JPH057997Y2 - - Google Patents

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JPH057997Y2
JPH057997Y2 JP1285489U JP1285489U JPH057997Y2 JP H057997 Y2 JPH057997 Y2 JP H057997Y2 JP 1285489 U JP1285489 U JP 1285489U JP 1285489 U JP1285489 U JP 1285489U JP H057997 Y2 JPH057997 Y2 JP H057997Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はシート用表皮の端末部をシートのシ
ートパネルに取付けるときに適用されるホグリン
グレス型のシート用トリムに関する。
[従来の技術] 従来では車両シート用表皮の端縁をシートクツ
シヨンのシートパネルに止着するに際し、第4図
に示すように、表皮hの端縁付近を折重ねた端末
部h1を、断面がほぼJ形状に形成されたトリム
tの長片t1の上端に縫着した状態で、トリムt
をシートパネルpの外周部の係止縁p1に掛止し
たり、第5図A,Bに示すように、伸長状態の表
皮hの端末部h2と、逆向きにしたトリムtの長
片t1の下端とを縫着した状態でトリムtを上下
反転しかつ表皮hの端末部h2を内方へ巻込んで
トリムtをシートパネルpの係止縁p1に掛止し
ていた。
[考案が解決しようとする課題] 第4図に示す表皮の止着構造の場合には表皮h
の端末部h1の表面および折返し端の形態が凹凸
状となつたり、端末部h1が反り返り、トリムt
の下部が端末部h1のめくれによつて露出する問
題点があり、また、第5図に示す表皮の止着構造
の場合には表皮hの端末部h1を自動取付装置に
よつてシートパネルpに取付けるときの動作や機
構が複雑となる問題点があつた。
本考案は上記問題点を解消することを課題とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本考案のシート用トリムはシートパネルの外周
部に形成された係止縁を嵌込むための挿入部と、
シートの表皮の端縁を前記挿入部の外片との間に
挟み込むためにこの外片の先端に対し同外片の外
方への折返し可能に連接された折曲げ部とを形成
したトリムであつて、前記外片を表皮の端縁に縫
付けた状態で前記折曲げ部を折返してこの折曲げ
部と前記外片とが重ね合わされた重合部間に表皮
の端縁付近を挟み込むとともに、表皮の端縁付近
の隣接部を折返して前記端縁付近と前記隣接部と
が重ね合わされた折重ね縁間に前記折曲げ部を挟
み込み、前記重合部と前記折重ね縁とを縫合わせ
た状態で前記係止縁を前記挿入部内へ嵌込んで表
皮の端末部を前記係止縁に止着するように構成し
てある。
[作用] トリムの挿入部の外片を表皮の端縁に縫付けて
から、トリムの折曲げ部を折返してこの折曲げ部
と前記外片とが重ね合わされ重合部間に表皮の端
縁付近を挟み込み、次に、表皮の端縁付近の隣接
部を折返してこの端縁付近と前記隣接部とが重ね
合わされた折重ね縁間に前記折曲げ部を挟み込
み、この折重ね縁と前記重合部とを縫合わせて、
前記折曲げ部を前記折重ね縁によつて展張状態で
包被しかつ前記折曲げ部の先端縁を前記折重ね縁
の折返し縁に内接させ、この状態で表皮の端末部
をトリムを介してシートパネルの係止縁に止着す
る。
[考案の効果] 本考案は上記したように構成したので、表皮の
端末部をトリムによつてシートパネルに取付けた
状態では表皮の折重ね縁を平坦状に展伸させかつ
この折重ね縁の折返し端を直線状に展伸させるこ
とができ、表皮の端末部の外観性および形態安定
性を共に良化しうる効果がある。
また、トリムを表皮の端末部によつて覆い隠す
ことができ、トリムの一部が表皮の端末部のめく
れによつて露出する不具合を排除することができ
る。
さらに、表皮の端末部を自動取付装置によつて
シートパネルに取付けるときに、表皮の端末部に
縫付けたトリムを一定姿勢に保持して一定方向へ
移動させることによつてシートパネルの係止縁を
トリムの挿入部に嵌込むことができるので、前記
自動取付装置の動作および機構を簡略化すること
ができる。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
車両シートのシートクツシヨンSの下端に設置
されたシートパネル1上には表皮3で被覆された
パツド材2が載置されるとともに、シートパネル
1の外周部には表皮3の端末部を繁止するために
下方へ曲折された係止縁1aが周状に形成されて
いる。
表皮3の端末部をシートパネル1の係止縁1a
に対し全周にわたつて止着するためにポリプロピ
レン等の合成樹脂材によつて細長状で弾性変形可
能に成形されたホグリングレス型のトリムTにお
いて、係止縁1aを嵌込むために下部がU形状に
湾曲された挿入部4には係止縁1aの内側面に添
設するために形成された内片4aと、係止縁1a
の外側面に添設するために形成されて内片4aの
断面長さより増大された断面長さを有する外片4
bとが連設され、さらに、内片4aの上端には係
止縁1aを挿入部4内に嵌込んだときに係止縁1
aの内側面に弾接して係止縁1aを掛止する掛止
縁5が係止縁1aに向つて下傾した状態で連設さ
れている。
挿入部4の外片4bの先端にはこの外片4bの
断面長さとほぼ等しい断面長さを有し、外片4b
の上方に対し直列状に延出された折曲げ部6が外
片4bの外方への折返し可能に連接され、外片4
bと折曲げ部6との連設部にはトリムTの長手方
向に沿つて凹設された条溝7と、この条溝7の外
