JPH06225841A - 風呂蓋とその製造方法 - Google Patents
風呂蓋とその製造方法Info
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- JPH06225841A JPH06225841A JP29175491A JP29175491A JPH06225841A JP H06225841 A JPH06225841 A JP H06225841A JP 29175491 A JP29175491 A JP 29175491A JP 29175491 A JP29175491 A JP 29175491A JP H06225841 A JPH06225841 A JP H06225841A
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- resin foam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で保温性が高く、周縁部を保護する縁材
の外れを生じる恐れがなく、長期にわたって支障なく使
用できる、耐久性に優れた平板形の風呂蓋製造方法を提
供する。 【構成】 上下一対の面板(4)(4)の間に合成樹脂
発泡体からなる芯材(5)が挾着され、蓋本体(2)の
周縁に該芯材(5)よりも低発泡率の合成樹脂発泡体も
しくは非発泡の弾性材料からなる縁材(3)が固着さ
れ、該縁材(3)が上記両面板(4)(4)の間に挾着
された嵌入部(3a)を備えてなる風呂蓋(1A)。
の外れを生じる恐れがなく、長期にわたって支障なく使
用できる、耐久性に優れた平板形の風呂蓋製造方法を提
供する。 【構成】 上下一対の面板(4)(4)の間に合成樹脂
発泡体からなる芯材(5)が挾着され、蓋本体(2)の
周縁に該芯材(5)よりも低発泡率の合成樹脂発泡体も
しくは非発泡の弾性材料からなる縁材(3)が固着さ
れ、該縁材(3)が上記両面板(4)(4)の間に挾着
された嵌入部(3a)を備えてなる風呂蓋(1A)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、保温等の目的で浴槽
上に被せる平板形の風呂蓋とその製造方法に関する。
上に被せる平板形の風呂蓋とその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、平板形の風呂蓋として
は、保温性の確保及び軽量化のために、合成樹脂発泡体
等からなる芯材と表裏の面板とを貼り合わせたサンドイ
ッチ状構造物、もしくは硬質合成樹脂からなる中空成形
物にて厚板状の蓋本体を構成すると共に、蓋周縁の保護
及び危険防止、滑り止め、内部への水浸入防止、外観向
上等の目的で、蓋本体の周縁部にゴムや合成樹脂等の弾
性材料からなる断面コ字形の縁材を嵌合接着したものが
汎用されている(実開昭51−14044号、同51−
33944号、同51−119140号、同52−77
236号、実公昭52−41496号の各公報等)。
は、保温性の確保及び軽量化のために、合成樹脂発泡体
等からなる芯材と表裏の面板とを貼り合わせたサンドイ
ッチ状構造物、もしくは硬質合成樹脂からなる中空成形
物にて厚板状の蓋本体を構成すると共に、蓋周縁の保護
及び危険防止、滑り止め、内部への水浸入防止、外観向
上等の目的で、蓋本体の周縁部にゴムや合成樹脂等の弾
性材料からなる断面コ字形の縁材を嵌合接着したものが
汎用されている(実開昭51−14044号、同51−
33944号、同51−119140号、同52−77
236号、実公昭52−41496号の各公報等)。
【0003】しかしながら、上記構成の風呂蓋では、取
り扱い中に周縁部に外力が加わった際に、縁材が部分的
に変形して蓋本体から外れ易く、この傾向が年数経過と
共に顕著になり耐久性に劣るという難点があった。
り扱い中に周縁部に外力が加わった際に、縁材が部分的
に変形して蓋本体から外れ易く、この傾向が年数経過と
共に顕著になり耐久性に劣るという難点があった。
