JP3004138U - ランドセルの蓋 - Google Patents

ランドセルの蓋

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JP3004138U
JP3004138U JP1994006238U JP623894U JP3004138U JP 3004138 U JP3004138 U JP 3004138U JP 1994006238 U JP1994006238 U JP 1994006238U JP 623894 U JP623894 U JP 623894U JP 3004138 U JP3004138 U JP 3004138U
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plate
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school bag
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lid
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JP1994006238U
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Inventor
照夫 薗部
Original Assignee
株式会社三協総業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋板の表板を1枚取りの天然皮革を使用せず
に安価に製造することができ、しかも装飾性を損なわな
いようにする。 【構成】 裏板6に重合する表板を、蓋板4の基端辺部
4a側に位置する主表板7と該蓋板4の遊端辺部4b側
に位置する副表板9とで形成し、主表板7と副表板9の
対向する辺縁部同士を重ね合わせている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、児童が通学に使用するランドセルの蓋に関し、特に表板を主表板と 副表板とにより形成したランドセルの蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のランドセルの蓋は、天然皮革や合成皮革等の表板と、同様の材質あるい は合成紙製の裏板を貼着して蓋板を形成し、これに補強片を貼着したり隆起部を 形成した形態を備えている。 このうち、表板は外部からよく観察できる部分であり、しかも品質の善し悪し が大きく現れる部分であること等から、高級品では皮肌の綺麗な天然皮革を選び 、これを1枚取りして形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、天然皮革自体が高価であるばかりでなく、これを1枚取りして いるために、思うようなコストの低減を図ることができない。これに対して、複 数の天然皮革を繋ぎ合わせて表板を形成すれば、コストの低減を図ることはでき ると考えられるが、たんに天然皮革を繋ぎ合わせただけでは繋ぎ目が外面に露出 して外観が損なわれ、装飾効果の低下を招く。 また、製造工程においては比較的小さい天然皮革の端切れが発生するが、これ を有効に活用したいという要望もある。
【0004】 そこで本考案は、蓋板の表板を1枚取りの天然皮革を使用せずに安価に製造す ることができ、しかも装飾性を損なわないランドセルの蓋の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案のランドセルの構成は、次のとおりである。 表板と裏板とを重合して蓋板4とし、その基端辺部4aをランドセル本体2の 背板3の上辺部に縫着するランドセルの蓋において、表板を蓋板4の上記基端辺 部4a側に位置する主表板7と該蓋板4の遊端辺部4b側に位置する副表板9と で形成し、主表板7と副表板9の対向する辺縁部同士を重ね合わせている。
【0006】
【作用】
本考案のランドセルの蓋は、表板を蓋板の上記基端辺部側に位置する主表板と 該蓋板の遊端辺部側に位置する副表板とで形成し、主表板と副表板の対向する辺 縁部同士を重ね合わせることで、1枚取りの表板を使用しなくてよく、しかも装 飾的な効果を高めることができる。
【0007】
【実施例】
本考案に係るランドセルの蓋の一実施例について、図面を参照して説明する。 図1は本考案の蓋を装着したランドセルの外観斜視図、図2は図1に示す蓋の 外面の様子を示す正面図、図3は同蓋の裏面の様子を示す正面図、図4は図2に 示すA−A線での部分断面図、図5は同図B−B線での部分断面図、図6は同図 C−C線での部分断面図である。
【0008】 図1に示すように、本考案に係る蓋1は蓋板4の基端辺部4aがランドセル本 体2の背板3の上辺部に縫着されており、その遊端辺部4b側には幅方向に長い 長方形状の隆起部5が形成されている。
【0009】 図2と図3とに示すように、蓋板4は、該蓋板4の長手方向の寸法及び幅方向 の寸法に一致して裁断された天然皮革、合成皮革あるいは合成紙製の裏板6と、 この裏板6表面の基端側辺部6a側に貼着された天然皮革製の主表板7と、該裏 板6表面の遊端側辺部6b側に貼着された同じく天然皮革製の副表板9とを備え ている。
【0010】 主表板7は、裏板6の幅方向の寸法と同寸法であって、該裏板6表面の基端側 辺部6aから隆起部5にいたる基端辺部側に重合貼着されている。すなわち、主 表板7の長手方向の寸法Eは裏板6の長手方向の寸法Dよりも短く裁断されてお り、主表板7が貼着されない裏板6表面の遊端側辺縁部が隆起部形成領域Fとな っている。
【0011】 主に図2と図5に示すように、隆起部5は、裏板6表面の隆起部形成領域Fに 貼着された幅方向に長い長方形状の芯材としてのスポンジ片8と、このスポンジ 片8を覆う副表板9とにより形成されている。 副表板9は、主表板7とは別に裁断されたものであり、裏板6の幅方向と同寸 法で、かつ、裏板6の遊端側辺部6bからスポンジ片8の基端側端面に対向する 主表板7の遊端側辺縁部7bを覆う程度の大きさに裁断されたものである。この ように小さい面積の副表板9は、ランドセルの製造工程上で発生する天然皮革の 端切れを有効に使用することができる。
【0012】 そして、図2と図5に示すように裏板6との間にスポンジ片8を介装した状態 で、この副表板9の遊端側辺縁部9cと裏板6の遊端側辺縁部6cとを貼着,縫 合し、該副表板9の基端側辺縁部9aを主表板7の遊端側辺縁部7b上に重ねて 貼着,縫合することで上述した隆起部5が形成される。
【0013】 図1と図2に示すように、主表板7表面の左右両辺縁部には、この主表板7の 基端側辺部7aから副表板9の基端側端面に当接する長さの帯状の補強片10, 10がそれぞれ貼着されている。
【0014】 本実施例では、図6に詳細を示すように副表板9の基端側辺縁部9aの裏面側 を所定寸法にわたって斜めに削って傾斜面9bを形成し、これに対して帯状の補 強片10の遊端側辺縁部の表面側も同様に削って傾斜面10aを形成してある。 そして、この傾斜面9b,10a同士を当接して接着して繋ぎ合わせている。こ のように、傾斜面9b,10a同士を当接して接着面積を増大させることで接着 強度を向上させることができ、容易に剥がれたり捲れたりすることを防止してい る。 さらに、副表板9と帯状の補強片10,10とを主表板7表面上で段差なく繋 ぎ合わせることで、副表板9と帯状の補強片10,10とが一体的に形成された ような印象を与え、装飾的な効果を高めることができる。
【0015】 一方、裏板6裏面の遊端側辺縁部には、図3に示すように副表板9とほぼ同形 状の補強片11が貼着され、さらに該裏板6裏面の左右両辺縁部には該裏板6の 基端側辺部6aから補強片11の基端側端面までの長さの帯状の補強片10,1 0が貼着されている。 なお、この裏板6側に貼着した帯状の補強片は、ランドセル本体2に蓋1を装 着した状態では外部から見えないので、合成皮革や合成紙等を使用してもよく、 また、必ずしも設ける必要はない。
【0016】 そして、主表板7表面に貼着された帯状の補強片10の外側縁部並びに副表板 9表面の左右辺縁部及び遊端側辺縁部には、天然皮革あるいは合成皮革製等の縁 取りテープ12の一長辺縁部が重ねられ、裏板6及びこの裏板6の裏面側に貼着 された帯状の補強片10,補強片11とともに糸13によって縫合してある。 さらに、縁取りテープ12の他長辺縁部を裏板6裏面側に折り返し、裏板6の 裏面側に貼着された帯状の補強片10の外側縁部及び補強片11の外側縁部に重 ねて、裏板6とともに糸14によって縫合してある。さらに、帯状の補強片10 の内側縁部、副表板9及び補強片11の内側辺縁部も糸15によって縫合してあ る。
【0017】 図1に示すように、上述した蓋板4の遊端辺部4bには舌片18が止着されて いる。この舌片18の遊端部にはランドセル本体2の底板に装着されている公知 の錠(図示しない)に掛合される口金16が取り付けられている。また、17は ランドセル本体2に取り付けた一対の背負いバンド(一方のものは図示していな い)である。
【0018】 なお、本考案は上述した実施例に限るものではなく、その要旨の範囲内で様々 に変形実施が可能である。たとえば、上述した実施例では蓋板の遊端側辺縁部に 隆起部を形成したものを示したが、このような隆起部を形成しないランドセルの 蓋であってもよい。この場合であっても、上記実施例と同様の効果を得ることが できる。また、芯材としてはスポンジ片に限らず、他の合成樹脂製のものであっ てもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案のランドセルの蓋によれば、表板を主表板と副表板とにより形成したの で、1枚取りの皮革を使用する必要がなく、蓋板を安価に製造できる。
【0020】 また、主表板と副表板との対向する辺縁部同士を重ね合わせているので、主表 板と副表板との繋ぎ合わせを綺麗に仕上げることができ、装飾的な効果を高める ことができる。さらに、主表板と副表板との対向する辺縁部同士を重ね合わせる ことで広い面積で貼着させることができ、この部分の貼着強度を向上させて容易 に剥がれたり捲れたりすることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の蓋を装着したランドセルの外観
斜視図である。
【図2】同上の蓋の表面の様子を示す正面図である。
【図3】同蓋の裏面の様子を示す正面図である。
【図4】図2に示すA−A線での部分拡大断面図であ
る。
【図5】同図B−B線での部分拡大断面図である。
【図6】同図C−C線での部分拡大断面図である。
【符号の説明】
4 蓋板 5 隆起部 6 裏板 7 主表板 8 芯材としてのスポンジ片 9 副表板 10 帯状の補強片 11 補強片 12 縁取りテープ F 隆起部形成領域

