JPH0313390Y2 - - Google Patents

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JPH0313390Y2
JPH0313390Y2 JP1983098036U JP9803683U JPH0313390Y2 JP H0313390 Y2 JPH0313390 Y2 JP H0313390Y2 JP 1983098036 U JP1983098036 U JP 1983098036U JP 9803683 U JP9803683 U JP 9803683U JP H0313390 Y2 JPH0313390 Y2 JP H0313390Y2
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skin material
skin
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folded edge
covered
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JP1983098036U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用扉の内張材のような自動車用
内装材の改良に関するものである。
(従来の技術) 基材の表面を第1の表皮材と該表皮材の接合側
端部に接合側端部を突き合わせた第2の表皮材と
をもつて被装するとともに両接合側端部を覆う帯
状表皮材をもつて両表皮材を連結した自動車用内
装材は、特公昭56−32133号公報などによつて広
く知られているが、この種自動車用内装材におい
て表皮材の少なくとも一方として無数の毛羽など
の起毛を有するカーペツト状の表皮材を使用する
ことにより装飾効果を高めようとすると、毛羽に
対して帯状表皮材を接着或いは溶着することは困
難なため、帯状表皮材の取付けに手数を要するう
えに連結部分の仕上がりが悪く、この部分の体裁
が損なわれるという問題点がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは、前記のよ
うな問題点を解決して少なくとも一方の表皮材と
して無数の起毛を有するカーペツト地を用いるこ
とにより装飾効果を高めるとともに、両接合側端
部を覆う帯状表皮材と両表皮材との連結部分を体
裁良く且つ強固にした製作が容易で安価な自動車
用内装材を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決しようとする本考案
は、基材の表面を第1の表皮材と該表皮材の接合
側端部に接合側端部を突き合わせた第2の表皮材
とをもつて被装するとともに両接合側端部を覆う
帯状表皮材をもつて両表皮材を連結した自動車用
内装材において、少なくとも一方の表皮材を無数
の起毛を有するカーペツト地よりなるものとして
該表皮材の接合側端部に帯状表皮材の一側に形成
した折返縁部を連結するとともに他方の表皮材の
接合側端部に該帯状表皮材の他側に形成した折返
縁部を当接させて該折返縁部と接合側端部を帯状
表皮材に覆われるように他側の折返縁部の内側に
当接された芯材から基材に刺着した一連のミシン
縫い部をもつて縫着固定したことを特徴とするも
のである。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例により詳細に説明
する。
1はハードボード、硬質繊維板、合成樹脂板等
よりなる基材で、その表面には褥材2を塩化ビニ
ルシートやポリアミド繊維等の織布のような表面
が平滑な生地2にラミネートした第1の表皮材2
と、該表皮材2の接合側端部2aに接合側端部3
aを突き合わせた無数の起毛を有するカーペツト
地よりなる第2の表皮材3と、その両接合側端部
2a,3aを繋ぐ帯状表皮材4とが被装されてい
る。そして、前記第2の表皮材3の接合側端部3
aは帯状表皮材4の一側に形成した折返縁部4a
がミシン縫い等によつて連結されるとともに第1
の表皮材2の接合側端部2aに該帯状表皮材4の
他側に形成した折返縁部4bが当接され、該折返
縁部4bと接合側端部2aは基材1に一連のミシ
ン縫い部5をもつて縫着固定されている。6は折
返縁部4bと接合側端部2aを基材1に固定する
際縫着部分の強度をもたせるために使用する細帯
状の芯材であつて、該芯材6は帯状表皮材4に覆
われるよう折返縁部4bと帯状表皮材4の他側方
部との間に巻き込まれて他側の折返縁部4bの内
側に当接された芯材6から基材1に刺着した一連
のミシン縫い部5をもつて縫着固定されており、
7は褥材2を必要に応じ基材1に貼着する接着
剤、8は第2の表皮材3を基材1に必要に応じ貼
着する接着剤、9は接合側端部2aに熱圧等によ
り肉薄化された圧潰褥材層である。
(作用) このように構成されたものは、ハードボード、
硬質繊維板などの基材1の表面が塩化ビニルシー
トやポリアミド系繊維製織布などよりなる第1の
表皮材2と無数の起毛を有するカーペツト地より
なる第2の表皮材3とをもつて分割的に被装され