【0004】この発明は、上述の情況に鑑み、軽量で保
温性に優れると共に、従来のような縁材の外れを生じる
恐れがなく、長期にわたって支障なく使用できる耐久性
に優れた風呂蓋とその製造方法を提供することを目的と
している。
温性に優れると共に、従来のような縁材の外れを生じる
恐れがなく、長期にわたって支障なく使用できる耐久性
に優れた風呂蓋とその製造方法を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1に係る風呂蓋は、上下一対の面
板の間に合成樹脂発泡体からなる芯材が挾着された蓋本
体の周縁に、該芯材よりも低発泡率の合成樹脂発泡体も
しくは非発泡の弾性材料からなる縁材が固着され、且つ
該縁材が上記両面板の間に挾着された嵌入部を備えてな
る構成を採用したものである。
に、この発明の請求項1に係る風呂蓋は、上下一対の面
板の間に合成樹脂発泡体からなる芯材が挾着された蓋本
体の周縁に、該芯材よりも低発泡率の合成樹脂発泡体も
しくは非発泡の弾性材料からなる縁材が固着され、且つ
該縁材が上記両面板の間に挾着された嵌入部を備えてな
る構成を採用したものである。
【0006】また、この発明の請求項2の風呂蓋は、上
記請求項1の発明における風呂蓋の両面板の周縁部が縁
材に被包されてなる構成を採用したものである。
記請求項1の発明における風呂蓋の両面板の周縁部が縁
材に被包されてなる構成を採用したものである。
【0007】一方、この発明の請求項3に係る風呂蓋の
製造方法は、上下一対の面板の間に該面板よりも縦横寸
法の小さい合成樹脂発泡体からなる芯材を配置すると共
に、該芯材よりも低発泡率の合成樹脂発泡体もしくは非
発泡の弾性材料からなる縁材を、その一部が芯材の周端
面に当接して且つ上記両面板の間に位置するように配置
し、この配置状態で上記両面板と芯材及び縁材とを熱プ
レスにより一体化することを特徴とする構成を採用した
ものである。
製造方法は、上下一対の面板の間に該面板よりも縦横寸
法の小さい合成樹脂発泡体からなる芯材を配置すると共
に、該芯材よりも低発泡率の合成樹脂発泡体もしくは非
発泡の弾性材料からなる縁材を、その一部が芯材の周端
面に当接して且つ上記両面板の間に位置するように配置
し、この配置状態で上記両面板と芯材及び縁材とを熱プ
レスにより一体化することを特徴とする構成を採用した
ものである。
【0008】
【作用】請求項1の風呂蓋では、蓋本体が上下の面板間
に合成樹脂発泡体からなる芯材を介在させたものである
ために軽量で且つ保温性が高く、しかも縁材はその一部
を上記両面板間に挾着されているから、蓋本体に耐する
取付強度に優れ、外力が加わっても従来の縁材のように
外れることがない。そして、この縁材は、芯材の合成樹
脂発泡体よりも低発泡率の合成樹脂発泡体もしくは非発
泡の弾性材料からなるため、緻密で耐圧縮強度が大きく
落下等で衝撃を受けても座屈変形しにくく、且つ良好な
滑り止め作用を発揮し、また柔軟であって風呂蓋周縁を
保護すると共に人体や他の浴槽部を傷つける恐れがな
い。
に合成樹脂発泡体からなる芯材を介在させたものである
ために軽量で且つ保温性が高く、しかも縁材はその一部
を上記両面板間に挾着されているから、蓋本体に耐する
取付強度に優れ、外力が加わっても従来の縁材のように
外れることがない。そして、この縁材は、芯材の合成樹
脂発泡体よりも低発泡率の合成樹脂発泡体もしくは非発
泡の弾性材料からなるため、緻密で耐圧縮強度が大きく
落下等で衝撃を受けても座屈変形しにくく、且つ良好な
滑り止め作用を発揮し、また柔軟であって風呂蓋周縁を
保護すると共に人体や他の浴槽部を傷つける恐れがな
い。
【0009】請求項2の風呂蓋では、上記の特性に加
え、面板周縁部が縁材で保護されているから、衝撃を受
けても面板周縁部の破損を生じず、また面板周縁部の内
側に水が入り込まない。
え、面板周縁部が縁材で保護されているから、衝撃を受
けても面板周縁部の破損を生じず、また面板周縁部の内
側に水が入り込まない。
