JP3476272B2 - オールインサート成形方法 - Google Patents
オールインサート成形方法Info
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- JP3476272B2 JP3476272B2 JP8863695A JP8863695A JP3476272B2 JP 3476272 B2 JP3476272 B2 JP 3476272B2 JP 8863695 A JP8863695 A JP 8863695A JP 8863695 A JP8863695 A JP 8863695A JP 3476272 B2 JP3476272 B2 JP 3476272B2
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- Japan
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- synthetic resin
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、芯材の全周囲に合成
樹脂をモールドするオールインサート成形方法に関する
ものである。
樹脂をモールドするオールインサート成形方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、強度を確保できる芯材、例え
ば金属製の芯材の全周囲に合成樹脂をモールドすること
により、強度を確保するとともに、製品の角に丸みを持
たせて安全性を向上させたり、芯材を覆うことで外観の
印象を変えることがなされている。
ば金属製の芯材の全周囲に合成樹脂をモールドすること
により、強度を確保するとともに、製品の角に丸みを持
たせて安全性を向上させたり、芯材を覆うことで外観の
印象を変えることがなされている。
【0003】図4、図5および図6は従来のオールイン
サート成形の工程を示す説明図である。これらの図にお
いて、1は芯材を示し、金属板で構成されている。2は
芯材1の半分にモールドされた合成樹脂、3は芯材1の
残りの半分にモールドされた合成樹脂を示す。
サート成形の工程を示す説明図である。これらの図にお
いて、1は芯材を示し、金属板で構成されている。2は
芯材1の半分にモールドされた合成樹脂、3は芯材1の
残りの半分にモールドされた合成樹脂を示す。
【0004】次に、オールインサート成形について説明
する。まず、図4に示す芯材1の手前側の半分を金型で
保持し、この金型に別の金型をセットし、芯材1の向こ
う側の半分をキャビティの各面から浮かした状態にす
る。そして、湯口からキャビティ内に合成樹脂を注入す
ることにより、図5に示すように、芯材1の半分に合成
樹脂2をモールドする。
する。まず、図4に示す芯材1の手前側の半分を金型で
保持し、この金型に別の金型をセットし、芯材1の向こ
う側の半分をキャビティの各面から浮かした状態にす
る。そして、湯口からキャビティ内に合成樹脂を注入す
ることにより、図5に示すように、芯材1の半分に合成
樹脂2をモールドする。
【0005】次に、図5に示す向こう側の半分、すなわ
ち合成樹脂2部分を金型で保持し、この金型に別の金型
をセットし、芯材1の手前側の半分をキャビティの各面
から浮かした状態にする。そして、湯口からキャビティ
内に合成樹脂を注入することにより、図6に示すよう
に、芯材1の全周囲に合成樹脂2,3をモールドする。
ち合成樹脂2部分を金型で保持し、この金型に別の金型
をセットし、芯材1の手前側の半分をキャビティの各面
から浮かした状態にする。そして、湯口からキャビティ
内に合成樹脂を注入することにより、図6に示すよう
に、芯材1の全周囲に合成樹脂2,3をモールドする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のオールインサー
ト成形方法では、芯材1の全周囲に、一度に合成樹脂
2,3をモールドすることができず、芯材1に合成樹脂
2,3を半分ずつモールドするので、工数が多くなる。
そして、芯材1に合成樹脂2,3を半分ずつモールドす
るので、2組の金型が必要になるため、金型の費用が嵩
むことになる。
ト成形方法では、芯材1の全周囲に、一度に合成樹脂
2,3をモールドすることができず、芯材1に合成樹脂
2,3を半分ずつモールドするので、工数が多くなる。
そして、芯材1に合成樹脂2,3を半分ずつモールドす
るので、2組の金型が必要になるため、金型の費用が嵩
むことになる。
【0007】さらに、芯材1に合成樹脂2,3を半分ず
つモールドするために2色成形機を使用すると、金型構
造が複雑になり、コストが高くなる。また、通常の成形
機を使用して芯材1に合成樹脂2,3を半分ずつモール
ドすると、芯材1の半分に合成樹脂2をモールドした後
に成形機から取り外すので、合成樹脂2に収縮が起こっ
て合成樹脂3との接合面にバリが発生するなどの不都合
があった。
つモールドするために2色成形機を使用すると、金型構
造が複雑になり、コストが高くなる。また、通常の成形
機を使用して芯材1に合成樹脂2,3を半分ずつモール
ドすると、芯材1の半分に合成樹脂2をモールドした後
に成形機から取り外すので、合成樹脂2に収縮が起こっ
て合成樹脂3との接合面にバリが発生するなどの不都合
