JPH0235466Y2 - - Google Patents

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JPH0235466Y2
JPH0235466Y2 JP1982164967U JP16496782U JPH0235466Y2 JP H0235466 Y2 JPH0235466 Y2 JP H0235466Y2 JP 1982164967 U JP1982164967 U JP 1982164967U JP 16496782 U JP16496782 U JP 16496782U JP H0235466 Y2 JPH0235466 Y2 JP H0235466Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
mold
pipe joint
sleeve portion
accommodated
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JP1982164967U
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JPS5968925U (ja
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スリーブ部分とねじ部分とを有する
管継手のスリーブ部分の外周壁面に合成樹脂ライ
ニング層を被覆形成する合成樹脂被覆金型の改良
に関するもので、その目的とするところは管継手
のセツト作業が容易に出来て、しかも上記ねじ部
分や合わせ金型が損傷から確実に保護されると同
時に、ライニング層の端縁部にバリの発生するこ
とのない管継手の合成樹脂製ライニング層形成金
型を提供することにある。
管継手の外周壁面に合成樹脂を被覆形成して防
錆処理を施した管継手は近年、地中埋設管の接続
用継手などとして使用されて来ているが、このよ
うな管継手を形成する合成樹脂ライニング層形成
金型としては第1図に示すようなものがすでに公
知である。
すなわち、第1図はセツトピン6bを凹部7b
に嵌合させることによつて重合わせ時の位置合わ
せを正確に行うようになされた上下一対の合わせ
金型6,7を示しており、鋳造された管継手5は
その両端部分に捨子8,8を装着させ、この捨子
8,8により管継手5の両端部を支持するように
して金型6,7内腔所6a,7a内に収容される
ようになつており、金型6,7を加圧プレスし
つゝ金型6,7の内腔所6a,7a内の管継手5
の外周壁面5aで囲まれたスリーブ部分の空隙9
内に合成樹脂を射出充填させることによつて管継
手5のスリーブ部分の外周壁面5aに合成樹脂ラ
イニング層が形成されるようになつている。
しかしながら、このような金型6,7を用いて
管継手5に合成樹脂ライニング層を被覆形成する
には、管継手5のねじ部の形成された両端部分に
捨子8,8を逐一螺装させてから管継手5を内腔
所6a,7a内で支持して金型6,7内にセツト
しなければならないためその作業は一般に面倒で
あつた。
また、金型6,7内における管継手5は合成樹
脂の被覆形成時に捨子8,8により支持されてい
るだけなので合成樹脂ライニング層の端縁に合成
樹脂が漏れ出てバリが発生じやすく、時として捨
子8,8と管継手5の間に合成樹脂が侵入して捨
子8,8の取外しを困難にしたり、あるいはライ
ニング層の適正に被覆されていない不良品を発生
せしめるようなことも度々あつた。さらに、射出
成型時には金型6,7が加圧プレスされるため、
捨子8,8の装着が不完全な場合には、管継手の
ねじ部分と金型6,7とが干渉してねじ部分や金
型が損傷するなど、のゆゝしき事態を引き起すな
どの問題も生じていた。
そこで、本考案は上記に鑑みてなされたもの
で、以下に添付図と共にその望ましい実施例につ
いて説明すると、1,2は本考案合わせ金型の
上、下型であり、この各々は管継手に応じた形状
の内腔所1a,2aを有しており、上型のセツト
ピン1cを下型の嵌合穴2cに嵌合させて重合わ
せ結合されるようになつている。
3,3は2つの割状の喰切板で、その各々は金
属製となつており第3図及び第4図に示すように
管継手5の合成樹脂の被覆される外周壁面5aに
応じた半円状のテーパエツジ3a,3aを有して
おり、管継手5の外周壁面5aの合成樹脂被覆層
の端縁となる部分には、テーパエツジ3a,3a
の先端平坦部3b,3bをその傾斜面3c,3c
が管継手5のスリーブ部分の外側に位置するよう
にして切り立たせることにより管継手5の両端部
分をその上下より挾持して金型1,2の内腔所1
a,2a内で管継手5を支持するようにされてい
る。このようにして管継手5の喰切板3,3で支
持させた状態では、管継手5のねじ部分が金型
1,2と非接触状態でその内腔所に収容される。
先端に平坦部3b,3bの形成されたテーパエツ
ジ3a,3aを有した喰切板3,3の傾斜面3
c,3cを第2図に示すように外側に対向させて
管継手5のスリーブ部分の合成樹脂被覆層の端縁
となる部分の外周壁面5aの上下より隙間を生じ
ないように垂直に切り立たせるため金型1,2の
内腔所1a,2aの挿着溝1b,1bに挿着され
ている。
尚、このような喰切板は例えば第5図及び第6
図に示すように、半円状のテーパエツジ3aと対
向する側に切欠部3dを形設したものでもよく、
このような喰切板3を使用する場合は、管継手5
に公差内の誤差がある場合等に喰切板3の撓と弾
性変形を容易にし、そのバネ効果により誤差を吸
収できるという利点があるので特に有益である。
しかして、本考案の金型1,2に管継手5をセ
ツトするには、金型の上、下型の内腔所1a,2
a内にあらかじめ挿着された喰切板3,3によつ
て管継手5のスリーブ部分の合成樹脂被覆層の形
成される該覆層の端縁が挾持されるようにセツト
し、しかる後に内腔所1a,2a内の喰切板3,
3と管継手5の外周壁面5aのスリーブ部分に生
