JP3341386B2 - ホース接続構造 - Google Patents

ホース接続構造

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JP3341386B2
JP3341386B2 JP22915693A JP22915693A JP3341386B2 JP 3341386 B2 JP3341386 B2 JP 3341386B2 JP 22915693 A JP22915693 A JP 22915693A JP 22915693 A JP22915693 A JP 22915693A JP 3341386 B2 JP3341386 B2 JP 3341386B2
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正己 田中
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のホースを管継手
を介して接続するホース接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、流体を主ホースから副ホースに分
流させる場合は、図5(a)に示す、主ホースと係合す
るつば1aと、副ホースと係合する円筒部1bとを備え
た管継手1を用いて主ホースと副ホースを接続すること
が行われる。すなわち、同図(b)に示すように、主ホ
ース2に予め穴4を開けておき、この穴4に、上記管継
手1のつば1aを挿入して、穴4の外側に円筒部1bの
みが突出した状態にする。そして、この円筒部1bに副
ホース3を外嵌したのち、所定の型内に上記接続部を配
置して閉型し、周囲に未加硫ゴムを充填し加硫成形する
ことにより、主ホース2と副ホース3とを管継手1を介
して一体化することができる。なお、5は加硫成形され
たゴム層、6は副ホース2を抜けにくくするために設け
られた複数の段差である。
【0003】また、上記のように主ホース2と副ホース
3とを接続するのではなく、複数、例えば3本のホース
を接続する場合には、上記円筒部1bと同様のものが三
方に突出し全体としてはT字状の管継手が用いられる。
この管継手7を用いて3本のホース8を接続し、ゴム層
5で被覆した状態を図6に示す。
【0004】さらに、ホース流路を分岐させるのではな
く、単にホース8を延長する場合には、上記円筒部1b
と同様のものが左右に突出し全体としては1本の筒状の
管継手が用いられる。この管継手9を用いて2本のホー
ス8を接続し、ゴム層5で被覆した状態を図7に示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のホース接続構造では、すでに加硫されているホース
2,3,8の周囲に未加硫ゴムを被覆し加硫成形するた
め、ホース2,3,8の表面と成形されたゴム層5との
接着力は、未加硫ゴム同士の結合力よりも低いものとな
る。このため、ホース2,3,8が屈曲したり振動した
りしてホース開口縁部にねじれ応力や引っ張り応力が加
わると、接続部を被覆するゴム層5が、ホース2,3,
8の開口端から剥離しやすく、洩れに対する信頼性に欠
けるという問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、ホース端部とゴム層とが剥離しにくく、洩れに
対する信頼性に優れたホース接続構造の提供をその目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数のホースを管継手を介して接続する
ホース接続構造であって、上記管継手の各ホース接続用
係合部に、係合するホース内周面を径方向外側に押し広
げるための環状突起が突設され、この環状突起によっ
て、ホースの係合縁部が管継手本体の外周から浮き上が
りホース縁部内周面と管継手外周面の間に隙間が形成さ
れ、この隙間部を含むホースと管継手の接続部全体がゴ
ム層で被覆されているホース接続構造を要旨とする。
【0008】
【作用】すなわち、本発明は、ホース接続用の管継手と
して、ホース内周面を径方向外側に押し広げる機能を付
した特殊な管継手を用い、ホースの係合縁部を管継手本
体の外周から浮き上がらせてホース縁部内周面と管継手
外周面の間に隙間を形成し、この隙間にもゴム層を侵入
させホース内周面側にも入り込ませるようにしたもので
ある。したがって、ゴム層がホースの係合縁部を噛み込
んだようになり、ホースにねじれ応力や引っ張り応力が
かかってもホース係合縁部とゴム被覆層とが剥離するこ
とがない。また、ゴム層の接着面積が従来よりも増大す
るため、ゴム層の接着力も向上する。これにより、流体
の内圧が高い場合や、ホースが振動したり頻繁に移動す
る場合等においても、洩れに対する高い信頼性を維持す
ることができる。
【0009】つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳細
に説明する。
【0010】
【実施例】図1および図2(図1のA−A′断面図)
は、本発明の一実施例を示している。このホース接続構
造は、主ホース2に副ホース3を接続して分岐路をつく
る場合に用いられるもので、図5(b)に示す従来の構
造と同様、主ホース2に予め穴4をあけておき、この穴
4に、管継手10のつば10aを挿入し、穴4から外側
に突出する円筒部10bに、副ホース3を外嵌し、この
接続部の周囲を、加硫成形されたゴム層5で被覆した構
造になっている。
【0011】上記管継手10は、従来のものと同様、つ
ば10aと円筒部10bとを備えているが、上記つば1