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表板と裏板とを重合して蓋板とし、その
    基端辺部をランドセル本体の背板の上辺部に縫着するラ
    ンドセルの蓋において、表板を蓋板の上記基端辺部側に
    位置する主表板と該蓋板の遊端辺部側に位置する副表板
    とで形成し、主表板と副表板の対向する辺縁部同士を重
    ね合わせていることを特徴とするランドセルの蓋。
  2. 【請求項2】 表板と裏板とを重合して蓋板とし、その
    基端辺部をランドセル本体の背板の上辺部に縫着するラ
    ンドセルの蓋において、裏板表面の遊端側辺縁部に横長
    板状の芯材を貼着し、この芯材から基端辺部側の裏板表
    面に主表板を貼着したこと、少なくとも主表板表面の左
    右両辺縁部にそれぞれ帯状の補強片を貼着したこと、裏
    板の遊端辺部から芯材を覆いかつ主表板の遊端側辺縁部
    を覆う大きさの副表板を貼着して隆起部を形成したこ
    と、上記帯状の補強片の遊端側辺部を副表板と段差なく
    繋ぎ合わせたことを特徴とするランドセルの蓋。
JP1994006238U 1994-05-11 1994-05-11 ランドセルの蓋 Expired - Lifetime JP3004138U (ja)

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