JPH0243252A - ポリエステル組成物 - Google Patents

ポリエステル組成物

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JPH0243252A
JPH0243252A JP63193487A JP19348788A JPH0243252A JP H0243252 A JPH0243252 A JP H0243252A JP 63193487 A JP63193487 A JP 63193487A JP 19348788 A JP19348788 A JP 19348788A JP H0243252 A JPH0243252 A JP H0243252A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリエステル組成物、更に詳細には耐久性に優
れた制電性、吸汗性、防汚性等の親水性を有する繊維、
フィルム、シート等の成形物に容易になし得るポリエス
テル組成物に関する。
〈従来技術〉 ポリエステルは多くの優れた特性を有しているために繊
維、フィルム、シート等の成形用材料として広く使用さ
れている。しかしながら、ポリエステルは疎水性である
ため制電性、吸汗性、防汚性等の親水性が要求される分
野での使用は制限されている。
従来より、ポリエステルに親水性を付与して制電性、吸
汗性、防汚性等の機能性を発現させようとする試みが従
来より行われており、これまでに数多くの提案がなされ
ている。例えばポリエステルIIIに訓電性を付与する
試みの一つとしてポリオキシアルキレングリコールをポ
リエステルに配合する方法が知られている。しかしなが
ら、この方法でポリエステル繊維に充分な訓電性を発揮
させるには、15〜20重ω%もの多量のポリオキシア
ルキレングリコールを要し、得られる制電性ポリエステ
ルi[は物性、特に熱的性質が大幅に低下し、使用に耐
えない。
この欠点を解消するため、ポリエステルに実質的に不溶
性のポリオキシアルキレングリコール。
ポリオキシアルキレングリコール・ポリアミドブロック
共重合体、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエス
テルブロック共重合体等を使用し、更に有機や無機のイ
オン性化合物を配合する方法も知られている。この方法
によれば、訓電剤のトータル使用lを減じ、物性低下の
比較的少ない制電性ポリエステルilNを得ることがで
きる。しかしながら、この方法によって得られる1bI
I電性ポリエステル繊維おいても、化学的には染色堅牢
度が低下し易い等の欠点があり、更にポリエステル繊維
の風合改善のために一般に広く行われているアルカリ減
り処理を施すと、特にシルクライクな」合の発現に必要
なアルカリ減量率20重量%以上の減量を施した場合、
その後に通常行われる120〜135℃の温度での染色
工程で訓電性が容易に失われるという欠点があり、この
用途での使用に耐えない。
更に、ポリエステルに実質的に不溶性のポリオキシアル
キレングリコールとスルホン酸金属塩とからなる訓電剤
の少量(高々3重り%)を含有せしめたポリエステルを
中空m維に溶融紡糸することによって、制電剤の大半を
!1lft中空部の周辺に凝集局在化せしめ、アルカリ
減量処理による風合改善を可能にする方法が提案されて
いる。しかしながら、かかる方法で充分な制電性をポリ
エステルmMに付与するためには製糸条件等を厳密にコ
ントロールして訓電剤の中空部周辺へのブリードアウト
を制御する必要があり、製糸コストが高くなる。また、
中空部が存在するために、染色した際の色の深みや鮮明
性が低下する欠点がある。
一方、芯鞘複合繊維の芯部に制電剤を高濃度に局在化さ
せてアルカリ減量処理を可能にする方法が提案されてい
るが、複合!INであるため製糸コストが著しく上昇す
る欠点がある。
他方、後加工方法により制電性、吸汗性、防汚性等の親
水性をポリエステル繊維雑に付与する試みも検討され、
これまでに数多くの方法が提案されている。例えば親水
性高分子化合物を繊維表面に付着させる方法(例:特公
昭53−47435号公報等)、親水性基を有する重合
可能な単量体を繊維表面で重合させて被膜を形成する方
法(例:特開昭53−130396号公報等)等がある
が、このような方法では過酷な洗濯処理を繰返すと効果
がなくなることが多く、また耐久性を少しでも高めよう
