JPH07256697A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
- Publication number
- JPH07256697A JPH07256697A JP5697994A JP5697994A JPH07256697A JP H07256697 A JPH07256697 A JP H07256697A JP 5697994 A JP5697994 A JP 5697994A JP 5697994 A JP5697994 A JP 5697994A JP H07256697 A JPH07256697 A JP H07256697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- joint
- tubular body
- metal
- pipe joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 合成樹脂製継手の端部内面に金属製筒体の外
周面及び両端面が強固に密着嵌合して剥離することのな
い管継手を提供する。 【構成】 合成樹脂製継手１の端部内面に雌ねじ２１を
有する金属製筒体２を埋め込んだ管継手であって、筒体
２の外周面に設けた環状溝２２とローレット加工による
凹凸面２３に合成樹脂を密着嵌合させる。また、筒体２
の両端面に合成樹脂を密着嵌合さると共に、少なくとも
その片端面に設けた連続して一周する凹溝２４に合成樹
脂を没入させる。 【効果】 合成樹脂製継手の端部内面から金属製筒体が
剥離することによる内部流体の滲み出しを確実に防止で
きる。
周面及び両端面が強固に密着嵌合して剥離することのな
い管継手を提供する。 【構成】 合成樹脂製継手１の端部内面に雌ねじ２１を
有する金属製筒体２を埋め込んだ管継手であって、筒体
２の外周面に設けた環状溝２２とローレット加工による
凹凸面２３に合成樹脂を密着嵌合させる。また、筒体２
の両端面に合成樹脂を密着嵌合さると共に、少なくとも
その片端面に設けた連続して一周する凹溝２４に合成樹
脂を没入させる。 【効果】 合成樹脂製継手の端部内面から金属製筒体が
剥離することによる内部流体の滲み出しを確実に防止で
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂管と金属管とを
接続する際に使用する管継手であって、合成樹脂製継手
の端部内面に金属製筒体を埋め込んだ管継手に関する。
接続する際に使用する管継手であって、合成樹脂製継手
の端部内面に金属製筒体を埋め込んだ管継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】金属管と合成樹脂管とを接続する場合、
合成樹脂製継手の端部内面に金属製筒体を埋め込んだ管
継手が用いられている。この従来管継手の一例として、
例えば実公昭６１ー２７７０３号公報には、合成樹脂が
接する金属製筒体の外周面に二条の環状溝とローレット
加工による凹凸面を設け、また筒体の角隅部をなだらか
な曲面とすると共に、金属製筒体の奥側の端面に凹溝を
設けたインサート付合成樹脂製管継手が提案されてい
る。
合成樹脂製継手の端部内面に金属製筒体を埋め込んだ管
継手が用いられている。この従来管継手の一例として、
例えば実公昭６１ー２７７０３号公報には、合成樹脂が
接する金属製筒体の外周面に二条の環状溝とローレット
加工による凹凸面を設け、また筒体の角隅部をなだらか
な曲面とすると共に、金属製筒体の奥側の端面に凹溝を
設けたインサート付合成樹脂製管継手が提案されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来管継手は、金属製筒体の両端部が合成樹脂で挾持され
た構造とはなっておらず、合成樹脂製継手の一端部に金
属製筒体の一端部が片持ち状態で埋め込まれただけであ
るため、当該接合部に外力が作用したとき合成樹脂製継
手の端部内面から金属製筒体が剥離する虞れがあった。
即ち、この管継手の金属製筒体に金属管を強くねじ込ん
だり、接続した両方の管に曲げモーメントが作用したと
き、合成樹脂製継手の端部内面から金属製筒体が剥離
し、その隙間から内部流体が滲み出てくる危険性があっ
た。
来管継手は、金属製筒体の両端部が合成樹脂で挾持され
た構造とはなっておらず、合成樹脂製継手の一端部に金
属製筒体の一端部が片持ち状態で埋め込まれただけであ
るため、当該接合部に外力が作用したとき合成樹脂製継
手の端部内面から金属製筒体が剥離する虞れがあった。
即ち、この管継手の金属製筒体に金属管を強くねじ込ん
だり、接続した両方の管に曲げモーメントが作用したと
き、合成樹脂製継手の端部内面から金属製筒体が剥離
し、その隙間から内部流体が滲み出てくる危険性があっ
た。
【０００４】本発明は、かかる従来管継手の構造上の課
題を解決したものであって、合成樹脂製継手の端部内面
に金属製筒体の外周面及び両端面が強固に密着嵌合して
剥離することのない管継手を提供するものである。
題を解決したものであって、合成樹脂製継手の端部内面
に金属製筒体の外周面及び両端面が強固に密着嵌合して
剥離することのない管継手を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂製継
手の端部内面に雌ねじを有する金属製筒体を埋め込んだ
管継手であって、筒体の外周面に設けた環状溝とローレ
ット加工による凹凸面に合成樹脂を密着嵌合させる。ま
た、筒体の両端面に合成樹脂を密着嵌合させると共に、
少なくともその片端面に設けた連続して一周する凹溝に
合成樹脂を没入させたことを特徴とする。
手の端部内面に雌ねじを有する金属製筒体を埋め込んだ
