JPH0243987Y2 - - Google Patents

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JPH0243987Y2
JPH0243987Y2 JP15421785U JP15421785U JPH0243987Y2 JP H0243987 Y2 JPH0243987 Y2 JP H0243987Y2 JP 15421785 U JP15421785 U JP 15421785U JP 15421785 U JP15421785 U JP 15421785U JP H0243987 Y2 JPH0243987 Y2 JP H0243987Y2
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fastener
opening
piece
indoor
tertiary
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はプレキヤストコンクリート板をH鋼
等の柱、梁等に並設して形成するプレキヤストコ
ンクリート壁への窓枠取付装置に関するものであ
る。
従来技術 プレキヤストコンクリート(以下PCという)
板をH鋼、I鋼等の柱、梁等に並設してなるPC
壁の開口部に窓枠を取付けるに際しては、開口部
に対する窓枠の相対位置を所望のものとするため
に、開口部の室内外方向、上下及び左右方向の三
方向に位置調整のできる取付装置を用いるのが好
ましい。従来のこの種の取付装置としては実開昭
57−16587に記載されたものが知られている。こ
の装置は躯体開口部の上下面にL字状のフアスナ
ーの一片をボルト止めしてその他片を該開口部内
に上下方向に起立した状態とし、この起立した他
片に窓枠の取付金具を室外側に向かつて突設し、
その突出した室外端に窓の上下枠の室内側の取付
溝を嵌合させて、窓枠を躯体開口部の外側に外付
け状態に取付けるものである。
この考案が解決すべき問題点 このため、この従来の装置では躯体開口部内に
L字状のフアスナーや窓枠の取付金具が大きく突
出することになるので、窓枠を開口部内に納めて
取付けることができない上に、躯体開口部の大き
さに較べてかなり小さい窓枠を付けなければ、フ
アスナーや取付金具を隠せないという問題があ
る。
本願の考案は、こうした従来の問題点を解消す
べく案出されたもので、その目的は取付金具をコ
ンパクトなものとすることにより、躯体開口部内
に窓枠を納めた状態に取付けることができて、し
かも躯体開口部内に納める窓枠を従来よりも大き
なものとすることのできるプレキヤストコンクリ
ート壁の窓枠取付装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案にかかるPC壁の窓枠取付装置は、PC
板の室内側面周端部に固定された一次フアスナー
に、L字形の二次フアスナーの上下方向に長い長
孔が穿設された一片を、該長孔にボルトを挿通し
て取付け、二次フアスナーの他片は室外側へ水平
に突出させる。
長手方向に連続する中空部を有する上下枠に
は、前記中空部を構成する室内側壁に穿設した切
欠きから中空部内に三次フアスナーの室外側端部
を挿入して前記中空部を構成する水平壁に添接し
てボルトによつて取付ける。
前記二次フアスナーの他片と三次フアスナーの
室内側端部には互いに直交する長孔を各々穿設
し、ボルトを両長孔に挿通してナツトによつて三
次フアスナーを二次フアスナーに固定する。
窓枠の高さ調整は、二次フアスナーの長孔によ
つて一次フアスナーに対する取付位置を調整する
ことによつて行う。
窓枠の見込み方向と左右方向の位置調整は、二
次フアスナーと三次フアスナーの長孔によつて行
う。
三次フアスナーの室外側端を窓枠の中空部を構
成する水平壁に添接するため、取付けが安定す
る。
実施例 以下、図に示す一実施例に基づき、この考案を
詳細に説明する。
図において1はPC板であつて、H鋼、I鋼等
の柱、梁等に縦横に並べられて固定されPC壁を
構成している。第3図に示すように上下左右に配
設されたPC板1に囲まれた開口部に窓が取付け
られている。
実施例では開口部の上下のPC板1,1に上、
下枠3,4の左右二ケ所が各々固定されて窓が取
付けられている。
PC板1の室内側面の周端部には断面L字状の
一次フアスナー5が埋設されている。開口部の上
