JPH01239172A - ポリエステルユニフォーム - Google Patents

ポリエステルユニフォーム

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JPH01239172A
JPH01239172A JP63058364A JP5836488A JPH01239172A JP H01239172 A JPH01239172 A JP H01239172A JP 63058364 A JP63058364 A JP 63058364A JP 5836488 A JP5836488 A JP 5836488A JP H01239172 A JPH01239172 A JP H01239172A
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JP
Japan
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polyester
glycol
fibers
fiber
uniform
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Application number
JP63058364A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Kobayashi
小林 重信
Makoto Tanaka
信 田中
Shinji Owaki
大脇 新次
Motoyoshi Suzuki
鈴木 東義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01239172A publication Critical patent/JPH01239172A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は吸汗・防汚の性能を合せもつポリエステルユニ
フォームに関するものである。
[従来技術] 従来、ユニフォームは、様々な職場で着用され、中でも
食品産業、病医院、製菓産業、精密機器産業などの特に
清潔さが要求される職場では、着用する度に洗濯がくり
返される。
また、これらの触媒においては、洗濯の頻度が大である
ことからレンタル化も進みつつあり、ユニフォームが洗
濯工場で工業洗濯されるケースも少くない。
これらのレンタル用途においては、該ユニフォームの寸
法安定性が良いこと、シワになりにくいこと、乾きが速
いこと等の優れた特性をもつ繊維を使用する必要がある
。これを満すためポリエスチル繊維が多く使われている
が、かかる優秀な特性をもつポリエステル繊維も、ポリ
エステルのもつ疎水性のために、綿等の親水性繊維に比
絞して、油性汚れが付着し易く、除去し難く、また洗濯
中に汚れが最付着し易い等の問題がある。
特に清潔感を重視する前記の食品産業、病医院。
製菓産業、精密機器産業等の職場では、着用されるユニ
フォームの色は、白色が中心で、稀に有彩色のものがあ
っても極淡色に限られている。このなめ、これらの職場
に使用するユニフォームには汚れが除去し難いとか、洗
濯で膜汚染しやすい等の問題は致命的な欠点となる。ま
た、これらの汚れに関する欠点以外に、ポリエステル繊
維には、吸汗性に乏しいことから着用快適性に問題があ
るとの指摘ら多い、これらの問題は、ユニフォームに限
らずポリエステルm維が衣類として実用化されて以来常
に提起された問題であるが、特にユニフォームにおいて
は、清潔感の維持と共に着用快適性の追及が最重要課題
となっている。このために、上記問題の早期解決を望む
声は極めて強い。
古くより、これらの問題を解消するなめに多くの方法が
提案されている。
例えば、ポリオキシエチレングリコールと汀でリエスデ
ル樹脂の共重合物の溶液若しくは分散液中でポリエステ
ル成形物を浸漬処理する方法(特公昭47−2512号
公報参照)、ポリオキシエチレングリコールのジメタク
リレート等の親水性ビニル化合物をパッド若しくはスプ
レー後蒸熱処理する方法(特公昭51−2559号公報
参照)又は酵素を含む気体の低温プラズマ処理による方
法(“Po!yner ’1978年8月号904〜9
12頁)等が知られている。
しかしながら、これらの方法はいずれもポリエステル繊
維製品の仕上げ加工技術として提案されたものであって
、操作が煩雑であるとか、特殊な設備が要るとか、又は
加工の再現性に乏しい等加工面での問題があったり、あ
るいは、吸汗性・防汚性が必ずしもバランスよく同時に
性能発揮できず一方の性能が良ければ、他方の性能が不
十分であるなどの問題があったり、更には着用の度に洗
濯されるユニフォームは洗濯を重ねるにつれて、初期の
効果が徐々になくなるという問題もあった。
一方、ポリエステル繊維の易染化のなめにポリオキシエ
チレングリコールを共重合することが知られている。そ
こで、ポリエステル1m維中にポリオキシエチレングリ
コールを共重合してポリマー自体を親水化し、油による
汚れを防止せんと試みたところ、充分なレベルの防汚性
を得るには、共重合量を10%を超える量、好ましくは
