JPH0527312Y2 - - Google Patents

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JPH0527312Y2
JPH0527312Y2 JP1532191U JP1532191U JPH0527312Y2 JP H0527312 Y2 JPH0527312 Y2 JP H0527312Y2 JP 1532191 U JP1532191 U JP 1532191U JP 1532191 U JP1532191 U JP 1532191U JP H0527312 Y2 JPH0527312 Y2 JP H0527312Y2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は自動車の内装用
ライニングに関し、特に一体構造の基礎パネルの
表面の互に隣り合つた領域を覆うため、異なる材
料でできた2つの被覆部材を用い、好ましい外観
を持つた継ぎ目部材でそれらの被覆部材をつない
だ内装用ライニングに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の自動車の内装用ライニン
グとして、一体構造の基礎パネルの表面の互に隣
り合つた領域を覆うため、異なる材料、たとえば
箔と布を用いているものがある。この従来の内装
構造では箔と布の間の隣接領域に溶接シームが設
けられており、両材料を互いに結合し閉鎖を形成
している。この種の内装構造を製作するに当たつ
ては、まず基礎パネルの対応する表面部分に接着
剤を噴霧し、続いて裁断した布が被せられる。次
いで、通気性箔による内張りが公知の方法で真空
を用いて施される。箔と布は高周波溶接により接
合個所で結合される。溶接電極はその際均等なシ
ームを形成し可塑化するため、箔と布の間に緊密
な結合が形成される。溶接電極には切断縁が取付
けられており、これにより電極の移動と同時に箔
は布との隣接領域に沿つてきれいに裁断される
か、または裂け目を付けられるため、引続き手で
引張り除去することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかしなが
ら、上記のような溶接方式はすべての種類の布に
適しているわけではないと共に、皮の使用が不可
能であるという欠点がある。したがつて、これら
の材料を基礎パネルと結合しようとすれば、これ
らの材料をひとまず他の何らかの担体に固定し、
これをたとえばクリツプにより基礎パネルに固定
する可能性しかない。溶接シームがしばしば邪魔
に感じられるのは別として、溶接が実際に満足に
使用できるのは、溶接シームが1つの面を延びる
場合に限られる。その場合でも溶接方式は、均等
な溶接シームが得られるようにするには、焼き切
れまたは不完全な溶接を避けるための高価な監視
装置(たとえば電流強さや圧着力の監視用)を必
要とする。
【0004】 本考案の目的は経済的に製作でき、使
用する被覆材料に関して制限がなく、2種類の被
覆における溶接を必要とせず視覚的にも好ましい
内装用ライニングを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成
するため、本考案は、表面が溝によつて2つの互
に隣り合つた領域に分割されている一体構造の基
礎パネル、前記2つの領域のうちの一方に重ね合
わせられ、前記の溝の深さを越えない幅を持つた
へりの部分を有し、その部分が前記の溝の中に挿
入される第1の被覆部材、上記2つの領域のうち
の他方に重ね合わせられ、上記の溝の深さを越え
ない幅を持つたへりの部分を有し、その部分が上
記の溝の中に挿入される第2の被覆部材、ならび
に、第1および第2の被覆部材の溝に挿入されて
いる部分を保持して継ぎ目のような外観を作り出
すための手段から成る自動車の内装用ライニング
において、前記継ぎ目のような外観を作り出すた
めの手段がモールド・ストリツプを含んでおり、
そのモールド・ストリツプが、前記の溝に嵌入し
て両刃ののこ刃状の断面を有する足部と、前記の
溝をまたいで第1の被覆部材と第2の被覆部材と