【0010】請求項3の製造方法では、熱プレスにより
両側の面板と芯材及び縁材とを簡単に且つ強固に一体化
でき、同時に縁材を所要の外形に成形できるから、上記
風呂蓋を容易に製作できる。また縁材に発泡体を使用し
た場合、その表面部が熱プレス時に成形型と直接接触す
るために、溶融によるスキン層を生じ、このスキン層に
より発泡体内部への水浸透が阻止される。しかして、縁
材に対応する成形型表面に浅い凹凸模様を設けてエンボ
ス加工を施すことにより、縁材の滑り止め作用をより高
くできると共に、スキン層に布張りのような外観を付与
できる。
両側の面板と芯材及び縁材とを簡単に且つ強固に一体化
でき、同時に縁材を所要の外形に成形できるから、上記
風呂蓋を容易に製作できる。また縁材に発泡体を使用し
た場合、その表面部が熱プレス時に成形型と直接接触す
るために、溶融によるスキン層を生じ、このスキン層に
より発泡体内部への水浸透が阻止される。しかして、縁
材に対応する成形型表面に浅い凹凸模様を設けてエンボ
ス加工を施すことにより、縁材の滑り止め作用をより高
くできると共に、スキン層に布張りのような外観を付与
できる。
【0011】
【実施例】図1はこの発明を適用した2枚合わせタイプ
の平板形風呂蓋を示し、各蓋板(1)は蓋本体(2)の
周縁に縁材(3)が固着されてなる。
の平板形風呂蓋を示し、各蓋板(1)は蓋本体(2)の
周縁に縁材(3)が固着されてなる。
【0012】図2に示す第1実施例蓋板(1A)では、上
下一対の面板(4)(4)間に高発泡率の合成樹脂発泡
体からなる芯材(5)が挾着されて蓋本体(2)を構成
し、縁材(3)は該蓋本体(2)より大きい厚みに設定
され、且つ芯材(5)の周端面(5a)に接合して且つ両
面板(4)(4)間に挾着された嵌入部(3a)と、両面
板(4)(4)の周縁部外面側を覆うリップ部(3b)と
を備えている。なお、嵌入部(3a)はリップ部(3b)よ
り長く設定されている。また図3に示す第2実施例の蓋
板(1B)では、蓋本体(2)は蓋板(1A)と同様である
が、縁材(3)は上記リップ部(3b)がなく蓋本体
(2)とほぼ同じ厚みに設定されている。しかして、両
蓋板(1A)(1B)共に、縁材(3)が芯材(5)の合成
樹脂発泡体よりも低発泡率の合成樹脂発泡体もしくは非
発泡の弾性材料からなり、その外表面にエンボスを施し
たスキン層(6)を有している。
下一対の面板(4)(4)間に高発泡率の合成樹脂発泡
体からなる芯材(5)が挾着されて蓋本体(2)を構成
し、縁材(3)は該蓋本体(2)より大きい厚みに設定
され、且つ芯材(5)の周端面(5a)に接合して且つ両
面板(4)(4)間に挾着された嵌入部(3a)と、両面
板(4)(4)の周縁部外面側を覆うリップ部(3b)と
を備えている。なお、嵌入部(3a)はリップ部(3b)よ
り長く設定されている。また図3に示す第2実施例の蓋
板(1B)では、蓋本体(2)は蓋板(1A)と同様である
が、縁材(3)は上記リップ部(3b)がなく蓋本体
(2)とほぼ同じ厚みに設定されている。しかして、両
蓋板(1A)(1B)共に、縁材(3)が芯材(5)の合成
樹脂発泡体よりも低発泡率の合成樹脂発泡体もしくは非
発泡の弾性材料からなり、その外表面にエンボスを施し
たスキン層(6)を有している。
【0013】これら蓋板(1A)(1B)にあっては、いず
れも芯材(5)が高発泡率の合成樹脂発泡体であるため
に軽量で保温性に優れ、且つ縁材(3)がその嵌入部
(3a)において両面板(4)(4)間に挾着されて蓋本
体(2)に強固に固着されているから、周縁部に外力が
加わっても縁材(3)は外れることがなく、しかも該縁
材(3)が芯材(5)より緻密で強度に優れるために落
下等で衝撃を受けても座屈変形しにくく、もって卓越し
た耐久性を示し、また該縁材(3)により良好な滑り止
め効果が得られると共に人体や他の浴槽部位を傷つける
恐れがない。しかして、蓋板(1A)では、両面板(4)
(4)の周縁部が縁材(3)に被包されているから、衝
撃を受けても該周縁部の破損を生じない上、該周縁部の