として処理剤の付与量を多くすれば、風合が粗硬になっ
たり、染色堅牢性が悪くなったりする等の問題がある。
更に、例えば婦人用のドレス、ブラウス等のソフトな風
合が要求される薄地織物等には、ポリエステルm1ll
iの場合アルカリによる減喰処理がよく行われるが、か
かるアルカリ減量処理を施したポリエステルm維には、
上記の後加工方法は耐久性のある加工効果を発揮しにく
い等の多くの問題点がある。
以上述べたように、高アルカリ減量に耐える素材改質し
た訓電性ポリエステルの中実繊維は、従来技術では未だ
得られず、また後加工技術にも限界があるため、風合改
善に必要な減量率約20重量%以上の高アルカリ減量加
工に耐える素材改質による訓電性ポリエステルの中実繊
維の出現が強く望まれている。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、上述したことから明らかなように、例
えば高アルカリ減量加工処理や過酷に繰返される洗濯処
理等に対して耐久性の優れた制電性、吸汗性、防汚性等
の親水性を呈する繊維等の成形物を与え得るポリエステ
ル組成物を提供することにある。
本発明者は、前記したような欠点を解消し、優れた機械
的物性と耐アルカリ性や耐洗濯性を有する親水性ポリエ
ステル繊維を提供せんとして鋭意検討を行った。その結
果、従来の訓電性ポリエステル繊維で実際に用いられて
いるポリオキシエチレングリコールは本質的に水溶性で
あり、当然アルカリ水溶液に可溶であること、及びポリ
オキシエチレングリコール・ポリエステルブロック共重
合体、ポリオキシエチレングリコール・ポリアミドプロ
ッタ共重合体、ポリオキシエチレングリコール・ポリエ
ステル・ポリアミドブロック共重合体等は、確かに水不
溶性となる反面、親水性が失われていくことに着目し、
親水性と水不溶性という二律背反的な性質を共に合せ持
つポリオキシエチレングリコール系化合物による問題解
決の方向を検討した。そして、この命題が、重合性の二
重結合を有する基でその両末端を封鎖したポリオキジエ
チレングリコールを配合したポリエステル組成物を溶融
紡糸してm維となし、しかる後に架橋処理することによ
り解決できることを知った。本発明者は、更に続けて検
討した結果、ポリオキシエチレングリコールの両末端を
複数の長鎖アルキル基を側鎖状に有する有機基で封鎖し
た特殊なポリオキシエチレングリコール化合物によれば
、特に架橋処理等の後処理を施さなくても、そのものと
して充分な親水性と水不溶性とを両立して有することを
知った。そして、これらの親水性と水不溶性とを共に有
するポリオキシエチレングリコール化合物を分散含有す
るポリエステルm維は、風合改善に必要な減量率約20
重量%以上の高アルカリ減量加工を施しても、実用上充
分な強度、耐フィブリル性、耐熱性等の物性を有すると
共に、染色後も良好なυ1電性とその洗濯耐久性が維持
され、且つ染色品の色彩鮮明性や堅牢度も良好である等
、特に中空IIMや芯鞘型複合繊維にせずに、中実繊維
であっても訓電性ポリエステルIIIとして極めて高い
ポテンシャルを有することを知った。また、こうして得
られたポリエステル繊維は優れた訓電性を有するにとど
まらず、吸汗性(ウィッキング性)や防汚性にも優れる
ことを知った。本発明者はこれらの知見に基づいて更に
重ねて検討した結果、本発明を完成したものである。
〈発明の構成〉 本発明は(ω芳香族ポリエステル100重1部に山)顕
在又は潜在の水不溶性を有するポリオキシエチレングリ
コール系化合物0.2〜30重焔部を配合してなるポリ
エステル組成物に係るものである。
本発明でいう芳香族ポリエステルは、芳香環を重合体の
連鎖単位に有する芳香族ポリニスデルであって、二官能
性芳香族カルボン酸又はそのエステル形成性誘導体とジ
オール又はそのエステル形成性誘導体との反応により得
られる重合体である。
ここでいう二官能性芳香族カルボン酸としてはテレフタ
ル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、1.5−ナフタ
レンジカルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、
2.6−ナフタレンジカルボン酸、4.4′−ビフェニ
ルジカルボン酸、3.3′ −ビフェニルジカルボン酸
、4.4’ −ジフェニルエーテルジカルボン酸、4.