があった。
【0008】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、1組の金型によって一度で
芯材の全周囲に合成樹脂をモールドすることのできるオ
ールインサート成形方法を提供するものである。
するためになされたもので、1組の金型によって一度で
芯材の全周囲に合成樹脂をモールドすることのできるオ
ールインサート成形方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、芯材の少な
くとも2面に取り付けたクリップをキャビティの底面お
よび他の面に当接させて芯材をキャビティの面から所定
距離離した状態で支持し、芯材の全周囲に合成樹脂をモ
ールドするオールインサート成形方法において、クリッ
プに、キャビティの異なる面に先端が当接する複数の当
接部を設けるものである。そして、当接部の先端をキャ
ビティの面に線状で当接させたり、当接部を、先端に近
付くにしたがって幅が狭くなる形状にするのが望まし
い。
くとも2面に取り付けたクリップをキャビティの底面お
よび他の面に当接させて芯材をキャビティの面から所定
距離離した状態で支持し、芯材の全周囲に合成樹脂をモ
ールドするオールインサート成形方法において、クリッ
プに、キャビティの異なる面に先端が当接する複数の当
接部を設けるものである。そして、当接部の先端をキャ
ビティの面に線状で当接させたり、当接部を、先端に近
付くにしたがって幅が狭くなる形状にするのが望まし
い。
【0010】
【作用】この発明における芯材は、クリップによってキ
ャビティの面から所定距離離れた状態で支持され、全周
囲に合成樹脂がモールドされる。
ャビティの面から所定距離離れた状態で支持され、全周
囲に合成樹脂がモールドされる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1(a),(b)はこの発明の一実施例である
オールインサート成形方法を説明する断面図、図2は芯
材の斜視図、図3(a),(b),(c)はクリップの
拡大斜視図、第1当接部の形状を示す説明図、第2およ
び第3当接部の形状を示す説明図である。なお、図1
(a)は図1(b)のB−B線による断面に相当し、図
1(b)は図1(a)のA−A線による断面に相当す
る。
する。図1(a),(b)はこの発明の一実施例である
オールインサート成形方法を説明する断面図、図2は芯
材の斜視図、図3(a),(b),(c)はクリップの
拡大斜視図、第1当接部の形状を示す説明図、第2およ
び第3当接部の形状を示す説明図である。なお、図1
(a)は図1(b)のB−B線による断面に相当し、図
1(b)は図1(a)のA−A線による断面に相当す
る。
【0012】これらの図において、11は芯材を示し、
金属板で構成され、所定数の切欠12が、後述するクリ
ップ21を取り付ける位置に形成されている。21は合
成樹脂で成形されたクリップを示し、コ字状に成形さ
れ、芯材11の切欠12に嵌合して芯材11を保持する
クリップ部22と、このクリップ部22の3面に突出さ
せて設けられた第1、第2および第3当接部23,2
4,25とで構成されている。
金属板で構成され、所定数の切欠12が、後述するクリ
ップ21を取り付ける位置に形成されている。21は合
成樹脂で成形されたクリップを示し、コ字状に成形さ
れ、芯材11の切欠12に嵌合して芯材11を保持する
クリップ部22と、このクリップ部22の3面に突出さ
せて設けられた第1、第2および第3当接部23,2
4,25とで構成されている。
【0013】そして、第1当接部23は、図3(b)に
示すように、先端が後述する金型31で形成されるキャ
ビティ32の面に線状で当接し、先端に近付くにしたが
って、すなわちクリップ部22から遠ざかるにしたがっ
て幅が狭くなる形状とされている。また、第2および第
3当接部24,25は、図3(c)に示すように、先端
がキャビティ32の前側面32bまたは後ろ側面32c
に線状で当接し、先端に近付くにしたがって、すなわち
クリップ部22から遠ざかるにしたがって幅が狭くなる
形状とされている。なお、クリップ21の色は、芯材1
1にモールドする合成樹脂41の色と同じである。
示すように、先端が後述する金型31で形成されるキャ
ビティ32の面に線状で当接し、先端に近付くにしたが
って、すなわちクリップ部22から遠ざかるにしたがっ
て幅が狭くなる形状とされている。また、第2および第
3当接部24,25は、図3(c)に示すように、先端
がキャビティ32の前側面32bまたは後ろ側面32c
に線状で当接し、先端に近付くにしたがって、すなわち
クリップ部22から遠ざかるにしたがって幅が狭くなる
形状とされている。なお、クリップ21の色は、芯材1
1にモールドする合成樹脂41の色と同じである。
【0014】31は金型を示し、上金型31aと、下金
型31bとで構成されている。そして、上、下金型31
a,31bによって形成されるキャビティ32は、底面
32aと、前側面32bと、後ろ側面32cと、左側面
32dと、右側面32eと、天井面32fとで構成され
ている。33はキャビティ32に通ずる湯口を示し、
上、下金型31a,31bの接合面に形成されている。
型31bとで構成されている。そして、上、下金型31
a,31bによって形成されるキャビティ32は、底面