内側に水が入り込まず、もって該周縁部からの劣化や腐
食、内部の黴発生等が防止されるという利点がある。ま
た蓋板(1B)では、蓋本体(2)と縁材(3)とがほぼ
面一であるから、使用時の上面に水溜まりを生じず、水
垢等で汚れにくく、洗浄する場合にも水捌けがよいとい
う利点がある。
れも芯材(5)が高発泡率の合成樹脂発泡体であるため
に軽量で保温性に優れ、且つ縁材(3)がその嵌入部
(3a)において両面板(4)(4)間に挾着されて蓋本
体(2)に強固に固着されているから、周縁部に外力が
加わっても縁材(3)は外れることがなく、しかも該縁
材(3)が芯材(5)より緻密で強度に優れるために落
下等で衝撃を受けても座屈変形しにくく、もって卓越し
た耐久性を示し、また該縁材(3)により良好な滑り止
め効果が得られると共に人体や他の浴槽部位を傷つける
恐れがない。しかして、蓋板(1A)では、両面板(4)
(4)の周縁部が縁材(3)に被包されているから、衝
撃を受けても該周縁部の破損を生じない上、該周縁部の
内側に水が入り込まず、もって該周縁部からの劣化や腐
食、内部の黴発生等が防止されるという利点がある。ま
た蓋板(1B)では、蓋本体(2)と縁材(3)とがほぼ
面一であるから、使用時の上面に水溜まりを生じず、水
垢等で汚れにくく、洗浄する場合にも水捌けがよいとい
う利点がある。
【0014】ここで、面板(4)としては、デコラ材の
如きベークライト系のフェノール樹脂を始めとする各種
の硬質合成樹脂板のほか、耐蝕性及び表面化粧性に優れ
る金属板も使用可能である。また芯材(5)の発泡体と
しては、例えばポリエチレン、ポリスチレン等の発泡率
15倍程度の発泡体が好適である。一方、縁材(3)と
しては、芯材(5)の合成樹脂発泡体よりも低発泡率の
合成樹脂発泡体もしくは非発泡の弾性材料であれば良
く、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体やポリエチレ
ンの発泡率6倍程度の発泡体、非発泡のポリ塩化ビニル
等が好適である。
如きベークライト系のフェノール樹脂を始めとする各種
の硬質合成樹脂板のほか、耐蝕性及び表面化粧性に優れ
る金属板も使用可能である。また芯材(5)の発泡体と
しては、例えばポリエチレン、ポリスチレン等の発泡率
15倍程度の発泡体が好適である。一方、縁材(3)と
しては、芯材(5)の合成樹脂発泡体よりも低発泡率の
合成樹脂発泡体もしくは非発泡の弾性材料であれば良
く、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体やポリエチレ
ンの発泡率6倍程度の発泡体、非発泡のポリ塩化ビニル
等が好適である。
【0015】これらの蓋板(1A)(1B)は、熱プレス法
を利用することにより、高性能を有するものを極めて簡
単に製造できる。すなわち、蓋板(1A)では図4に示す
ように、上下一対の面板(4)(4)と、これらより縦
横寸法の小さい合成樹脂発泡体からなる芯材用原板(5
0)と、面板(4)(4)及び原板(50)の合計厚より
も大きい厚みを有し、且つ片側面に原板(50)に等しい
厚みの突出した嵌入部(30a )とその上下両側の溝部
(30b )が形成された縁材用原材(30)とを用い、面板
(4)(4)間に原板(50)を挟むと共に、両面板
(4)(4)の周縁部を縁材用原材(30)の溝部(30b
)に嵌挿して、原板(50)の周端面(50a )と縁材用
原板(30)の嵌入部(30a )端面とが接合する形に組み
立て、図5に示すように、縁材用原材(30)に対応する
位置に凹陥部(7a)を有する加熱成形型(7)(7)に
より両側から熱プレスすれば良い。これにより、原板
(50)及び縁材用原材(30)が圧縮されて芯材(5)及
び縁材(3)として面板(4)(4)と強固に一体化す
ると共に、縁材(3)が蓋本体(2)より大きな厚みで
リップ部(3b)を有する所要の丸みを帯びた外形に成形
され、且つ該縁材(3)の表面に溶融によるスキン層
(6)が形成される。