20重量%以上にする必要があることを知った。しかし
ながら、このように多量のポリオキシエチレングリコー
ルを共重合すると、得られる繊維の力学的特性が損なわ
れ、収縮率が高くなり、耐光堅牢性も悪化し、実用に供
し得す、特にリネンサプライ用の綿混には側底使用でき
なかった。また、耐光堅牢性を保持するなめに、ポリオ
キシエチレングリコールの共重合量を10%以下、特に
5重量%以下にしたのでは充分な防汚性が得られなかっ
た。
[発明の目的] 本発明の目的は、着用による汚れの洗濯除去性に優れ、
かつ洗濯時の再汚染による黒ずみが起りにくいという防
汚性を有し、清潔さが要求される職場にも適用でき、高
いレベルのかつ耐洗濯性のある吸汗性を有していること
による着用快適性に優れたユニフォームを提供すること
を目的とするものである。
[発明の構成] 本発明者らは、上記の目的を達成せんとして、鋭意検討
し、特に親水性の基の繊維内分布をコント17−ルし、
かつ該繊維の表面を親水性のポリマーで処理することに
よって、優れた吸汗性及び防汚性を発揮することを見出
した。即ち、親水・iポリマーであるポリオキシエチレ
ングリコールの共重合方法について鋭意検討を重ねた結
果、片木端封銀ポリオキシエチレングリコールを主鎖の
末端に共重合した改質ポリエステルよりなり、特に選ば
れた構造を有するポリエステル繊維をポリアルキレンオ
キシドを共重合成分とするポリエステル。
ポリアミドまたはポリエステルアミドにより処理するこ
とにより、主鎖末端に共重合しなポリオキシエチレング
リコールか特異的に作用するためか、両末端封鎖めポリ
オキシエチレングリコールをポリエステル主鎖中に共重
合したポリエステルや、末端封須したポリオキシエチレ
ングリコールやポリエステルに不溶性のポリオキシエチ
レングリコールをポリエステル中に混合したポリエステ
ルよりなる繊維あるいはこれらをポリアルキレンオキシ
ドを共重合成分とするポリエステル、ポリアミドまたは
ポリエステルアミドにより処理したものに比較して、格
段に改善された吸汗性かつ防汚性およびその洗濯耐久性
を呈することを知った0本発明は、かかる知見に基づい
て更に検討を重ねた結果完成したものである。
即ち、本発明はエヂレンテレフタレートを主たる構成単
位とするポリエステルの末端の少なくとも一部に、下記
一般式(1) %式%(1) (式中、R1は活性水素を有しない一価の有機基、R2
はアルキレン基、nは20〜140の整数である)で表
わされるポリオキシアルキレングリコール成分を1〜8
重量%共重合した改質ポリエステルよりなるm維を一部
又は全部に使用し、かつ該ポリエステル繊維の表面がポ
リアルキレンオキシドを共重合成分とするポリエステル
、ポリアミドまたはポリエステルアミドにより処理され
ている布帛により形成されていることを特徴とするポリ
エステルユニフォームに係るものである。
本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を主たる酸
成分とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分
とするポリエステルを対象とする。
かかるポリエステルは、その酸成分であるテレフタル酸
の一部を他の二官能性カルボン酸で置き換えてもよい、
このような他のカルボン酸としては例えばイソフタル酸
、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ナフタリンジカ
ルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタ
ンジカルボン酸。
β−オキシエトキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸の如
き二官能性芳香族カルボン酸、セバシン酸。
アジピン酸、蓚酸の如き二官能性脂肪族カルボン酸、 
1.4−シクロヘキサンジカルボン酸の如き二官能性脂
肪族カルボン酸等をあげることができる。
また、エチレングリコール成分の一部を他のグリコール
成分で置き換えてもよく、かかるグリコール成分として
は、例えばトリメチレングリコール。
テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール
、ヘキサメチレングリコール等、および他のジオール化
合物例えばシクロヘキサン−1,4−シメタノール、ネ
オペンチルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールSの如き脂肪族、脂環族、芳香族のジオール化合物
1両末端が末fAA鎖のポリオキシアルキレングリコル
等があげられる。
かかるポリエステルは任意の方法によって製造すること
ができる0例えば、ポリエチレンテレフタレートについ
て説明すれば、テレフタル酸とエチレングリコールとを
直接エステル化反応させるか、テレフタル酸ジメチルの
如きテレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレング
リコールとをエステル交換反応させるか、又はテレフタ
