装
材に関する。
(従来技術) 板状内装材の一種としてハードボード等基板の一側面
に表皮を固定してなり、表面に露呈する表皮が互に異な
る複数の表皮にて形成されている板状内装材がある。第
8図にはこの種内装材の一例である車両用ドアトリムが
示されており、当該ドアトリム10は第9図に示すように
ハードボードを成形してなる基板11と、同基板11の一側
面に沿って位置する互に異なる2種類の表皮12、13にて
構成されていて、ドアのインナパネルに組付けられる。
しかして、一方の表皮12は合成皮革等レザーの裏面に
ウレタンホーム等のパッドを接着してなりかつ他方の表
皮13はカーペット等からなるもので、これら両表皮12、
13の互に対向する端末は表皮12を構成するレザーと同じ
レザー14にて接合されている。一方の表皮12は基板11の
所定の部位に接着されており、また同表皮12に接合状態
にある他方の表皮13の端末は基板11の端部に巻込んで固
定されている。なお、上記レザー14は一方の表皮12に対
してはウエルド等溶着により固着され、かつ他方の表皮
13に対しては縫合等により固着されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記したドアトリム10においては両表皮1
2、13の境界部がこれら両者12、13を接合しているレザ
ー14等接合材にて形成されるが、接合材は溶着、縫合等
により両表皮12、13の端末に固着されているため同接合
材に弛み、皺等が発生して品質を低下し易く、かつ上記
固着作業が非常に面倒である。
従って、本考案の目的はこれらの問題に対処すること
にあるが、特に、上記した境界部が段部に形成されてい
る板状内装材において、上記した各問題を解決すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、基板の一側面に表皮を固定してなり、表面
に露呈する表皮が互に異なる複数の表皮にて形成されて
いるとともに、これら各表皮が露呈する部位の境界部が
段部になっている板状内装材であり、前記基板は前記段
部に段差部に沿って延びるスリット状の開口部を備え、
同開口部に前記基板に接着された各表皮の端末が挿入さ
れて前記境界部を形成していることを特徴とするもので
ある。
(考案の作用・効果) かかる構成の内装材において、各表皮の互に対向する
端末は基板の段部に段差部に沿って設けたスリット状の
開口部に挿入されて両表皮の境界部を形成しているた
め、当該境界部は緩み、皺等の存在しない状態を呈し従
来のこの種内装材に比較して品質が向上し、かつ各表皮
の端末の処理作業も容易になる。特に、この場合にはス
リット状の開口部が板状内装材の表面に露呈することな
く各表皮の境界部が形成されるため、同内装材の見栄え
がすこぶるよい。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、
第1図には本考案に係る内装材の一例である車両用ドア
のドアトリムが示されている。当該ドアトリム20は第2
図〜第4図に示すようにハードボードからなる基板21
と、合成皮革からなる第1表皮22と、カーペットからな
る第2表皮23にて構成されている。
基板21は木質系素材を成形型にて圧縮成形してなるも
ので、同基板21の一側面は第1表皮22が露呈する第1部
位21aと第2表皮23が露呈する第2部位21bに大別され
る。第1部位21aの外周縁部は所定量膨出する所定幅の
膨出部21a1に形成され、かつ第2部位21bは膨出部21a1
から所定量陥没する凹所に形成されていて、これら両部
位21a、21bが接合する段部に同段部に段差部に沿って延
びるスリット状の開口部21cが形成されている。同開口
部21cは基板21の成形時に形成され、また同開口部21cの
形成により生じる基板21の強度低下に対しては第5図〜
第7図に示すように複数の接合部材24、25により両部位
21a、21bを接合している。
かかる基板21の一側面には第1表皮22が全面に接着さ
れており、同表皮22の基板21の開口部21cに対する部位2
2aは切断されて、その切断端末22bが折返されて開口部2
1cに挿入され基板21の他側面に巻込み固定されている。
なお、第1表皮22は真空成形の手段にて基板21の一側面
に接着される。一方、第2表皮23は予じめ所定の形状に
裁断されていて、基板21の第2部位21bにて第1表皮22
の表面に接着されており、基板21の開口部21c側の端末2
3aは同開口部21cに挿入されかつ他の端末23bは基板21の
溝部21dに対応する凹所に挿入されている。
かかる構成のドアトリム20においては、各表皮22、23
の互に対向する端末22b、23aは基板21の開口部21cに挿
入されて両表皮22、23の境界部を形成しており、第1表
皮22は緊張状態で均一に基板21に接着されかつ第2表皮
23は弛みなく均一に第1表皮22に接着されているため、
これら両表皮22、23の境界部は緩み、皺の存在しない状
態を呈し、従来のドアトリムに比較して品質が向上しか
つ各表皮22、23の端末22b、23aの処理作業も容易であ
る。特に、当該ドアトリム20においては、スリット状の
開口部21cがその表面に露呈することなく各表皮22,23の
境界部が形成されるため、ドアトリム20の見栄えがすこ
ぶるよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る内装材の一例であるドアトリムり
斜視図、第2図は同トリムを構成する基板の部分正面
図、第3図は同トリムの第1図III−III線切断面図、第
4図は第2表皮の接着前における第3図に対応する切断
面図、第5図は同ドアトリムの背面図、第6図は第5図
のVI部分の拡大斜視図、第7図は第5図のVII部分の拡
大斜視図、第8図は従来のドアトリムの概略斜視図、第
9図は第8図のIX−IX線切断面図である。 符号の説明 10、20……ドアトリム、11、21……基板、21c……開口
部、12、13、22、23……表皮、22b、23a……端末、14…
…接合材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の一側面に表皮を固定してなり、表面
    に露呈する表皮が互に異なる複数の表皮にて形成されて
    いるとともに、これら各表皮が露呈する部位の境界部が
    段部になっている板状内装材であり、前記基板は前記段
    部に段差部に沿って延びるスリット状の開口部を備え、
    同開口部に前記基板に接着された各表皮の端末が挿入さ
    れて前記境界部を形成していることを特徴とする板状内
    装材。
JP1989107673U 1989-09-13 1989-09-13 板状内装材 Expired - Fee Related JPH084330Y2 (ja)

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JPH0347224U JPH0347224U (ja) 1991-05-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3008921U (ja) * 1994-09-10 1995-03-28 カンボウプラス株式会社 折り畳み可能な園芸用覆い

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JPH0347224U (ja) 1991-05-01

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