JP2509532B2 - 二色成形製品のシボ形成方法 - Google Patents

二色成形製品のシボ形成方法

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JP2509532B2
JP2509532B2 JP9973794A JP9973794A JP2509532B2 JP 2509532 B2 JP2509532 B2 JP 2509532B2 JP 9973794 A JP9973794 A JP 9973794A JP 9973794 A JP9973794 A JP 9973794A JP 2509532 B2 JP2509532 B2 JP 2509532B2
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grain
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embossing
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尚武 神末
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Kokusai Kako KK
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、色の異なる熱硬化性
樹脂を二層積層して成形した二色成形製品のシボ形成方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、色の異なる熱硬化性樹脂を二層積
層して成形した二色成形製品にシボを形成するには、シ
ボを入れたい側の型面にシボ成形用凹凸を形成した一次
成形用金型を使用し、一次成形時にシボを形成してい
た。そして、後から成形する二次成形用金型の型面には
シボ成形用凹凸を形成していなかった。また、前記一次
成形用金型のシボ成形用凹凸は型面をエッチングして形
成されるので、シボ成形用凹凸にエッチングのされない
部分を残すことができない。そのため、成形された製品
のシボが形成された部分の表面は、無光沢となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のシ
ボ成形方法で成形された製品のシボの入った部分は、表
面が無光沢になるので、趣のある表面処理ができないと
いう問題点があった。
【0004】また、型移動方向と平行に近い立ち上がり
面にシボを形成すると、シボにより金型から製品が抜け
なくなる。そのため、自在のシボ入れが困難であるとい
う問題点があった。
【0005】また、製品にシボを形成すると、シボの部
分に汚れが入り込み、洗浄しても汚れが取れにくいの
で、不潔になりやすく、食器類には適さないという問題
点があった。
【0006】この発明は、上記の問題点を解決した二色
成形製品のシボ形成方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明のシボ
形成方法では、先に一次成形品2を一次成形用金型1で
硬化度合を少なくして成形し、次に、型面にシボ成形用
凹凸3bを形成した二次成形用金型3に、一次成形品2を
前記シボ成形用凹凸3bと当たるように装填して二次成形
し、一次成形品2側の表面にシボ成形用凹凸3bを押しつ
けてシボを形成するようにした。
【0008】
【作用】シボは、二次成形するときに、一次成形品2が
シボ形成用凹凸3bに押し付けられて形成される。このと
き、シボ形成用凹凸3bの凸部だけが一次成形品2の表面
に食い込むので、凸部が当たらない部分は、一次成形し
た状態のままで残る。そのため、成形された製品の表面
は、凸部が当った部分は無光沢となるが、凸部が当たら
ない部分は光沢のままである。従って、成形された製品
の表面は、無光沢の部分と光沢のある部分が混在した表
面処理となる。
【0009】さらに、シボが、二次成形用金型3での加
圧方向(型締め方向)での押しつけにより形成されたも
のであるので、成形された製品は容易に離型する。
【0010】さらに、シボは、シボ形成用凹凸3bの凸部
の加圧による押しつけにより形成されたものであるの
で、シボの角に丸みができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に従って説明
する。
【0012】図1は、熱硬化性樹脂を使用した二色成形
製品の製造工程を示す説明図である。尚、成形に使用す
る樹脂としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂等の熱
硬化性樹脂が使用される。
【0013】1は、一次成形用金型であり、この一次成
形用金型1に熱硬化性樹脂Pを入れて一次成形し、外子
2を成形する。このとき、外子2は、硬化度合を少なく
しておく。
【0014】3は、二次成形用金型である。この二次成
形用金型3のキャビティ側3aの型面には、シボ成形用凹
凸3bが形成してある。このシボ成形用凹凸3bは従来の金
型と同様にエッチングにより形成されたものである。
【0015】この二次成形用金型3のキャビティ側3aに
当たるように一次成形により成形された外子2を装填す
る。そして、外子2とコア3cとの間に色の異なる熱硬化
性樹脂Pを入れて二次成形する。二次成形するとき、二
次成形用金型3のキャビティ3aの移動により外子2はシ
