JPH0374608B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0374608B2
JPH0374608B2 JP59168441A JP16844184A JPH0374608B2 JP H0374608 B2 JPH0374608 B2 JP H0374608B2 JP 59168441 A JP59168441 A JP 59168441A JP 16844184 A JP16844184 A JP 16844184A JP H0374608 B2 JPH0374608 B2 JP H0374608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
textured
mold
product
grain
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59168441A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6144607A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16844184A priority Critical patent/JPS6144607A/ja
Publication of JPS6144607A publication Critical patent/JPS6144607A/ja
Publication of JPH0374608B2 publication Critical patent/JPH0374608B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、型成形時、外表面の所定部位に多数
の凹凸からなるシボ部が形成されてなる合成樹脂
製品、例えば自動車におけるホーンパツド・モー
ル・アシストグリツプ・ステアリングホイール等
のシボ製品の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、外表面の所定部位に多数の凹凸からなる
シボ部を備えた合成樹脂製のシボ製品は、例えば
射出成形で形成される場合、成形時同時にシボ部
を形成して製造していた。
そして、その製造に使用する成形用金型は、第
7図に示すように、金型3のキヤビテイ用型面4
にシボ形成面5が形成されており、このシボ形成
面5によつて、第6図に示す成形品1外表面の所
定部位に多数の凹凸からなるシボ部2が形成され
ていた。
そして、金型3におけるシボ形成面5は、キヤ
ビテイ用型面4に所望のシボ模様を穿設されたシ
ボフイルムを貼着し、酸等で腐食させてシボ形成
用凹部5B,5bを作つて形成されるものであ
り、それらのシボ形成用凹部5B,5bによつて
成形品1のシボ部2の凸部2B,2bが反転成形
され、酸等で腐食されずに残つて形成されるシボ
形成用凸部5A,5aによつて成形品1のシボ部
2の凹部2A,2aが反転成形されるものであつ
た。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の型成形時に形成されるシボ製品
では、既述のように成形時使用する金型3のシボ
形成面5が、キヤビテイ用型面4から窪んで形成
され、シボ形成用凸部5A,5aの高さがキヤビ
テイ用型面4におけるシボ形成面5の形成されて
いない面と一致する高さに形成されるものであ
り、反転成形される成形品1のシボ部2は、その
凹部2A,2aが成形品1におけるシボ部2の形
成されていない面の高さと一致するため、その凸
部2B,2bが成形品1におけるシボ部2の形成
されていない面から突出することとなつて、感触
を悪くさせていた。
さらに、図例のように、多数の凹凸からなるシ
ボ部2が深さを異ならせて連続した複数種類から
構成される場合には、成形時使用する金型3のシ
ボ形成面5において、それらのシボ形成用凸部5
A,5aの高さが一致して形成されるため、形成
される成形品1のシボ部2では、凹部2A,2a
が一致する高さとなり、凸部2B,2b間に深さ
の差分の段差xが形成されることとなつて、感触
を悪くさせていた。
これらの点は、シボ製品を射出成形で形成する
場合に限らず、注入成形等の型成形で形成する場
合でも同様に生じていた。
本発明は、所定部位の外表面に、所定種類のシ
ボ部が形成されていても、感触を良好にすること
ができるシボ製品の製造方法を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る製造方法は、外表面の所定部位に
多数の凹凸からなるシボ部が形成されてなる合成
樹脂製品を製造するシボ製品の製造方法であつ
て、 キヤビテイ用型面が、前記シボ部を形成するシ
ボ形成面と、凹凸の無い基準面と、を備え、か
つ、前記シボ形成面と前記基準面とが隣接して配
置されて前記シボ製品を成形可能に構成され、 前記シボ形成面が、形成するシボ部の凹部の深
さ寸法分だけ前記基準面から突出させた突出部の
表面に、腐食させることにより設けて前記基準面