4′ −ジフェニルメタンジカルボン酸、4.4′ −
ジフェニルスルホンジカルボン酸、4.4′ −ジフェ
ニルイソプロピリデンジカルボン酸、1.2−ビス(フ
ェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボン酸、2.5−
アントラセンジカルボン酸、2.6−アントラセンジカ
ルボン酸、4.4’−p−ターフェニレンジカルボン酸
、2.5ピリジンジカルボン酸、β−ヒドロキシエトキ
シ安息香酸、p−オキシ安患香酸等をあげることができ
、特にテレフタル酸が好ましい。
これらの二官能性芳香族カルボン酸は二種以上を併用し
てもよい。なお、少量であればこれらの二官能性芳香族
カルボン酸とともにアジピン酸。
アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸の如き二
官能性脂肪族カルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
の如き二官能性脂環族カルボン酸、5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸等を一挿又は一種以上併用することがで
きる。
また、ジオール化合物としてはエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、2−メチル−1
,3−プロパンジオール、ジエチレングリコール、トリ
メチレングリコールの如き脂肪族ジオール、1.4−シ
クロヘキサンジメタツールの如き脂環族ジオール等及び
それらの混合物等を好ましくあげることができる。また
、少量であればこれらのジオール化合物と共に両末端又
は片末端が未封鎖のポリオキシアルキレングリコールを
共重合することができる。
更に、ポリエステルが実質的に線状である範囲でトリメ
リット酸、ピロメリット酸の如きポリカルボン酸、グリ
セリン、トリメチロールプロパン。
ペンタエリスリトールの如きポリオールを使用すること
ができる。
具体的な好ましい芳香族ポリエステルとしてはポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リヘキシレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレン−1,2
−ビス(フェノキシ)エタン−4,4′ −ジカルボキ
シレート等のほか、ポリエチレンイソフタレート・テレ
フタレート。
ポリブチレンテレフタレート・イソフタレート。
ポリブチレンテレフタレート・デカンジカルボキシレー
ト等のような共重合ポリエステルをあげることができる
。なかでも機械的性質、成形性等のバランスのとれたポ
リエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレ
ートが特に好ましい。
かかる芳香族ポリエステルは任意の方法によって合成さ
れる。例えばポリエチレンテレフタレートついて説明す
れば、テレフタル酸とエチレングリコールとを直接エス
テル化反応させるか、テレフタル酸ジメチルの如きテレ
フタル酸の低級アルキルエステルとエチレングリコール
とをエステル交換反応させるか又はテレフタル酸とエチ
レンオキサイドを反応させるかして、テレフタル酸のグ
リコールエステル及び/又はその低重合体を生成させる
第1段反応、次いでその生成物を減圧上加熱して所望の
重合度になるまで重縮合反応させる第2段の反応とによ
って容易に製造される。
本発明の組成物にあっては、上記の芳香族ポリエステル
に対して顕在又は潜在の水不溶性を有するポリオキシエ
チレングリコール系化合物を配合する。ここで顕在の水
不溶性とは、該ポリオキシエチレングリコール系化合物
そのものが既に水不溶性であることを意味し、潜在の水
不溶性とは該ポリオキシエチレングリコール系化合物そ
のものは水溶性であるが、適当な処理を施すことによっ
て変質して水不溶性になることを意味する。本発明でい
う水不溶性とは、純水1009中に試料5gを入れて1
00℃で60分間撹拌処理した後JIS規格51Aの濾
紙を用いて濾過した際90重量%以上が濾別されるもの
をいう。
かかるポリオキシエチレングリコール系化合物のうち顕
在の水不溶性を有するものとしては、本来水溶性の下記
−数式(I) HO+R’   Ohm  +R2う40+R’   
O+ n   H・・・(I) 式中、R1はエチレン基を主体とし、該化合物(I)が
水溶性である範囲内で一部がブ0ピレン基やブチレン基
等の他のアルキレン基であってもよく、R2は炭素原子
数4〜20の2価の脂肪族又は芳香族炭化水素基、m及
びnは同−又は異なる整数で平均値として20≦m+n
≦500、aはO又は1である。
で表わされる化合物に予め疎水性の有IIIを導入して
水不溶性となしたポリオキシエチレングリコール系化合
物であり、なかでも好ましいものとして下記−数式(n
)で表わされるポリオキシエチレングリコール系化合物
としてあげることができる。
A’  0(−R’  Ohm (−R2+aO(−R
’ 0+n A2・・・(II) 式中、R1,R2,I、n及びaは上記−数式(I)の
定義と同じであり、A1は分子播350〜3000であ
って、この分子型を構成炭素原子数で除した値が14.
