JP4718958B2 - フロントバンパー - Google Patents

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Description

本発明は、長手方向略中央部に外気導入用開口部が形成されたバンパーフェースと、該バンパーフェースの下部を補強するための補強部材とを備えたフロントバンパーに関する技術分野に属する。
従来より、外気導入用開口部を有するバンパーフェースの下部を、該外気導入用開口部に配設されるバンパグリルと一体に成形された補強部材により補強するようにしたフロントバンパーは知られている(例えば、特許文献1参照)。
このものでは、補強部材はバンパーフェース後方内側に、該バンパーフェースに沿うように配設され、補強部材の下端部でバンパーフェース下端部と締結されている。このようなバンパーフェースと補強部材との2重構造により、バンパーフェース下部の剛性を高め、これにより車両下側への歩行者の巻き込みを防止している。
特開2004−203157号公報
ところで、フロントバンパーに要求される機能としては、歩行者保護の観点からバンパーフェース下部剛性の確保が求められるとともに、車両の燃費性能及び動力性能向上の観点からフロントバンパーの軽量化が必要不可欠であり、従って部品点数及び材料の低減が求められる。また、商品性を考えた場合その外観意匠を損ねるものであってはならない。
しかしながら、上記特許文献1に示されているような従来の構造では、補強部材とバンパーフェースの2重構造が長手方向全体に渡って形成されているため、フロントバンパーの重量増加を招いていた。この問題を解決すべく、新しいフロントバンパーの構造が求められるが、締結部の増加による重量増加を招くものや、外観意匠を損なうものであってはならない。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とする所はバンパーフェース及び該バンパーフェースを補強する補強部材の形状に工夫を凝らすことで、バンパーフェースの下部剛性を確保しつつ、外観意匠を損ねずにフロントバンパーの軽量化を図ることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、バンパーフェースの下端部における外気導入用開口部に対応する部分に欠損部を設けるとともに、この欠損部に補強部材の一部が位置して、補強部材とバンパーフェースとの外側面同士が、互いに連続的に繋がる形状をなすように構成した。
具体的には、請求項1の発明では、長手方向略中央部に外気導入用開口部が形成され且つ該長手方向が車幅方向に一致する状態で配設されるバンパーフェースと、該バンパーフェースの下部を補強するための補強部材とを備えた車両用のフロントバンパーを対象とする。
そして、上記バンパーフェースは、車幅方向から見て上記外気導入用開口部の下端縁付近から下側に向かって車両後方に傾斜する前面部と、該前面部の下端部から車両後方に向かって下側に傾斜する下面部とを有するとともに、該前面部と該下面部との接続部が断面アール形状をなすように形成されており、上記欠損部は、該欠損部における上記バンパーフェースの下端縁の上下位置が該欠損部以外の部分よりも上側になり、且つ該上下位置が上記断面アール形状をなす部分の下端縁の上下位置に一致するように形成されており、上記補強部材の一部が、上記欠損部に位置しており、上記バンパーフェースと上記補強部材における上記欠損部に位置する部分との外側面同士が、互いに連続的に繋がる形状をなすように構成されている。
この構成により、バンパーフェース下端部において、補強部材との2重構造部を少なくすることができ、これにより材料の低減が図れるとともに、フロントバンパーの軽量化が可能となる。また、補強部材とバンパーフェースとの外側面同士は、互いに連続的に繋がっていることから見栄えを損ねることもない。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記外気導入用開口部に、バンパーグリルが配設されており、上記補強部材は、上記バンパーグリルと一体成形されてなるように構成されている。
この構成により、補強部材専用の部品が不要となって部品点数を削減することができる。また、バンパーフェース裏側面に、補強部材取付用のボス部を設ける必要がなく、その結果バンパーフェース外側表側における「ひけ」の発生を抑制できるので、見栄えを損ねることもない。さらに生産性においても歩留を向上させることができる。すなわちバンパーフェースは自動車の外板部品と同様の面精度が求められるが、バンパーフェースは射出成形により成形されることから厚肉部があるとバンパーフェース外側表面に「ひけ」が発生し、見栄えを損ねると言う問題がある。従って本発明により、これらの解決手段を提供するものである。
