JPH09133271A - 離脱防止管継手およびその接合方法 - Google Patents

離脱防止管継手およびその接合方法

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JPH09133271A
JPH09133271A JP28905395A JP28905395A JPH09133271A JP H09133271 A JPH09133271 A JP H09133271A JP 28905395 A JP28905395 A JP 28905395A JP 28905395 A JP28905395 A JP 28905395A JP H09133271 A JPH09133271 A JP H09133271A
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receiving
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Application number
JP28905395A
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English (en)
Inventor
Yuji Nishikawa
裕司 西川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として樹脂系の管のための離脱防止管継手
において、継手部の抜け出しを確実に防止するととも
に、その継手の構造の簡単化を図り、しかも接合時に容
易に施工できるようにする。 【解決手段】 一方の管を構成するカラー11の端部に
形成された受口12の内部に、他方の管を構成する樹脂
管17の端部に形成された挿口18を挿入する。受口1
2の内周には突起14を形成する。受口12に挿入され
た挿口18の先端に、受口12の奥側から突起14に係
り合う環状の係止部材16を接着剤24によって接着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として樹脂系の
管のための離脱防止管継手およびその接合方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば鋳鉄管においては、管継手の離
脱を防止するために、この管継手を構成する受口および
挿口に、相互に係り合う突起などが形成されている。し
かし、FRP管などの樹脂系の管は、管継手に離脱防止
機能を付与しようとしても、成形方法上の制約から、大
きな突起などを設けるのは困難である。そのため、地震
などの地盤変動に伴う管の動きは、継手部の伸縮によっ
てそれを吸収することが多い。
【0003】図6は、このような伸縮構造の管継手の従
来例を示す。図示のように一方の樹脂管1の端部には大
径の受口2が形成されており、この受口の中に、他方の
樹脂管3の端部に形成された挿口4を挿入可能とされて
いる。受口2の先端の内周には環状のシール材5が接着
されており、挿口4の挿入によってこのシール材5を圧
縮することで、受口挿口間のシールが行われる。Pは受
口2の先端から奥端までの呑み込み深さで、この呑み込
み深さPを大きくとって挿口4が受口2から抜け出して
しまうまでの余裕をとっている。
【0004】しかし、この呑み込み深さPを超える継手
部の動きがあった場合には、挿口4が受口2から抜け出
してしまうのを防止できないという問題点がある。
【0005】これに代えて、後加工によって樹脂管に大
きな突起を設けることは不可能ではない。すなわち図7
に示すように、受口2の先端付近の外周に突起6を取り
付けるとともに、挿口4を受口2に挿入したときに受口
2の開口端の近傍となる位置の挿口4の外周に突起7を
取り付け、これら突起6、7どうしを管軸方向のステー
ボルト8およびナット9で結合したものが提案されてい
る。この場合は、挿口4の突起7とナット9との間隔L
が、抜け出しに対する余裕長さとなる。
【0006】しかし、この図7に示したものでは、管の
口径によって異なるが、ステーボルト8およびナット9
が円周方向に10か所以上必要となることもあり、その
数が多大になって構造が複雑になるという問題点があ
る。しかも、管継手を土中に埋設したしたときに土圧に
よってステーボルト8に曲がりが生じ、このため地盤変
動に管継手が追従しなくなるおそれがある。また施工上
も、管1、2どうしの接合が終わった後でステーボルト
8とナット9とを所定数だけ設置しなければならず、非
常に手間がかかるという問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、この
ような問題点を解決して、継手部の抜け出しを確実に防
止するとともに、その継手の構造の簡単化を図り、しか
も接合時に容易に施工できるようにすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、一方の管の端部に形成された受口の内部に他
方の管の端部に形成された挿口を挿入した管継手におい
て、受口の内周に突起を形成し、受口に挿入された挿口