7〜18.0で且つ炭素原子、水素原子及びM素原子よ
りなる有礪基であり、なかでも炭素原子数8以上のアル
キル基を2個以上側鎖状に有する有磯基が好ましく、A
2は水素原子、炭素原子数1〜30のアルキル基、炭素
数6〜40のアリールU、炭素原子数2〜40の脂肪族
又は芳香hxのアシル基若しくはA1であり、なかでも
A1であるのが好ましい。
かかる顕在の水不溶性を有するポリオキシエチレングリ
コール系化合物の好ましい具体例としては、 C)13 CH3 CH2CHOCH2CHOCH2C H C8Hr′I a HI3 CH3 C)+3 CH3 ト10 CC820CHC)120CHCH20(7C82C1
120〜CH2CHOCH2CHOCH2H CH3 CI48−デ CIAHλり CI4 HJF CI4H)1 C)+3 CH3 C)b O CH2OCHCH20CHCH20+CH2CH2O+
/、z CH2CHOC82COCH 1H3 CI2 日25 CζH2り CI2 H2S CH3 C)13 ト1O−C C)I20CHCH20CHCH20(CH2CH20
+2.CpsH37C)+3 CJa Hrz x6Hti C)+3 (a)I3 −IQ CH20CHC)120CHC1−120(CH2O)
+20) +00H2G CH20+CH2CH20)1卯CH2CHOCH2C
HOH2C H Ct’13 CI4  ト1λI CI4  HノI CH3 CI4  H−ツ CI41−1げ CH3 」 ψ CH3 CH30 HOCC820CHC)lzOcHc)120 (CH
2CH20+−/l、CC+7H,JH3 20Hu C23H&! HO CH30 CCH20CHCH20CHC)120(C)I2CH
20++DOCHs CI3HJグ  C13H)2 I7 HH 等をあげることができる。
また、潜在の水不溶性を有するポリオキシエチレングリ
コール系化合物としては、重合性の二重結合を有する基
でその片末端若しくは両末端を封鎖したポリオキシエチ
レングリコールを好ましくあげることがでさ、なかでも
下記−数式(I[[)で表わされる化合物を特に好まし
いものとしてあげることができる。
A30tTR’  O+m (7R2+aO(−R’ 
 0−E)n A’・・・(III) 上記式中、R1、R2、m、 n及びa+、を前記式(
I>の定義と同じであり、A3はアクリロイル基、メタ
クリロイル基又はアリル基であり、なかでもアリル基が
好ましい。A4は水素原子、炭素原子数1〜30のアル
キル基、炭素数3〜30のヒドロキシアルキル基、炭素
原子数6〜40のアリール基、炭素原子数2〜40の脂
肪族又は芳香族のアシル基、アクリロイル基、メタクリ
ロイル基又はアリル基であって、なかでもA3と同一の
ものが好ましい。
上記潜在の水不溶性を有するポリオキシエチレン系化合
物の好ましい具体例としては、CH300 11I C−0そCH2CH2O+230 CH2=C C)13 C= CH2 CH2=CHCH20−fCH2CH20b認112c
H=cH2CH2=CHCH20(=CH2CH20)
zmHC)+3 C820CHC)120(−CH2CH20+、、?C
H2CH3 CH2=CHCH20−fCH2CH20+、#CCl
7 )br CH2= C 0+Cz H40)pa (C3H60+?o C−C
=GH2CH3 CH2−CHCo (CHzC)IzO九#CCF’I
 ” CHxCH2=C1lCO(CH2CH2C)h
(至)CH2CHzCI(30 0H2”Ic   Co(CH2C)ho+−/Jrc
18H37H30 c+2−c   co (C)12cH20+jrc)
lzcH=cH2CH2”CC0(CHzCH20+5
oCCH−CH2等をあげることができる。
かかる顕在又は潜在の水不溶性を有するポリオキシエチ
レングリコール系化合物の配合量は、前記芳香族ポリエ
ステルioo重i部に対して0.2〜30重量部の範囲
である。0.2重量部より少ないときは親水性が不足し
て充分な訓電性、吸汗性、防汚性を呈することができな
い。また、30重量部より多くしても最早訓電性、吸汗
性、防汚性の向上効果は認められず、かえって得られる
組成物の機械的性質を損うようになる。
本発明のポリエステル組成物には、特に制電性を向上さ
せるために有機又は無機のイオン性化合物を配合するこ
とができる。有機イオン性化合物としては、例えば下記
−船底(rV)、(V)で示されるスルホン酸金属塩及
びスルホン酸第4級ホスホニウム塩を好ましいものとし
てあげることができる。
R803M        ・・・(rV)式中、Rは
炭素原子数3〜30のアルキル基又は炭素原子数7〜4
0のアリール基、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金
属を示す。上記式< rv >においてRがアルキル基
のときはアルキル基は直鎖状であっても又は分岐した側
鎖を有していてもよい。Ml、tNa 、に、Li等の
アルカリ金属又はMq 、Ca等のアルカリ土類金属で
あり、なかでもLi  Na、Kが好ましい。かかるス
ルホン酸金!i1塩は1種のみを単独で用いても2種以
上を温合して使用してもよい。好ましい具体例としては