請求項3の発明では、請求項1又は2記載の発明において、記バンパーフェースにおいて上記欠損部における該バンパーフェース下端縁の延長線上に、該バンパーフェースの色彩領域を上下に区別する見切りラインが設けられ、上記見切りラインよりも下側の領域の色彩が、上記補強部材と同等であるように構成されている。
この構成により、バンパーフェースの塗装における該バンパーフェースの欠損部に対応する部分のマスキング領域を低減することができるとともに、見切りラインよりも下側の色彩が補強部材と同等に設定されていることから、車両前方より見た際、見切りラインよりも下側が同一色に統一され、従ってフロントバンパーの見栄えを損ねることもない。すなわちフロントバンパーにおいては、外観意匠の観点から、その色彩や形状は重要な商品構成要素であって、フロントバンパーの色彩は、バンパーフェースの見切りライン(フロントバンパーの色彩領域を分ける境界ラインであって、バンパーフェース下端の上側近傍に設けられる)よりも上側の色彩は、車両のボディ色と同等に設定され、見切りラインよりも下側の色彩は黒色に設定されることが一般的である。従って、フロントバンパーの塗装では、このような上下の塗り分けが必要となり、従来よりマスキングと言う手法が用いられて来た。この手法は見切りラインに沿ってマスキング用テープを施し、その上から塗装すると言うもので、これらの作業は通常手作業で行われるため、マスキング領域が長いほど多くの労力と時間を必要として来た。従って本発明により、これらの解決を図るものである。
請求項4の発明では、請求項1又は2記載の発明において、上記バンパーフェースにおいて上記欠損部における該バンパーフェース下端縁の延長線よりも下側の部分に、該バンパーフェースの色彩領域を上下に区別する見切りラインが設けられ、上記見切りラインよりも下側の領域の色彩が、上記補強部材と同等であるように構成されている。
これにより、請求項3の発明と同様の作用効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明のフロントバンパーによると、バンパーフェースには、バンパーフェースの下端部における上記外気導入用開口部に対応する部分に欠損部が設けられ、補強部材の一部がこの欠損部に位置して、上記バンパーフェースと、上記補強部材における上記欠損部に位置する部分との外側面同士が、互いに連続的に繋がる形状をなすように構成することで、フロントバンパーの下部剛性を確保しつつ、外観意匠を損ねることなく軽量化を図ることができる。
従って、性能面においては、軽量化にともなう車両燃費性能及び動力性能の向上が図られ、また生産面においては、材料費及びマスキング費の削減によりコストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るフロントバンパー1の正面図である。このフロントバンパー1はバンパーフェース2、バンパーグリル3及び補強部材4並びに図示しないクラッシュカン及びバンパーレインフォースメントから構成されている。本実施形態では上記補強部材4は上記バンパーグリル3と一体成形されてなる。バンパーフェース2は、フロントフェンダー5及びバンパーレインフォースメントに取付固定されている。バンパーフェース2の長手方向略中央部には、外気をエンジンルーム内に導入するための開口部6が形成されている。そして、この開口部6に上記バンパーグリル3が配設されている。図2にバンパーフェース2のみの正面図を示す。上記開口部6に対応するバンパーフェース下端部には欠損部8が形成されている。また、バンパーフェース上下の色彩を区別する見切りライン9が設けられている(欠損部及び見切りラインについては以下で説明する)。なお開口部6のバンパー長手方向両側には一対のフォグランプ格納口7が形成されている。
以下、フロントバンパー1の各部形状とその締結構造について説明して行くが、フロントバンパー1は、その長手方向が車両の車幅方向と一致するように装着されているものとし、図1における右側を車幅方向左側、左側を車幅方向右側と定義する。また、図3乃至図5における左側(図1における紙面に垂直方向の手前側)を車両前方側、右側(図1における、紙面に垂直方向の奥側)を車両後方側と定義する。