ル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかして、テレ
フタル酸のグリコールエステル及び/又はその低重合体
を生成させる第1段の反応、次いでかかる生成物を減圧
上加熱して所望の重合度になるまで重縮合反応させる第
2段の反応とによって容易に製造される。
本発明においては上記ポリエステルのポリマー鎖の少な
くとも一部の末端に、下記−・般式(1)%式%(1) で表される片末端を封鎖したポリオキシアルキレングリ
コールが共重合されていることが必要である。
この式中、R1は活性水素を有しない一価の有機基であ
り、特に炭化水素基が好ましく、なかでもアルキル基、
シクロアルキル基、アリール基又はアルキルアリール基
が好ましい。R2はアルキレン基であり、通常炭素数2
〜4のアルキレン基が好ましい、具体的にはエチレン基
、プロピレン基、テトラメチレン基が例示される。また
、2種以上の混合、例えばエチレン基とプロピレン基と
を持った共重合体であってもよい、また、nは平均重合
度を示し、20〜140の範囲である。nが20未満の
ポリオキシアルキレングリコールを共重合させようとす
るとき、充分な防汚性を得るには、高い共重合率が必要
になり、このような場合ポリエステルの末端か封鎖され
るなめにポリエステル自体の重合度を充分に上げること
が出来ず、ひいては得られる繊維の力学特性を確保出来
ない。−方、nが140より大きい場合には、ポリオキ
シアルキレングリコールとポリエステルとの反応が充分
に進まず、結局はポリオキシアルキレングリコールがポ
リエステルに混合したと同一の結果となり、高い防汚性
は得られない、特に、好ましい平均重合度は30〜80
の極く限られた領域に存在する。
かかる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールの好
ましい具体例としては、ポリオキシエチレングリコール
モノメチルエーテル、ポリオキシエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ポリオキシエチレングリコールモノ
オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリコ
ールモノノニルフェニルエーテル1ポリオキシエチレン
グリコールモノセチルエーテル、ポリカキジプロピレン
グリコールモノフェニルエーテル、ポリオキシプロピレ
ングリコールモノノニルフェニルエーテル、ポリオキシ
テトラメチレングリコールモノメチルエーテル、ポリオ
キシエチレングリコール/ポリオキシプロピレングリコ
ール共重合体のモノメチルエーテル等及びこれらのエス
テル形成性誘導体を上げることができる。
上記の片末端封鎖ポリオキシアルキレンクリコールをポ
リエステル鎖の末端に共重合するには、前述したポリエ
ステルの合成が完成する以前の任意の段階、例えば第1
段の反応開始前、反応中、反応終了後、第2段の反応中
などの任意の段階で添加し、添加後に製造反応を完結す
ればよい。
この際の使用量は、あまり少ないと最終的に得られるポ
リエステル繊維の防汚・吸汗性能およびその洗濯耐久性
が不十分になり、逆にあまり多いと重縮合反応の過程に
おいてポリニスデルの重合度があまり低いレベルで頭打
ちになるため、最終的に得られるポリエステル繊維の強
度等の糸物性が悪化するようになる。また、ポリオキシ
アルキレングリコールを多量に含むようになると、得ら
れる繊維の耐光性が悪化しなり、また期待する特性のう
ち吸汗性か逆に低くなる傾向もみられるので共重合量は
可及的に少量にすることが好ましい。
本発明にあっては、ポリオキシアルキレングリコールの
共重合量は、ポリエステルに対し1〜8重量%の範囲に
ずべきであり、なかでも2〜5重量%の範囲が好ましい
、このように、本発明ではポリオキシアルキレングリコ
ールの共重合量を少量に抑制できるため、得られる繊維
は充分な耐光性をも保持することができる。
なお、必要に応じて安定剤、艶消剤、酸化防止剤、B燃
剤、帯電防止剤、螢光増白剤、触媒1着色防止剤、耐熱
剤1着色剤、無機粒子等を併用してもよい、特に、ポリ
オキシアルキレングリコールは溶融紡糸条件下のような
高温に放置されると、容易に酸化されて重合度低下や着
色といった問題を発生し易いため、酸化防止剤や螢光増
白剤等の併用は好ましい場合が多い。
このようにして得られた改質ポリエステルの重合度は、
充分な繊維特性を発揮するため、極減粘度で0.58以
上が好ましく、0.6以上が特に好ましい、かかる改質
ポリエステルは溶融紡糸法によって繊維化される。ここ
で、紡出する繊維は中空部のない中実繊維であっても、
中空部を有する中空繊維であってもよい、また、紡出す
る繊維の横断面における外形や中空部の形状は、円形で
あっても異形であってもよい。
紡出された繊維は、充分な繊維性能を発揮するため伸度
が40%以下、強度が4f/de以上になるように延伸
され、必要に応じて熱処理される。特に延伸によって、
その複屈折率を0.15以上にすべきである。複屈折率
が0.15に達しないときは、後述する( 010)面