ステアリルスルホン酸ナトリウム、オクチルスルホン酸
ナトリウム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、炭素原子
数の平均が14であるアルキルスルホン酸ナトリウム混
合物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムくハード
型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム
くハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸
マグネシム(ハード型、ソフト型)等をあげることがで
きる。
R8O3PRI R2R3R4−(V)式中、Rは上記
式(IV)におけるRの定義と同じであり、R+ 、R
2、R3及びR4はアルキル基又はアリール基でなかで
も低級アルキル基、フェニル基又はベンジル基が好まし
い。かかるスルホン酸第4級ホスホスニウム塩は1種の
みを単独で用いても2種以上を混合して使用してもよい
好ましい具体例としては炭素原子数の平均が14である
アルキルスルホン酸テトラブチルホスホニウム、炭素原
子数の平均が14であるアルキルスルホン酸テトラフェ
ニルホスホスニウム、炭素原子数の平均が14であるア
ルキルスルホン酸ブヂルトリフェニルホスホニウム、ド
デシルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム(
ハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸テ
トラフェニルホスホニウム(ハード型、ソフト型)、ド
デシルベンゼンスルホン酸ペンジルトリフェニルポスホ
ニウム(ハード型、ソフト型)等をあげることができる
無機のイオン性化合物としてはヨウ化カリウム。
塩化ナトリウム、塩化カルシウム、チオシアン酸ナトリ
ウム、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸リチウム、
チオシアン酸セシウム等を好ましいものとしてあげるこ
とができる。
かかる有機又は無機のイオン性化合物は1種でも、2種
以上併用してもよく、その配合口は、芳香族ポリエステ
ル100重[有]部に対して0.05〜10重量部の範
囲が好ましい。0.05重量部未満では制電性改善の効
果が小さく、10重量部を越えると組成物の機械的性質
を損うようになる。
前記顕在又は潜在の水不溶性を有するポリオキシエチレ
ングリコール系化合物及び必要に応じて上記有機及び/
又は無機のイオン性化合物を配合するには、任意の方法
が採用され、また両者は同時に又は任意の順序で芳香族
ポリエステルに配合することができる。即ち、芳香族の
ポリエステルの成形が終了するまでの任意の段階、例え
ば芳香族ポリエステルの重縮合反応開始前、重縮合反応
途中、重縮合反応終了時であってまだ溶融状態にある時
点、粉粒状態、成形段階等において、両者を予め溶融混
合してから添加しても、2回以上に分割しても、両者を
予め別々に芳香族ポリエステルに配合した後成形前等に
おいて混合してもよい。
更に、重縮合反応中期以前に添加するときは、グリコー
ル等の溶媒に溶解又は分散させて添加してもよい。
なお、本発明の組成物には、酸化防止剤、紫外線吸収剤
を配合してもよ(、こうすることは好ましいことである
。その他、必要に応じて難燃剤。
螢光増白剤、艶消剤1着色剤、その他の添加剤等を配合
してもよい。
本発明のポリエステル組成物をm帷用途に使用する場合
には、任意の製糸条件が何らの支障なく採用することが
できる。例えば500〜2500m /分の速度で紡糸
し、延伸、熱処理する方法、1500〜5000m /
分の速度で紡糸し、延伸と仮撚加工とを同時に又は続い
て行う方法、5000m/分以上の高速で紡糸し、用途
によっては延伸工程を省略する方法等任意の製糸条件が
採用される。また、得られた繊維又は織編物を100℃
以上の温度で熱処理することは、構造の安定化と組成物
中に含有されているポリオキシエチレン系化合物及び必
要に応じて含有されているイオン性化合物の表面近傍へ
の移行を助長とするので好ましい。更に必要に応じて弛
緩熱処理等も併用することができる。
また、本発明の組成物は、フィルムやシートの用途にも
使用することができ、この場合にも任意の成形条件を何
等の支障なく採用することができる。例えば製膜後一方
向に延伸する方法、二段以上の多段延伸する方法等任意
の条件が採用される。
また、フィルム、シート等を100℃以上の温度で熱処
理することは上述した理由から好ましいことである。
本発明のポリエステル組成物に含有されるポリオキシエ
チレン系化合物が潜在の水不溶性を有する場合、該ポリ
オキシエチレン系化合物の水不溶性の顕在化処理、即ち
該ポリオキシエチレン系化合物の架橋処理は、該組成物
の溶融成形以降の任意の段階で行うことができ、例えば
l1lfflについて説明すれば、紡糸後、必要に応じ
て延伸及び/又は熱処理後、仮撚加工等を施した後、又
は布帛にした後等で行うことができる。かかる架橋処理
方法としては(1)空気中、高温例えば約100℃から