を利用することにより、高性能を有するものを極めて簡
単に製造できる。すなわち、蓋板(1A)では図4に示す
ように、上下一対の面板(4)(4)と、これらより縦
横寸法の小さい合成樹脂発泡体からなる芯材用原板(5
0)と、面板(4)(4)及び原板(50)の合計厚より
も大きい厚みを有し、且つ片側面に原板(50)に等しい
厚みの突出した嵌入部(30a )とその上下両側の溝部
(30b )が形成された縁材用原材(30)とを用い、面板
(4)(4)間に原板(50)を挟むと共に、両面板
(4)(4)の周縁部を縁材用原材(30)の溝部(30b
)に嵌挿して、原板(50)の周端面(50a )と縁材用
原板(30)の嵌入部(30a )端面とが接合する形に組み
立て、図5に示すように、縁材用原材(30)に対応する
位置に凹陥部(7a)を有する加熱成形型(7)(7)に
より両側から熱プレスすれば良い。これにより、原板
(50)及び縁材用原材(30)が圧縮されて芯材(5)及
び縁材(3)として面板(4)(4)と強固に一体化す
ると共に、縁材(3)が蓋本体(2)より大きな厚みで
リップ部(3b)を有する所要の丸みを帯びた外形に成形
され、且つ該縁材(3)の表面に溶融によるスキン層
(6)が形成される。
【0016】一方、蓋板(1B)を製造する場合、前記同
様の面板(4)(4)及び芯材用原板(50)と、該原板
(50)に等しい厚みで断面矩形の縁材用原材(31)とを
用い、図6の如く、原板(50)と縁材用原材(31)を接
合した両側に、面板(4)(4)をその周縁部が縁材用
原材(31)に部分的に重なるように配置し、前記凹陥部
(7a)のない成形型(7)(7)にて両側から熱プレス
を行えばよい。これにより、原板(50)及び縁材用原材
(30)が圧縮されて芯材(5)及び縁材(3)として面
板(4)(4)と強固に一体化すると共に、縁材(3)
が蓋本体(2)に面一な所要外形に成形されて且つスキ
ン層(6)を有するものとなる。
様の面板(4)(4)及び芯材用原板(50)と、該原板
(50)に等しい厚みで断面矩形の縁材用原材(31)とを
用い、図6の如く、原板(50)と縁材用原材(31)を接
合した両側に、面板(4)(4)をその周縁部が縁材用
原材(31)に部分的に重なるように配置し、前記凹陥部
(7a)のない成形型(7)(7)にて両側から熱プレス
を行えばよい。これにより、原板(50)及び縁材用原材
(30)が圧縮されて芯材(5)及び縁材(3)として面
板(4)(4)と強固に一体化すると共に、縁材(3)
が蓋本体(2)に面一な所要外形に成形されて且つスキ
ン層(6)を有するものとなる。
【0017】そして、このような熱プレスにおいて、図
5、6の如く成形型(7)(7)の縁材(3)に対応す
る表面に適当な浅い凹凸模様(8)を設けておくことに
より、該縁材(3)の表面にエンボス加工を施せる。ま
た両面板(4)(4)と芯材用原板(50)、ならびに該
原板(50)と縁材用原材(30)又は(31)の各対接部
は、熱プレス前に予め接着剤によって接着しておいても
よいし、ホットメルト型接着剤のシートを介在させた状
態で熱プレスを施しても良い。なお、芯材(5)の合成
樹脂発泡体としてポリスチレンの如く熱融着性の高い材
料を用いれば、これら接着剤を省略できる。
5、6の如く成形型(7)(7)の縁材(3)に対応す
る表面に適当な浅い凹凸模様(8)を設けておくことに
より、該縁材(3)の表面にエンボス加工を施せる。ま
た両面板(4)(4)と芯材用原板(50)、ならびに該
原板(50)と縁材用原材(30)又は(31)の各対接部
は、熱プレス前に予め接着剤によって接着しておいても
よいし、ホットメルト型接着剤のシートを介在させた状
態で熱プレスを施しても良い。なお、芯材(5)の合成
樹脂発泡体としてポリスチレンの如く熱融着性の高い材
料を用いれば、これら接着剤を省略できる。
【0018】一方、風呂蓋が図1のような2枚合わせタ
イプの場合、図7に示すように、蓋板(1)(1)の隣
接する縁材(3)(3)に互いに逆向きの段部(3c)