0aの、主ホース2の穴4と係合する側の面の周縁部
に、垂直に立ち上がる環状突起11が形成されている。
また、円筒部10bの略中央部から根元側に向かって、
その外周面が徐々に大径に拡径されて、テーパ状の環状
突起12が形成されている。したがって、上記管継手1
0と主ホース2および副ホース3の係合部において、主
ホース2,副ホース3の内周面は、それぞれ上記環状突
起11,12によって径方向外側に押し広げられてい
る。そして、各ホース2,3の係合縁部は、管継手10
の本体外周から浮き上がり、ホース2,3の縁部内周面
と管継手10の外周面の間に隙間が生じており、この部
分にも、ゴム層5が入り込んでいる。
【0012】上記構造によれば、ゴム層5がホース2,
3の係合縁部を噛み込んだような係合状態になっている
ため、ホース2,3にねじれ応力や引っ張り応力がかか
ってもホース係合縁部が、ゴム層5と剥離することがな
く、洩れに対する高い信頼性を維持することができる。
【0013】なお、本発明は、主ホース2と副ホース3
とを接続する場合に限らず、複数、例えば3本のホース
を接続する場合に適用することもできる。この場合は、
図3に示すように、ホース係合用の円筒部10bが三方
に突出し全体としてはT字状の管継手10′が用いられ
る。この管継手10′は、各円筒部10bに、上記実施
例と同様、テーパ状の環状突起12が形成されており、
この部分に外嵌される各ホース8の係合縁部を管継手1
0′の本体外周から浮き上がらせて、ホース8の内周面
側までゴム被覆層5を入り込ませることができるように
なっている。これにより、図3のホース接続構造は、上
記実施例と同様、洩れに対する高い信頼性を維持するこ
とができる。
【0014】また、本発明を、単にホース8を延長する
場合にも適用することができる。この場合は、図4に示
すように、ホース係合用の円筒部10bが左右に突出し
全体としては1本の筒状の管継手10″が用いられる。
この管継手10″においても、左右の円筒部10bに、
上記実施例と同様、テーパ状の環状突起12が形成され
ており、上記と同様の効果を奏することができる。
【0015】さらに、本発明で用いる管継手10,1
0′,10″の材質は、従来の管継手と同様のもので差
し支えなく、またゴム層5を形成するために用いる未加
硫ゴムの種類も、どのようなものであっても差し支えな
い。そして、ホース2,3,8の材質も、ゴム製,ナイ
ロン製等、どのようなものであってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ホース接続構
造において、ホース内周面を径方向外側に押し広げる機
能を付した特殊な管継手を用いているため、ホースの係
合縁部が管継手本体の外周から浮き上がってホース縁部
内周面と管継手外周面の間に隙間が形成され、この隙間
にもゴム層が侵入してホース内周面側にも入り込むよう
になっている。したがって、ゴム被覆層がホースの係合
縁部を噛み込んだようになり、ホースにねじれ応力や引
っ張り応力がかかってもホース係合縁部とゴム被覆層は
剥離することがない。また、ゴム層の接着面積も従来に
比べて増大するため、ゴム層の接着力が向上する。これ
により、流体の内圧が高い場合や、ホースが振動したり
頻繁に移動する場合等においても、洩れに対する高い信
頼性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1のA−A′断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の縦断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の縦断面図である。
【図5】(a)は従来のホース接続構造に用いられる管
継手の一例を示す正面図、(b)は上記管継手を用いた
従来のホース接続構造を示す縦断面図である。
【図6】従来の他のホース接続構造を示す縦断面図であ
る。
【図7】従来のさらに他のホース接続構造を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
2 主ホース 3 副ホース 5 ゴム層 8 ホース 10,10′,10″ 管継手 11,12 環状突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホースを管継手を介して接続する
    ホース接続構造であって、上記管継手の各ホース接続用
    係合部に、係合するホース内周面を径方向外側に押し広
    げるための環状突起が突設され、この環状突起によっ
    て、ホースの係合縁部が管継手本体の外周から浮き上が
    りホース縁部内周面と管継手外周面の間に隙間が形成さ
    れ、この隙間部を含むホースと管継手の接続部全体がゴ
    ム層で被覆されていることを特徴とするホース接続構
    造。
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JP2011202767A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Nippon Techno:Kk 可撓管接続構造
JP5640758B2 (ja) * 2011-01-19 2014-12-17 セイコーエプソン株式会社 流路構成部材および流路構成部材を備える画像形成装置

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