JPH0755081A - ホース結合構造 - Google Patents

ホース結合構造

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JPH0755081A
JPH0755081A JP5196497A JP19649793A JPH0755081A JP H0755081 A JPH0755081 A JP H0755081A JP 5196497 A JP5196497 A JP 5196497A JP 19649793 A JP19649793 A JP 19649793A JP H0755081 A JPH0755081 A JP H0755081A
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Japan
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hose
pipe member
groove
ring
resin
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JP5196497A
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Kenichi Mitsui
研一 三井
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホースと、パイプ部材と、ホースとパイプ部材
の接続部分全周に被覆された樹脂製被覆部とからなるホ
ース結合構造において、パイプ部材と樹脂製被覆部の気
密性及び一体性を一層向上させる。 【構成】パイプ部材1はホース2が挿入されていない部
分にリング状の溝部102,123 又は切欠部122 をもち、溝
部又は切欠部には型成形時に充填されて形成された樹脂
製被覆部3のリング状凸部31,32,33が係合していること
を特徴とする。収縮の応力は、リング状凸部が溝部又は
切欠部の内壁と係合する方向へ作用するため、気密性及
び一体性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば2方向分岐ホー
ス、3方向分岐ホースなどの分岐部に利用されるホース
結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホース結合構造として、例えば特
開昭62−233591号公報等に開示されたものが知
られている。この結合構造は図6に示すように、3方向
に分岐する分岐パイプ100と、分岐パイプ100のそ
れぞれの分岐筒に挿着されたホース200と、ホース2
00と分岐パイプ100の結合部分を覆う樹脂製被覆部
300とから構成されている。
【0003】このホース結合構造を形成するには、分岐
パイプ100の分岐筒をそれぞれホース200に挿入す
る。その後それぞれのホース200と分岐パイプ100
の結合部分を金型内に配置し、成形により結合部分に樹
脂製被覆部300を形成する。このとき樹脂製被覆部3
00は、1%以上の収縮率で収縮して固化するので、そ
れぞれのホース200には縮径の力が作用する。これに
よりそれぞれのホース200は、樹脂製被覆部300と
分岐パイプ100との間で強く挟持され、高いシール圧
力が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、ホース
挿入部ばかりでなく、分岐パイプでバルブ保持部やドレ
インなどを一体的に形成しようとする試みがある。この
場合樹脂製被覆部300は、ホース200の表面を被覆
する部分では収縮力でホース200を圧縮して樹脂製被
覆部300と分岐パイプ100との間に高いシール性が
得られる。しかし樹脂製被覆部300と分岐パイプ10
0とが直接接触する部分が多くなり、樹脂製被覆部30
0の収縮力が分岐パイプ100の表面に対して直接働い
てしまう。そのため樹脂製被覆部300による収縮力で
働く応力は小さいものとなってしまい、熱サイクル試験
などを行うと、分岐パイプ100と樹脂製被覆部300
との密着力が低下し、気密性や一体性が低下するという
不具合が想定される。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、パイプ部材と樹脂製被覆部の気密性及び一
体性を一層向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のホース結合構造は、ホースと、ホースに挿入された
パイプ部材と、ホースとパイプ部材の接続部分全周に被
覆され型成形により形成された樹脂製被覆部と、からな
るホース結合構造において、パイプ部材はホースが挿入
されていない部分にリング状の溝部又は切欠部をもち、
溝部又は切欠部には型成形時に充填されて形成された樹
脂製被覆部のリング状凸部が係合していることを特徴と
する。
【0007】
【作用】本発明のホース結合構造では、被覆部の成形時
にリング状の溝部又は切欠部に樹脂が充填される。そし
て成形後の冷却時に被覆部が収縮するのであるが、溝部
又は切欠部内を充填した樹脂は二方又は三方で溝部又は
切欠部の内周面と接しているため、収縮の方向に対して
抵抗となる内周面が存在しその内周面に対して圧接され
る。したがって溝部又は切欠部の無い場合に比べて収縮
方向や密着方向が分散し、その結果溝部又は切欠部の内
周面と強固に圧接されるため、気密性及び一体性が向上
する。
【0008】
【実施例】図1及び図2に本発明の一実施例のホース結
合構造を示す。この結合構造は、繊維強化ナイロン製の
パイプ部材1と、ゴムホース2と、繊維強化ナイロン製
の被覆部3とから構成されている。パイプ部材1は図2
