JP2566895Y2 - シート用玉縁 - Google Patents

シート用玉縁

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JP2566895Y2
JP2566895Y2 JP7382991U JP7382991U JP2566895Y2 JP 2566895 Y2 JP2566895 Y2 JP 2566895Y2 JP 7382991 U JP7382991 U JP 7382991U JP 7382991 U JP7382991 U JP 7382991U JP 2566895 Y2 JP2566895 Y2 JP 2566895Y2
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道比子 川端
洋三 松葉
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高島屋日発工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車輛用シートや応接用
シート等のシートカバーの縫合部に縫着される装飾用の
シート用玉縁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】玉縁用芯材を玉縁用表皮により被包した
シート用玉縁であって、前記玉縁用表皮として帯状素材
が二つ折りされて折曲底部に芯挿入部を形成するととも
にひれ状の遊端部を縫込代としたものを用い、この玉縁
用表皮の芯挿入部に玉縁用芯材を挿入したものは実開昭
60ー165000号公報に示すように種々提案されて
いる。しかしながら、従来のこの種シート用玉縁は芯挿
入部に挿入されている玉縁用芯材が玉縁用表皮の内面に
全く接着されていないので、玉縁用芯材と玉縁用表皮と
の間でねじれ現象が生じ、縫着作業上支障となったり芯
抜けが起こるおそれがある。
【0003】そこで実開昭62ー157500号公報に
示すように玉縁用芯材を玉縁用表皮の内面に全面接着し
て前記のような問題を解決したものも見られるが、玉縁
用芯材を玉縁用表皮の内面に全面接着したものは接着剤
の浸み出しで体裁が損なわれるうえに曲線部分などに縫
着するとき玉縁用表皮が玉縁用芯材に対する自由度が全
くないので、仕上がりが悪くなる等の問題が残されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記のような
従来の問題点を解決して、玉縁用芯材と玉縁用表皮との
間でねじれ現象が生じて縫着作業上支障となったり芯抜
けが起こったりするおそれがないうえに玉縁用表皮表面
への接着剤の浸み出しや縫着時において玉縁用表皮が玉
縁用芯材に対し自由度を失うことによりおこる仕上がり
上の問題をも解決したシート用玉縁を提供しようとする
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案のシート用玉縁は、玉縁用芯材を玉
縁用表皮により被包したシート用玉縁において、前記玉
縁用表皮は帯状素材が二つ折りされて折曲底部に芯挿入
部を形成するとともにひれ状の遊端部を縫込代としたも
のであり且つ前記玉縁用芯材の玉芯部は前記芯材挿入部
と前記縫込代との境界線付近の線状接着部において玉縁
用表皮の内面に接着されていることを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】このようなシート用玉縁は、従来のこの種シー
ト用玉縁と同様、例えば車輛用シートカバーの縫合部に
縫込代をもって縫着され、玉縁用芯材で補強された芯材
挿入部により装飾効果を発揮するものである。
【0007】
【実施例】次に、本考案を図示の実施例について詳細に
説明する。図中1は玉縁用表皮であって、該玉縁用表皮
1はパイル地や合成樹脂地などの帯状素材を二つ折りし
てその折曲底部に芯挿入部2を形成するとともにひれ状
の遊端部を縫込代3、3としたものである。4は合成樹
脂などにより成形されている細長の玉縁用芯材であっ
て、該玉縁用芯材4は図1に示す第1の実施例では断面
円形の玉芯部4aのみよりなるものとしているが、図2に
示す第2の実施例のように断面円形の玉芯部4aにひれ状
部4bを一体成形したものであることもある。そしてこの
玉縁用芯材4は玉縁用表皮1の前記芯挿入部2に玉芯部
4aが挿入されているのみならず、この玉縁用芯材4の玉
芯部4aは前記芯材挿入部2と前記縫込代3、3との境界
線付近の線状接着部5において玉縁用表皮1の内面に接
着されている。
【0008】このように構成されたものは、例えば車輛
用シートカバーの縫合部に玉縁用芯材4の玉芯部4aで保
形された芯材挿入部2のみが縫合線を隠蔽するように突
出した状態で縫込代3、3をもって縫着され、この縫合
線を隠蔽するように突出した芯材挿入部2により装飾効
果を計るものであるが、本考案では玉縁用芯材4の玉芯
部4aが芯材挿入部2と前記縫込代3、3との境界線付近
の線状接着部5において玉縁用表皮1の内面に接着され
ているので、玉縁用芯材4と玉縁用表皮1との間でねじ
れ現象が生じることがなく、従って、ねじれ現象が縫着
作業上支障となったり芯抜けが起こったりするおそれが
ない。しかも、玉縁用表皮1と玉縁用芯材4とは線状接
着部5における部分的接着であり且つ接着部位も外部よ
り見ることのできない芯材挿入部2と前記縫込代3、3
との境界線付近であるから、接着剤の浸み出しにより体
裁がそこなわれることもなく、さらに、玉縁用表皮1が
玉縁用芯材4に対し完全に自由度を失うことがなく大半
の部分では玉縁用表皮1の伸縮性の範囲で何れの方向に
対してでも摺回動できるので、曲線部分などに適正な縫
着が可能となり、体裁のよい仕上がりが得られる。
【0009】なお、前記実施例では玉縁用芯材4の玉芯
部4aが前記芯材挿入部2と前記縫込代3、3との境界線
付近の線状接着部5において玉縁用表皮1の内面に連続
的に接着されているが、線状接着部5は不連続なもので
あってもよく、また、図1のように玉芯部4aのみで玉縁
用芯材4が構成されたものでは線状接着部5は1本で充
分であるが、図2に示すようにに玉芯部4aにひれ状部4b
が一体成形されているものでは、ひれ状部4bを挟んで線
状接着部5、5を形成しておくことが好ましい。
【0010】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように本考案
は、玉縁用芯材の玉芯部を玉縁用表皮の内面の芯材挿入
部と縫込代との境界線付近に線状接着部として接着して
おくだけで、玉縁用芯材と玉縁用表皮との間でねじれ現
象が生じて縫着作業上支障となったり芯抜けが起こった
りするおそれがないうえに玉縁用表皮表面への接着剤の
浸み出しや縫着時において玉縁用表皮が玉縁用芯材に対
し自由度を失うことによりおこる仕上がり上の問題をも
解決できるものである。従って、本考案は従来の問題点
を一掃したシート用玉縁として、その実用的価値は極め
て大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。
【図2】本考案の第2の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 玉縁用表皮 2 芯挿入部 3 縫込代 4 玉縁用芯材 5 線状接着部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉縁用芯材(4) を玉縁用表皮(1) により
    被包したシート用玉縁において、前記玉縁用表皮(1) は
    帯状素材が二つ折りされて折曲底部に芯挿入部(2) を形
    成するとともにひれ状の遊端部を縫込代(3) 、(3) とし
    たものであり且つ前記玉縁用芯材(4) の玉芯部(4a)は前
    記芯材挿入部(2) と前記縫込代(3) 、(3) との境界線付
    近の線状接着部(5) において玉縁用表皮(1) の内面に接
    着されていることを特徴とするシート用玉縁。
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