の先端に、受口の奥側から前記突起に係り合う環状の係
止部材を接着したものである。
【0009】また本発明は、一方の管の端部に形成され
た受口と他方の管の端部に形成された挿口とを互いに接
合するに際し、受口の内周にあらかじめ突起を形成して
おき、この突起よりも奥側の受口の内部に環状の係止部
材をはめ込み、次に受口の内部に挿口を挿入し、この挿
口の先端に前記係止部材を接着して、この接着された係
止部材を受口の奥側から前記突起に係り合い可能とさせ
るものである。
【0010】すなわち本発明によれば、受口の奥側から
この受口の突起に係り合う環状の係止部材を、受口に挿
入された挿口の先端に接着するだけで、確実な離脱防止
機能が得られる。また受口の内周に小さな突起を形成す
るとともに、受口に挿入された挿口の先端に環状の係止
部材を接着するだけでよいため、構造が簡単で、しかも
施工が容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はカラータイプの管継手を例
示する。すなわち管体を構成するFRP製のカラー11の
両端には受口12、12が形成されており、各受口12の開口
端の内周にはそれぞれ環状のゴム製のシール材13が接着
されている。各シール材13よりも奥側の受口12の内周に
は、横断面矩形状の環状の突起14が一体に形成されてい
る。カラー11の長さ方向に沿った中央部の内周には、横
断面凸字状のストッパ兼クッション部材15が設けられて
いる。このストッパ兼クッション部材15は、たとえばゴ
ムなどにより形成されて、接着などによってカラー11の
内周面に取り付けられている。
【0012】各突起14とストッパ兼クッション部材15と
の間における各受口12の内部には、環状の樹脂製の係止
部材16が設けられている。この係止部材16は、カラー11
に接合されるべき樹脂管17における、受口12内に挿入さ
れた挿口18の先端に接着されている。
【0013】このような管継手の接合方法を、図1〜図
4にもとづいて説明する。まず、あらかじめカラー11の
各受口12の内周に突起14を形成する。この突起14は、図
7に示した従来例の突起6、7に比べて小さなものでよ
く、したがってカラー11を成形する際に同時に一体に成
形することができる。そして、このように成形されたカ
ラー11の内周に、シール材13、13とストッパ兼クッショ
ン部材15とを接着しておく。
【0014】係止部材16は、FRP材などによって、図
3(b)に示すようにあらかじめ周方向に連続した環状
に形成され、また受口12の突起14の内径よりも大きな外
径を有するように形成されている。そして、この周方向
に連続した係止部材16の周方向の1か所を図3(a)に
示すように切断して縮径することで、この係止部材16
を、図4に示すように、受口12の開口端から、突起14の
位置を通過させることができる。19はその切断部であ
る。そして、この突起14よりも受口12の奥側の位置で元
の状態に拡径させることで、その位置にはめ込むことが
できる。拡径後は、切断部19を接着剤などで固定してお
くのが好ましい。
【0015】挿口18の先端の外周には、シール材13の内
周を通過する際に都合が良いように、テーパ面20が形成
されている。そして係止部材16は、図2に示すように、
このテーパ面20と挿口18の先端面21とに対応した形状の
内周テーパ面22と内周端面23とをその一端に有した構成
とされている。また係止部材16の他端には、横断面凸字
状のストッパ兼クッション部材15の端部にはまり合う形
状部25が形成されている。このため、受口12内にはめ込
まれた係止部材12の内周テーパ面22と内周端面23とにあ
らかじめ接着剤24を塗布しておき、そして挿口18を受口
12に挿入すると、挿口18は、シール材13および突起14の
位置を通過して、ストッパ兼クッション部材15との間に
係止部材16を挟む形で止まる。したがって、挿口18のテ
ーパ面20および先端面21と、係止部材16の内周テーパ面
22および内周端面23とが、接着材24によって相互に接着
される。
【0016】挿口18と係止部材16とストッパ兼クッショ
ン部材15とは、この状態でそれぞれの内周面26、27、28
が互いにほぼ面一になるように構成され、管内流体に対
し抵抗が生じないようにされている。なお、大口径管な
どのように、挿口18と係止部材16とを接着しただけでは
一体化の強度が十分でないような条件のもとでは、図2
に示すように、挿口18の先端の内周面26から係止部材16
の内周面27にわたってFRP層29を形成することで、よ
り強固な固定を行うことができる。
【0017】さらに係止部材16は、上述の一端すなわち
挿口18に接着される方の端部において、挿口18の外周面
よりも径方向の外向きに突出した突出端面31を有してい
る。この突出端面31は、受口12の奥側から突起14に係り
合い可能である。
【0018】この状態で管路の工事が完了したなら、そ
の時点では接着剤24が完全に硬化して、挿口18と係止部
材16とが一体化される。そして、係止部材16の突出端面
31が受口12の突起14に係り合うことで、この受口12と挿
