JPH0737425Y2 - スピ−カ用ガスケツト - Google Patents

スピ−カ用ガスケツト

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JPH0737425Y2
JPH0737425Y2 JP1985197886U JP19788685U JPH0737425Y2 JP H0737425 Y2 JPH0737425 Y2 JP H0737425Y2 JP 1985197886 U JP1985197886 U JP 1985197886U JP 19788685 U JP19788685 U JP 19788685U JP H0737425 Y2 JPH0737425 Y2 JP H0737425Y2
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JP
Japan
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gasket
net
small protrusions
small
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JP1985197886U
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正紀 日野
昭 池井
淳剛 馬渕
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Onkyo Corp
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Onkyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はスピーカ用ガスケットの改良に関する。
[従来の技術] 従来特にコーン型スピーカにおいて、振動板の外周縁に
一体成型したエッジ(フィックスドエッジ)、又は振動
板外周縁に接着結合したエッジ部材(フリーエッジ)の
外周縁部をフレームのエッジ接着面に結合する為、前記
エッジの接着面部分を押圧するようにエッジ外周部面に
ガスケットが結合される。
そして、当該ガスケットとして、成型が簡単であり、ま
た比較的複雑な形状のものも得られるという利点から、
プラスチック成形品が用いられるようになってきた。
更に当該ガスケットの上面にネット等の保護部材を配設
することが行われている。
当該保護部材はガスケットがプラスチック成形品である
場合は加熱融着手段を行うことにより接着剤等を必要と
しない利点を有しており、当該熱融着手段による結合を
確実にするため、ガスケットの保護部材との結合面を粗
面加工、いわゆるエンボス加工をすることが望ましい。
すなわち、結合面が平滑面である場合には融着手段によ
りネットを構成する糸がガスケット表面層において僅か
に埋没するのみであり、埋没方向と反対方向の作用力に
より簡単に剥離してしまう欠点があるがエンボス加工を
行うと、第5−a図に示すように、ネットを張ると、ネ
ットの織目よりガスケット01のネットとの結合面に形成
した小突起01aの先端が突出した状態となる。
したがって、融着工程を行うと、当該小突起01aの特に
先端部分が溶融し、ネット糸02を包む様に流動するので
第5−b図に示すように、ネット糸02は完全にガスケッ
ト01内に埋没され、両者01、02の結合強度が大きいので
ある。
[考案が解決しようとする問題点] しかるに周知のようにプラスチック成形品はその成形時
におけるヒケにより成形品にソリ等に変形が残ることが
多く、ガスケット等のように肉厚に比べて平面積が大き
い形状の成形品においてはこの傾向が顕著で、当該変形
を完全に防止することは実用性から考えると不可能に近
い。
この様なソリ等の変形があるガスケットにおいては、第
6図に示すように、平面上に張ったネットの織目から小
突起01aが突出しない部分が生じ、当該部分においては
前述の様なネツト糸02とガスケット01との結合状態が得
られないので当該部分の結合力が小さく剥離しやすく、
剥離した場合にはこれによりネットの張力の不均一が生
じネットに皺等が発生して、商品的価値を減少する原因
となっていた。
一方この様な場合において、ネット糸が充分に樹脂内に
埋没されるような圧力、温度、時間で熱融着をおこなっ
た場合には不必要に樹脂が溶融し、この溶融した樹脂は
バリとなって外観を著しく損う問題があった。
また、スピーカ取付け用の孔に対応した切欠部を有する
ガスケットにおいては当該切欠部により幅の狭い部分が
形成され、ネットとの結合面積が少なくなるのでこの部
分結合強度が小さいため、剥離や皺等が発生しやすい問
題があった。
[問題を解決するための手段] この考案は、ネット結合面に山の高さの異なったすくな
くとも2種の小突起を形成したガスケットにおいて、前