における結晶サイズが好ましい値に到達し難く、充分な
防汚性やその耐久性か得られ難い、その上限は特に制限
する必要はないが、あまりに高くすると、製糸性が悪化
するので、0.18以下が好ましい。
本発明の繊維は、上記特性を有すると同時に特別な繊維
構造、即ち(100)面での結晶サイズが50〜100
人の範囲内にあり且つ(010)面の結晶サイズが65
〜100人の範囲内になければならない、これらの範囲
を1つでもはずれると、充分な防汚性及びその耐久性を
発揮し得ない。かかる繊維構造を得る方法として下記の
方法が有効である。即ち、前記改質ポリエステルから通
常の紡糸方法で得た糸を強く熱処理することによって得
られる。ポリエステルにおいて通常その紡糸速度は10
00m/分程度であり、更に延伸工程を加えてその力学
特性を確保することが一般になされている。しかるに、
この方法を前記改質ポリエステルに採用するとき、その
ままでは上記繊維構造には達し得す、更に充分な熱処理
が必要である0例えばポリエチレンテレフタレートの場
合その結晶化が160℃を超える温度で始まり、175
℃を超えると顕著になる。従って175℃を超える温度
、好ましくは180℃以上、更に好ましくは190℃を
超える温度で糸又は布帛を熱処理する方法が採用される
。また、熱処理温度が、あまりに高くなると、繊維特性
が悪化するようになるので、240℃以下が好ましく、
特に220°C以下が好ましい。布帛に対する熱処理は
アイロンによる皺のばしのための加熱と同時に行なうこ
とも出来る。糸の場合には延伸ローラや熱プレートの上
で175℃を超える温度、更に好ましくは190℃を超
える温度で充分に時間をかけて熱処理することによって
上記の好ましい繊維構造を得ることが出来る。更に熱処
理を定長又は弛緩の状態の熱処理と組合せた場合より好
ましい繊維構造を得ることが出来る。
熱処理時間は、処理温度によって異なり、処理温度を’
f’(’C)とし、処理時間をt(秒)とすると下記式 %式%) を満足する範囲にするのが好ましい、1000/ (T
−175)2未満の時間では前記繊維m造になり難く、
30000 / (’r’ −175)2より長時間に
なると繊維特性が悪化するようになる。特に好ましいの
は、3000/ (T −175)2以下の時間である
次に、本発明において、加工剤として使用されれるポリ
アルキレンオキシドを共重合成分とするポリエステル、
ポリアミドまたはポリエステルアミド(^)とは、アジ
ピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、5−アルカリメ
タル(ナトリウム、カリウム)スルホイソフタル酸、ジ
フェニルジカルボン酸などのジカルボン酸およびこれら
のエステル、ρ−β−ヒドロキシエトキシ安息香酸およ
びそのエステルなどのヒドロキシカルボン酸化合物、エ
チレングリコール、ジエチレングリ;1−ル、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,4−シクロヘキサンジメタツール、キ
シリレングリコール、3゜2−ビス(p−β−オキシエ
トキシフェニル)プロパン、ビス(p−β−オキシエト
キシフェニル)スルホンなどのグリコール、エチレンジ
アミン。
ヘキサメチレンジアミン、フェニレンジアミン。
キシリレンジアミン、ビス(p−アミノシクロヘキシル
)メタンなどのジアミン、アミノカプロン酸、アミノラ
ウリン酸などのアミノカルボン酸。
カプロラクタム、ラウリルラクタムなどのラクタムを適
宜組み合せて得られるポリエステル、ポリアミドまたは
ポリエステルアミドの合成時に少なくとも一方の末端に
ヒドロキシル基、カルボキシル基、カルボアルコキシル
基、アミノ基などのエステルもしくはアミド形成性官能
基を有するポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキ
シド、エチレンオキシド−プロピレンオキシドコポリマ
ーの如きポリアルキレンオキシド類を添加共重合せしめ
て得られるポリマーを意味する。これらのポリマーは公
知の方法により得ることができるが、特に好ましく用い
られるのは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジ
メチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレート、ポリ−p−エチレンオキシベンゾエートなど
およびこれらを主成分とするポリエステル、ナイロン6
゜ナイロン12.ナイロン66、ナイロン610などお
よびこれらを主成分とするポリアミドの合成時にポリア
ルキレンオキシド類を添加共重縮合せしめて得られるポ
リマーである。そしてポリアルキレンオキシドは分子量
500〜1o、oooのらのをポリマー(^)中の含量
が0.1〜50重量%となるように共重合するのがよい
中でも防汚性および吸汗性の面で前記の改質ポリエステ
ルとの組合せで特に効果が優れるのはテレフタル酸、イ
ソフタル酸などを単独もしくは併用した芳香族ジカルボ
ン酸又はその低級アルキルエーテルとエチレングリコー
