JPH0632350Y2 - 布貼り中空体 - Google Patents

布貼り中空体

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JPH0632350Y2
JPH0632350Y2 JP1987132355U JP13235587U JPH0632350Y2 JP H0632350 Y2 JPH0632350 Y2 JP H0632350Y2 JP 1987132355 U JP1987132355 U JP 1987132355U JP 13235587 U JP13235587 U JP 13235587U JP H0632350 Y2 JPH0632350 Y2 JP H0632350Y2
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JP
Japan
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cloth
hollow body
bonded
protrusion
end portion
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Application number
JP1987132355U
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JPS6436131U (ja
Inventor
正雄 原田
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、外表面に布を貼着して外観を向上させるとと
もに触感を向上させて高級感を付与した布貼り中空体に
関するものである。
従来の技術 従来、この種の布貼り中空体としては、例えば、特開昭
57−185120号公報に記載されたものが知られて
いる。
この特開昭57−185120号公報に記載されている
布貼り中空体は、熱可塑性プラスチックのブロー成形に
より製造されるが、分割金型内に中空体を構成するパリ
スンを配置するとともに中空体の外表面に貼る繊維シー
トをパリスンの外側に配置して、ブロー成形時にパリス
ンの表面に布などの繊維シートを熱圧着させることによ
り、中空体の外表面に布などの繊維シートを積層したも
のである。
第3図および第4図には、上記のように構成された布貼
り中空体が示されており、平面状の中空体aの外表面に
は布bが貼着され、布bの端面cは平面状の中空体aの
外表面に対して段差を有して露出している。
考案が解決しようとする問題点 一般に、上記のような従来の布貼り中空体おいては、平
面状の中空体aの外表面に布bの端面が段差を有して露
出しているので、外部からの接触で布bが端部から剥が
れてめくれ上がり、外観が損なわれやすいという欠点が
ある。
ところで、このような布貼り中空体おいても、中空体a
の外表面に対して布bの端部の貼着力を強くすれば、布
bの端面の剥がれを防止することはできるが、ブロー成
形時に平面状の中空体aの外表面に熱圧着によって布b
を積層させて布貼り中空体を製造する方法では、平面状
の中空体aの外表面に対して布bを圧着させるところか
ら、布bの端部が他の部分より強く圧着させることがで
きず、ブロー成形時に中空体の外表面に布を貼着する布
貼り中空体においては、前記のような欠点を解消するこ
とは困難であった。
そこで、本考案はこのような問題点に鑑み、ブロー成形
時に中空体の外表面に布を貼着する布貼り中空体であっ
ても、中空体の外表面に貼着する布の端部を強力に貼着
することができるうえ、しかも、突起が外部からの接触
に対する障壁部材となって、布の端部と中空体の表面と
の境界面に直接外力が作用するのを防止して、布の端部
の剥離を外部からの接触で布が端部から剥がれてめくれ
上がることがなく、長期間にわたって外観が損なわれる
ことのない布貼り中空体を提供することを目的とするも
のである。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本考案は次のように構成し
た。
すなわち、その構成は、プラスチック中空体の外表面に
布を貼着した布貼り中空体において、中空体には布を貼
着する外表面を囲むように外方へ突出する突起が一体に
形成され、布の端部が中空体の外方へ突出する突起に沿
って外方へ曲げられて貼着されている布貼り中空体であ
る。
作用 本考案に係る布貼り中空体は、布の端部が中空体の外方
へ突出する突起に沿って外方へ曲げられて貼着された構
成であるから、布貼り中空体のブロー成形時において中
空体の外方へ突出する突起の部分は分割金型内で他の部
分より先行し、しかも強い圧力を受けるうえ、中空体の
外方へ突出する突起に沿って布が曲がった状態で熱圧着
されるので、中空体の外表面に貼着される布の端部は強
い貼着力で突起に貼着される。
さらに、布の端部が中空体の外方へ突出する突起に貼着
されていることにより、その突起が外部からの接触に対
する障壁部材となって、布の端部と中空体の表面との境
界面には直接外力を作用しないので、布の端部の剥離を
防ぐことができる。
実施例 本考案の実施例について説明する。
第1図および第2図には、本考案に係る布貼り中空体と
して、自動車用リヤーパーセルシェルフが例示されてい
る。
第1図および第2図において、1はリヤーパーセルシェ
ルフであり、このリヤーパーセルシェルフ1は、熱可塑
性プラスチックからなる中空体2の外表面に布3を貼着
した構成のもので、布3は中空体2の片面に溶着されて
いる。リヤーパーセルシェルフ1の布3を貼着した面に
は凹所4が凹設されている。5は突起であり、この突起
5は、布3の貼着されている外表面を囲むように中空体
2に一体に突出形成されている。布3の端部3aは、突
起5に沿って直角に曲げられて突起5に貼着されてい
る。
上記実施例のリヤーパーセルシェルフ1は、布3の端部
3aの全周端面が外方へ突出する突起5に沿って外方へ
曲げられて貼着されているので、ブロー成形時において
中空体2の外方へ突出する突起5の部分は分割金型内で
他の部分より先行して強い圧力を受けて布3の端部は強
い貼着力で突起5に貼着される。しかも、布3を剥離し
ようとする外部からの力は突起5の周端面で受けとめら
れ、突起5が障壁部材となるので、布3の端部の剥離が
その全週にわたって防止される。
なお、上記突起5は、1〜7mm程度の突出高さであるこ
とが好ましい。
上記実施例では、突起5を中空体であるリヤーパーセル
シェルフ1の布3を貼着した外表面の全周を囲むように
形成してあるが、この突起5は必ずしも外表面の全周を
囲むものではなく、部分的に形成されない箇所を有する
ものであっても、本考案の効果が十分得られるものであ
る。
考案の効果 本考案によれば、中空体の外表面に貼着する布の端部を
強力に貼着することができるうえ、しかも、突起が外部
からの接触に対する障壁部材となって、布の端部と中空
体の表面との境界面に直接外力が作用するのを防止し
て、布の端部の剥離を外部からの接触で布が端部から剥
がれてめくれ上がることがなく、長期間にわたって外観
が損なわれることのない布貼り中空体を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車用リヤーパーセ
ルシェルフの全体斜視図、第2図は第1図の要部拡大断
面図、第3図は従来例を示す斜視図、第4図は第3図の
要部拡大断面図である。 2……中空体、3……布、5……突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック中空体の外表面に布を貼着し
    た布貼り中空体において、中空体には布を貼着する外表
    面を囲むように外方へ突出する突起が一体に形成され、
    布の端部が中空体の外方へ突出する突起に沿って外方へ
    曲げられて貼着されていることを特徴とする布貼り中空
    体。
JP1987132355U 1987-08-29 1987-08-29 布貼り中空体 Expired - Lifetime JPH0632350Y2 (ja)

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JP1987132355U JPH0632350Y2 (ja) 1987-08-29 1987-08-29 布貼り中空体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987132355U JPH0632350Y2 (ja) 1987-08-29 1987-08-29 布貼り中空体

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Publication Number Publication Date
JPS6436131U JPS6436131U (ja) 1989-03-06
JPH0632350Y2 true JPH0632350Y2 (ja) 1994-08-24

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ID=31389238

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987132355U Expired - Lifetime JPH0632350Y2 (ja) 1987-08-29 1987-08-29 布貼り中空体

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JP (1) JPH0632350Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6260325U (ja) * 1985-10-03 1987-04-14

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Publication number Publication date
JPS6436131U (ja) 1989-03-06

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