の双方に接するようにきのこ形の断面を有する頭
部とから成り、かつ、前記の溝が段状の構造であ
り、その溝の上側の段に前記第1および第2の被
覆部材のへりの部分が収容されるとともにその下
側の段が前記モールド・ストリツプの前記足部を
保持していることを特徴とする自動車の内装用ラ
イニングを提供する。
【0006】 第1および第2の被覆部材は、それぞ
れ異なる材料で構成できる。たとえば一方の被覆
部材を皮製とし、他方の被覆部材を織物製または
プラスチツク箔製とする。あるいは一方の被覆部
材を織物製とし、他方の被覆部材をプラスチツク
箔製とする。また、基礎パネルを被覆部材で覆つ
た時、中にクツシヨンが入つているような外観を
与えるため、基礎パネルの表面のうちの一方の領
域を他方の領域よりも高くしてもよい。さらに、
一方の被覆部材で、基礎パネルの表面の両方の領
域を覆い、上記の溝に当たる位置に折り目をつけ
て、その折り目を上記の溝に挿入し、他方の被覆
部材を、基礎パネルの表面のうちの一方だけの領
域で上記一方の被覆部材に重ね合わせ、そのへり
の部分を上記の折り目の中に挿入することにして
もよい。基礎パネルの表面のそれぞれの領域で、
一方または双方の被覆部材を接着剤で保持しても
よい。
【0007】
【作用】 本考案は、これまで一般に使われてい
た溶接継ぎ目を使わないことにしている。熱処理
(溶接)が必要でないため、被覆部材の材料の選
択に際して制限が生じない。従つて皮も使用可能
である。
【0008】 基礎パネルの表面のうちの一方の領域
が他方の領域より高く構成されていると有利であ
る。この構成により、中にクツシヨンが入つてい
るような外観が簡単に得られ、しかもそのような
外観を与えるために特別の材料を追加使用する必
要がない。
【0009】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図2に基づ
いて説明するに先立ち、本考案の基本思想を図1
に基づいて説明する。
【0010】 図1に示す自動車の内装用ライニング
は、表面が溝7によつて2つの互に隣り合つた領
域に分割されている一体構造の剛体の基礎パネル
1、前記2つの領域のうちの一方に重ね合わせら
れ、溝7の深さを越えない幅を持つたへりの部分
を有し、その部分が溝7の中に挿入される第1の
被覆部材としての箔3、および、上記2つの領域
のうちの他方に重ね合わせられ、溝7の深さを越
えない幅を持つたへりの部分を有し、その部分が
溝7の中に挿入される第2の被覆部材としての布
5から成る。
【0011】 箔3及び布5の基礎パネル1上での固
定は、たとえば先ず裁断された布5が予定された
個所で接着剤を塗布した基礎パネル1の上に被せ
られ、布5の縁部が溝7の中へ補助工具を用いて
差し込まれる。続いて布5によつて部分的に被覆
された基礎パネル1は装置に入れられ、公知の方
法で箔3が真空により基礎パネル1の上に内張り
される。
【0012】 この後泊3で覆われた布5を露出する
必要がある。そのために、切断フインガーにより
箔3の不要部分を切断除去するが、この際泊3の
縁部が略溝7の深さに相当する分だけ布5と接す
る領域に残るようにする。最後にこの縁部を溝7
の中に差し込む。
【0013】 以上のような基本思想に基づき、それ
をさらに発展させたものが、図2に示す本考案の
実施例である。この実施例の特徴は、溝7′にモ
ールドストリツプ9がはめ込まれる点、溝7′が
段状構造であるという点、および、モールド・ス
トリツプ9が特殊な断面を有するという点にあ
る。すなわち、モールド・ストリツプ9の足部1
5は両刃ののこ刃状の断面を有するので、溝7′
に押し込まれた時、段状構造の溝7′の最も下の
段とかみ合つて大きな抜け止め効果を発揮する。
そのような抜け止め効果を確保するため、柔軟な
箔3′のへりの部分と布5′のへりの部分とは、溝
7′の最初の段13までしか挿入されていない。
また、モールド・ストリツプ9の頭部11は、溝
7′をまたいで、箔3′と布5′との双方を同時に
基礎パネル1′に対して押しつけ得るように、き