と高さを一致させるシボ形成用凹部を形成して構
成されている、 成形用金型を使用し、 型締め後の前記成形用金型のキヤビテイ内へ溶
融した合成樹脂材料を注入して型成形により製造
することを特徴とする。
(発明の作用・効果) 本発明に係るシボ製品の製造方法では、型締め
した所定の成形用金型のキヤビテイ内へ、溶融し
た合成樹脂材料を注入して成形すれば、所定部位
の外表面に多数の凹凸からなるシボ部を備えたシ
ボ製品を製造することができる。
その際、使用する成形用金型のシボ製品を成形
するキヤビテイ用型面が、シボ部を形成するシボ
形成面と、凹凸の無い基準面と、を備え、かつ、
シボ形成面と基準面とが隣接して配置されて構成
されて、シボ形成面が、形成するシボ部の凹部の
深さ寸法分だけ基準面から突出させた突出部の表
面に、腐食させることにより設けて基準面と高さ
を一致させるシボ形成用凹部を形成して構成され
ている。
そのため、この成形用金型で成形されたシボ製
品においては、シボ部における凸部が、隣接した
基準面により形成されたシボの無い非シボ形成面
と一致する高さで成形されることとなり、シボ製
品の感触が良好となる。
また、形成するシボ部が深さを異ならせて連続
する複数種類から構成されていても、成形用金型
におけるキヤビテイ用型面のシボ形成面を、シボ
部のそれぞれの種類の深さに対応した寸法分だけ
基準面から突出させた突出部の表面に所定のシボ
フイルムを貼着させて腐食させ、隣接する基準面
と高さをそれぞれ一致させるシボ形成用凹部を設
けて構成すれば良く、その成形用金型を使用して
成形すれば、形成された複数種類の深さの凹部を
備えたシボ部の凸部が、隣接した基準面により形
成されたシボの無い非シボ形成面や、相互の凸部
間で一致する高さで形成されることとなり、前述
した1種類のシボのシボ製品と同様に、シボ製品
の感触が良好となる。
(実施例) 第1図に示す第1実施例で製造する成形品11
は、ABS・PP等の硬質合成樹脂材料からなり、
射出成形によつて形成されるホーンパツドであつ
て、その成形品11外表面には、所定部位にシボ
部12が形成されている。
このシボ部12は、凹部12Aと凸部12Bと
の段差をαとし、凹部12aと凸部12bとの段
差をβとし、両者の段差を相違させる2種類の連
続するシボからなり、凸部12Bと凸部12bと
が共に隣接するシボ部12の形成されていない非
シボ形成面18と一致する高さに形成されてい
る。
この成形品11を成形する際に使用する金型1
3には、そのキヤビテイ用型面14の所定部位に
シボ形成面15と、凹凸の無い基準面17と、が
隣接して形成されている(第2図参照)。なお、
この金型13は図示しない金型と型締めされて所
定のキヤビテイを形成するものである。
シボ形成面15は、基準面17から、それぞれ
成形品11に形成するシボ部12の凹凸部12
A,12Bと凹凸部12a,12bとのそれぞれ
の段差α・β分突出する突出部16a,16bが
形成され、これらの突出部16a,16b表面に
シボ部12における凸部12B,12bを形成す
るシボ形成用凹部15B,15bが形成されて構
成されている。シボ形成用凹部15B,15b
は、共に隣接する基準面17と一致する高さに形
成されている。そして、その形成方法は、従来と
同様に、突出部16a,16b表面に所定のシボ
模様が穿設されたシボフイルムを貼着させ、酸等
で腐食させて形成するものであり、腐食されずに
残つた部位が成形品11のシボ部12における凹
部12A,12aを形成するシボ形成用凸部15
A,15aとなる。
したがつて、この金型13を使用し、型締め後
の金型13のキヤビテイ内へ溶融した合成樹脂材
料を注入すれば、金型13のシボ形成面15によ
り外表面の所定部位に凹凸の段差を相違させた2
種類の連続するシボからなるシボ部12が形成さ
れた成形品11を成形でき、型開き後離型させれ
ば、シボ部12における凸部12B,12bが共
に隣接するシボ部12の形成されていない非シボ
形成面18と一致する高さで形成されることとな
り、指先などが凸部12B,12b間やシボ部1
2の形成されていない非シボ形成面18と凸部1
2B,12bとの間で引掛かることが少なく、感
触の良好なシボ製品を得ることができる。
また、第1実施例では、凹凸の段差を相違させ
た2種類のシボからなるシボ製品の製造方法を示
したが、勿論、1種類のシボからなるシボ製品に
本発明を応用できることは言うまでもない。
さらに、第1実施例では、シボが製品の平面に
形成されているシボ製品を示したが、曲面を有す
る製品のその曲面にシボが形成されるシボ製品に
も本発明を応用することができ、第3〜5図にそ
の実施例を示す。
第3図に示す第2実施例で製造する成形品31
は、リング部38の芯金38a外周にPP・
PVC・アセチルセルローズ等の合成樹脂材料か
らなる被覆層38bが射出成形によつて形成され
る自動車のステアリングホイールであり、リング
部38外周におけるステアリングホイールの表裏
となる面にシボ部32が形成されている。
このシボ部32は、凹部32Aと凸部32Bと
の段差をθとし、凹部32aと凸部32bとの段