ル、プロピレングリコール1ブチレングリコールなとl
−lo  (C)[2)n −01−1の一般式(ただ
し!lは2〜4の整数)で表わされるアルキレングリコ
ール、あるいは、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコールなど一般弐〇 −(OR) m−0l−
1(ただしRは炭素数2〜4のアルキレン基でありmは
10〜250の整数である) で表わされるポリアルキレングリコールとのブロック共
重合体であり少数の具体例を挙げるとテレフタール酸/
アルキレングリコール/ポリアルキレングリコール、テ
レフタール酸メチル/アルキレングリコール/ポリアル
キレングリコール、イソフタール酸/アルキレングリコ
ール/ポリアルキレングリコール、テレフタール酸/イ
ソフタール酸/アルキレングリコール/ポリアルキレン
グリコール等があるが、これらに限定されるものではな
い。
これらのブロック共重合体の各成分のモル比は前記−数
式の化合物:アルキレングリコール:ポリアルキレング
リコール=1:2〜3:1〜31が防汚性の点から好ま
しい。
なお該ブロック共重合体は非イオン系もしくはアニオン
系の界面活性剤、好ましくは分子中にエチレンオキサイ
ドを含む非イオン系部分と、アニオン系部分を同時に有
する界面活性剤を用い、水に分散させるとよい。
付与方法としては、パッド−ドライ法、パッド−スチー
ム法、ならびに浴中で処理する方法などいずれの方法を
採用しても良い。
パッド−ドライ法の場合、パッド後、80℃以上好まし
くは100℃以上の温度で乾燥し、次いで140〜17
0℃で30秒〜2分間熱処理する。
パッド−スチーム法の場合、パッド後80℃以上好まし
くは100℃以上の温度で2〜60分間処理する。
浴中処理法では、60〜135℃の洛中で30〜60分
間処理する。
付与量としては、被処理物に対して、該化合物が純分換
算で0.05%ovtf以上、好ましくは0.3〜2%
owfが効果的経済的に適している。
[作用] このようにして得られた改質ポリエステル繊維の吸汗・
防汚性が従来の素材に比較して優れた水準にある理由は
、その全容が解明されていないが、次のようなメカニズ
ムに因ると推定される。
ポリエステルは親油性であることはよく知られている(
疎水性)、そのために油性の汚れに対しては親和力を発
揮し、繊維内に吸着し易く、洗濯(即ち水により汚れを
落とす)しても油性成分は繊維外に押出されず、汚れ更
には黒ずみとなって繊維内に残留することとなる。とこ
ろで油性汚れは′m維に対して均一に吸着されるのでは
ない1例えばポリエステルの結晶部分は、その分子間距
離が短く、コンパクトであるがなめに数人の結晶格子の
間に油性成分が侵入することはありえない。
一方非晶部分や結晶ミセル間のすき間部分では、ポリエ
ステルの分子の密度は低く、ポリエステルの親油性とあ
いまって容易に油性成分は繊維間に侵入することが出来
る。
従って、油性成分の繊維内への侵入を防止するには、こ
れらの非晶部分や結晶ミセルのすき間をいかに効率よく
親水化することにあると考えるにいたった。
そこで親水性成分であるポリオキシアルキレングリコー
ルのポリエステルへの存在状態について検討を重ねた。
まず、その両末端を活性水素を有しない基で封鎖したポ
リオキシアルキレングリコールをポリエステルに混合し
てその防汚効果を確認したところ防汚性を示した。とこ
ろが着用、洗濯を繰り返すうちにその性能は急激に悪化
してしまい、耐久性の上で問題があることが判明しな。
そのメカニズムを明らかにするなめに、洗浄水、更には
高圧沸騰水中へのポリオキシエチレングリコールの分析
を行ったところ、容易にポリオキシアルキレングリコー
ルが水によって抽出されてしまうことか判明しな。−万
両末端に活性水素を有する基を持つポリオキシエチレン
グリコールをポリエステルの中に配合したところ容易に
共重合がおこり、前述した製糸方法を採用しても好まし
い繊維構造にすることが困難であり、防汚性にも劣って
いた。
防汚性に劣る理由は、ポリオキシアルキレングリコール
がポリエステル中に完全にランダムに共重合されたなめ
、ポリオキシアルキレングリコールを効果的に非晶部に
集めることが出来ないためと推定される。
最近、ブロックコポリマーやグラフトコポリマーの如く
その構成成分を2極にブロック化したポリマーの利用が
検討されている。例えば「表面」第22巻6号297頁
(1984)や「工業材料」第33巻12号46真に述
べられているようにこれらのポリマーを高分子活性剤や
、高分子表面改質に応用しようとする研究が盛んに行わ
れるようになってきた。
親水性のポリオキシアルキレングリコールと親油性のポ
リエステルをブロックで共重合すること、即ち片末端が
活性水素を有する基であり、他方の末端が活性水素を有
しない基で封鎖されているポリオキシアルキレングリコ
ール(PAG)とポリエステル(PF、)とを共重合し
た場合、PAG−PE−PAG又はP A G −P 
Rの分子が大量のPEの中に存在する形となる。PAG
分子はPAGで集合しやすくなるためポリマーにおいて