バンパーフェース2はPP等の樹脂材を射出成形したものであって、車幅方向略中央に設けられる上記開口部6は、図1又は図2に示すように車両前方側から見た際、略台形状に形成されており、この台形の上底6aは下底6bよりも長く設定され、且つ台形の4つの各部は円弧状に面取りされてなる。また、図3及び図4に示すように、車両下部において上記開口部6の下端縁より車両前方下側に向かって延びる上部面2a(図4参照)と、上部面2aから車両下側後方に向かって傾斜する前部面2bと、さらに前部面2bから車両後方下側に向かって、前部面2bよりも水平面に対して緩やかな傾斜で延びる下部面2c(図3参照)と、下部面2cから略水平に車両後方に向かって延びる取付面2eとから構成されている。前部面2bと下部面2cとの境界部における下側の断面アール形状止りには、欠損部8に対応するバンパーフェース下端縁2kが形成されている。該下側縁2kは、下端縁2kに投影された上記略台形状開口部6の下底6bと略同じ部分に設けられており、車幅方向に水平に延びるように形成されている。また、下端縁2kは欠損部8以外の部分の下端縁2mよりも上側になるように形成されている。すなわち欠損部8は正面視つまりバンパーフェース2を車両正面から見た場合において、バンパーフェース2の下端部が下方に開放して切り欠かれてなるものであり、またバンパーフェース2において欠損部8におけるバンパーフェース下端縁2kの延長線上、すなわち前部面2bと下部面2cとの境界部における下側の断面アール形状止りには、車幅方向全体に渡って上下に色彩を区別する見切りライン9が設けられている。この見切りライン9よりも上側の領1域はボディ色と同等の色に設定され、下側の領域は黒色に設定されている。さらに、バンパーフェース2は取付面2eでクリップナット14及びボルト15を介してアンダーカバー13に締結されている。この締結部の車両前方側近傍であって、下部面2cと取付面2eとの境界近傍に位置する部分から、欠損部8を除く車幅方向全体に渡って、鉛直下側に向かって延びるエアダム部2dが形成されている。なお上記アンダーカバー13は上記締結部から車両後方に向かって延び、後端部で図示しない車両剛性部品に取付固定されている。
バンパーグリル3と補強部材4とは、PP等の樹脂材の射出成形により所定の材着色で一体成形されてなる。図4に示すように、補強部材4はバンパーフェース2の内側つまり車両後方側に配設され、バンパーグリル3の下端部よりバンパーフェース2に沿って下方に向かって延びる前部面4aと、前部面4aより車両後方に向かって略水平に延びる上部面4bと、上部面4bより車両下方向に向かって略鉛直に延びる鉛直面4cと、鉛直面4cより車両後方下側に向かって延び、その外側がバンパーフェース下部面2c(図3参照)の外側と連続的に繋がるように形成される下部面4dと、下部面4dから略水平に車両後方に向かって延びる取付面4hとから構成されている。補強部材4の色彩は、バンパーフェース2の見切りライン9よりも下側の領域と同等色、すなわち本実施例においては黒色に設定されている。バンパーグリル3も同様に補強部材4と同等色、すなわち本実施形態では黒色に設定されている。また、補強部材4を構成する各面と面の間には、上側縦リブ4eと、中間縦リブ4fと、下側縦リブ4gとが、それぞれ車幅方向に互いに所定の間隔をあけて複数設けられているとともに、下側縦リブ4gがバンパーフェース2の下端部まで設けられていることで、補強部材4の剛性を確保し車両下部への歩行者の巻き込みを防止している。さらに、補強部材4を構成する各面に上記縦リブと交差するように略水平に板状の横リブを設けて剛性を高めるようにしても良い。補強部材4の取付面4hは、アンダーカバー13の前端部とクリップナット11及びボルト12を介して締結されている。この締結部の車両前方側近傍であって、下部面4dと取付面4hとの境界近傍に位置する部分から、鉛直下側に向かって延びるエアダム部4mの前側面が、バンパーフェース2に設けられたエアダム部2dの前側面と連続的に繋がるように、車幅方向に渡って設けられている。これにより、空力効果を維持しつつ、フロントバンパー1の見栄えを損ねることもない。また、上記締結部が車両前方から見たときに露出することを防いでいる。