32aと、前側面32bと、後ろ側面32cと、左側面
32dと、右側面32eと、天井面32fとで構成され
ている。33はキャビティ32に通ずる湯口を示し、
上、下金型31a,31bの接合面に形成されている。
【0015】次に、オールインサート成形について説明
する。まず、芯材11の各切欠12にクリップ21のク
リップ部22を位置させ、クリップ部22に芯材11を
保持させることにより、図1に示すように、各切欠12
部分にクリップ21を取り付ける。そして、下金型31
bのキャビティ32内にクリップ21を取り付けた芯材
11の下側を挿入する。
する。まず、芯材11の各切欠12にクリップ21のク
リップ部22を位置させ、クリップ部22に芯材11を
保持させることにより、図1に示すように、各切欠12
部分にクリップ21を取り付ける。そして、下金型31
bのキャビティ32内にクリップ21を取り付けた芯材
11の下側を挿入する。
【0016】次に、クリップ21を取り付けた芯材11
の上側を上金型31aのキャビティ32で覆うように、
下金型31bに上金型31aをセットすると、図1に示
すように、各クリップ21の第1〜第3当接部23〜2
5がキャビティ32の各面32a〜32fに当接するの
で、芯材11を複数のクリップ21でキャビティ32の
各面32a〜32fから所定距離離した状態、すなわち
浮かした状態で支持することができる。
の上側を上金型31aのキャビティ32で覆うように、
下金型31bに上金型31aをセットすると、図1に示
すように、各クリップ21の第1〜第3当接部23〜2
5がキャビティ32の各面32a〜32fに当接するの
で、芯材11を複数のクリップ21でキャビティ32の
各面32a〜32fから所定距離離した状態、すなわち
浮かした状態で支持することができる。
【0017】そして、前、後ろ側面32b,32cに平
行し、左側面32dの前後方向の中央に位置させた湯口
33からキャビティ32内に合成樹脂を注入することに
より、図6に示すように、芯材11の全周面に合成樹脂
41を一度でモールドすることができる。
行し、左側面32dの前後方向の中央に位置させた湯口
33からキャビティ32内に合成樹脂を注入することに
より、図6に示すように、芯材11の全周面に合成樹脂
41を一度でモールドすることができる。
【0018】上述したように、この発明の一実施例によ
れば、クリップ21によって芯材11をキャビティ32
の各面32a〜32fから均一に離した状態で支持し、
湯口33を前、後ろ側面32b,32cに平行させて左
側面32dの前後方向の中央に位置させたので、芯材1
1の前面および後ろ面にも合成樹脂41を一度でほぼ均
一の肉厚にモールドすることができる。
れば、クリップ21によって芯材11をキャビティ32
の各面32a〜32fから均一に離した状態で支持し、
湯口33を前、後ろ側面32b,32cに平行させて左
側面32dの前後方向の中央に位置させたので、芯材1
1の前面および後ろ面にも合成樹脂41を一度でほぼ均
一の肉厚にモールドすることができる。
【0019】そして、縦型成形機を使用して2面割りで
芯材11の全周囲に合成樹脂をモールドすることができ
るので、1組の金型31でモールド成形できるととも
に、金型31の構造および製作が簡単になり、金型31
の費用を少なくすることができる。さらに、芯材11の
全周面に一度で合成樹脂をモールドすることができるの
で、工数が少なくなるとともに、バリなどがなくなり、
外観をきれいに仕上げることができる。
芯材11の全周囲に合成樹脂をモールドすることができ
るので、1組の金型31でモールド成形できるととも
に、金型31の構造および製作が簡単になり、金型31
の費用を少なくすることができる。さらに、芯材11の
全周面に一度で合成樹脂をモールドすることができるの
で、工数が少なくなるとともに、バリなどがなくなり、
外観をきれいに仕上げることができる。
【0020】また、芯材11にクリップ21を位置決め
する切欠12を設けたので、合成樹脂41の注入圧によ
ってクリップ21を移動しないように芯材11に取り付
けることができるとともに、図2に示す切欠12の深さ
d、図3(b)に示すクリップ21の幅w(クリップ部
22の肉厚と、第1当接部23の高さとの和)により、
モールドする合成樹脂41の肉厚を調整することができ
る。そして、第1〜第3当接部23〜25は、図3
(b),(c)に示すように、合成樹脂41から線状で
露出するとともに、クリップ21の色はモールドした合
成樹脂41の色と同じなので、第1〜第3当接部23〜
25の露出部分が少なくなるとともに、クリップ21の
露出部分が目立たなくなるため、外観をきれいに仕上げ
ることができる。
する切欠12を設けたので、合成樹脂41の注入圧によ
ってクリップ21を移動しないように芯材11に取り付
けることができるとともに、図2に示す切欠12の深さ
d、図3(b)に示すクリップ21の幅w(クリップ部
22の肉厚と、第1当接部23の高さとの和)により、
モールドする合成樹脂41の肉厚を調整することができ
る。そして、第1〜第3当接部23〜25は、図3
(b),(c)に示すように、合成樹脂41から線状で
露出するとともに、クリップ21の色はモールドした合
成樹脂41の色と同じなので、第1〜第3当接部23〜
