JPH0747676Y2 - 防蝕曲管継手 - Google Patents
防蝕曲管継手Info
- Publication number
- JPH0747676Y2 JPH0747676Y2 JP11604489U JP11604489U JPH0747676Y2 JP H0747676 Y2 JPH0747676 Y2 JP H0747676Y2 JP 11604489 U JP11604489 U JP 11604489U JP 11604489 U JP11604489 U JP 11604489U JP H0747676 Y2 JPH0747676 Y2 JP H0747676Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- synthetic resin
- curved pipe
- joint
- corrosion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、金属製エルボ継手の内面が合成樹脂層で被覆
された防蝕曲管継手に関する。
された防蝕曲管継手に関する。
(従来の技術) 上水道などの給水ラインでは、従来から赤水の発生を防
止するために鋼管の内面が合成樹脂層で被覆されたライ
ニング管が使用されている。
止するために鋼管の内面が合成樹脂層で被覆されたライ
ニング管が使用されている。
このライニング管の接続には、例えば第2図に断面図で
示した如く、金属製エルボ継手1の端部の雌ねじ11を除
く継手内面が合成樹脂層2で被覆され、該合成樹脂層2
から延出した筒状体21と前記雌ねじ11との間に所定の間
隔をもつた空隙部3が形成された防蝕曲管継手が使用さ
れている。
示した如く、金属製エルボ継手1の端部の雌ねじ11を除
く継手内面が合成樹脂層2で被覆され、該合成樹脂層2
から延出した筒状体21と前記雌ねじ11との間に所定の間
隔をもつた空隙部3が形成された防蝕曲管継手が使用さ
れている。
一般に、この防蝕曲管継手は、第3図に断面図で示した
如くエルボ継手1内に内型4、5をセツトして内筒型4
1、51でエルボ継手1の雌ねじ11を覆うと共に、コア部4
2、52とエルボ継手1の内周面との間にキャビテーを形
成して該キャビテー内に溶融樹脂を射出し、この合成樹
脂層2がある程度硬化するのを待ってから内型4、5を
抜き出して製造していた。
如くエルボ継手1内に内型4、5をセツトして内筒型4
1、51でエルボ継手1の雌ねじ11を覆うと共に、コア部4
2、52とエルボ継手1の内周面との間にキャビテーを形
成して該キャビテー内に溶融樹脂を射出し、この合成樹
脂層2がある程度硬化するのを待ってから内型4、5を
抜き出して製造していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来継手を前述した方法で製造した
場合、第2図に断面図で示した如くエルボ継手1の湾曲
した内側コーナ部側の合成樹脂層22が外側コーナ部側の
合成樹脂層23よりもかなり肉厚となる。このため、射出
した溶融樹脂がある程度硬化するのを待って内型4、5
を抜き出したときに、外側コーナ部側の合成樹脂層23は
硬化しているものの、内側コーナ部側の合成樹脂層22は
いまだ軟化状態にあることがある。この場合、内側コー
ナ部側の合成樹脂層22が硬化したときに収縮して筒状体
21が第2図に矢印×で示した方向に移動し、該筒状体21
が偏芯してエルボ継手1の外側コーナ部側の間隙aが内
側コーナ部側の間隙bよりも大きくなる。
場合、第2図に断面図で示した如くエルボ継手1の湾曲
した内側コーナ部側の合成樹脂層22が外側コーナ部側の
合成樹脂層23よりもかなり肉厚となる。このため、射出
した溶融樹脂がある程度硬化するのを待って内型4、5
を抜き出したときに、外側コーナ部側の合成樹脂層23は
硬化しているものの、内側コーナ部側の合成樹脂層22は
いまだ軟化状態にあることがある。この場合、内側コー
ナ部側の合成樹脂層22が硬化したときに収縮して筒状体
21が第2図に矢印×で示した方向に移動し、該筒状体21
が偏芯してエルボ継手1の外側コーナ部側の間隙aが内
側コーナ部側の間隙bよりも大きくなる。
このように、筒状体21が偏芯している防蝕曲管継手にラ
イニング管を接続したとき、外側コーナ部側ではライニ
ング管の先端部内面が筒状体21の外面と密着せず、水密
性が確保できないという問題があつた。
イニング管を接続したとき、外側コーナ部側ではライニ
ング管の先端部内面が筒状体21の外面と密着せず、水密
性が確保できないという問題があつた。
本考案は、かかる従来継手の欠点を解消したものであっ
て、水密性に優れた防蝕曲管継手を提供するものであ
る。
て、水密性に優れた防蝕曲管継手を提供するものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案の防蝕管継手は、金属製エルボ継手の端部の雌ね
じを除く継手内面が合成樹脂層で被覆され、該合成樹脂
層から延出した筒状体と前記雌ねじとの間に所定の間隔
をもつた空隙部が形成された防蝕曲管継手であつて、前
記エルボ継手の湾曲した内側コーナ部側において空隙部
の奥を深く切り込んで該内側コーナ部側の合成樹脂層を
肉薄にしたことを特徴とするものである。
じを除く継手内面が合成樹脂層で被覆され、該合成樹脂
層から延出した筒状体と前記雌ねじとの間に所定の間隔
をもつた空隙部が形成された防蝕曲管継手であつて、前
記エルボ継手の湾曲した内側コーナ部側において空隙部
の奥を深く切り込んで該内側コーナ部側の合成樹脂層を
肉薄にしたことを特徴とするものである。
(作用) 金属製エルボ継手の湾曲した内側コーナ部側において、
空隙部の奥を深く切り込んで該内側コーナ部側の合成樹
脂層を肉薄に形成してあるので、筒状体を支持している
合成樹脂層の肉厚が内側コーナ部側と外側コーナ部側と
でほぼ同一となつて冷却速度がほぼ一定し、該防蝕曲管
継手を射出成形したときに筒状体が偏芯しない。
空隙部の奥を深く切り込んで該内側コーナ部側の合成樹
脂層を肉薄に形成してあるので、筒状体を支持している
合成樹脂層の肉厚が内側コーナ部側と外側コーナ部側と
でほぼ同一となつて冷却速度がほぼ一定し、該防蝕曲管
継手を射出成形したときに筒状体が偏芯しない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例を示す防蝕曲管継手の断面図
