JP2795739B2 - グローブボックスリッド - Google Patents

グローブボックスリッド

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JP2795739B2 JP19544490A JP19544490A JP2795739B2 JP 2795739 B2 JP2795739 B2 JP 2795739B2 JP 19544490 A JP19544490 A JP 19544490A JP 19544490 A JP19544490 A JP 19544490A JP 2795739 B2 JP2795739 B2 JP 2795739B2
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foam
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glove box
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繁樹 栗栖
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Nishikawa Kasei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、グローブボックスリッドの改良に関する。
(従来の技術) 従来より、自動車のインストルメントパネルに装着さ
れるグローブボックスのリッドとして、表皮と心材との
間の空間に発泡成形原料を注入し、発泡硬化させること
により発泡体を成形してなるものが知られている。
一方、上述の如きグローブボックスリッドを成形する
際、上記表皮と心材とは、両者の空間に形成されるよう
に各々の外周部を当接させて成形型にセットされるよう
になされている。
しかし、一般には、表皮と心材の外周部を単に当接さ
せてあるだけであることから、両者間の空間に発泡成形
原料を注入する際、両者の境目から上記発泡成形原料が
外部に漏れ、表皮が汚れるという問題があった。また、
表皮と心材とは、発泡体の接着力でのみ接着しているの
で、外力によって表皮の外周部が発泡体より容易に剥離
し、表皮がめくれるおそれもあった。
そこで、例えば実開昭64−3408号公報に開示されてい
るように、表皮と心材との外周部に溝を形成し、両者間
の空間に注入される発泡成形原料を上記溝内にも流入さ
せることにより、両者の接着性の向上を図るとともに、
上記発泡成形原料の漏れを防止するようにした成形品が
提案されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記公報例のものでは、表皮と発泡体およ
び発泡体と心材の接着力を強く得ようとした場合、外周
部における表皮と心材の間の空間に発泡成形原料を十分
流入させる必要があるため、外周部における表皮と心材
の間隙を広く開けなければならず、これによって発泡成
形原料が外部に漏れやすくなる嫌がある。また、逆に、
発泡成形原料の漏れを防止しようとすれば、外周部にお
ける表皮と心材との間隙を狭くしなければならず、これ
によって発泡成形原料が上記表皮と心材との空間に流入
しにくくなって、発泡体に欠肉等の発泡不良が生じて発
泡体が持っている接着力が低下し、上記公報例の発明者
が意図する表皮と発泡体および発泡体と心材の接着力が
十分得られなくなる問題がある。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、表皮の外周部と心材の外周部と
を予め接着接合しておくことにより、両者間の空間に注
入された発泡成形原料の外部への漏れを確実に防止し、
かつ表皮の外周部が外力によってめくれることを確実に
防止せんとすることにある。
さらに、本発明では、表皮の外周部と心材の外周部と
を予め接着するため、表皮と心材との間の空間に連通す
る原料注入口と、成形後該注入口を塞ぐ閉塞部材とが必
要となるが、グローブボックスリッドにはロック装置が
取り付けられていることに着目し、このロック装置取付
孔を有効に利用することにより、専用の注入口と閉塞部
材を別途設ける必要をなくして、該閉塞部材の分だけ部
品点数の低減化を図らんとすることにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、表
皮と心材との間に空間が形成されるように上記心材の外
周部を全周に亘って上記表皮の外周部と接着接合する。
さらに、上記表皮と心材との間の空間に発泡成形原料か
らなる発泡体を一体に介在させて三層構造とする。ま
た、上記心材に上記発泡成形原料の注入口を兼ねるロッ
ク装置取付孔を形成したことを特徴とする。
(作用) 上記の構成により、本発明では、表皮と心材との間に
空間が形成されるように上記心材の外周部が全周に亘っ
て上記表皮の外周部と接着接合され、発泡成形原料が上
記心材のロック装置取付孔を注入口として該ロック装置
取付孔から上記表皮と心材との間の空間に注入され、両
者間に上記発泡成形原料からなる発泡体が一体に介在さ
れて三層構造になる。
このように、上記発泡成形原料は、既存のロック装置
取付孔から注入されることから、専用の注入口を別途設
ける必要がなくなり、該注入口を塞ぐ閉塞部材の分だけ
部品点数の低減化が図られることとなる。
さらに、上述の如く発泡成形原料を注入する前の段階
で、表皮の外周部と心材の外周部とが予め接着接合され
ていることから、両者間の空間に注入された発泡成形原
料の外部への漏れが確実に防止され、かつ表皮の外周部
が外力によってめくれることが確実に防止されることと
なる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図は自動車のインストルメントパネ
