JPH0539968Y2 - - Google Patents

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JPH0539968Y2
JPH0539968Y2 JP1987200170U JP20017087U JPH0539968Y2 JP H0539968 Y2 JPH0539968 Y2 JP H0539968Y2 JP 1987200170 U JP1987200170 U JP 1987200170U JP 20017087 U JP20017087 U JP 20017087U JP H0539968 Y2 JPH0539968 Y2 JP H0539968Y2
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skin
backboard
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JP1987200170U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は座席背面のバツクボードに係り、特に
背面にポケツトを備えた座席のバツクボードにお
いて表皮材を部分的に接合したバツクボードに関
する。
[従来の技術] 従来のポケツト部を備えた座席においては、座
席背面上部の外観を良好ならしめるために、ポケ
ツト部を取り付けるに際して、後からバツクボー
ドの基材部分を露見させないように、基材全面に
表皮材を接合したバツクボードを用いて、このバ
ツクボードとポケツト部の上端を除く周縁を接合
して、座席背面に取り付けていた。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来技術によれば、基材の全面に表皮材を
接合しているために、基材の形状に合わせた表皮
材を用いて、基材と表皮材との接合をする前工程
が必要であり、このように基材全面に表皮材を接
合すると、外観から見えないバツクボードの基材
部分にまで表皮材を用いることとなり、基材に接
合するための表皮材を多く必要としていた。殊に
バツクボードの表皮材は、外観上の要請から座席
背面と同様な材質等を用いることが多く、コスト
において問題であつた。また基材の全面に表皮材
を接合するときには、特に不都合が生じないが、
基材の露見した部分にだけ表皮材を接合すると、
基材との接合領域における表皮材端部につてい
は、接着等の表皮材端部処理が必要となり、工程
数が増加するという不都合があつた。
本考案の目的は、ポケツト部を備えた座席にお
いて、バツクボードに部分的に接合した表皮材端
末が収容部の出し入れに際して障害とならずに、
工程数を少なく且つ表皮材の使用量を少なくでき
るバツクボードの構造を提供することにある。
[問題点を解決する手段] 本考案は上記問題点を解決するためになされた
ものであり、本考案のバツクボードは、背面にポ
ケツト部を備えた座席に用いられ、ポケツト部の
内側で且つ座席側に配設される基材に表皮材を接
合したバツクボードにおいて、前記表皮材の端部
がポケツト部の内側領域で前記基材とスタンピン
グ成形または低圧インジエクシヨン成形によつて
同時に成形接合されるものであつて、前記表皮材
の端部はポケツト部の内側領域で基材と接合さ
れ、前記基材と前記表皮材の接合領域は、前記ポ
ケツト部の配設位置より上の部分とポケツト部の
上部とすると共に、前記表皮材の接合領域の端部
が前記基材に埋設してなることを特徴とする。
また表皮材の接合領域の端部を、折り返して、
基材に埋設すると好適である。
[作用] 本考案では、表皮材の端部が基材に埋設されて
表皮材端部が隠蔽された状態となつており、ポケ
ツト内に収容したもの取り出すときに、収容物が
表皮材の端部に引つ掛からずに、取り出せるだけ
でなく、表皮材の端部を切断したままの状態で処
理することができる。また表皮材と前記基材と
は、スタンピング成形または低圧インジエクシヨ
ン成形によつて同時に成形接合されるので、従来
のような基材と表皮材の接着工程、接合領域にお
ける表皮材の端部の接着等が不要となる。そして
基材と表皮材の接合領域が、ポケツト部の配設位
置より上の部分とポケツト部の上部であるため、
ポケツト部によつて基材自体が露見せずに外観上
良好となる。また表皮材を基材の全面に接合する
必要がなく、表皮材の使用量を少ない。
[実施例] 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。なお以下に説明する部材、配置等は本考案を
限定するものではなく、本考案の趣旨の範囲内で
種々改変することができるものである。
第1A図乃至第1C図は本考案の第1実施例を
示すものであり、第1A図は本例におけるバツク
ボードとポケツト部の取付状態を示す断面図であ
り、第1B図は座席背面からみたバツクボードと
ポケツト部の一部切欠した図である。第1A図乃
至第1C図において、記号Sは車両用座席であ
り、該車両用座席Sは、第1C図で示されるよう
に、座席の背面Sb中央から下部にポケツト部3
を備えている。ポケツト部3は座席背面Sbに取
付けられるバツクボード1に、後述するシート状
部材3aを用いて形成している。
本例のバツクボード1は、第1A図で示すよう