ポリオキシアルキレングリコールの多い領域とポリエス
テルの多い2つの領域に局在化し易いことを示す(高分
子活性剤ミセル構造)。これは次の表に示すポリマー特
性によっても知ることが出来る。
第  1  表 PE’r”:ポリエチレンテレフタレートP E c’
:ポリオキシエチレングリコールここでTg及びI”m
はDSC(示差熱量計)で測定されたガラス転移点及び
溶融温度を示す、llO,1,2のPEGを共重合した
P E ”I”のガラス転移点は63℃であり低温にお
いて分子運動が可能であり、1103.4のポリエステ
ルはブレンドのガラス転移点とはことなる。PEG (
分子!2000)が室温で液体状態であることを合わせ
て考えてみると、′rgの低さはポリオキシエチレング
リコールの共重合によるものと推定される。一方溶融温
度′rmをみてみるとNo、 1のみ247℃と低く、
他は253℃と高い、特にNo、 2の片末端のみ活性
水素を有するPEGを共重合したP E’I”は低温で
鋤きやすい成分とポリエステルとが完全に2つに分雛し
た形で存在している。即ち高分子滑性剤ミセル#1造を
容易に形成しているポリマーといえる。このような片末
端が活性水素を有する基であり、他方の末端が活性水素
を有しない基で封鎖されたポリオキシアルキレングリコ
ールを共重合したポリエステルを用い、特定な製糸法を
採用することによって、従来期待できなかったような高
い耐久性のある防汚性ポリエステル繊維が得られること
を見出し、本発明に至った。ポリエステル成分を結晶ブ
ロックに、ポリオキシアルキレングリコール成分を非晶
部に集めるには、ポリエステル成分の結晶化を促進する
のが有効である。一方、ポリオキシアルキレングリコー
ルは分子Ik500〜5000では室温でさえ液体又は
ワックス状で、非品性であるなめ、2つの成分を分離さ
せてミセル構造をつくるには、ポリエステル成分の結晶
化が好ましい、この手段として前述のような熱処理を行
なうのが有効であるが、驚くべきことに本発明における
ポリマーでは、このような手段がさらに有効に作用する
ことが判明し、ポリマーと製糸方法の相乗的結果が作用
することが判明した。即ち、固有粘度が同一のポリマー
において同一条件下で製糸を行い第1表の1〜4のポリ
マーについてその繊維構造を比較したところ、本発明に
おけるポリマー即ちハ末端のみ活性水素を有するPEG
 (ポリオキシエチレングリコール)を共重合したポリ
エチレンテレフタレート(PET)を用いた繊維は、1
lHff的には、結晶化度が高く、結晶サイズも大きく
、まな配向度を示す複屈折率へ〇及び比重はかえって小
さな値となり、これらから大きな完成度の高いPETの
結晶と、かなり乱れた結晶部に大きく分かれた構造にな
っていることが判る。更にポリエステル成分の結晶化を
促進するような強い熱処理を付与することによって上記
構造をより充分にとることが出来る。このように前記改
質ポリエステルを用い且つ充分に結晶化することによっ
てポリエステル結晶−ポリオキシアルキレングリコール
非晶と繊維の中でポリマーの相分離、即ちミセル構造を
効率よく形成することが出来る。従って、油・iの汚れ
成分がポリエステル繊維に侵入しようとするとき非晶部
分に存在する親水性のポリオキシアルキレングリコール
成分によってその侵入をはばまれ、水による洗濯によっ
て容易に繊維から雛れるというメカニズムが働く。
一方、親水化処理として知られるポリアルキレンオキシ
ドを共重合成分とするポリエステル、ポリアミドまたは
ポリエステルアミドにより前記改質ポリエステル繊維を
処理すると、洗濯耐久性の良好な吸汗性が得られるのみ
ばかりか、従来のポリエステル繊維への処理したもので
は得られなかつた熱処理をした後も、依然として優れた
吸汗性が得られる。これは、前述のごとく、本特許に用
いる改質ポリエステル繊維では非晶部分に親水性のポリ
オキシアルキレンクリコール成分が存在するために、ポ
リアルキレンオキシドを共重合成分とするポリエステル
、ポリアミドまたはポリエステルアミドよりなる親水性
処理剤で処理すると、お互いの親和力のなめに、前記の
親水性処理剤が積極的に付着、更に非晶部分や結晶ミセ
ル間隙に侵入しやすくなるとともに洗濯処理に加えて熱
処理をくり返してら、親水性処理剤が雛脱しにくくなり
耐久性のある吸汗性が得られるものと考えられる。
したがって、このようなポリエステル布帛を用いて形成
したユニフォームは、吸汗性、防汚性の性能を併せもち
、かつ、その後の選択処理や熱処理にも耐え得る、従来
得られなかった新規なものとなるのである。
[実施例] 以下に実施例をあげて本発明を更に説明する。
実施例中の部及び%はそれぞれ重量部及び重置%を示す
、ポリマーの極減粘度[η]は35°Cのオルソクロル
フェノール溶液で測定した値から求め、軟化点(SP)
はベネレーション法で測定した。
実施例のうちの繊維′j11造及び汚染処理、汚染率の
求め方は下記の方法を採用する。
(1)結晶サイズ 理学電機製X線回折装置RAI)−IfiA型を用い、
サンプルを繊維試料台に固定し、ゴニオメータ−のマウ
ント上に垂直方向にセットする6回折角2θ=10°か
ら40°の回折を測定する。