ルに装着されるグローブボックスの本発明の実施例に係
る三層構造のグローブボックスリッドAを示す。1は樹
脂製の表皮、2は同じく樹脂製の心材であって、該心材
2の外周部は、全周に亘って上記表皮1の外周部と接着
剤4によって一体に接着接合され、上記表皮1と心材2
との間には空間5が形成されている。
また、上記表皮1と心材2との間の空間5には、硬質
ウレタン等の発泡成形原料からなる発泡体6が一体に介
在されている。
さらに、上記心材2には、上記発泡成形原料の注入口
を兼ねるロック装置取付孔3が形成されており、発泡成
形原料を該ロック装置取付孔3から上記空間5に注入し
てその発泡硬化により上記発泡体6を成形し、該発泡体
6を上記空間5に一体に介在させるようになっている。
さらに、上記ロック装置取付孔3に対応する発泡体6
部分および表皮1部分は、切断除去され、この切断除去
部分にロック装置7が表皮1側から挿入されて、ねじ8,
8により取り付けられている。なお、第1図および第2
図中、9は上記ロック装置7を取り付けるためのねじ8
が螺合せしめるねじ孔であり、第3図中、10はリッド開
閉用のヒンジを取り付けるためのねじ孔、11は缶やコッ
プ類等を置く役目と心材2の補強の役目とを兼用する凹
部である。
次に、前述の如く構成されたグローブボックスリッド
Aの成形要領について説明する。
まず、第5図に示すように、予め外周部が全周に亘っ
て接着剤4で一体に接着接合された表皮1と心材2と
を、該心材2側を上に向けた姿勢で成形型12の下型13に
セットする。この際、上記表皮1を、下型13に形成され
た複数の細孔14,14,…を介しての真空引きにより動かな
いように固定する。
次いで、上記成形型12の型締め状態で、発泡成形原料
を、上型15に設けられた注入ヘッド16から上記表皮1と
心材2との間に形成された空間5にロック装置取付孔3
を注入口として該ロック装置取付孔3を経て注入し、注
入された発泡成形原料を型温により発泡硬化させて発泡
体6を成形し、表皮1と心材2との間の空間5に発泡体
6が一体に介在した三層構造のグローブボックスリッド
Aを得る。
その後、上記表皮1、心材2および発泡体6の三者が
一体になった三層構造のグローブボックスリッドAを上
記成形型12から取り出して、第6図に示すように、カッ
ト台17上に上記表皮1側を上に向けた姿勢でセットし、
その上方に配置されたカット治具18の切断刃18aで上記
ロック装置取付孔3に対応する表皮1部分および発泡体
6部分を切断除去する。
しかる後、この切断除去部分にロック装置7を表皮1
側から挿入して、ねじ8,8により取り付ける。
このように、本実施例では、表皮1と心材2との間に
形成された空間5に、上記心材2のロック装置取付孔3
から注入されて発泡硬化した発泡成形原料からなる発泡
体6を一体に介在させることから、専用の注入口を別途
設けずに済み、該注入口を塞ぐ閉塞部材の分だけ部品点
数の低減化を図ることができる。
さらに、上記実施例では、発泡成形原料を注入する前
の段階で、表皮1の外周部と心材2の外周部とを予め一
体に接合していることから、両者間の空間5に注入され
た発泡成形原料の外部への漏れを確実に防止でき、かつ
表皮1の外周部が外力によってめくれることを確実に防
止することができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、表皮と心材と
の間に空間が形成されるように各々の外周部を全周に亘
って接着接合し、かつ上記心材に形成されたロック装置
取付孔を注入口として兼用して発泡成形原料からなる発
泡体を上記空間に一体に介在させた。したがって、専用
の注入口を別途設けずに済み、該注入口を防ぐ閉塞部材
の分だけ部品点数の低減化を図ることができるととも
に、発泡成形原料の外部への漏れを確実に防止でき、か
つ表皮の外周部が外力によってめくれることを確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は第4図のI−I
線における断面図、第2図は第4図のII−II線における
断面図、第3図は第4図のIII−III線における断面図、
第4図はグローブボックスリッドとロック装置とを分解
した斜視図、第5図はグローブボックスリッドの成形状
態を示す成形型の縦断面図、第6図はロック装置取付用
の開口部形成状態を示すグローブボックスリッドの縦断
面図である。 1……表皮 2……心材 3……ロック装置取付孔 5……空間 6……発泡体 A……グローブボックスリッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表皮と、 該表皮との間に空間が形成されるように外周部が全周に
    亘って上記表皮の外周部と接着接合された心材と、 上記表皮と心材との間に空間に一体に介在され、発泡成
    形原料からなる発泡体とからなる三層構造であり、 上記心材には、上記発泡成形原料の注入口を兼ねるロッ
    ク装置取付孔が形成されていることを特徴とするグロー
    ブボックスリッド。
JP19544490A 1990-07-24 1990-07-24 グローブボックスリッド Expired - Lifetime JP2795739B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2754556B2 (ja) * 1988-03-11 1998-05-20 豊田合成 株式会社 グローブボックス及びその製法

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JPH0481339A (ja) 1992-03-16

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