JP3052166B2 - バンパー塗装用見切線の構成 - Google Patents

バンパー塗装用見切線の構成

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JP3052166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用バンパーに関
し、特に、樹脂部材にて成形される自動車用バンパーを
部分塗装するにあたり、塗装部と非塗装部とを区別する
ための境界線となる見切り線の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂部材で形成される自動車用バンパー
につき、バンパーの素材部分を一部分残して塗装する場
合がある。このような、バンパーの一部分のみを塗装す
る場合には非塗装部にマスキングテープを張るいわゆる
マスキング作業を行うが、このマスキング作業におい
て、直線的に塗装する部分についてはマスキングテープ
を蛇行させないように真っすぐなライン出しをして張る
ことが必要である。しかしながらこの作業は熟練を要し
て手間のかかるものであり、蛇行したマスキングのまま
に塗装が行われたバンパーはその商品性が著しく低下す
る。そこで、このマスキング作業を迅速かつさほどの熟
練を要せずに、真っすぐなライン出しを美麗に行うこと
ができるように、例えば、本出願人は、先に、塗装部と
非塗装部との境界線に楔型の凸条部を形成して見切線と
し、この見切線に沿ってマスキング作業を行うようにし
た技術を開示している(特願昭60−57377号)。
しかしながら、この技術においては、塗装後に凸条部が
浮かび上がる不具合があり、また、光線の具合によって
は楔型の凸条部が見辛く、このため、マスキングテープ
を凸条の見切線に沿って正確に張る作業が行い難くなる
場合があった。
【0003】そこで、図3に示すような方法が案出され
ている。すなわち、図3は、図1に示す、部分的に塗装
されたバンパー1の全体外観図のうち、A−A部分の従
来例における断面図であるが、樹脂部材2でバンパーを
成形するにあたり、この樹脂部材と塗料のなじみを良く
するために樹脂部材の表面に微細な凹凸を持たせて成形
するようになっているが、この場合、塗装部5は細シボ
部6としてその表面に5〜8ミクロン程度の微細な凹凸
を持たせて成形し、マスキングテープでマスキングが行
われる非塗装部3は荒シボ部としてその表面に15〜1
8ミクロン程度の微細な凹凸を持たせて成形される。そ
して、この荒シボ部4と前記細シボ部6の中間帯に、そ
の表面が平滑なシボ無部7を設け、このシボ無部7と前
記細シボ部6の境界線を見切線9とし、この見切線9に
沿ってマスキングテープを張るものである。この場合、
マスキングはシボ無部7と荒シボ部4とに行われること
になる。しかしながらこの従来例においては、荒シボ部
4よりさらに微細な凹凸が形成されている細シボ部6
と、その表面が平滑なシボ無部7との接線が見切線9と
なっており、この両面の質感が近似するために、光線の
具合によって当該接線すなわち境界線としての見切線9
を見失ってしまうことがあり、このため、マスキングテ
ープが蛇行して張られてしまうということがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的とする
ところは、見切線が光線の具合に左右されずにハッキリ
と視認可能であり、したがって塗装に先立つマスキング
作業を、さほどの熟練を要せずに正確かつ迅速に行うこ
とができるバンパー塗装用見切線の構成を提供すること
である。
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明は上記の問題点を解決するために、
バンパーの非塗装部にマスキングを行うための、塗装部
と非塗装部の境界線としての見切線の形成方法であっ
て、表面に微細な凹凸を形成した非塗装部としての荒シ
ボ部と、表面に前記荒シボ部よりさらに微細な凹凸を形
成した塗装部としての細シボ部とを設け、この荒シボ部
と細シボ部との中間帯に、前記荒シボ部に接する位置に
はその表面が平滑なシボ無部を設け、前記細シボ部に接
する位置には第2の荒シボ部を設け、このシボ無部と第
2の荒シボ部との境界線を見切線とするものである。
【0006】
【作 用】塗装部としての細シボ部と、非塗装部として
の荒シボ部の中間帯に形成されるシボ無部と、第2の荒
シボ部の境界線を見切線とする。すなわち、表面が平滑
に形成されるシボ無部と、細シボ部よりはその表面が荒
目に形成される荒シボ部との境界線が見切線となるの
で、この両面の質感の相違により、その境界線、したが
ってまた見切線の視認が容易となる。この視認が容易と
なった見切線に沿ってマスキングテープを張っていくこ
とにより、マスキング作業における真っすぐなライン出
