JPH0550449A - 発泡成形型 - Google Patents

発泡成形型

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Publication number
JPH0550449A
JPH0550449A JP3237463A JP23746391A JPH0550449A JP H0550449 A JPH0550449 A JP H0550449A JP 3237463 A JP3237463 A JP 3237463A JP 23746391 A JP23746391 A JP 23746391A JP H0550449 A JPH0550449 A JP H0550449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
insert
skin
protrusion
molding tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3237463A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Kondo
哲夫 近藤
Masaaki Sugiura
正昭 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP3237463A priority Critical patent/JPH0550449A/ja
Publication of JPH0550449A publication Critical patent/JPH0550449A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インサートを確実に型面に保持し、もってバ
リなどの発生を防ぎ、均一な肉圧を有する製品を製造す
ることができる発泡成形型を提供する。 【構成】 表皮セット側型面部分に突部17が部分的に
突設されていて、型締め時に該突部が表皮を介して前記
インサートを他の型面側に挟圧して当該他の型面に保持
せしめるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は発泡成形型に関し、と
くにはあらかじめインサートおよび表皮を型面に配し発
泡樹脂材料とともに一体に成形する発泡成形型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、インストルメントパネルなどの
自動車用内装部品の成形に際しては、図2に示されるよ
うに、成形品キャビティ39を有する成形型30におい
て上型31の型面32に鉄板や合成樹脂の射出成形品よ
りなるインサート33が配され、下型34の型面35に
表皮材36がセットされ発泡樹脂材料が型内に注入され
て一体に成形される。符号37は上型31および下型3
4を開閉自在に構成するヒンジである。
【0003】前記上型31にインサート33を位置決め
固定するに際しては、同図に図示したように、上型31
に突設されたスライド式あるいは固定式のインサート固
定用ピン41を形成し、該ピン41を前記インサート3
3に設けられた位置決め用の穴部42に係着させること
により固定される。また、前記型面32に爪部43を設
け、前記インサート33の端部に形成された固定用凹部
44に前記爪部43を係着することによっても位置決め
セットされる。
【0004】しかしながら、このような構成にあって
は、成形型上で爪部を設定できる箇所には限りがあり、
また、インサートの形状によっては爪部の設定が不可能
な場合もあった。
【0005】そのため、該インサート33の面方向の位
置決めが困難で、インサート33が型面32から浮き上
がり、注入した発泡樹脂材料がインサート33と型面3
2との間に回り込んで製品にバリを発生させることがあ
った。このバリの発生は製品の外観を損ねるとともに、
製品の肉厚不良などの原因となり、例えば、前記インサ
ート33にネジ止めされる空調レジスターなどの他の部
品の固定位置が不均一となるなどの問題点を有してい
た。加えて、バリを除去するための後工程には煩雑な手
間と時間を要していた。
【0006】このバリの発生を防ぐための一手段とし
て、例えば、特開昭57−120421号公報に記載の
方法が提案されている。この方法は、インサートの発泡
樹脂層が形成される側に、インサートが被覆される被膜
を形成するとともに、この被膜を上型と下型によって挟
着することによりウレタンの回り込みを防ぎ、もってバ
リの発生を防止するものである。
【0007】しかるに、この方法では、インサートに被
膜を形成するという新たな前処理が必要で手間がかかる
とともに、上型と下型とで挟着可能な位置に被膜を形成
することはインサートの位置や製品の形状によっては困
難な場合もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
問題点に鑑み提案されたものであって、インサートを確
実に型面に保持し、もってバリなどの発生を防ぐととも
に、均一な肉厚を有する製品を製造することのできる発
泡成形型を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
上型および下型を有する成形型の一方の型面にインサー
トをセットし、他の型面に表皮をセットし、発泡樹脂材
料を注入して前記インサートおよび表皮とを一体に成形
する型において、前記表皮セット側型面部分に突部が部
分的に突設されていて、型締め時に該突部が表皮を介し
て前記インサートを他の型面側に挟圧して当該他の型面
に保持せしめるようにしたことを特徴とする発泡成形型
に係る。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の成形型を用いて自動車のイン
ストルメントパネルを成形する状態を示す断面図であ
る。
【0011】図示したように、この実施例の発泡成形型
10は上型11と下型12よりなり、成形品形状を規定
するキャビティ13を有している。
【0012】上型11にはスライド式あるいは固定式の
ピン14が形成されていて、インサート20のピン穴2
1に係合させることにより、該インサート20を上型1
1の型面15に位置決め固定するようになっている。
【0013】一方、下型12にはPVCゾルスラッシュ
もしくはパウダースラッシュ成形などによって所定のシ
ート形状に形成された表皮25が配されるとともに、型
締めされ前記キャビティ13内に発泡樹脂材料Pが注入
され、前記インサート20と表皮25とが一体に発泡形
成される。
【0014】この下型12において、前記表皮25がセ
ットされる型面16には部分的に突部17が形成されて
いる。この突部17は型締め時に前記表皮25を介して
前記インサート20の端部22と重なりあって当接し、
もってインサート20を他の型面、すなわち、上型11
の型面15側に挾圧するもので、いわゆるゼロ当て面を
形成するのである。この突部17は製品開口部や両サイ
ドなどの成形品の意匠面以外に適宜に形成される。な
お、このインサート20と突部17との重なり幅tは5
mm以下とすることが好ましい。この突部17によっ
て、インサート20は型締めと同時に上型に確実に保持
され、型面15からの浮き上がりが防止される。
【0015】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
成形型によれば、型締めと同時にインサートを確実に型
面に保持するため、インサートの位置ずれを生じないだ
けでなく、注入された発泡樹脂材料が上型の型面側に回
り込むことがないので、製品表面にバリなどの発生を防
ぎ、均一な肉厚を有する精度の高い製品を製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の成形型を用いて自動車のインストル
メントパネルを成形する状態を示す断面図である。
【図2】従来の成形型を示す断面図である。
【符号の説明】
10 成形型 11 上型 12 下型 13 キャビティ 14 ピン 15 型面 16 型面 17 突部 20 インサート 25 表皮 P 発泡樹脂材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型および下型を有する成形型の一方の
    型面にインサートをセットし、他の型面に表皮をセット
    し、発泡樹脂材料を注入して前記インサートおよび表皮
    とを一体に成形する型において、 前記表皮セット側型面部分に突部が部分的に突設されて
    いて、型締め時に該突部が表皮を介して前記インサート
    を他の型面側に挟圧して当該他の型面に保持せしめるよ
    うにしたことを特徴とする発泡成形型。
JP3237463A 1991-08-23 1991-08-23 発泡成形型 Pending JPH0550449A (ja)

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JP3237463A JPH0550449A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 発泡成形型

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JP3237463A JPH0550449A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 発泡成形型

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JPH0550449A true JPH0550449A (ja) 1993-03-02

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ID=17015713

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