記結合面の幅の狭い部分に山の高い小突起を形成または
山の高い小突起の形成割り合いを多くしたスピーカ用ガ
スケットである。
[実施例] この考案を以下実施例について詳しく説明すると、第1
図に示す第1の実施例において、1はプラスチック製ガ
スケットであり、当該ガスケットのネット結合面1aには
エンボス加工等により小突起が形成されている。
また、1bはフレームのスピーカ取付用孔に対応した切欠
部である。
そして第2−a図に示すようにガスケット結合面1aの内
周孔1cの周縁部分1dには山の高い小突起2bが、外周部1e
には山の低い小突起2aがそれぞれ形成されている。
もしくは、第2−b図に示すように、ガスケットの結合
面における内周孔1cの周縁部分1dにおいて山の高い小突
起2bの占める割り合いを他の部分1eに比して大に形成す
る。
前記突起の山の低い小突起2aの平均高さは通常ネットを
熱融着するに通常設定される値である0.4mm程度であ
り、山の高い突起2bは、ガスケット成形品のソリの程度
等を勘案して設定すればよいが前記山の低い小突起2aの
平均高さに対し略1.2倍以上が望ましい。
また第3−a図、第3−b図は第2の実施例で、スピー
カの取付用の孔に対応した切欠部1bが形成されたガスケ
ット1において、当該切欠部1bが形成された部分(第3
−a図)に他の部分(第3−b図)に形成した小突起2a
より山の高い小突起2bを形成したものであり、第4−a
図、第4−b図は切欠部1bが形成された部分(第4−a
図)において山の高い小突起2bの占める割り合いを他の
部分(第4−a図)に比して大としたものである。
当該実施例においても山の高い小突起1bの高さは山の低
い小突起1aの高さの略1.2倍以上であれば充分であっ
た。
[考案の効果] 上記実施例に示したこの考案のガスケットによれば、多
少のソリがある場合であっても、山の低い小突起がネッ
トの織目に達しない部分では山の高い小突起がネットの
織目より突出するようになるので、山の高いの小突起に
よりネット糸との有効な結合が得られる。
また、第2の実施例ではネットとの結合面積の小さい部
分に山の高い小突起を形成してあるのでこの部分におけ
る結合強度を高め他の部分と同じ程度にすることが出来
る。
したがって、この考案によれば、ネットを均一な張力で
ガスケットに張ることができ、バリの発生やネツトの皺
等の発生を防止でき外観の良好なネット付ガスケットを
提供出来るとともに多少の変形のある、すなわち成形コ
ストの安いガスケットの使用が可能となり、低価格のス
ピーカを提供することが出来る等の実用上極めて優れた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案実施例のガスケットの斜視図、第2−
a図、第2−b図はこの考案の実施例の部分拡大断面
図、第3−a図、第3−b図、第4−a図、第4−b図
はそれぞれこの考案の他の実施例の矢紙の部分拡大断面
図、第5−a図は従来のガスケットのネットを張った状
態の部分拡大断面図、第5−b図は同融着状態の部分拡
大断面図、第6図はソリを有する従来のガスケットにネ
ットを張った状態の部分拡大断面図である。 2bは山の高いの小突起、1aは結合面、1bは切欠部分、1d
は周縁部分である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネット結合面(1a)に山の高さの異なった
    すくなくとも2種の小突起(2a)、(2b)を形成したガ
    スケットにおいて、前記結合面(1a)の幅の狭い部分
    に、山の高い小突起(2b)のみを形成または山の高い小
    突起(2b)の形成割り合いを多くしたことを特徴とする
    スピーカ用ガスケット。
  2. 【請求項2】前記幅の狭い部分がガスケットの結合面
    (1a)における内周孔(1c)周縁部分(1d)であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のスピ
    ーカ用ガスケット。
  3. 【請求項3】前記幅の狭い部分がスピーカ取付け用の孔
    に対応した切欠部分(1b)を形成した結合面部分である
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    スピーカ用ガスケット。
JP1985197886U 1985-12-23 1985-12-23 スピ−カ用ガスケツト Expired - Lifetime JPH0737425Y2 (ja)

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JPS62105693U JPS62105693U (ja) 1987-07-06
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