ているうえに両表皮材2,3の接合側端部2a,
3aが帯状表皮材4をもつて覆われているので、
一種の表皮材をもつて全面的に被装されているも
のと比べ装飾効果上優れていることは在来のこの
種自動車用内装材と同様であるが、本考案によれ
ば両表皮材2,3を連結している帯状表皮材4が
その一側に形成された折返縁部3aにミシン縫い
などの手段で連結されているうえ、他側に形成さ
れた折返縁部4bを第1の表皮材2の接合側端部
2aに当接し、該折返縁部4bと接合側端部2a
を基材1に対して該折返縁部4bと接合側端部2
aを帯状表皮材4に覆われるように他側の折返縁
部4bの内側に当接された芯材6から基材1に刺
着した一連のミシン縫い部5をもつて縫着固定て
あるので、線状凹部が露呈されるのみで両接合側
端部2a,3aや溶着跡或いは縫着跡はもとより
タツカー止めの場合にタツカー頭部によつて形成
される隆起等も全く見られず極めて良好な仕上が
りが得られるうえに連結部分の強度も優れたもの
となり、また、車内温度の上昇によつて両表皮材
2,3が収縮しても折返縁部4bと接合側端部2
aが基材1に一連のミシン縫い部5をもつて縫着
固定されているので、部分的な変形や皺寄りの生
ずるおそれもない。しかして、このような自動車
用内装材を製造するには、予め第2の表皮材3の
接合側端部3aに帯状表皮材4の一側の折返縁部
4aを縫着、溶着等の手段により連結しておき、
成形基材1の表面の一部に第1の表皮材2を真空
吸着手段等により被装し、次いで、第2の表皮材
3を裏返してこれに連結された帯状表皮材4の他
側の折返縁部4bを接合側端部2aに当接させて
これを折返縁部4bとともに基材1に対してミシ
ン縫いを行つて一連のミシン縫い部5を形成固定
し、最終に第2の表皮材3を表に返して基材1の
残部表面に必要に応じ接着剤8を介して被装し、
端部を基材1の裏側端部にタツカー止めするなど
すればよい。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、基材の
表面を2種の表皮材と両表皮材の接合側端部を覆
う帯状表皮材により被装する場合において、少な
くとも一方の表皮材として無数の起毛を有するカ
ーペツト地を用いて装飾効果を高めるとともに、
接着や溶着が困難なカーペツト地との連結部分の
仕上がりおよび連結強度を優れたものとしたもの
で、体裁のよい外観が得られるうえに製作が容易
で安価に提供できる利点があり、在来のこの種自
動車用内装材の問題点を解決したものとして実用
的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図は要部の一部切欠側面図である。 1:基材、2:第1の表皮材、2a:接合側端
部、3:第2の表皮材、3a:接合側端部、4:
帯状表皮材、4a:折返縁部、4b:折返縁部、
5:ミシン縫い部、6:芯材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基材1の表面を第1の表皮材2と該表皮材2の
    接合側端部2aに接合側端部3aを突き合わせた
    第2の表皮材3とをもつて被装するとともに両接
    合側端部2a,3aを覆う帯状表皮材4をもつて
    両表皮材2,3を連結した自動車用内装材におい
    て、少なくとも一方の表皮材3を無数の起毛を有
    するカーペツト地よりなるものとして該表皮材3
    の接合側端部3aに帯状表皮材4の一側に形成し
    た折返縁部4aを連結するとともに他方の表皮材
    2の接合側端部2aに該帯状表皮材4の他側に形
    成した折返縁部4bを当接させて該折返縁部4b
    と接合側端部2aを帯状表皮材4に覆われるよう
    に他側の折返縁部4bの内側に当接された芯材6
    から基材1に刺着した一連のミシン縫い部5をも
    つて縫着固定したことを特徴とする自動車用内装
    材。
JP9803683U 1983-06-23 1983-06-23 自動車用内装材 Granted JPS606652U (ja)

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JPS606652U JPS606652U (ja) 1985-01-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632133A (en) * 1979-08-24 1981-04-01 Dainippon Printing Co Ltd Vacuum contact printing method

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JPS5632133A (en) * 1979-08-24 1981-04-01 Dainippon Printing Co Ltd Vacuum contact printing method

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