該ポリエステルの融点までの温度で約1分以上の時間熱
処理する方法、(2J室温から該ポリエステルの融点ま
での温度において、好ましくは公知の増感剤の存在下紫
外線を照射する方法、(3)成形品に過酸化物の如きラ
ジカル発生剤を含浸せしめた後熱処理例えば該ラジカル
発生剤が分解する温度で熱処理する方法、(4)電子線
を例えば0,01 Mrad〜100M radの如き
線ωで室温から該ポリエステルの融点までの温度範囲に
おいて照射する方法及び上記方法(1)〜(4)を任意
に組合せた方法で行うことができる。かかる架橋処理に
よってポリエステル組成物中の上記ポリオキシエチレン
系化合物は容易に水不溶性に変質して目的とする効果を
秦するようになる。
〈発明の効果〉 本発明のポリエステル組成物から得られた繊維等の成形
品は、洗濯及びアイロンやプレスの如き熱処理を繰り返
し行っても、優れた制電性、吸汗性、防汚性を呈するの
で洗濯、熱処理が頻繁に行われ且つ訓電性、吸汗性、防
汚性を必要とする用途にとって極めて好適な素材となる
近年、各種職場で着用される制服やユニフォーム等と呼
ばれる職場衣、工場作業等で着用される作業衣、医療関
連9食品関連等のaIAで着用される白衣等の衣料、病
院、ホテル等で使用されるシーツ地、布団カバー地、浴
衣等の寝具、寝衣等、更にはレストラン、各種宴会、集
会場等で使用されるテーブルクロス等は、リネン類とい
われ、これらを使用するところにレンタルされる場合が
多く、このウェイトは年々高まりつつあり、これらの商
品分野は、リネンサプライ分野とも称される。
この分野において商品に要求されることは、商品を使用
する側からすれば、清潔であることと快適に使用又は着
用できるということであり、一方向量をレンタルする側
からすれば、使用後の商品の汚れが落ち易く、洗濯中に
汚れが再付着せず、洗濯、アイロン、プレス等を繰り返
しても商品が劣化せず且つ快適性を保つことである。快
適性の内容は用途や使用場所によって変わるが、着用中
にかいた汗を吸い取る(吸汗性)とか静電気を発生しな
い(制電性)ということが代表的なものである。従って
、これらのリネンサプライ分野の商品には、汚れが落と
し易く、洗濯中に汚れが再付着しない即ち防汚性があり
、吸汗性、制電性を併せ持ち、且つこれらの性能が洗濯
を繰り返しても、洗濯後のアイロンやプレス等の熱処理
を繰り返しても、初期の性能を保つものが望ましく、本
発明の組成物よりなる商品は防汚性、吸汗性、制電性を
有し、且つ耐洗濯性及び耐熱性に優れるので好適に使用
することができる。
また、周知の如くポリエステル繊維は風合改善を目的し
たアルカリ減量加工が施される場合が多いが、本発明の
ポリエステル組成物よりなる18維の制電性、吸汗性、
防汚性の機能は、かかるアルカリ減量加工によって何等
影響されず、またアルカリ減量による機械的物性の低下
も極めて少ないため、アルカリ減量処理による風合改善
が可能であり、ランジェリ−等の女性インナー用途、裏
地。
無塵衣等の分野はもとより、訓電、吸汗、防汚分野での
表地として使用が可能であり、極めて有用である。
更に、本発明の組成物よりなるポリエステル繊維によれ
ば、従来の複合IIIIlタイプ(芯鞘複合繊維の芯部
に制電剤を高濃度に局在化させてアルカリ処理を可能に
したもの)や中空11ffタイプ(ポリエステル中空繊
維の中空部周辺に制電剤を局在化してアルカリ処理を可
能にしたもの)の制電性ポリエステル繊維に比較して、
格別の紡糸を行う必要がなく、製糸コスト、銘柄多様化
(異形断面。
細デニール化容易)、染色品の色の深み・鮮明性等の点
で格段に優れている。
〈実施例〉 以下に実施例をあげて更に説明する。実施例中の部及び
%はそれぞれ重母部及び重量%を示し、1!7られるポ
リエステル1ill[の制電性、吸水性及び防汚性は以
下の方法で測定した。
(1)  訓電性 試料は予め温度20℃、相対湿度65%の雰囲気中に一
昼夜以上放置して調湿した後、スタチックオネストメー
ターを使用して電極に10KVを印加し、温度20℃、
相対湿度65%において試料帯電圧の半減期(秒)を測
定する。
(2)吸水速度(a)IS−L1018に準する)試料
を水平に張り、試料の上1αの高さから水滴を1滴(0
,04cc >滴下し、水が完全に試料に吸収され反射
光が観測されなくなるまでの時間(秒)を測定する。
(3)  防汚性 (1)  汚染処理 下記組成の汚染液300CCをカラーベット染色試験機
(日本染色機械製)のポットに入れ、この中にホルダー
にはさんだ10α×13clllIの試料を浸漬させ、
50℃で100分間撹拌処理した。
汚染液組成 なお、上記人工汚れ液の組成は下記の通りである。
人工汚れ液 上記処理後軽く水洗した後試料を濾紙の間にはさんで余
分の汚染液を除いた。この汚染処理、水洗及び余分の汚
染液を除く処理を4回繰り返した。次いで汚染した試料
の半分を家庭洗濯機の弱条件でマルセル石鹸を29/ρ
含む40℃の温湯中で10分間洗濯した。しかる後下記
方法によって汚染性及び除去性を求めた。
I) 汚染性及び除去性の求め方 マクベスM S −2020(I nstrument
alColor  3yatem Lim1ted製)