ボ成形用凹凸3bに押し付けられ、シボ成形用凹凸3bの凸
部の食い込みにより外子2の表面にシボが形成される。
尚、4は二次成形により成形された二次成形部分であ
る。
【0016】図2は、外子2の底面の部分にシボが形成
される様子を拡大して示した説明図である。図示した通
り、シボ成形用凹凸3bに外子2が押し付けられると、シ
ボ成形用凹凸3bの凸部3dが外子2の表面に食い込むが、
凹部3eの部分は外子2に接触しない。そのため、成形さ
れた製品の表面は、凸部3dが当った部分が無光沢にな
り、凸部3dが当たらない凹部3eに対応する部分が光沢の
ままとなる。従って、成形された製品の表面は、無光沢
の部分と光沢のある部分が混在した趣のある表面処理と
なる。
【0017】図3は、外子2の立ち上がり面にシボが形
成される様子を拡大して示した説明図である。図示した
通り、シボ成形用凹凸3bに外子2が押し付けられると、
シボ成形用凹凸3bの凸部3dが外子2の表面に食い込む
が、加圧方向(型締め方向)での食い込みであるので、
成形された製品は、図4に示したように、容易に金型よ
り離型する。
【0018】以上のようにして成形された製品を取り出
すと、無光沢の部分と光沢のある部分が混在した趣のあ
る表面処理がなされた二色成形製品が完成する。このシ
ボは、加圧による押しつけにより形成されたものである
ので、シボの角に丸みができ、縁2aがだれた凹みとな
る。
【0019】以上が実施例であり、外子の外側面にシボ
を形成した例を示したが、次のようにすれば内子の内側
面にシボを形成することができる。
【0020】一次成形用金型で、内子を硬化度合いを少
なくして成形する。二次成形用金型のコア側の型面にシ
ボ成形用凹凸を形成する。
【0021】内子の内側面を前記シボ成形用凹凸と当た
るように二次成形用金型に装填し、内子とキャビティと
の間に色の異なる熱硬化性樹脂を入れて二次成形する。
【0022】以上のようにして成形された製品を取り出
すと、内子の内側面にシボを形成した二色成形製品が完
成する。
【0023】このように、二色成形品の内側面、外側面
のいずれにでもこの発明の方法によりシボを形成するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】この発明のシボ形成方法は、上述のとお
りであるので、次の効果を有する。
【0025】この発明では、一次成形品を二次成形用金
型のシボ形成用凹凸に押し付けてシボを形成するように
したものであり、成形された製品の表面は、凸部が当っ
た部分が無光沢になり、凸部が当たらない部分が光沢の
ままとなる。従って、成形された製品の表面は、無光沢
の部分と光沢のある部分が混在した趣のある表面処理と
なる。
【0026】さらに、シボが、二次成形用金型での加圧
方向(型締め方向)でのシボ形成用凹凸の押し付けによ
り形成したものであり、どのような面にシボを形成して
も製品が金型から抜けなくなることがない。そのため、
従来不可能であった立ち上がり面にでもシボを形成でき
る。
【0027】さらに、シボが、シボ形成用凹凸の押し付
けにより形成したものであり、シボの角に丸みができる
ので、汚れが取れ易くなり、清潔になる。そのため、成
形された製品は食器類としても適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシボ形成方法による二色成形製品の
製造工程を示す説明図。
【図2】外子の底面の部分にシボを形成する様子を示す
説明図。
【図3】外子の立ち上がり面の部分にシボを形成する様
子を示す説明図。
【図4】外子の立ち上がり面の部分が離型する様子を示
す説明図。
【符号の説明】
1 一次成形用金型 2 外子 3 二次成形用金型 3b シボ成形用凹凸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 69/02 2126−4F B29C 69/02 // B29K 101:10 B29K 101:10 B29L 9:00 B29L 9:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色の異なる熱硬化性樹脂を二層積層して
    成形した二色成形製品のシボ形成方法であって、先に一
    次成形品(2)を一次成形用金型(1)で硬化度合を少
    なくして成形し、次に、型面にシボ成形用凹凸(3b)を
    形成した二次成形用金型(3)に、一次成形品(2)を
    前記シボ成形用凹凸(3b)と当たるように装填して二次
    成形し、一次成形品(2)側の表面にシボ成形用凹凸
    (3b)を押しつけてシボを形成するようにしたことを特
    徴とする二色成形製品のシボ形成方法。
JP9973794A 1994-05-13 1994-05-13 二色成形製品のシボ形成方法 Expired - Lifetime JP2509532B2 (ja)

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JP2005256454A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Shin Dick Kako Kk 樹脂製シンク
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