25の露出部分が少なくなるとともに、クリップ21の
露出部分が目立たなくなるため、外観をきれいに仕上げ
ることができる。
【0021】さらに、第1〜第3当接部23〜25の形
状を先端に近付くにしたがって幅が狭くなるようにした
ので、クリップ21をモールドした合成樹脂41で強固
に保持することができる。また、キャビティ32の各面
32a〜32fが最終的な製品の表面となるので、後加
工の必要がなくなるとともに、材料を効率よく利用して
無駄を最少にすることができる。
状を先端に近付くにしたがって幅が狭くなるようにした
ので、クリップ21をモールドした合成樹脂41で強固
に保持することができる。また、キャビティ32の各面
32a〜32fが最終的な製品の表面となるので、後加
工の必要がなくなるとともに、材料を効率よく利用して
無駄を最少にすることができる。
【0022】
なお、上記した実施例では、芯材11に切
欠12を設けた例で説明したが、切欠12は設けなくと
もよい。そして、第1〜第3当接部23〜25は、キャ
ビティ32の各面32a〜32fと線状で当接し、先端
に近付くにしたがって幅が狭くなる例で説明したが、キ
ャビティ32の各面32a〜32fと線以外で当接して
もよく、先端に近付くにしたがって幅が狭くなっていな
くともよい。
欠12を設けた例で説明したが、切欠12は設けなくと
もよい。そして、第1〜第3当接部23〜25は、キャ
ビティ32の各面32a〜32fと線状で当接し、先端
に近付くにしたがって幅が狭くなる例で説明したが、キ
ャビティ32の各面32a〜32fと線以外で当接して
もよく、先端に近付くにしたがって幅が狭くなっていな
くともよい。
【0023】また、
湯口33を設けたキャビティ32の
後ろ側面32cに当接する第2または第3当接部24,
25を設けた例で説明したが、湯口33から注入される
合成樹脂41によって芯材11が湯口33と対向する面
に押し付けられるので、湯口33を設けた面に当接する
当接部は設けなくともよい。
後ろ側面32cに当接する第2または第3当接部24,
25を設けた例で説明したが、湯口33から注入される
合成樹脂41によって芯材11が湯口33と対向する面
に押し付けられるので、湯口33を設けた面に当接する
当接部は設けなくともよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、芯材
の少なくとも2面に取り付けたクリップをキャビティの
底面および他の面に当接させて芯材をキャビティの面か
ら所定距離離した状態で支持したので、芯材の全周面に
一度で合成樹脂をモールドさせることができ、工数が少
なくなる。したがって、芯材の全周面に一度で合成樹脂
をモールドすることができるので、バリなどがなくな
り、外観をきれいに仕上げることができる。
の少なくとも2面に取り付けたクリップをキャビティの
底面および他の面に当接させて芯材をキャビティの面か
ら所定距離離した状態で支持したので、芯材の全周面に
一度で合成樹脂をモールドさせることができ、工数が少
なくなる。したがって、芯材の全周面に一度で合成樹脂
をモールドすることができるので、バリなどがなくな
り、外観をきれいに仕上げることができる。
【0025】
そして、湯口を側面の適切な位置に設ける
ことにより、芯材の全周面にほぼ均一の肉厚に合成樹脂
をモールドすることができる。さらに、2面割りで芯材
の全周囲に合成樹脂をモールドすることができるので、
1組の金型でモールド成形できるとともに、金型の構造
および製作が簡単になり、金型の費用を少なくすること
ができる。
ことにより、芯材の全周面にほぼ均一の肉厚に合成樹脂
をモールドすることができる。さらに、2面割りで芯材
の全周囲に合成樹脂をモールドすることができるので、
1組の金型でモールド成形できるとともに、金型の構造
および製作が簡単になり、金型の費用を少なくすること
ができる。
【0026】
そして、クリップに、キャビティの異なる
面に先端が当接する複数の当接部を設けたので、当接部
の位置を考慮してクリップを芯材に取り付けることによ
り、複数の当接部で芯材をキャビティの面から均一に離
した状態で支持できるため、モールドする合成樹脂の肉
厚を均一にすることができ、湯口を設ける位置が制約さ
れなくなる。なお、キャビティの異なる面に先端が当接
する当接部をクリップに3つ設けると、当接部の位置を
考慮してクリップを芯材に取り付ける必要がなくなる。
面に先端が当接する複数の当接部を設けたので、当接部
の位置を考慮してクリップを芯材に取り付けることによ
り、複数の当接部で芯材をキャビティの面から均一に離
した状態で支持できるため、モールドする合成樹脂の肉
厚を均一にすることができ、湯口を設ける位置が制約さ
れなくなる。なお、キャビティの異なる面に先端が当接
する当接部をクリップに3つ設けると、当接部の位置を
考慮してクリップを芯材に取り付ける必要がなくなる。
【0027】
また、当接部は線状で露出するので、当接
部の露出部分が少なくなるため、クリップの露出部分が
目立たなくなり、外観をきれいに仕上げることができ
る。そして、当接部の形状を先端に近付くにしたがって
幅が狭くなるようにしたので、クリップをモールドした
合成樹脂で強固に保持することができる。
部の露出部分が少なくなるため、クリップの露出部分が
目立たなくなり、外観をきれいに仕上げることができ