子午線方向の回折の最低点を直線で結び、これをベース
に(100)面及び(0101面の回折ピークの半値巾
Bを求める。(100)面及び(010)血の結晶サイ
ズを次の式によって求める。
結晶サイズD=λ/ (FW7■)xcosθAは補正
係数、bは補正角 λはX線の波長で1.5481Aを使用B:半価rl (丸首株式会社発行「X線結晶学」仁田勇監修を参照) (2)汚染性 (1)汚染処理 下記組成の汚染液300ccをカラーペット染色試験機
(日本染色機械製)のポットに入れ、この中にホルダー
にはさんだ10c++X13anの織物を浸漬させ、5
0°Cで100分間撹拌処理した。
汚染液組成 本下記混合物を人口汚れ液とする 処理後、軽く水洗した後、試料を濾紙の間にはさんで余
分の汚染液を除いた。このような汚染処理、水洗および
余分の汚染液を除く処理を4回繰り返した。
次に汚染した試料を家庭洗濯機の弱粂件でマルセル石け
んを2g/!含む40°Cの温湯中で10分間洗濯した
0次いで下記方法により織物の汚染度を求めた。
(n)  汚染度の求め方 マクベスM S−2020(InstruIllent
al Co1ourSustans Li1ited製
)を用い、常法によりCIE表色計のE*を求め、汚染
度(△E)を下記により計算した。
汚染度(ΔE亨)−Ex  E2 (El :汚染前のE、E2:汚染処理後のE)(31
吸汗性 J I S  L−1096A法(滴下法)に準する。
(4)洗濯処理 洗濯は下記条件にて行った後、吸汗性・防汚性を前記の
方法で測定し洗濯処理後の性能とした。
[洗濯粂件コ 家庭用電気洗濯n(ナショナルNA−68OL)を用い
、新酵素ザブ(右下石鹸)2r/l溶液を30!(浴比
1:30)入れ、テスト布を入れて40°Cで10分間
自動うす巻き水流にて洗濯する。
その後脱水し、40℃の温水30!で5分間湯洗、脱水
し、次いでオーバーフロー水洗を10分間行ない、脱水
し、乾燥した。尚耐久性試験は上記洗濯をL−1としこ
れをL−100までくり返し、そめ後風乾しな。
(5)熱処理 熱風乾燥機中で、170’Cの温度で1分間処理し、こ
れを熱処理1回とした。
従って洗濯〜熱処理のくりかえしとは上記の洗濯を1回
行った後に熱処理を1回行い、これを洗濯〜熱処理1回
としこの組合せ処理を50゜100回くりかえしな。
実施例1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
0部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸
ジメチルに対して0.066モル%)及び整色剤として
酢酸コバルト4水塩0.(109部(テレフタル酸ジメ
チルに対して0.007モル%)をエステル交換化に仕
込み、窒素ガス雰囲気下4時間かけて140℃から22
0℃まで昇温して生成するメタノールを系外に留去しな
がらエステル交換反応させた。
エステル交換反応終了後、安定剤としてリン酸トリメチ
ル0.058部(テレフタル酸ジメチルに対してo、o
soモル%)加えた。次いで10分後に二酸化アンチモ
ン0.04部(テレフタル酸ジメチルに対して0.02
7モル%)を添加し、同時に過剰のエチレングリコール
を追出しながら240°Cまで4温した後重合缶に移し
た6重合缶りこ平均分子!2000のポリオキシエチレ
ングリコールモノメチルエーテルを4部添加した後、1
時間かけて760 mmtl(Iから1部mtl(lま
で減圧し、同時に1時間30分かけて240℃から28
0°Cまで昇温しな。1mm1l(l以下の減用下重合
温度280℃まで更に2時間重合した時点で酸化防止剤
としてイルガノックス1010 (チバガイギー社製)
0,4部を真空上添加し、その後更に30分間重合した
。得られたポリマーを常法に従ってチップ化した。
得られたチップを常法により乾燥後孔径0.3+wmの
円形紡糸孔を48個穿設した紡糸Ul金を使用して28
5°Cで溶融紡糸し、次いで最終的に得られる延伸糸の
伸度が30%になる延伸f&率で84℃の加熱ローラー
と180℃のスリットヒーターを使って延f申熱処理し
て150デニール/48フイラメントの延伸糸を得た。
得られたポリエステルフィラメント糸を仮撚加工し平i
ia物に製織し、次いで常法により、リラックス精練を
施した後190℃で熱処理した。
次いで、蛍光染料としてMikawhite^rNf三
菱化成(ll製)を2%owf CH、COOH0,2
cc/ l浴比1:30の洛中でで130℃、 30分
間染色を行い、乾燥した。
一方、ジメチルテレフタレートとジメチルイソフタレー
1〜とをモル比80:20で合計150部、エチレング
リコール120部およびポリエチレングリコールモノフ
ェニルエーテル(平均分子J13100)340部(全
酸成分に対するモル比1/7)を混合し、少量の触媒を
添加し、常圧で175〜235℃において180分間反
応させてほぼ理論量のメタノールを留去してエステル交
換反応を完了させた9次いでこれに少量の燐酸エチレン
グリコール溶液を添加した後、5IuIH!IIの減圧
下で230〜260°Cにおいて20分間、続いて0.