差をλとし、両者の段差を相違させる2種類の連
続するシボからなり、凸部32Bと凸部32bと
が共に隣接するシボ部32の形成されていない非
シボ形成面40と緩やかな曲面を描いて一致する
高さに形成されている。
このリング部38を成形する際に使用する金型
33は、型締め時所定のキヤビテイを形成する固
定型34と可動型35とからなり、それらのキヤ
ビテイ用型面34a,35aの所定部位に、シボ
形成面36と、固定型34と可動型35との分割
面近傍にシボ形成面36と隣接して配置される凹
凸の無い基準面34b,35bと、が形成されて
いる(第4図参照)。
シボ形成面36は、隣接する基準面34b,3
5bからリング部38に形成する凹凸部32A,
32Bと凹凸部32a,32bとのそれぞれの段
差θ・λ分突出する突出部37a,37b(第5
図参照)が形成され、これらの突出部37a,3
7b表面にシボ部32における凸部32B,32
bを形成するシボ形成用凹部36B,36bが形
成されて構成されている。シボ形成用凹部36
B,36bは、共に隣接する基準面34b,35
bと緩やかな曲面を描いて一致する高さに形成さ
れ、それらの形成方法は、従来と同様に、シボフ
イルムや酸等を利用して形成し、腐食されずに残
つた部位がリング部38におけるシボ部32の凹
部32A,32aを形成するシボ形成用凸部36
A,36aとなる。
したがつて、この金型33を使用し、型締めし
て合成樹脂材料を注入すれば、シボ形成面36に
よつて外表面の所定部位にシボ部32が形成され
たリング部38を成形でき、型開き後離型させれ
ば、シボ部32における凸部32B,32bが共
に隣接するシボ部32の形成されていない非シボ
形成面40と緩やかな曲面を描いて一致する高さ
で形成されることとなり、指先などが凸部32
B,32b間やシボ部32の形成されていない非
シボ形成面40と凸部32B,32bとの間で引
掛かることが少なく、感触の良好なシボ製品を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例で製造する成形品を示す部
分断面図、第2図は同実施例の製造に使用する金
型の部分断面図、第3図は第2実施例で製造する
成形品を示す部分断面図、第4図は同実施例の製
造に使用する金型の部分断面図、第5図は同実施
例の製造に使用する金型の形成時を示す部分断面
図、第6図は従来の成形品を示す部分断面図、第
7図は従来の成形品を製造する金型の部分断面図
である。 1,11,31……成形品、2,12,32…
…シボ部、2A,2a,12A,12a,32
A,32a……凹部、2B,2b,12B,12
b,32B,32b……凸部、3,13,33…
…金型、4,14,34a,35a……キヤビテ
イ用型面、5A,5a,15A,15b,36
A,36a……シボ形成用凸部、5B,5b,1
5B,15b,36B,36b……シボ形成用凹
部、17,34b,35b……基準面、18,4
0……非シボ形成面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外表面の所定部位に多数の凹凸からなるシボ
    部が形成されてなる合成樹脂製品を製造するシボ
    製品の製造方法であつて、 キヤビテイ用型面が、前記シボ部を形成するシ
    ボ形成面と、凹凸の無い基準面と、を備え、か
    つ、前記シボ形成面と前記基準面とが隣接して配
    置されて前記シボ製品を成形可能に構成され、 前記シボ形成面が、形成するシボ部の凹部の深
    さ寸法分だけ前記基準面から突出させた突出部の
    表面に、腐食させることにより設けて前記基準面
    と高さを一致させるシボ形成用凹部を形成して構
    成されている、 成形用金型を使用し、 型締め後の前記成形用金型のキヤビテイ内へ溶
    融した合成樹脂材料を注入して型成形により製造
    することを特徴とするシボ製品の製造方法。
JP16844184A 1984-08-10 1984-08-10 シボ製品の製造方法 Granted JPS6144607A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16844184A JPS6144607A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 シボ製品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16844184A JPS6144607A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 シボ製品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6144607A JPS6144607A (ja) 1986-03-04
JPH0374608B2 true JPH0374608B2 (ja) 1991-11-27

Family