る。そして、当接部の形状を先端に近付くにしたがって
幅が狭くなるようにしたので、クリップをモールドした
合成樹脂で強固に保持することができる。
【図1】(a),(b)はこの発明の一実施例であるオ
ールインサート成形方法を説明する断面図である。
ールインサート成形方法を説明する断面図である。
【図2】芯材の斜視図である。
【図3】(a)はクリップの拡大斜視図、(b)は第1
当接部の形状を示す説明図、(c)は第2および第3当
接部の形状を示す説明図である。
当接部の形状を示す説明図、(c)は第2および第3当
接部の形状を示す説明図である。
【図4】
従来のオールインサート成形の工程を示す説明
図である。
図である。
【図5】
従来のオールインサート成形の工程を示す説明
図である。
図である。
【図6】
従来のオールインサート成形の工程を示す説明
図である。
図である。
11 芯材
12 切欠21
クリップ
22 クリップ部
23 第1当接部
24 第2当接部
25 第3当接部
31 金型
31a 上金型
31b 下金型
32 キャビティ
32a 底面
32b 前側面
32c 後ろ側面
32d 左側面
32e 右側面
32f 天井面
33 湯口
41 合成樹脂
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
B29L 9:00 B29L 9:00
(56)参考文献 特開 昭60−31955(JP,A)
特開 昭57−125025(JP,A)
特開 昭56−13717(JP,A)
特開 平5−92442(JP,A)
実開 昭49−34256(JP,U)
特公 昭49−5740(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B29C 39/00 - 39/44
B29C 43/00 - 43/58
B29C 45/00 - 45/84
Claims (3)
- 【請求項1】 芯材の少なくとも2面に取り付けたクリ
ップをキャビティの底面および他の面に当接させて前記
芯材を前記キャビティの面から所定距離離した状態で支
持し、前記芯材の全周囲に合成樹脂をモールドするオー
ルインサート成形方法において、 前記クリップには、前記キャビティの異なる面に先端が
当接する複数の当接部が設けられている、 ことを特徴するオールインサート成形方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のオールインサート成形
方法において、 前記当接部の先端は、前記キャビティの面に線状で当接
する、 ことを特徴とするオールインサート成形方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のオール
インサート成形方法において、 前記当接部は、先端に近付くにしたがって幅が狭くなっ
ている、 ことを特徴とするオールインサート成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8863695A JP3476272B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | オールインサート成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8863695A JP3476272B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | オールインサート成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08258058A JPH08258058A (ja) | 1996-10-08 |
JP3476272B2 true JP3476272B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=13948309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8863695A Expired - Fee Related JP3476272B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | オールインサート成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3476272B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7365555B2 (ja) * | 2020-03-12 | 2023-10-20 | 中西金属工業株式会社 | ストラットベアリングの下側ケースの製造方法 |
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1995
- 1995-03-23 JP JP8863695A patent/JP3476272B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08258058A (ja) | 1996-10-08 |
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