次にバンパーフェース2と、バンパーグリル3及び補強部材4との結合について説明する。図1に示すように補強部材4はバンパーグリル3の下端部に連結して一体成形されるとともに、バンパーグリル3の周縁部には、複数の係合孔4kがそのバンパーグリル3の周縁に沿って、周方向に互いに所定の間隔をあけて設けられている。同様に、バンパーフェース2の開口部6の周縁部には、車両後方に向かって突出する複数の係止片2f(図3参照)が、その周縁に沿って互いに所定の間隔をあけて設けられ、これら複数の係止片2fが上記複数の係合孔4kと、それぞれ係合して結合される。また、バンパーフェース2においては、車幅方向中央位置と欠損部8の車幅方向一端縁との間、及び車幅方向中央位置と該欠損部8の該車幅方向一端縁の他端縁との間には、図5に示すようにバンパーフェース下端から車両後方へ向かって略水平に延びる板状の取付部2eがそれぞれ突設されている。補強部材4の下部面4dには凹部4qが形成されていて、その凹部4qの底部4pとバンパーフェース取付部2eとがファスナー16を介して締結される。また、取付部2eにおけるファスナー16の座面と当接する面は、ファスナー16の頭部高さと略同等の深さ分だけバンパーフェース2の内側に形成されている。これにより、ファスナー16の頭部が車両前方から見たときに露出するのを防いでいる。さらに図6に示すように、バンパーフェース2にはエアダム部2dにおける欠損部8近傍より、車両後方に向かって突出する取付用のボス部2fが設けられ、ボス部2fの中心部には螺子孔2gが設けられている。また、ボス部2fの前部には該ボス部2fの肉厚が、他の部分の肉厚と略同一となるように空洞部2hが形成されている。補強部材4はエアダム部4mのボス部2fに対応する部分が一旦車両後方に折れ曲がり、さらにボス部2fに沿って、これを取囲むように断面コ字状に形成される取付部を有し、この取付部が上記ボス部2fと当接してタッピンネジ17を介して締結される。
上記実施形態において、上記補強部材4における上記下部面4dの外側面と上記バンパーフェース2の外側面とが互いに連続的に繋がるように形成されている。また上記補強部材4における下部面4dと上記バンパーフェース2の欠損部8における下端縁2kとの境界は、車両を正面から見た場合、通常、人の目の位置は上記下端縁2kよりも高い位置にあるので、その人からは見えないように設けられている。これらの構成により形状的な面での見栄えを損なわない。
上記実施形態において、上記バンパーフェース2は上記欠損部8に対応する上記バンパーフェース下端縁2kの延長線上に、上下に色彩を区別する見切りライン9が設けられている。この見切りライン9よりも上側の領域はボディ色と同等の色が施され、下側は黒色に設定されている。この構成により欠損部8に対応する部分のマスキング領域を低減することができる。
さらに上記実施形態において、バンパーフェース2の欠損部8における該バンパーフェース下端縁2kの延長線が、バンパーフェース2の前部面2bと下部面2cとの境界部における下側の断面アール形状止りに位置するようにしたことで、バンパーフェース2における見切りライン9に沿ったマスキング作業は、アール形状止りを目安として行うことができ、これによりマスキング作業が容易になる。
また、上記補強部材4の色彩は、上記バンパーフェース2の見切りライン9よりも下側の領域と同等色、すなわち本実施形態においては黒色に設定されている。この構成により、車両前方から見た際、見切りライン9よりも下側の色彩が統一されるので色彩面での見栄えを損なわない。
上記実施形態において、上記バンパーグリル3及び上記補強部材4は一体に成形されている。この構成により、バンパーフェース2の内側表面に、補強部材取付用のボス部を設ける必要がなく、その結果バンパーフェース2の外側表面における「ひけ」の発生を抑制できるため見栄えを損ねることがない。
また、上記バンパーグリル3及び補強部材4は同一色すなわち本実施形態では黒色に設定されていることから、一部品中での塗分けを必要としないので黒色の材着色で対応でき、従って塗装が不要となる。
上記実施形態において、上記バンパーフェース2と補強部材4とを締結するために、ボルト締結用のボス部2fが設けられているが、このボス部2fの肉厚がバンパーフェース2の他の部分の肉厚と略同一となるように空洞部2hが形成されている。この構成によりバンパーフェース2の外側表面における「ひけ」の発生を抑制している。
(他の実施形態)
上記実施形態において、補強部材4は必ずしもバンパーグリル3と一体成形されている必要はなく、バンパーグリル3と別体で構成しても良い。但し、この場合、締結用の厚肉部を設ける必要があり、この圧肉部は「ひけ」の発生要因となるため、上記実施形態のように一体成形することが望ましい。