に示すように、それぞれホース2に挿入される一対の分
岐筒10,11と、分岐筒10及び分岐筒11と連通する筒部12
とから構成されている。
【0009】筒部12の外周表面の一部にはドレイン120
が突出し、ドレイン120 には筒部12の周壁を貫通する水
抜き穴(図示せず)が形成されている。また筒部12の内
周面には、水抜き穴の上部まで雌螺子121 が形成されて
いる。この筒部12には図示しないバルブが螺合され、そ
のバルブにより筒部12内の流体はドレイン120 から排出
可能となっている。
【0010】筒部12の先端面の周縁部には、図3に拡大
して示すように断面L字状のリング状の切欠部122 が形
成されている。また筒部12の背面には、図4に拡大して
示すようにリング状の溝部123 が形成されている。さら
に筒部12の外周表面には、ドレイン120 の周囲を1周す
る図示しない溝部が形成されている。分岐筒10,11の外
周表面には、それぞれホース抜け止め用のリング状の突
条部100 ,110 が複数個形成され、分岐筒10,11の開口
と反対側の筒部12側の端部には、ゴムホース2の挿入位
置を規制する鍔部101 ,111 がそれぞれ形成されてい
る。そして鍔部101 ,111 の周表面には、周表面を1周
するリング状の溝部102,112 がそれぞれ形成されてい
る。リング状の溝部102 ,112 は、図5に拡大して示す
ように一壁面103 ,113 が分岐筒10,11に対して垂直で
あり、他の壁面104 ,114 が一壁面に対して鋭角に交差
する断面略V字状に形成されている。
【0011】ゴムホース2は、内部に補強糸層20をもつ
補強ホースであり、自動車のバイパスホースである。被
覆部3は、ホース2が挿通されたパイプ部材1を金型内
に配置し、インサート射出成形により形成されたもので
ある。この被覆部3は、分岐筒10,11に挿通されたゴム
ホース2の端部を覆い、筒部12の外周表面を覆うととも
に、一体的に形成されたフランジ部30が分岐筒10と反対
側に延びている。そして成形時の射出圧と冷却時の収縮
により、ゴムホース2を分岐筒10,11との間で挟持し、
ゴムホース2 は強固に締結されている。
【0012】成形時には、射出された樹脂は切欠部122
,溝部123 ,溝部102 及び溝部112内を充填してリング
状凸部がそれぞれ形成され、以下のような両者の係合に
より高い気密性と一体性が得られている。切欠部122 で
は、被覆部3の収縮の力は図3に示すようにP1 とP2
の方向に作用する。したがってリング状凸部31は切欠部
122 の両壁面に圧接され、高い気密性と一体性が得られ
る。
【0013】溝部123 より内周部にある筒部12の端部表
面は、金型内でパイプ部材1を保持するために金型の保
持部が当接する部位であり、被覆部3は形成されない。
そのため、収縮の力は図4のP3 ,P4 及びP5 の方向
に作用し、溝部123 を充填したリング状凸部32は溝部12
3 の底面124 と壁面125 に圧接され、高い気密性と一体
性が得られる。
【0014】また溝部102 では、被覆部3の収縮の力は
図5に示すようにP6 とP7 の方向に作用する。この力
は壁面104 に作用し、リング状凸部33には溝部102 の内
部にさらに入り込む力が作用するため、高い気密性と一
体性が得られる。
【0015】
【発明の効果】すなわち本発明のホース結合構造によれ
ば、樹脂製被覆部とパイプ部材とが強固に一体化されて
いるため、熱サイクル試験などを行っても安定した付着
性を維持することができ高い気密性と一体性を維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のホース結合構造の断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例のホース結合構造に用いたパ
イプ部材の平面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図1の要部拡大図である。
【図5】図1の要部拡大図である。
【図6】従来のホース結合構造の断面図である。
【符号の説明】
1:パイプ部材 2:ゴムホース 3:
樹脂製被覆部 102:溝部 122:切欠部 12
3:溝部 31,32,33:リング状凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースと、該ホースに挿入されたパイプ
    部材と、該ホースと該パイプ部材の接続部分全周に被覆
    され型成形により形成された樹脂製被覆部と、からなる
    ホース結合構造において、 前記パイプ部材は前記ホースが挿入されていない部分に
    リング状の溝部又は切欠部をもち、該溝部又は切欠部に
    は前記型成形時に充填されて形成された前記樹脂製被覆
    部のリング状凸部が係合していることを特徴とするホー
    ス結合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007064341A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Toyoda Gosei Co Ltd コネクタ
JP2010101500A (ja) * 2006-02-01 2010-05-06 Seiko Epson Corp コネクタ付きチューブとその成形方法

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JP4561540B2 (ja) * 2005-08-31 2010-10-13 豊田合成株式会社 コネクタ
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