であつて、図中の符号1は金属製エルボ継手、2はエル
ボ継手1の内面を被覆する塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン樹脂などの合成樹脂層である。前記エルボ継手1の両
端部には雌ねじ11が設けられており、内面を被覆してい
る合成樹脂層2から延出した筒状体21と雌ねじ11との間
には周方向に対して一定の間隔をもつた空隙部3が設け
られている。空隙部3はエルボ継手1の湾曲した内側コ
ーナ部側において深く切り込まれており、その軸方向の
長さL1が円周上で最大、外側コーナ部側で最少長さL2と
なるように形成されている。これによつて筒状部21を支
持している内側コーナ部側の合成樹脂層22と外側コーナ
部側の合成樹脂層23の肉厚がほぼ一定となつている。
であつて、図中の符号1は金属製エルボ継手、2はエル
ボ継手1の内面を被覆する塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン樹脂などの合成樹脂層である。前記エルボ継手1の両
端部には雌ねじ11が設けられており、内面を被覆してい
る合成樹脂層2から延出した筒状体21と雌ねじ11との間
には周方向に対して一定の間隔をもつた空隙部3が設け
られている。空隙部3はエルボ継手1の湾曲した内側コ
ーナ部側において深く切り込まれており、その軸方向の
長さL1が円周上で最大、外側コーナ部側で最少長さL2と
なるように形成されている。これによつて筒状部21を支
持している内側コーナ部側の合成樹脂層22と外側コーナ
部側の合成樹脂層23の肉厚がほぼ一定となつている。
本考案の防蝕曲管継手は、第3図に示した従来継手と同
様な射出成形によつて得られるものであるが、合成樹脂
層が硬化するときの冷却速度が内側コーナ部側と外側コ
ーナ部側とでほぼ同じとなるので、筒状体21は偏芯しな
い。
様な射出成形によつて得られるものであるが、合成樹脂
層が硬化するときの冷却速度が内側コーナ部側と外側コ
ーナ部側とでほぼ同じとなるので、筒状体21は偏芯しな
い。
従って、この防蝕曲管継手にライニング管を接続する場
合、筒状体21と雌ねじ11の間隔が周方向で一定している
ので、雌ねじ11にライニング管を螺合したときに該ライ
ニング管の先端内周面が筒状体21の外周面と均一に圧接
して水密性が確保される。
合、筒状体21と雌ねじ11の間隔が周方向で一定している
ので、雌ねじ11にライニング管を螺合したときに該ライ
ニング管の先端内周面が筒状体21の外周面と均一に圧接
して水密性が確保される。
なお、本考案の一実施例を示す第1図には、90度に折れ
曲がった金属製エルボ継手の内面を合成樹脂層で被覆し
たものを例示したが、本考案の防蝕曲管継手は曲り角度
が60度、45度等の金属製エルボ継手にも適用することが
できる。
曲がった金属製エルボ継手の内面を合成樹脂層で被覆し
たものを例示したが、本考案の防蝕曲管継手は曲り角度
が60度、45度等の金属製エルボ継手にも適用することが
できる。
(考案の効果) 本考案の防蝕曲管継手は、ライニング管の先端部を雌ね
じに螺合したときに管先端部の内周面が筒状体の外周面
と周方向に亘つて均一に圧接するので、水密性が確保さ
れる。
じに螺合したときに管先端部の内周面が筒状体の外周面
と周方向に亘つて均一に圧接するので、水密性が確保さ
れる。
第1図は本考案の一実施例を示す防蝕曲管継手の断面
図、第2図は従来継手を示す断面図、第3図は防蝕曲管
継手の製法を示す断面図である。 1……金属製エルボ継手、11……雌ねじ 2……合成樹脂層、21……筒状体 22……内側コーナ部側の合成樹脂層 23……外側コーナ部側の合成樹脂層 3……空隙部
図、第2図は従来継手を示す断面図、第3図は防蝕曲管
継手の製法を示す断面図である。 1……金属製エルボ継手、11……雌ねじ 2……合成樹脂層、21……筒状体 22……内側コーナ部側の合成樹脂層 23……外側コーナ部側の合成樹脂層 3……空隙部
Claims (1)
- 【請求項1】金属製エルボ継手(1)の端部の雌ねじ
(11)を除く継手内面が合成樹脂層(2)で被覆され、
該合成樹脂層(2)から延出した筒状体(21)と前記雌
ねじ(11)との間に所定の間隔をもつた空隙部(3)が
形成された防蝕曲管継手であつて、前記エルボ継手
(1)の湾曲した内側コーナ部側において空隙部(3)
の奥を深く切り込んで内側コーナ部側の合成樹脂層(2
2)を肉薄にしたことを特徴とする防蝕曲管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11604489U JPH0747676Y2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 防蝕曲管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11604489U JPH0747676Y2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 防蝕曲管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0355995U JPH0355995U (ja) | 1991-05-29 |
JPH0747676Y2 true JPH0747676Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31664351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11604489U Expired - Lifetime JPH0747676Y2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 防蝕曲管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747676Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-02 JP JP11604489U patent/JPH0747676Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0355995U (ja) | 1991-05-29 |
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