に位置するPC板1にあつては下端部に、開口部
の下に位置するPC板1にあつては上端部に、一
次フアスナー5,5の裏面から、コンクリート中
に各々左右二ケ所づく長ナツト6が各二個づつ埋
設されている。この長ナツト6に螺合されたボル
ト7によつて二次フアスナー8が一次フアスナー
に取付けられている。
二次フアスナー8は鋼板を屈曲したL字形であ
つて、その一片には上下方向に長い長孔9,9が
左右に平行に穿設されている。板状のワツシヤ9
aを貫通したボルト7,7を長孔9,9を通して
長ナツト6,6に螺合して二次フアスナー8が取
付けられている。このとき二次フアスナー8の他
片は水平に室外側に突出しており、開口部の見込
み方向と直交する方向に長い長孔10,10が左
右に穿設されている。
二次フアスナー8には板状の三次フアスナー1
1が固定されている。三次フアスナー11の室内
側端部には開口部の見込み方向に長い長孔12,
12が左右に平行に穿設されている。該長孔1
2,12と二次フアスナー8の長孔10,10に
PC板1側からボルト13,13が挿通され、ワ
ツシヤ14,14を貫通し、ナツト15,15に
螺合されている。三次フアスナー11の室外側に
は内周面に雌ねじが螺設されたボルト螺合孔25
aが穿設されている。
以上のように上下のPC板1,1の各々左右に
取付けられた三次フアスナー11の室外側端部に
上、下枠3,4が取付けられている。上、下枠
3,4は各々長手方向に連続する中空部16,1
7を有している。中空部16,17は上下壁と室
内外側壁から構成されているが、少なくとも一つ
の壁18,19は水平となつている。上枠3にお
いては水平壁18が水平となつており、下枠4に
おいては水平壁19が水平となつている。水平壁
18,19から若干離れて、室内側壁22,23
から中空部内の室外側方向に、水平に連続する当
接片20,21が突設されている。上枠3におい
ては水平壁18の若干下方に、下枠4においては
水平壁19の若干上方に当接片20,21が突設
されている。水平壁18,19と当接片20,2
1の間の室内側壁22,23が穿設されて水平に
長い長孔状の切欠き24が形成されている。この
切欠き24に三次フアスナー11の室外側端部が
室内側から中空部内に挿入されて水平壁18,1
9に当接されている。水平壁18,19を貫通す
るボルト25が三次フアスナー11のボルト螺合
孔25aに螺合されて上、下枠3,4が取付けら
れている。このように上、下枠3,4の水平壁1
8,19が三次フアスナー11に添接されている
ため、上、下枠3,4の取付けが安定する。当接
片20,21によつて上、下枠3,4に荷重がか
かつた際の切欠き24の補強をする。
上、下枠3,4の左右端部間には上下に竪枠2
6,26が固定されて方形状に窓枠が枠組みさ
れ、この窓枠に辷り出し障子27が装着されてい
る。
上、下枠3,4とPC板1,1の間にはバツク
アツプ材28が介在されて、シーリング材29に
よつてシールされている。
上、下枠3,4、及び左右竪枠26,26の室
内側にはPC板1の室内側面に掛けてカバー30
が固定され、発泡ウレタン31が充填されてい
る。
以上のような窓枠の取付位置調整につき説明す
る。
二次フアスナー8の上下方向に長い長孔9,9
によつて上下高さの調整を行う。
二次フアスナー8の開口部の見込み方向と直交
する方向の長孔10,10によつて上、下枠3,
4の左右位置の調整を行う。
二次フアスナー11の開口部の見込み方向と平
行な長孔12,12によつて上、下枠3,4の開
口部の見込み方向の位置調整を行う。
このように位置調整した後、下方のPC板1に
取付けてある二次フアスナー8と一次フアスナー
5とは溶接によつて固定するとともに、二次フア
スナー8と、該フアスナー8に取付ける三次フア
スナー11とは溶接によつて固定する。
上方のPC板1に取付ける二次フアスナー8と
一次フアスナー5とは溶接せず、また二次フアス
ナー8と、該二次フアスナー8に取付ける三次フ
アスナー11とは溶接せず、窓枠の上下左右の伸
びまたは開口部の見込み方向の伸びに対処できる
ようになつている。
この考案は以上のような構成を有するが、二次
フアスナー8の長孔10,10と三次フアスナー
11の長孔12,12は互いに直交していればよ
く、二次フアスナー8の長孔10,10の開口部
の見込み方向と平行にし三次フアスナー11の長
孔12,12を、それと直交する方向に長くして
もよい。