を用い、常法によりCIE表色計の1本を求め、汚染性
及び除去性を下記式により計算した。
ΔE*A−E本+  −E*z へE*s=E本 +   E*3 上記式中、へE*A:汚染性 ΔE本日:除去性 E*1 :汚染処理前の試料の 1本 E*2:汚染処理後の試料の 1本 1本3 :洗濯処理後の試料の 1本 (4)洗濯〜熱処理 制電性、吸水速度及び防汚性の洗濯〜熱処理に対する耐
久性を調べるための、洗濯処理及び熱処理は下記によっ
た。
(1)洗濯処理 家庭用法WL機(ナショナル NA−68OL)を用い
、新酵素ザブ(花王製)29/u溶液を30磨(浴比1
:30)入れ、試料を入れて40℃で10分間自自動巻
き水流にて洗濯する。その後脱水し、40℃の温水30
1(浴比1:30)で5分間瀾洗、脱水し、次いでオー
バーフロー水洗を10分間行い、脱水した。上記洗濯を
1回処理とし、これを必要な回数繰り返した。
(1)  熱処理 熱風乾燥機中で、空気雰囲気において170℃の温度で
1分間処理し、これを熱処理1回とした。
従って、洗濯〜熱処理の繰り返しとは、上記の洗濯を1
回行った後に、熱処理を1回行い、これを洗濯〜熱処理
1回とし、かかる組み合せ処理を必要回数繰り返すこと
を意味する。
ルを系外に留去しながらエステル交換反応させた。
エステル交換反応終了後、安定剤としてリン酸トリメチ
ル0.058部(テレフタル酸ジメチルに対して0.0
80モル%)及び消泡剤としてジメチルポリシロキサン
を0.024部加えた。次いで10分後に三酸化アンチ
モン0.04部(テレフタル酸ジメチルに対して0.0
27モル%)を添加し、同時に過剰のエチレングリコー
ルを追出しながら240℃まで昇温した後重合色に移し
た。次いで下記化学式実施例1〜4及び比較例1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
0部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸
ジメチルに対して0.066モル%)及び整色剤として
酢酸コバルト4水塩0.009部(テレフタル酸ジメチ
ルに対して0.007モル%)をエステル交換缶仕込み
、窒素ガス雰囲気14時間かけて140℃から220℃
まで昇温しで生成するメタノ−で表わされる水不溶性の
ポリオキシエチレングリコール系化合物を第1表記載の
量添加し、引続いて1時間かけて760#1IIIH9
から11111189まで減圧し、同時に1時間30分
かけて240℃から280℃まで昇温した。11111
189以下の減圧上重合温度280℃で更に2時間重合
した時点で酸化防止剤としてイルガノックス1010 
(チバ・ガイギー社製)0.4部を真空上添加し、その
後更に30分間重合した。得られたポリマーの極限粘度
は0.645〜0.655の範囲であり、軟化点は26
0〜263℃の範囲であった。このポリマーを常法によ
りチップ化した。
これらのチップを常法により乾燥し、孔径0.3Mの円
形紡糸孔を24個穿設した紡糸口金を使用して285℃
で溶融紡糸し、次いで得られる延伸糸の伸度が30%に
なるような延伸倍率で80℃の加熱ローラーと 160
℃のプレートヒーターを使って延伸熱処理して75デニ
ール/24フイラメントの延伸糸を得た。
得られた延伸糸をメリヤス編地となし、常法により精練
、プリセット(180℃×45秒)して編地Aを眠りだ
。また、プリセット後3.5%の水酸化ナトリウム水溶
液により沸騰温度で処理して減量率20%の編地Bを得
た。
次いで編地A及び編地Bを純水にて130℃で60分間
熱水処理(染色処理のモデル)した後、常法に従ってフ
ァイナルセット(160℃×45秒)した。
得られた編地A及び編地Bを用いて洗濯〜熱処理O回(
LHoと略称する)及び洗濯〜熱処理25回繰り返しく
LH25と略称する)後の制電性(帯電圧半減期(秒)
)、吸水速度(秒)及び防汚性を評価した。結果を第1
表に示す。
実施例5及び6 実施例3において、水不溶性のポリオキシエチレングリ
コール系化合物を使用する共に、更に重合反応の減圧過
程において真空度が3 uva H9に到達した時点か
ら10分後に炭素原子数8〜20で平均炭素原子数が1
4であるアルキルスルホン酸ナトリウムを第1表記載の
最真空下に添加する以外は実施例3と同様に行った。結
果は第1表記載の通りであった。
実施例7及び8 実施例5及び6において使用したアルキルスルホン酸ナ
トリウムに代えて、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラ
ブチルホスホニウムを使用する以外は実施例5及び6と
同様に行った。結果を第1表に示した。
比較例2 実施例6において使用した水不溶性のポリオキシエチレ
ングリコール系化合物に代えて水溶性の平均分子量2万
のポリオキシエチレングリコールを用いる以外は実施例
6と同様に行った。結果を第1表に示す。
実施例9 実施例5において使用した水不溶性のポリオキシエチレ
ングリコール系化合物に代えて、下記化学式 で表わされる水不溶性のポリオキシエチレングリコール
系化合物を使用する以外は実施例5と同様に行い、第1
表の結果を得た。