に、樹脂等からなる基材1aと、この基材1aに
表皮材1bを所定範囲の表皮接合領域で接合した
ものからなる。本例の接合は、基材1aと表皮材
1bとをスタンピング成形によつて同時に行な
う。本例のようにスタンピング成形によつた場合
には、基材1aと表皮材1bとが接着されるの
で、従来のラミネートのバツクボートと異なり、
基材1aと表皮材1bとの接着工程や、表皮材1
bの接合領域の端部端面(切り口)1cの接着が
不要となる。
本例における基材1aと表皮材1bとの接合領
域は、後述するポケツト部3の配設位置より上の
部分h1及びポケツト部3の上部に相当する部分
h2としている。
上記ポケツト部3はシート状部材3aの上端3
bを内側に折り返し、第1B図において両側部3
c及び下端部3dを基材1aに巻き込んでタツカ
ー等の接合部材4で上記基材1aに取付けてい
る。
本例においては、第1A図で示すように、接合
領域h1+h2における表皮材1bの端部端面
(切り口)1cは、切断されたままの状態で基材
1aに埋没するように接合されている。なお符号
5はバツクボード1を座席背面Sbに取付けるた
めの係合突起である。また上記実施例ではスタツ
ピン成形によつた例を示したが、低圧インジエク
シヨン成形によつて形成することもできる。
第2図は本考案の第2実施例を示すものであつ
て、上記第1実施例と同一部材等には同一符号を
付してその説明を省略する。本例では、基材1a
と接合される表皮材1bの接合領域における端部
1cを基材1a側に折り返して、この折り返し部
分を含む端部端面(切り口)1cが、基材1a内
に埋没した状態となつているものである。このよ
うにすると、外観が良好となると共に、ポケツト
内への物の出し入れるときに、表皮の端末に引つ
かかることがない。
[考案の効果] 以上のように、本考案では、表皮材の端部が基
材に埋設されているので、ポケツト内に収容した
もの取り出すときに、収容物が表皮材の端部に引
つ掛からずに、取り出すことができる。また表皮
材の端部を基材に埋設するために、表皮材の端部
を切断したままの状態で処理することができ、表
皮材と前記基材とは、スタンピング成形または低
圧インジエクシヨン成形によつて同時に成形接合
されるので、従来のような基材と表皮材の接着工
程、接合領域における表皮材の端部の接着等が不
要となり、工程数を少なくすることができる。そ
して基材と表皮材の接合領域が、ポケツト部の配
設位置より上の部分とポケツト部の上部としたの
で、ポケツト部によつて基材自体が露見せずに外
観上良好となる。また表皮材を基材の全面に接合
する必要がなく、表皮材の使用量を少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は第1B図のI−I線による断面図、
第1B図は第1C図の矢印X方向からみた一部切
欠した矢視図、第1C図は座席の斜視図であり、
第2図は第2実施例を示す要部断面図である。 1……バツクボード、1a……基材、1b……
表皮材、1c……表皮材の端部、3……ポケツト
部、h1,h2……接合領域、Sb……座席背面、
S……座席。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 背面にポケツト部を備えた座席に用いられ、
    前記ポケツト部の内側で且つ座席側に配設され
    る基材に表皮材を接合したバツクボードにおい
    て、前記表皮材の端部がポケツト部の内側領域
    で前記基材とスタンピング成形または低圧イン
    ジエクシヨン成形によつて同時に成形接合され
    るものであつて、前記表皮材の端部はポケツト
    部の内側領域で基材と接合され、前記基材と前
    記表皮材の接合領域は、前記ポケツト部の配設
    位置より上の部分とポケツト部の上部とすると
    共に、前記表皮材の接合領域の端部が前記基材
    に埋設してなることを特徴とするバツクボー
    ド。 2 前記表皮材の接合領域の端部は折り返されて
    基材に埋設されてなることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のバツクボード。
JP1987200170U 1987-12-30 1987-12-30 Expired - Lifetime JPH0539968Y2 (ja)

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JPH01104845U JPH01104845U (ja) 1989-07-14
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ID=31490594

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JPS5631471U (ja) * 1979-08-18 1981-03-27
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JPS61220822A (ja) * 1985-03-27 1986-10-01 Meiwa Sangyo Kk 表皮材部分張り成形体の製造方法

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