管継手であって、筒体の外周面に設けた環状溝とローレ
ット加工による凹凸面に合成樹脂を密着嵌合させる。ま
た、筒体の両端面に合成樹脂を密着嵌合させると共に、
少なくともその片端面に設けた連続して一周する凹溝に
合成樹脂を没入させたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記の如く、合成樹脂製継手の端部内面に金属
製筒体が埋め込まれ、該筒体の外周面に設けた環状溝と
ローレット加工による凹凸面、及び筒体のの両端面に合
成樹脂が密着嵌合しているので、金属製筒体は合成樹脂
製継手の端部内面から剥離しない。また、筒体の端面に
設けた連続して一周する凹溝に合成樹脂が没入して密着
嵌合しているので、内部流体の滲み出しが確実に防止さ
れる。
製筒体が埋め込まれ、該筒体の外周面に設けた環状溝と
ローレット加工による凹凸面、及び筒体のの両端面に合
成樹脂が密着嵌合しているので、金属製筒体は合成樹脂
製継手の端部内面から剥離しない。また、筒体の端面に
設けた連続して一周する凹溝に合成樹脂が没入して密着
嵌合しているので、内部流体の滲み出しが確実に防止さ
れる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は本発明で使用する金属製筒体の一実
施例を示す半断面正面図、図２は本発明の一実施例を示
す管継手の断面図であって、図中の符号１は塩化ビニル
樹脂等からなる合成樹脂製継手、２は鋳鉄、砲金等から
なる金属製筒体である。
に説明する。図１は本発明で使用する金属製筒体の一実
施例を示す半断面正面図、図２は本発明の一実施例を示
す管継手の断面図であって、図中の符号１は塩化ビニル
樹脂等からなる合成樹脂製継手、２は鋳鉄、砲金等から
なる金属製筒体である。
【０００８】合成樹脂製継手１は一端部に受口１１を有
し、その他端部１２の内面には雌ねじ２１を有する金属
製筒体２が埋め込まれている。金属製筒体２の外周面に
は環状溝２２とローレット加工による凹凸面２３とが設
けられており、合成樹脂製継手１の境界面の合成樹脂が
環状溝２２に没入すると共に、凹凸面２３に密着嵌合し
ている。前記環状溝２２は断面Ｕ字状または蟻溝状とす
ることができ、必要に応じて筒体２の外周適所に１〜複
数本設けることができる。また、環状溝２２の幅及び深
さ寸法は筒体２の外径寸法等に応じて適宜設定すること
ができるが、一般的には幅を０．５〜２．０ｍｍ，深さ
を０．５〜３．０ｍｍに設定するとよい。
し、その他端部１２の内面には雌ねじ２１を有する金属
製筒体２が埋め込まれている。金属製筒体２の外周面に
は環状溝２２とローレット加工による凹凸面２３とが設
けられており、合成樹脂製継手１の境界面の合成樹脂が
環状溝２２に没入すると共に、凹凸面２３に密着嵌合し
ている。前記環状溝２２は断面Ｕ字状または蟻溝状とす
ることができ、必要に応じて筒体２の外周適所に１〜複
数本設けることができる。また、環状溝２２の幅及び深
さ寸法は筒体２の外径寸法等に応じて適宜設定すること
ができるが、一般的には幅を０．５〜２．０ｍｍ，深さ
を０．５〜３．０ｍｍに設定するとよい。
【０００９】また、金属製筒体２の端面には連続して一
周する凹溝２４が１〜２本設けられており、該凹溝２４
に合成樹脂が没入して密着嵌合している。この凹溝２４
は断面Ｕ字状または蟻溝状とすることができ、その幅Ｗ
及び深さＤを金属製筒体２の肉厚等に応じて０．５〜
３．０ｍｍの範囲で適宜設定すればよい。例えば、金属
製筒体２の外径を３２ｍｍ，内径を２４ｍｍとした場合
には、幅Ｗが１．２ｍｍ，深さＤが１．５ｍｍの凹溝２
４を筒体２の少なくとも片端面に１本設けておくだけ
で、内部流体の滲み出しを確実に防止できることが実験
によって確認できた。勿論、筒体２の両端面に凹溝２４
を設けておけば、より確実に内部流体の滲み出しを防止
できる。
周する凹溝２４が１〜２本設けられており、該凹溝２４
に合成樹脂が没入して密着嵌合している。この凹溝２４
は断面Ｕ字状または蟻溝状とすることができ、その幅Ｗ
及び深さＤを金属製筒体２の肉厚等に応じて０．５〜
３．０ｍｍの範囲で適宜設定すればよい。例えば、金属
製筒体２の外径を３２ｍｍ，内径を２４ｍｍとした場合
には、幅Ｗが１．２ｍｍ，深さＤが１．５ｍｍの凹溝２
４を筒体２の少なくとも片端面に１本設けておくだけ
で、内部流体の滲み出しを確実に防止できることが実験
によって確認できた。勿論、筒体２の両端面に凹溝２４
を設けておけば、より確実に内部流体の滲み出しを防止
できる。
【００１０】この管継手は射出成形によって製造される
ものであって、金型内に金属製筒体２をセットしてから
キャビテイ内に溶融樹脂を射出する。すると、該溶融樹
脂が金属製筒体２の外周面に設けた環状溝２２とローレ
ット加工による凹凸面２３に没入して密着接合し、また
筒体２の端面に設けた凹溝２４に没入して密着接合した
管継手が得られる。尚、本発明の一実施例を示す図２に
はエルボ継手を例示したが、ソケット、チーズ等の合成
樹脂製継手の端部内面に金属製筒体を埋設してもよい。
ものであって、金型内に金属製筒体２をセットしてから
キャビテイ内に溶融樹脂を射出する。すると、該溶融樹
脂が金属製筒体２の外周面に設けた環状溝２２とローレ
ット加工による凹凸面２３に没入して密着接合し、また
筒体２の端面に設けた凹溝２４に没入して密着接合した
管継手が得られる。尚、本発明の一実施例を示す図２に
はエルボ継手を例示したが、ソケット、チーズ等の合成
樹脂製継手の端部内面に金属製筒体を埋設してもよい。
【００１１】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は合成樹脂製