じる空隙4内に合成樹脂を射出充填させればよ
い。
また、合成樹脂の被覆層の形成にあたつては、
管継手5を金型1,2内に収容させて合成樹脂ラ
イニング層を形成する前にあらかじめ、管継手5
の外周壁面5aに合成樹脂粉体を吹き付けて予備
被覆を施してから合成樹脂ライニング層を形成し
てもよく、この場合には合成樹脂ライニング層の
管継手5の外周壁面5aへの密着性を良好にする
だけでなく、金型1,2内に合成樹脂を射出成型
させる時に予備被覆層の存在により管継手5の外
周壁面5aが損傷するのを有効に防止でき、しか
も合成樹脂の漏れ出しを効果的に防止できる。
以上、詳述したように、本考案金型によれば、
従来の金型のように捨子を用いる必要がないので
管継手のセツト作業が容易で、捨子の装着、取外
しによる面倒な手間はなく、しかも管継手をセツ
トした状態では、一対の喰切板によつて支持され
た管継手のねじ部分が合わせ金型と非接触状態で
その内腔所に収容されるため、合わせ金型を加圧
プレスして管継手のスリーブ部分に合成樹脂ライ
ニング層を射出成形しても、そのねじ部分と合わ
せ金型とが干渉してねじ部分や合わせ金型が損傷
するといつた事態を生じることがない。
したがつて、管継手の外周壁面に合成樹脂ライ
ニング層を形成する場合の製造効率が頗る良好で
あり、精度の良い合成樹脂ライニング層を形成出
来る。
また、テーパエツジを有した喰切板で管継手の
外周壁面の両側部を支持し、合成樹脂被覆層の端
縁より外側に合成樹脂が漏出しないようにしてい
るので、合成樹脂ライニング層の端縁に生じがち
なバリの発生がほとんどない。
なお、本考案は前述した実施例のみに限られる
ものではなく、他形状の管継手或いは類似の管継
手に応じて適宜変形して実施可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例の金型に管継手を収容した状
態を示す縦断面図、第2図は、本考案金型の管継
手を収容した状態を示す一実施例縦断面図、第3
図は、喰切板の一例を示す図、第4図は第3図の
−線断面図、第5図は、喰切板の他の例を示
す図、第6図は第5図の−線断面図である。 符号の説明、1,2……合わせ金型、3……喰
切板、4……空隙、5……管継手、1a,2a…
…その内腔所、3a……テーパエツジ、5a……
その外周壁、3b……その傾斜面、3c……その
平坦部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スリーブ部分とねじ部分とを有する管継手に応
    じた形状の内腔所を有する合わせ金型を、その内
    腔所に上記管継手を収容させた状態で重合わせる
    と共に、その内腔所に収容された上記管継手のス
    リーブ部分の外周壁面に射出成形によつて合成樹
    脂を被覆させるようにした管継手の合成樹脂ライ
    ニング層形成金型に於て、 上記金型の内腔所に収容された管継手のスリー
    ブ部分の合成樹脂被覆層の端縁となる部分を支持
    し、かつ先端に平坦なテーパエツジの形成された
    2つの割状の一対の金属製の喰切板が上記合わせ
    金型に設けられ、合わせ金型を重合わせた状態で
    は、一対の喰切板が上記スリーブ部分の合成樹脂
    被覆層の端縁となる部分を支持すると同時にその
    スリーブ部分を挾んで対向するように上下より突
    き合わされ、かつ各々のテーパエツジの傾斜面が
    上記スリーブ部分の外側に対向するようになされ
    ていると共に、一対の喰切板で支持された上記管
    継手のねじ部分が合わせ金型と非接触状態で上記
    内腔所に収容されるようにしたことを特徴とする
    管継手の合成樹脂ライニング層形成金型。
JP16496782U 1982-10-30 1982-10-30 管継手の合成樹脂ライニング層形成金型 Granted JPS5968925U (ja)

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JP16496782U JPS5968925U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 管継手の合成樹脂ライニング層形成金型

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JP16496782U JPS5968925U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 管継手の合成樹脂ライニング層形成金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5968925U JPS5968925U (ja) 1984-05-10
JPH0235466Y2 true JPH0235466Y2 (ja) 1990-09-26

Family

ID=30361531

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16496782U Granted JPS5968925U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 管継手の合成樹脂ライニング層形成金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6310260Y2 (ja) * 1980-05-19 1988-03-28

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Publication number Publication date
JPS5968925U (ja) 1984-05-10

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