実施例10〜13 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
0部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸
ジメチルに対して0.066モル%)及び整色剤として
酢酸コバルト4水塩0.009部(テレフタル酸ジメチ
ルに対して0.007モル%)をエステル交換缶に仕込
み、窒素ガス雰囲気14時間かけて 140℃から22
0℃まで昇温して生成するメタノールを系外に留去しな
がらエステル交換反応させた。エステル交換反応終了後
、安定剤としてリン酸トリメチル0.058部(テレフ
タル酸ジメチルに対して0.080モル%)及び消泡剤
としてジメチルボリシOキサン0.024部を加えた。
次いで10分後三酸化アンチモン0.04部(テレフタ
ル酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加し、同
時に過剰のエチレングリコールを追出しながら240℃
まで4温した後重合缶に移した。次いで1時間かけて7
60履H9から11MH9まで減圧し、同時に1時間3
0分かけて240℃から280℃まで昇温して重合反応
させた。この重合反応過程において減圧開始時点から2
時間30分後に一旦減圧弁を閉じ、下記化学式 %式%) (但し、nは平均値として約100である)で表わされ
るポリオキシエチレングリコール系化合物を第2表記載
のR添加し、再び減圧弁を開にして反応を続けた。ポリ
オキシエチレングリコール系化合物を添加した時点から
30分後に酸化防止剤としてイルガノックス1010 
(チバ・ガイギー社製)0.4部を真空不添加し、その
後更に20分間重合した。得られたポリマーの極限粘度
は00f335〜0.655の範囲であり、軟化点は2
60〜263℃の範囲であった。このポリマーを常法に
よりチップ化した。
これらのチップを常法により乾燥し、孔径0.3雌の円
形紡糸孔を24個穿設した紡糸口金を使用して285℃
で溶融紡糸し、次いで得られる延伸糸の伸度が30%に
なるような延伸倍率で80℃の加熱ローラーと 160
℃のプレートヒーターを使って延伸熱処理して75デニ
ール/24フイラメントの延伸糸を得た。
得られた延伸糸をメリヤス編地となし、常法により精練
、プリセット(180℃×45秒)した後、空気中11
0℃で4時間加熱処理することによってポリエステル繊
維中に筋状に分散して存在するポリオキシエチレングリ
コール系化合物を架橋させて水不溶性となした編地Aを
得た。また、架橋処理後3.5%の水酸化ナトリウム水
溶液により沸騰温度で処理して減借率20%の編地Bを
得た。
次いで、編地A及び編地Bを純水にて 130℃で60
分間熱水処理(染色処理のモデル)した後、常法に従っ
てファイナルセット(160℃x45秒)した。
得られた編地A及び編地Bを用いて洗濯〜熱処理O回(
LHoと略称する)及び洗濯〜熱処理25回繰り返しく
LHδと略称する)後の訓電性(帯電圧半減期(秒))
、吸水速度(秒)及び防汚性を評価した。結果を第2表
に示す。
比較例3 実施例12において行った架橋処理を行わない以外は実
施例12と同様に行った。結果は第2表に示した通りで
あった。
実施例14及び15 実施例12において使用したポリオキシエチレングリコ
ール系化合物と共に、炭素原子数8〜20で平均炭素原
子数が14であるアルキルスルホン酸ナトリウムを第2
表記載の量を添加する以外は実施例12と同様に行い、
第2表記載の結果を得た。
実施例16及び17 実施例14及び15において使用したアルキルスルホン
酸ナトリウムに代えてドデシルベンゼンスルホン酸テト
ラブチルホスホニウムを使用する以外は実施例14及び
15と同様に行った。結果は第2表に示した通りであっ
た。
実施例18 実施例14において使用したポリオキシエチレングリコ
ール系化合物に代えて、下記化学式0式% (但し、nは平均値として約180である)で表される
ポリオキシエチレングリコール系化合物を使用すると共
に、架橋処理を160℃で100W高圧水銀ランプを3
0分間照射することによって行う以外は実施例14と同
様行った。結果を第2表にホす。
比較例4 実施例18において行った架橋処理(紫外線照rJ4)
を行わない以外は実施例18と同様に行い、第2表記載
の結果を得た。
手続補正書 訂  正  明  細  書 平成1年/7月7日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、(a)芳香族ポリエステル100重量部に(b)顕
    在又は潜在の水不溶性を有するポリオキシエチレングリ
    コール系化合物0.2〜30重量部を配合してなるポリ
    エステル組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61185559A (ja) * 1985-02-13 1986-08-19 Mitsubishi Rayon Co Ltd 難燃性ポリエチレンテレフタレ−ト系樹脂組成物
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