のこ形の断面を有するので、箔3′と布5′との間
の継ぎ目のような外観を作り出す。
【0014】
【考案の効果】 以上のように本考案よると、モ
ールド・ストリツプがきのこ形断面の頭部を備え
ていることから、この頭部によつて溝の近傍にお
ける第1および第2の被覆部材の部分を基礎パネ
ルの押しつけて、これら被覆部材間の継ぎ目のよ
うな好ましい外観を作り出すことができる。
【0015】 またモールド・ストリツプが両刃のの
こ刃状の断面を有する足部を備え、溝が、このモ
ールド・ストリツプの足部を保持可能な段状に構
成されているため、格別の抜け止め効果を期待す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本思想を示す断面斜視図であ
る。
【図2】本考案の実施例に係る内装用ライニング
の要部を示す断面斜視図である。
【符号の説明】
1,1′……基礎パネル 3,3′……箔(第1の被覆部材) 5,5′……布(第2の被覆部材) 7,7′……溝 9……モールド・ストリツプ 11……頭部 15……足部。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が溝によつて第1の領域と第
    2の領域に分割されている一体構造の剛体の基礎
    パネルから成る支持手段、前記第1の領域に重ね
    合わせられ、前記の溝の深さを越えない幅を持つ
    たへりの部分を有し、その部分が前記の溝の中に
    挿入される第1の被覆部材、前記第2の領域に重
    ね合わせられ、前記の溝の深さを越えない幅を持
    つたへりの部分を有し、その部分が前記の溝の中
    に挿入される第2の被覆部材、ならびに、前記第
    1の被覆部材および前記第2の被覆部材の前記へ
    りの部分を前記基礎パネルに対して押しつけるこ
    とによつて、前記第1の被覆部材と前記第2の被
    覆部材との間の継ぎ目のような外観を作り出すた
    めの手段から成る自動車の内装用ライニングにお
    いて、 前記継ぎ目のような外観を作り出すための手段
    がモールド・ストリツプを含んでおり、そのモー
    ルド・ストリツプが、前記の溝に嵌入して両刃の
    のこ刃状の断面を有する足部と、前記の溝をまた
    いで前記第1の被覆部材と前記第2の被覆部材と
    の双方に接するようにきのこ形の断面を有する頭
    部とから成り、 前記の溝が段状の構造であり、その溝の上側の
    段に前記第1および第2の被覆部材のへりの部分
    が収容されるとともにその下側の段が前記モール
    ド・ストリツプの前記足部を保持している ことを特徴とする自動車の内装用ライニング。
  2. 【請求項2】 前記基礎パネルの表面の2つの領
    域のうちの一方を他方よりも高くしたことを特徴
    とする、請求項1記載の自動車の内装用ライニン
    グ。
  3. 【請求項3】 前記第1の被覆部材および前記第
    2の被覆部材のうちの一方を皮製とし、他方を織
    物製としたことを特徴とする、請求項1記載の自
    動車の内装用ライニング。
  4. 【請求項4】 前記第1の被覆部材および前記第
    2の被覆部材のうちの一方を織物製とし、他方を
    プラスチツク箔製としたことを特徴とする、請求
    項1記載の自動車の内装用ライニング。
  5. 【請求項5】 前記第1の被覆部材および前記第
    2の被覆部材のうちの一方をプラスチツク箔製と
    し、他方を皮製としたことを特徴とする、請求項
    1記載の自動車の内装用ライニング。
  6. 【請求項6】 前記第1の被覆部材を前記第1の
    領域に接着剤で付着させることを特徴とする、請
    求項1記載の自動車の内装用ライニング。
  7. 【請求項7】 前記第2の被覆部材を前記第2の
    領域に接着剤で付着させることを特徴とする、請
    求項1記載の自動車の内装用ライニング。
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