(3c)を設けて、該縁部(3)(3)同士で噛合し得る
構造とすれば、浴槽上に被せた使用状態での隙間発生を
防止して保温性を高めることができる。なお、この発明
は図1のような2枚合わせタイプに限らず、一枚板タイ
プや3枚以上の組み合わせタイプの風呂蓋にも同様に適
用可能であり、また面板(4)及び合成樹脂発泡体層
(3)の厚み、縁材(3)の幅等も任意に寸法設定でき
る。
イプの場合、図7に示すように、蓋板(1)(1)の隣
接する縁材(3)(3)に互いに逆向きの段部(3c)
(3c)を設けて、該縁部(3)(3)同士で噛合し得る
構造とすれば、浴槽上に被せた使用状態での隙間発生を
防止して保温性を高めることができる。なお、この発明
は図1のような2枚合わせタイプに限らず、一枚板タイ
プや3枚以上の組み合わせタイプの風呂蓋にも同様に適
用可能であり、また面板(4)及び合成樹脂発泡体層
(3)の厚み、縁材(3)の幅等も任意に寸法設定でき
る。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、軽量で且つ保
温性が高く、しかも縁材が高い取付強度及び耐圧縮強度
を具備し、外力が加わっても従来の縁材のように外れる
ことがない上に衝撃を受けても座屈変形しにくく、もっ
て耐久性に極めて優れ、また縁材による良好な滑り止め
効果及び保護効果を示し、人体や浴槽周辺を傷つけず安
全性の高い、風呂蓋を提供できる。
温性が高く、しかも縁材が高い取付強度及び耐圧縮強度
を具備し、外力が加わっても従来の縁材のように外れる
ことがない上に衝撃を受けても座屈変形しにくく、もっ
て耐久性に極めて優れ、また縁材による良好な滑り止め
効果及び保護効果を示し、人体や浴槽周辺を傷つけず安
全性の高い、風呂蓋を提供できる。
【0020】請求項2の発明によれば、上記効果に加
え、面板周縁部が縁材の合成樹脂発泡体で保護されて衝
撃を受けても破損しにくく、且つ面板周縁部の内側に水
が入り込む恐れがなく、もって長期にわたって清潔な状
態で使用できる、風呂蓋を提供できる。
え、面板周縁部が縁材の合成樹脂発泡体で保護されて衝
撃を受けても破損しにくく、且つ面板周縁部の内側に水
が入り込む恐れがなく、もって長期にわたって清潔な状
態で使用できる、風呂蓋を提供できる。
【0021】請求項3の発明によれば、上記の風呂蓋と
して、強度、耐水性、滑り止め作用に優れた高性能なも
のを、極めて容易に且つ安価に製造できる。
して、強度、耐水性、滑り止め作用に優れた高性能なも
のを、極めて容易に且つ安価に製造できる。
【図1】この発明を適用した2枚合わせタイプの風呂蓋
の平面図。
の平面図。
【図2】この発明の第1実施例の風呂蓋要部の縦断面
図。
図。
【図3】この発明の第2実施例の風呂蓋要部の縦断面
図。
図。
【図4】第1実施例の風呂蓋を製造する熱プレス工程の
要部縦断面図。
要部縦断面図。
【図5】第1実施例の風呂蓋を製造する熱プレス工程の
要部縦断面図。
要部縦断面図。
【図6】第2実施例の風呂蓋を製造する熱プレス工程の
要部縦断面図。
要部縦断面図。
【図7】上記2枚合わせタイプの風呂蓋における相互の
嵌合構造を示す要部縦断面図。
嵌合構造を示す要部縦断面図。
1、1A、1B…蓋板(風呂蓋) 2…蓋本体 3…縁材 3a…嵌入部 4…面板 5…芯材 7…熱プレスの成形型 30、31…縁材用原材 50…芯材用原板
Claims (3)
- 【請求項1】 上下一対の面板の間に合成樹脂発泡体か
らなる芯材が挾着された蓋本体の周縁に、該芯材よりも
低発泡率の合成樹脂発泡体もしくは非発泡の弾性材料か
らなる縁材が固着され、且つ該縁材が上記両面板の間に
挾着された嵌入部を備えてなる風呂蓋。 - 【請求項2】 両面板の周縁部が縁材に被包されてなる
請求項1記載の風呂蓋。 - 【請求項3】 上下一対の面板の間に該面板よりも縦横
寸法の小さい合成樹脂発泡体からなる芯材を配置すると
共に、該芯材よりも低発泡率の合成樹脂発泡体もしくは
非発泡の弾性材料からなる縁材を、その一部が芯材の周