ID=15868172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16844184A Granted JPS6144607A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 シボ製品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6144607A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62170206U (ja) * 1986-04-17 1987-10-28
US7066234B2 (en) 2001-04-25 2006-06-27 Alcove Surfaces Gmbh Stamping tool, casting mold and methods for structuring a surface of a work piece
JP5241151B2 (ja) * 2007-06-12 2013-07-17 三信化工株式会社 しぼ加工表面を有する樹脂成形品
JP5344276B2 (ja) * 2008-03-26 2013-11-20 大日本印刷株式会社 エンボス装置、エンボスロール、凹凸パターン、加工品、および、加工品の製造方法
WO2012124498A1 (ja) 2011-03-11 2012-09-20 シャープ株式会社 金型、金型の製造方法、及び、ナノインプリントフィルムの製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028460A (ja) * 1973-07-09 1975-03-24
JPS57178810A (en) * 1981-04-30 1982-11-04 Nissha Printing Co Ltd Manufacture of molding die
JPS6135213A (ja) * 1984-07-27 1986-02-19 Toyoda Gosei Co Ltd シボ付きステアリングホイールの成形に使用する成形用金型の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028460A (ja) * 1973-07-09 1975-03-24
JPS57178810A (en) * 1981-04-30 1982-11-04 Nissha Printing Co Ltd Manufacture of molding die
JPS6135213A (ja) * 1984-07-27 1986-02-19 Toyoda Gosei Co Ltd シボ付きステアリングホイールの成形に使用する成形用金型の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6144607A (ja) 1986-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4234300A (en) Edge embossing device
US5399393A (en) Plastic heat set molding
WO1993006983A1 (en) A method of injection moulding, a mould for use in such a method and a component made by such a method
JPH0374608B2 (ja)
JPS618320A (ja) プラスチツク射出成形品を製造する方法並びに装置
JPH0374607B2 (ja)
JP4622116B2 (ja) 型内被覆成形方法及び型内被覆成形品
JP2509532B2 (ja) 二色成形製品のシボ形成方法
JPS59127718A (ja) 多色表面層を有するプラスチツク成形品の製造方法
JP3052166B2 (ja) バンパー塗装用見切線の構成
JPS6322190B2 (ja)
JP2512498B2 (ja) 電鋳加工によって製作される成形型の製造方法
JPS6037770B2 (ja) 立体的表面被覆成形法
JPS59155022A (ja) 合成樹脂成形品の製造方法
JP2837175B2 (ja) 合成樹脂射出成形品の製造方法
JPH0531002Y2 (ja)
JPH02283428A (ja) 型内発泡成形用金型およびその製法
JPS6259662B2 (ja)
JPS6219450U (ja)
JPS56144131A (en) Manufacture of heavy-gage molding of synthetic resin
JP3476272B2 (ja) オールインサート成形方法
JPH0521755Y2 (ja)
JPH0314334Y2 (ja)
JPH04135817A (ja) エンボス形状を有する成形品の製造方法
JPS60108235A (ja) 金型の製作方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term