また、バンパーフェース2における見切りライン9は、バンパーフェース2の欠損部8における該バンパーフェース下端縁2kの延長線よりも下側の部分に設定しても良く、例えば図7に示すようにマスキング作業の目安として最も容易な位置であるエアダム部2dの付根に沿って見切りライン9’を設定しても良い。この場合フロントバンパー2の色彩を上下に区別する見切りラインが、バンパーフェース2の欠損部8における下端縁2kに相当する部分において上側にずれて位置してしまうが、車両を正面から見た場合、人の目の位置は上記下端縁2kよりも高い位置にあるので、そのずれは見えない。従って外観意匠を損ねることは無い。
上記実施形態においては、バンパーフェース2の見切りライン9の上下をボディ色と黒色とで塗り分けたが、色彩の選定は、これに限ったものではなく変更しても良い。
上記実施形態において、バンパーグリル3の色彩と、補強部材4の下部面4d外側の色彩とは同等でなくとも良い。但し、この場合、一部品の中で塗装の塗り分けが必要となり工数を要する。しかしながら、塗分け部分がバンパーフェース2で隠せるのでバンパーフェース2の見切りライン9における塗装に比べて正確性を必要としない点で容易である。
上記実施形態において、欠損部8におけるバンパーフェース下端縁2kは、下端縁2kに投影された上記略台形状開口部6の下底6bと略同じ部分に設けられいるが、これに限ったものではなく、さらにこの部分を車幅方向に拡大しても良いし縮小しても良い。但し、縮小するにしたがってバンパーフェース2のマスキング領域も増えるので好ましくない。
本発明は、長手方向略中央部に外気導入用開口部が形成されたバンパーフェースと、該バンパーフェースの下部を補強するための、補強部材とを備えたフロントバンパーに有用である。
本発明の実施形態に係るフロントバンパーを示す正面図である。 バンパーフェイスの正面図である。 図1のIII−III線における断面図である。 図1のIV−IV線における断面図である。 図1のV−V線における断面図である。 図1のVI−VI線における断面図である。 他の実施形態を示す図3相当図である。
1 フロントバンパー
2 バンパーフェース
2k 欠損部におけるバンパーフェース下端縁
3 バンパーグリル
4 補強部材
4d 補強部材下部面(補強部材の欠損部に位置する一部)
4k 補強部材係合孔
6 バンパーフェース開口部(外気導入用開口部)
8 欠損部
9 見切りライン
9’ 他の実施形態(図7)における見切りライン

Claims (4)

  1. 長手方向略中央部に外気導入用開口部が形成され且つ該長手方向が車幅方向に一致する状態で配設されるバンパーフェースと、該バンパーフェースの下部を補強するための補強部材とを備えた車両用のフロントバンパーであって、
    上記バンパーフェースの下端部における上記外気導入用開口部に対応する部分に、欠損部が設けられ、
    上記バンパーフェースは、車幅方向から見て上記外気導入用開口部の下端縁付近から下側に向かって車両後方に傾斜する前面部と、該前面部の下端部から車両後方に向かって下側に傾斜する下面部とを有するとともに、該前面部と該下面部との接続部が断面アール形状をなすように形成されており、
    上記欠損部は、該欠損部における上記バンパーフェースの下端縁の上下位置が該欠損部以外の部分よりも上側になり、且つ該上下位置が上記断面アール形状をなす部分の下端縁の上下位置に一致するように形成されており、
    上記補強部材の一部が、上記欠損部に位置しており、
    上記バンパーフェースと上記補強部材における上記欠損部に位置する部分との外側面同士が、互いに連続的に繋がる形状をなしていることを特徴とするフロントバンパー。
  2. 請求項1記載のフロントバンパーおいて、
    上記外気導入用開口部に、バンパーグリルが配設されており、
    上記補強部材は、上記バンパーグリルと一体成形されてなることを特徴とするフロントバンパー。
  3. 請求項1又は2記載のフロントバンパーにおいて
    記バンパーフェースにおいて上記欠損部における該バンパーフェース下端縁の延長線上に、該バンパーフェースの色彩領域を上下に区別する見切りラインが設けられ、
    上記見切りラインよりも下側の領域の色彩が、上記補強部材と同等であることを特徴とするフロントバンパー。
  4. 請求項1又は2記載のフロントバンパーにおいて、
    上記バンパーフェースにおいて上記欠損部における該バンパーフェース下端縁の延長線よりも下側の部分に、該バンパーフェースの色彩領域を上下に区別する見切りラインが設けられ、
    上記見切りラインよりも下側の領域の色彩が、上記補強部材と同等であることを特徴とするフロントバンパー。
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