しを迅速かつ美麗に行うことができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は樹脂部材で形成された自動車用フロントバン
パーの外観図であり、このフロントバンパー1は、樹脂
部材でグリル1a部分やエクステンション1b部分が一
体成形されており、その表面は樹脂部材の素材がそのま
ま残された非塗装部分1cと、塗装された部分1dとで
構成されている。本発明はこの塗装部分を塗装するにあ
たり、非塗装部分にテープを張ってマスキングする場合
における非塗装部分との境界線としての見切線の構成に
関するものである。すなわち、図2は、この実施例にお
ける図1に示す矢視A−A部分の断面図であり、樹脂部
材2で形成されるバンパー表面に、塗装部と非塗装部と
で異なる大きさの微細な凹凸が形成され、また、塗装部
と非塗装部との境界線上には、その表面が平滑な部分が
形成されている状態を分かりやすく模式的に示した図で
ある。図において、樹脂部材2の素材をそのまま残す非
塗装部分3は、その表面に15ないし18ミクロン程度
の微細な凹凸が形成されている荒シボ部4となってお
り、塗装が施される塗装部5はその表面が5ないし8ミ
クロン程度の微細な凹凸が形成されている細シボ部6と
なっている。この荒シボ部4と細シボ部6の中間部分に
は、荒シボ部4に接する位置に、その表面が平滑なシボ
無部7が、荒シボ部8の凸部3個分程度の幅に形成され
ており、また、細シボ部6に接する位置には、その表面
が前記荒シボ部4と同様な15ないし18ミクロン程度
の凹凸が形成された第2の荒シボ部8が、この荒シボ部
の凸部3個分程度の幅に形成されている。したがって、
シボ無部7と第2の荒シボ部8との接線が塗装部5と非
塗装部3との境界線としての見切線9となっている。な
お、この樹脂部材2で成形されるバンパー内部はウレタ
ン樹脂10が充填されている。
【0008】以上のように構成されるバンパーの塗装用
見切線の構成において、塗装部と非塗装部との境界線と
なるシボ無部7と、第2の荒シボ部8とはその表面の質
感に開きがあるので、この両面が接している境界線とし
ての見切線9は、光線の加減に左右されることなく、ど
の位置よりも明瞭に視認可能となる。したがって、この
明瞭に視認可能な見切線9に沿ってマスキング作業が行
われ、このマスキング作業が終了したバンパーについて
塗装が行われる。
【0009】
【発明の効果】以上説明のように、本発明においては、
塗装部としての細シボ部と、表面が平滑な非塗装部に位
置するシボ無部の中間部に第2の荒シボ部を設け、この
第2の荒シボ部とシボ無部との境界線を見切線とする構
成により、この見切線が光線の具合に左右されることな
く明瞭に視認可能となり、したがって、この明瞭に視認
可能な見切線に沿ってマスキング作業を行うことによ
り、真っすぐなライン出しがさほどの熟練を要せずに正
確かつ迅速に行うことができるようになる。これにより
マスキングの作業時間の短縮化を図りうるとともに、塗
装面と非塗装面の境界線が蛇行せずに真っ直ぐなバンパ
ーに仕上がり、その商品性を高めることができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂部材で一体成形され、その一部分に塗装が
された自動車用フロントバンパーの外観図である。
【図2】図1に示す、この発明におけるA−A断面図で
ある。
【図3】図1に示す、従来例としてのA−A断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・バンパー 2・・樹脂部材 3・・非塗装部 4・・荒シボ部 5・・塗装部 6・・細シボ部 7・・シボ無部 8・・第2の荒シボ部 9・・見切線 10・ウレタン樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29L 31:30 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/32 B05D 5/00 B05D 7/02 B05B 15/04 B60R 19/04 B29C 33/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーの非塗装部にマスキングを行う
    ための、塗装部と非塗装部の境界線としての見切線の構
    成であって、 バンパー表面に微細な凹凸を形成した非塗装部としての
    荒シボ部と、前記荒シボ部よりさらに微細な凹凸を形成
    した塗装部としての細シボ部とを設け、この荒シボ部と
    細シボ部との中間帯に、前記荒シボ部に接する位置には
    その表面が平滑なシボ無部を設け、前記細シボ部に接す
    る位置には第2の荒シボ部を設け、このシボ無部と第2
    の荒シボ部との境界線を見切線とするバンパー塗装用見
    切線の構成。
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