JPH078265Y2 - ドアトリムオーナメントの表皮取付構造 - Google Patents

ドアトリムオーナメントの表皮取付構造

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JPH078265Y2
JPH078265Y2 JP6187489U JP6187489U JPH078265Y2 JP H078265 Y2 JPH078265 Y2 JP H078265Y2 JP 6187489 U JP6187489 U JP 6187489U JP 6187489 U JP6187489 U JP 6187489U JP H078265 Y2 JPH078265 Y2 JP H078265Y2
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JP
Japan
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skin
door trim
attachment structure
vinyl chloride
cloth
Prior art date
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Application number
JP6187489U
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JPH031820U (ja
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宏 木村
博嗣 近藤
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車両のドアに適用されるドアトリムオーナメ
ントの表皮取付構造に関する。
従来の技術 ドアトリムオーナメントは自動車のドアの室内側に取付
けられてインテリアを演出する装飾部材であって、従来
のドアトリムオーナメントを第4図ないし第6図に基づ
いて説明する。図によれば、ドアトリムオーナメント01
は、ウレタン基材02に塩化ビニル表皮03及びクロス表皮
04を貼付けて成形したもので、クロス表皮を使用したこ
とによって高級感が増し、自動車の商品性向上に貢献し
ている。しかし、塩化ビニル表皮03とクロス表皮04との
2種の表皮材を使用するため両表皮材の端末合せ部が生
じ、ウレタン基材02を成形する際に端末合せ部からウレ
タン液が表面に漏れ出すのを防止する対策が必要となっ
た。そして、第5図に示す如く、塩化ビニル表皮03とク
ロス表皮04との合せ部にエッジトリム07を設ける第1の
表皮取付構造や、第6図に示す如く、クロス表皮04の端
末部上に塩化ビニル表皮03を重ねて接着剤06で接着する
第2の表皮取付構造が考案され、成形時に注入したウレ
タン液が表皮材の裏側から表側へ液圧で漏れ出すのを防
止したドアトリムオーナメントの表皮取付構造を採用し
ていた。
考案が解決しようとする課題 ところで、前述の従来例によれば、エッジトリムを設け
る第1の表皮取付構造及び接着剤を使用する第2の表皮
取付構造のいずれの場合もウレタン液の漏れ止めには有
効であるが、外観や作業性に解決すべき課題がある。す
なわち、第1の表皮取付構造では、エッジトリムが表面
に露出してしまうため外観上好ましくなく、また、第2
の表皮取付構造では、接着に時間がかかりすぎて作業性
が悪く、さらに、端末合せ部近傍で表面に露出している
クロス表皮に毛倒れ部Aが発生するといった外観上の不
都合もあった。
課題を解決するための手段 本考案は、前述の課題を解決するもので、ウレタン基材
の表面に塩化ビニル表皮とクロス表皮とが貼付けられた
ドアトリムオーナメントの表皮取付構造において、型上
に端末を合せてセットした前記塩化ビニル表皮とクロス
表皮との合わせ部裏面にホットメルトを所定形状に塗布
し、該ホットメルトを介して前記両表皮材を接着した後
にウレタン液を注入して成形したことを特徴とするドア
トリムオーナメントの表皮取付構造である。
作用 前述の手段によれば、型上に端末を合せてセットした塩
化ビニル表皮とクロス表皮とが裏面に塗布したホットメ
ルトを介して短時間で接着され、かつ、合せ部の隙間も
ホットメルトによってふさがれる。そして、この後にウ
レタン液を注入してウレタン基材を成形するためウレタ
ン液が表面に漏れだすことはなく、また、両表皮材を重
ね合せる部分もないためクロス表皮に毛倒れが発生する
こともない。
実施例 本考案にドアトリムオーナメントの表皮取付構造を第1
図ないし第3図に基づいて説明すると、ドアトリムオー
ナメント1はウレタン基材2に塩化ビニル表皮3及びク
ロス表皮4を貼り付けて成形したドア室内側の装飾部材
である。このドアトリムオーナメントの成形手順は、最
初に第2図に示す如く、下型5上に端末を合わせて塩化
ビニル表皮3及びクロス表皮4をセットし、その合わせ
部裏面に第3図に示す如くホットメルト6を所定形状に
塗布して接着する。次に、ウレタン液を注入してウレタ
ン基材2を成形するが、この時ホットメルト6を介して
接着された塩化ビニル表皮3及びクロス表皮4はウレタ
ン基材2の表面に貼付けられる。こうして成形されたド
アトリムオーナメント1は、鋼板を成形したドア本体の
車室側に取付けられて車室のインテリアを演出する。
上述したドアトリムオーナメントの表皮取付構造によれ
ば、ホットメルト6を接着剤として使用するため、塩化
ビニル表皮3とクロス表皮4とを重ね合わせることなく
短時間で接着できる。しかも、この接着によって両表皮
材の端末合せ部に形成された隙間はホットメルト6でふ
さがれてしまい、後工程でウレタン液が表面に漏れ出す
のを防止することもできる。従って、完成したドアトリ
ムオーナメント1の車室側表皮面にウレタン液が漏れ出
しての見栄え低下や不良品の発生を容易に防ぐことがで
き、生産性や作業性の向上によってコスト面でも有利に
なる。また、クロス表皮4の端末部上に塩化ビニル表皮
3を重ね合わせる必要のない構造のため、クロス表皮4
に毛倒れが発生して外観を悪化させることもない。
考案の効果 前述の本考案によれば、塩化ビニル表皮とクロス表皮と
の端末部を重ね合せることなく短時間で接着でき、しか
も。ウレタン液の漏れ出しも同時に防止できるため、生
産性や作業性が高くかつ外観の優れたドアトリムオーナ
メントの表皮取付構造となる。従って、クロス表皮のも
つ高級感をより一層有効に活用した車室インテリアを安
価に提供できるようになり、自動車の商品性向上に大き
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるドアトリムオーナメントの表皮取
付構造の一実施例を示す断面図、第2図及び第3図は第
1図に示したドアトリムオーナメントの表皮取付構造の
成形手順を示す図で、第2図は表皮材を型上にセットし
た状態の断面図、第3図は型上にセットされた表皮材を
接着した状態の断面図、第4図は自動車のドアを示す正
面図、第5図及び第6図は従来例を示す第4図のV−V
線に沿う断面図で、第5図はエッジトリムを設けた従来
の第1の表皮取付構造、第6図は接着剤で接着した従来
の第2の表皮取付構造である。 1……ドアトリムオーナメント、2……ウレタン基材、
3……塩化ビニル表皮、4……クロス表皮、5……下
型、6……ホットメルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウレタン基材の表面に塩化ビニル表皮とク
    ロス表皮とが貼付けられたドアトリムオーナメントの表
    皮取付構造において、型上に端末を合せてセットした前
    記塩化ビニル表皮とクロス表皮との合わせ部裏面にホッ
    トメルトを所定形状に塗布し、該ホットメルトを介して
    前記両表皮材を接着した後にウレタン液を注入して成形
    したことを特徴とするドアトリムオーナメントの表皮取
    付構造。
JP6187489U 1989-05-30 1989-05-30 ドアトリムオーナメントの表皮取付構造 Expired - Lifetime JPH078265Y2 (ja)

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JPH031820U JPH031820U (ja) 1991-01-10
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