継手の端部内面に金属製筒体を埋め込み、該筒体の外周
面に設けた環状溝とローレット加工による凹凸面、及び
その両端面に合成樹脂を密着嵌合させたので、この管継
手の金属製筒体に金属管を強くねじ込んだり、接続した
両方の管に曲げモーメントが作用しても合成樹脂製継手
の端部内面から筒体が剥離することはない。また、金属
製筒体の端面に設けた連続して一周する凹溝に合成樹脂
が没入して密着嵌合しているので、内部流体の滲み出し
を確実に防止することができる。
継手の端部内面に金属製筒体を埋め込み、該筒体の外周
面に設けた環状溝とローレット加工による凹凸面、及び
その両端面に合成樹脂を密着嵌合させたので、この管継
手の金属製筒体に金属管を強くねじ込んだり、接続した
両方の管に曲げモーメントが作用しても合成樹脂製継手
の端部内面から筒体が剥離することはない。また、金属
製筒体の端面に設けた連続して一周する凹溝に合成樹脂
が没入して密着嵌合しているので、内部流体の滲み出し
を確実に防止することができる。
【図１】図１は本発明で使用する金属製筒体の一実施例
を示す半断面正面図である。
を示す半断面正面図である。
【図２】図２は本発明の一実施例を示す管継手の断面図
である。
である。
１ 合成樹脂製継手 ２ 金属製筒体 １１ 受口 ２１ 雌ねじ ２２ 環状溝 ２３ ローレット加工による凹凸面 ２４ 凹溝
Claims (1)
- 【請求項１】 合成樹脂製継手（１）の端部内面に雌ね
じ（２１）を有する金属製筒体（２）を埋め込んだ管継
手であって、筒体（２）の外周面に設けた環状溝（２
２）とローレット加工による凹凸面（２３）に合成樹脂
を密着嵌合させ、また筒体（２）の両端面に合成樹脂を
密着嵌合させると共に、少なくともその片端面に設けた
連続して一周する凹溝（２４）に合成樹脂を没入させた
ことを特徴とする管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5697994A JPH07256697A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5697994A JPH07256697A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 管継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07256697A true JPH07256697A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13042634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5697994A Pending JPH07256697A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07256697A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006322542A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Sekisui Chem Co Ltd | 管継手 |
| JP2007057548A (ja) * | 2006-12-04 | 2007-03-08 | Jtekt Corp | 圧力計 |
| JP2007064363A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Denso Corp | 電磁弁及びこの電磁弁を備える燃料噴射弁 |
| JP2010265955A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | Mirai Ind Co Ltd | 継手 |
| JP2017036757A (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | 株式会社ブリヂストン | 管継手 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP5697994A patent/JPH07256697A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006322542A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Sekisui Chem Co Ltd | 管継手 |
| JP2007064363A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Denso Corp | 電磁弁及びこの電磁弁を備える燃料噴射弁 |
| JP2007057548A (ja) * | 2006-12-04 | 2007-03-08 | Jtekt Corp | 圧力計 |
| JP4631844B2 (ja) * | 2006-12-04 | 2011-02-16 | 株式会社ジェイテクト | 圧力計 |
| JP2010265955A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | Mirai Ind Co Ltd | 継手 |
| JP2017036757A (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | 株式会社ブリヂストン | 管継手 |
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