口14との離脱が確実に防止される。また係止部材16が突
起14とストッパ兼クッション部材15とに当たるまでの範
囲で、受口挿口間の伸縮が可能である。ストッパ兼クッ
ション部材15はクッション作用も兼備しているため、係
止部材16が当たるときに緩衝がなされる。
【0019】製造した管を工場出荷する際には、図4に
示すように、カラー11の一端に工場内ですでに樹脂管17
を接続しておき、またカラー11の他端側にすでに係止部
材16をはめ込んでおくのが好ましい。このようにすれ
ば、管路の敷設工事現場では、このカラー11の他端に他
の樹脂管17の挿口18を挿入して係止部材16を接着するだ
けで済み、敷設工事現場での作業性を格段に向上させる
ことができる。すなわち、その場合には、図6に示した
従来の離脱防止機能を有しない管継手に比べて、管路の
敷設工事現場で係止部材16の内周テーパ面22および内周
端面23に接着剤24を塗布する工数が増加するだけとする
ことができる。また図7に示した従来の離脱防止機能を
有する管継手に比べて、ボルト・ナットの設置およびそ
の締め付け作業が不要となるため、構造の簡単化と接合
作業の容易化とを図ることができる。
【0020】図1〜図4ではカラー11を用いたものを例
示したが、本発明はこれに限定されるものではない。た
とえば図5に示すようなソケットタイプ、すなわち受口
12が樹脂管17の端部に一体に形成されたものにも、一部
の部材の構成を変更するだけで容易に適用できる。また
カラータイプであっても、各部材の形状などは、図示し
たもの以外のものとすることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、受口
に挿入された挿口の先端に環状の係止部材を接着して、
この係止部材が、受口の奥側からこの受口の突起に係り
合うようにしたため、このように係止部材を接着するだ
けで確実な離脱防止機能を得ることができ、また、受口
の内周に小さな突起を形成するとともに受口に挿入され
た挿口の先端に環状の係止部材を接着するだけでよいた
め、簡単な構造とすることができるとともに、容易に施
工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の離脱防止管継手の実施の一形態を示す
縦断面図である。
【図2】図1における要部の拡大詳細図である。
【図3】図1における係止部材の側面図である。
【図4】図1の離脱防止管継手の接合作業を説明する図
である。
【図5】本発明の離脱防止管継手の実施の他の形態を示
す縦断面図である。
【図6】従来の離脱防止管継手の一例を示す縦断面図で
ある。
【図7】従来の離脱防止管継手の他の例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
11 カラー 12 受口 14 突起 16 係止部材 17 樹脂管 18 挿口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の管の端部に形成された受口の内部
    に他方の管の端部に形成された挿口を挿入した管継手で
    あって、受口の内周に突起を形成し、受口に挿入された
    挿口の先端に、受口の奥側から前記突起に係り合う環状
    の係止部材を接着したことを特徴とする離脱防止管継
    手。
  2. 【請求項2】 一方の管の端部に形成された受口と他方
    の管の端部に形成された挿口とを互いに接合するに際
    し、受口の内周にあらかじめ突起を形成しておき、この
    突起よりも奥側の受口の内部に環状の係止部材をはめ込
    み、次に受口の内部に挿口を挿入し、この挿口の先端に
    前記係止部材を接着して、この接着された係止部材を受
    口の奥側から前記突起に係り合い可能とさせることを特
    徴とする離脱防止管継手の接合方法。
JP28905395A 1995-11-08 1995-11-08 離脱防止管継手およびその接合方法 Pending JPH09133271A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101536276B1 (ko) * 2014-05-20 2015-07-14 신진욱 와류 방지용 이음부를 가지는 파이프
KR101635125B1 (ko) * 2015-03-30 2016-07-04 신진욱 합성수지관 이음장치
KR101666651B1 (ko) * 2015-07-02 2016-10-14 케이제이씨 주식회사 와류방지 및 내진 구조의 관체연결장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101536276B1 (ko) * 2014-05-20 2015-07-14 신진욱 와류 방지용 이음부를 가지는 파이프
KR101635125B1 (ko) * 2015-03-30 2016-07-04 신진욱 합성수지관 이음장치
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