考案の効果 この考案は以上のような構成を示し、L字状の
一次フアスナー5と二次フアスナー8を共に建物
壁の開口部を形造る上下のプレキヤストコンクリ
ート板1,1の室内側隅角部に合わせて配置して
いるので、これらL字状の両フアスナー5,8の
各片がプレキヤストコンクリート板1,1の室内
側隅角部を構成する各面と平行に配されることに
なるから、一次、二次フアスナー5,8は開口部
内に然程突出しない。そして三次フアスナー11
は板状のものであり、しかも開口部内で水平に配
置されている前記二次フアスナー8の一片に重ね
合わせて水平に取付けられているので、一次、二
次、三次フアスナー5,8,11の三つの金具を
用いてもこれら金具が開口部内に突出する度合い
は小さい。従つて開口部に取付ける窓枠は従来の
取付装置による場合に較べて大きなものとするこ
とができ、採光性に優れた窓を形成することがで
きる。
また板状の三次フアスナー11の室外側部を窓
の上下枠3,4の室内側壁22,23の切欠き2
4から該枠3,4の中空部16,17内に挿入し
ているので、窓枠と一次、二次、三次フアスナー
とを含めた室内外方向の寸法を小さく抑えること
ができるから、三個のフアスナー5,8,11を
使用しているにも拘わらず、建物壁の開口部内に
窓枠を納めて取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のPC壁の窓枠固定装置の一
実施例の斜視図、第2図はこの考案によつて取付
けた窓の一実施例であつて第3図の−線断面
図、第3図はこの考案を実施したPC壁の正面図
である。 1……PC板、3……上枠、4……下枠、5…
…一次フアスナー、6……長ナツト、7……ボル
ト、8……二次フアスナー、9……長孔、10…
…長孔、11……三次フアスナー、12……長
孔、13……ボルト、15……ナツト、16,1
7……中空部、18,19……水平壁、20,2
1……当接片、22,23……室内側壁、24…
…切欠き、25……ボルト、26……竪枠、27
……障子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物壁の開口部を形造る上下のプレキヤストコ
    ンクリート板1,1の室内側隅角部に、該隅角部
    に合わせてL字状の一次フアスナー5を固定し、
    該一次フアスナー5のプレキヤスト板1の室内面
    に沿う片に、L字状二次フアスナー8の一片を該
    片の上下方向に設けられた長孔9に挿通したボル
    ト7で取付けると共に該二次フアスナー8の他の
    片を前記開口部内で室外方向に水平に配置し、か
    つ板状の三次フアスナー11の室内側端部を、該
    端部と前記二次フアスナー8の他片に設けた室内
    外方向及びこれに直交する左右方向に伸びる長孔
    12,10に挿通したボルト15により前記二次
    フアスナー8の他片に重ねて水平に取付ける一
    方、長手方向に連続する中空部16,17を室内
    側に有する上下枠3,4と左右の竪枠とからなる
    窓枠を前記開口部内の室外側に配置し、これら上
    下枠3,4の前記中空部16,17の室内側壁2
    2,23に穿設した切欠き24から前記三次フア
    スナー11の室外側部を該中空部16,17に挿
    入すると共に該中空部16,17を構成する水平
    壁18,19に添接してボルト25で取付けたこ
    とを特徴とするプレキヤストコンクリート壁の窓
    枠取付装置。
JP15421785U 1985-10-08 1985-10-08 Expired JPH0243987Y2 (ja)

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JPS6261876U JPS6261876U (ja) 1987-04-17
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JPH0752819Y2 (ja) * 1988-09-12 1995-12-06 東陶機器株式会社 プレファブルームの小壁取付構造
JP5464772B2 (ja) * 2005-03-09 2014-04-09 株式会社Lixil 建物の開口部装置

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