方に隣接された薄肉部8とが折返し部6を下方へ
約180°曲げ変形させるためにトリムTの全長にわ
たつて形成されている。折曲げ部6の外端には肉
厚が増大されて断面がほぼ円形状の先端縁6aが
全長にわたつて形成されている。
トリムTを介して表皮3の端末部をシートパネ
ル1の係止縁1aに止着する場合には第3図Aに
示すように、トリムTの挿入部4の外片4bを表
皮3の端縁3a付近に縫い目10によつて縫付け
てから、折曲げ部6を下方へ約180°折返して外片
4bの外方に重ね合わせ、折曲げ部6と外片4b
とが重ね合わされた重合部11間に表皮3の端縁
付近を挟み込む。次に、この状態で第3図Bに示
すように、表皮3の端縁3a付近の隣接部3bを
上方へ180°折返して端縁3a付近の外方に折重
ね、表皮3の端縁3a付近とその隣接部3bとが
重ね合わされた折重ね縁12を形成しかつこの折
重ね縁12間に折曲げ部6を挟み込む。さらに、
この折重ね縁12の上端付近と重合部11の上端
付近とを縫い目13によつて縫合わせてトリムT
を表皮3の端末部に縫着し、折曲げ部6を折重ね
縁12によつて展張状態で包被し、かつ、折曲げ
部6の先端縁6aを折重ね縁12の折返し端12
aに内接させ、この状態でシートパネル1の係止
縁1aを挿入部4内に嵌込むと、トリムTが係止
縁1aに掛止されて表皮3の端末部が展張状態で
係止縁1aに止着される。
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効
果を説明する。
本例では表皮3の端末部をシートパネル1の係
止縁1aに止着するに際し、トリムTの挿入部4
の外片4bを表皮3の端縁3aに縫付けた状態で
トリムTの折曲げ部6を下方へ折返してこの折曲
げ部6と外片4bとが重ね合わされた重合部11
間に表皮3の端縁3a付近を挟み込むとともに、
表皮3の端縁3a付近の隣接部3bを上方へ折返
して端縁3a付近と隣接部3bとが重ね合わされ
た折重ね縁12間に折曲げ部6を挟み込み、折重
ね縁12と重合部11とを縫い合わせてトリムT
を表皮3の端末部に縫着した状態でシートパネル
1の係止縁1aを挿入部4内へ嵌込むように構成
してある。
このため、表皮3をトリムTによつてシートパ
ネル1に取付けた状態では表皮3の折重ね縁12
が折曲げ部6を展張状態で包被して平坦状に展伸
され、かつ、折重ね縁12の折返し縁12aが折
返し部6の先端縁6aで押下げられて直線状に展
伸され、シートパネル1に取付けられた表皮3の
端末部の外観性および形態安定性を共に良化する
ことができる。
従つて、シートパネルに取付けられた表皮の端
末部が反り返つたり、この端末部の表面や折返し
端が凹凸状となつて表皮の端末部の外観性が悪化
する不具合を回避しうる効果がある。
また、シートパネル1の係止縁1aに掛止され
たトリムTを表皮3の折重ね縁12によつて覆い
隠すことができ、トリムTの一部が表皮の端末部
のめくれによつて露出する不具合を排除しうる効
果がある。
さらに表皮3の端末部を自動取付装置によつて
シートパネル1に取付けるに際し、表皮3の端末
部に縫付けられたトリムTを一定姿勢に保持して
一定方向へ移動させ、シートパネル1の係止縁1
aをトリムTの挿入部4内に嵌込むことができる
ので、表皮3の端末部をシートパネル1に対し自
動的に取付けるときの自動取付装置の動作および
機構を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図はトリムの縦断面図、第2図は表皮の
端末部の止着構造を示す要部の縦断面図、第3図
A,Bは表皮の端末部の止着過程を順に示す要部
の縦断面図、第4図が従来の表皮の端末部の止着
構造を示す要部の縦断面図、第5図A,Bは従来
の表皮の端末部の止着構造の他例で、止着過程を
順に示す縦断面図である。 1……シートパネル、1a……係止縁、3……
表皮、3a……端縁、3b……隣接部、4……挿
入部、4a……外片、6……折曲げ部、11……
重合部、12……折重ね縁、T……トリム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートパネルの外周部に形成された係止縁を嵌
    込むための挿入部と、シートの表皮の端縁を前記
    挿入部の外片との間に挟み込むためにこの外片の
    先端に対し同外片の外方への折返し可能に連接さ
    れた折曲げ部とを形成したトリムであつて、前記
    外片を表皮の端縁に縫付けた状態で前記折曲げ部
    を折返してこの折曲げ部と前記外片とが重ね合わ
    された重合部間に表皮の端縁付近を挟み込むとと
    もに、表皮の端縁付近の隣接部を折返して前記端
    縁付近と前記隣接部とが重ね合わされた折重ね縁
    間に前記折曲げ部を挟み込み、前記重合部と前記
    折重ね縁とを縫合わせた状態で前記係止縁を前記
    挿入部内へ嵌込んで表皮の端末部を前記係止縁に
    止着するように構成したことを特徴とするシート
    用トリム。
JP1285489U 1989-02-06 1989-02-06 Expired - Lifetime JPH057997Y2 (ja)

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KR101310178B1 (ko) * 2008-12-12 2013-09-23 존슨 컨트롤스 테크놀러지 컴퍼니 패스너
JP6678417B2 (ja) * 2015-09-25 2020-04-08 株式会社オカムラ 家具用シート、家具用面構成部材及び家具

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