05〜0.1關+1(]で275℃において40分子m
反応させ得られた重合体を直ちに常温の水中に撹拌しな
がら投入して約10%の水分散液とした。なおこの重合
体の30℃におけるフェノール・テトラクロロエタン(
6:4)1%溶液中の相対粘度は1.40であった。
この水分散液10部、および水90部よりなる液に、前
記の如く準備した蛍光染色加工した改質ポリエステルよ
りなる織物を浸漬し、絞り率100%に絞り温度・80
℃で5分間乾燥してから、170°Cの温度で30秒間
熱処理し、水洗乾燥しな。得られた布帛を用いて白色ユ
ニフォームを作成した。
実施例2 実施例1と同様にして改質ポリエステルよりなる織物を
準備した。この織物を実施例1で得た重合体の10%分
散液10%owf 、蛍光染料として旧kawhite
 ATN2%owf及びCH3CO0Hを0.2cc 
/!含む浴比1:30の浴に浸漬し、浴比1:30で、
常温からよく撹拌しながら徐々に昇温し、130℃の温
度で30分間処理した。処理後水洗、乾燥の後、温度1
70℃で30秒間熱処理した。この織物を用いて実施例
1と同様に白色ユニフォームを作成した。
比較例1 実施例1において、平均分子ffi 2000のポリオ
キシエチレングリコールモノメチルエーテルの添加量を
10部にアップし、さらに他の条件は実施例1と全く同
じ方法で得たポリエステルよりなる1i1′$Aを作成
し、かつ実施例1と同一条件で染色及び加工し、白色ユ
ニフォームを作成した。
比較例2.3 ポリエチレンテレフタレートよりなるポリエステルフィ
ラメント仮撚加工糸150デニール/48フイラメント
を用いて、実施例1と同様の織物を製織し、次いで実施
例1及び実施例2と同様に染色及び加工し、それぞれを
比較例2.3とし、それぞれに白色ユニフォームを作成
しな。
比較例4,5 実施例1と同様にしてて得たポリエステルよりなる織物
を作成しリラックス精練・熱処理染色・熱処理しただけ
のものを比較例4として、またポリエチレンテレフタレ
ートよりなるポリエステルフィラメント仮撚加工糸15
0デニール/48フイラメントを用いて実施例1と同様
にa物を製織し、リラックス精練・熱処理染色・熱処理
したものを比較例5としそれぞれ用いて白色ユニフォー
ムを作成しな。
実施例1.2比較例1,2,3,4.5のそれぞれにつ
き吸汗性及び防汚性の評価レベルを表2に示しな。
第2表 第2表より明らかなように実施例1.2は防汚性に優れ
ると共に、吸汗性にも優れ洗濯のみならず熱処理を繰返
しても良好なレベルのものが得られた。一方比較例1は
、ポリオキシエチレングリコールモノメチルエーテルの
添加量が多すぎるため、防汚性には優れるが、吸汗性は
かえって悪くなることを示しており、又比較例2,3は
、ポリエチレンテレフタレートよりなるポリエステル布
帛を加工しただけのものであるため、吸汗性・防汚性が
洗濯後に熱処理を繕したものは、著しく性能低下・をき
たし、満足のいくレベルが得られないことを示している
比較例4は、ポリオキシエチレングリコールモノメチル
エーテルを4部添加した改質ポリエステルのみでは防汚
性は優れるが、吸汗性能はないことを示している。
比較例5は、ポリエチレンテレフタレートのみのもので
、防汚性・吸汗性共に極めて不良のレベルとして示され
ている。
[発明の効果] 本発明のユニフォームは、洗濯頻度の高い場合に、特に
その特徴が発揮され、何度洗濯・熱処理を繰り返しても
防汚性・吸汗性が保持されてかっ、油汚れが洗濯で除去
されやすく、洗濯による黒ずみが起こらない、このため
、本発明のユニフォームは、洗濯・アイロン処理の頻度
の極めて高いリネンサプライに代表される業務用途で防
汚性・吸汗性が要求されるユニフォームとして特に有効
である。
尚、本発明のユニフォーム使用する布帛は改質ポリエス
テル繊維の他に必要に応じて、綿、羊毛等の天然繊維、
レーヨン、アセテート等の再生繊維及びその他の合繊と
混紡、交編、交織したものを使用してもよい。
特許出願人 帝 人 株 式 会 社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エチレンテレフタレートを主たる構成単位とするポリエ
    ステルの末端の少なくとも一部に、下記一般式(1) R^1O(R^2O■_n…(1) (式中、R^1は活性水素を有しない一価の有機基、R
    ^2はアルキレン基、nは20〜140の整数である)
    で表わされるポリオキシアルキレングリコール成分を1
    〜8重量%共重合した改質ポリエステルよりなる繊維で
    あって、(100)面での結晶サイズが50〜100Å
    、(010)面での結晶サイズが65〜170Åであり
    、複屈折率が0.15以上、伸度が40%以下で且つ強
    度が4g/de以上であるポリエステル繊維を一部又は
    全部に使用し、かつ該ポリエステル繊維の表面がポリア
    ルキレンオキシドを共重合成分とするポリエステル、ポ
    リアミドまたはポリエステルアミドにより処理されてい
    る布帛により形成されていることを特徴とするポリエス
    テルユニフォーム。
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