端面に当接して且つ上記両面板の間に位置するように配
置し、この配置状態で上記両面板と芯材及び縁材とを熱
プレスにより一体化することを特徴とする風呂蓋の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3291754A JPH0795984B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 風呂蓋の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3291754A JPH0795984B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 風呂蓋の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06225841A true JPH06225841A (ja) | 1994-08-16 |
JPH0795984B2 JPH0795984B2 (ja) | 1995-10-18 |
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ID=17772986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3291754A Expired - Fee Related JPH0795984B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 風呂蓋の製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0795984B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015066321A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | Toto株式会社 | 風呂蓋 |
JP2015159915A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | Toto株式会社 | 風呂蓋 |
JP2023525903A (ja) * | 2020-05-25 | 2023-06-19 | 浙江聯控技術有限公司 | 車両バックドア及び車両 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545840U (ja) * | 1978-09-21 | 1980-03-25 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP3291754A patent/JPH0795984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5545840U (ja) * | 1978-09-21 | 1980-03-25 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015066321A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | Toto株式会社 | 風呂蓋 |
JP2015159915A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | Toto株式会社 | 風呂蓋 |
JP2023525903A (ja) * | 2020-05-25 | 2023-06-19 | 浙江聯控技術有限公司 | 車両バックドア及び車両 |
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---|---|
JPH0795984B2 (ja) | 1995-10-18 |
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