JPH0627909Y2 - 管継手構造 - Google Patents

管継手構造

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JPH0627909Y2
JPH0627909Y2 JP4502489U JP4502489U JPH0627909Y2 JP H0627909 Y2 JPH0627909 Y2 JP H0627909Y2 JP 4502489 U JP4502489 U JP 4502489U JP 4502489 U JP4502489 U JP 4502489U JP H0627909 Y2 JPH0627909 Y2 JP H0627909Y2
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JP
Japan
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pipe
fitting groove
ring material
annular fitting
groove portion
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JP4502489U
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JPH02135789U (ja
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健弘 鈴木
健臣 三浦
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株式会社土井製作所
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、突き合わされた左右一対の本管を接続する管
継手構造に関するものである。
〈従来の技術〉 周知のように、電力線や通信線等を地中やコンクリート
建造物内等に配設する場合には、地中等に埋設した保護
用の管材に上記各線材を通している。
上記した管材の施工においては、長尺な2本の本管の端
部を突き合わした状態で継手管を外装嵌め込みして両本
管を接続する方法が一般に広く採用されている。
そして、その地中での管材の管継手構造には、左右一対
の本管の接続が確実であり、且つ地中の水分や土砂が管
材内部に流入しないものであることが要求される。
従来の管材の管継手構造としては、例えば筒状の継手管
の外周若しくは内周に螺子溝を設け、該螺子溝に応じた
締結リング等の別部材を用いて螺合することにより継手
管と管材を係止し、結果的に両管材を接続する方法があ
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記したような管継手構造には寸法の精度が極
めて高い締結リング等の別部材を必要とするため、コス
トが極めて高いものとなっている。また、上記したよう
な螺合による接合作業には手間が掛るため、作業能率が
悪いという問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記に鑑み提案されたもので、突き合わされ
た左右一対の管材の接続部分に継手管を装着して両管材
を接続するようにした管継手構造において、 上記継手管は、その内面のほぼ中央部分に管材の外径よ
り大きい内径を有する第1の環状嵌合溝部を形成し、こ
の第1の環状嵌合溝部の左右に位置する内面には管材の
外径より大きい内径を有し、且つ開口端側には開口端に
向って縮径するテーパー面を有する第2の環状嵌合溝部
を形成し、各第2の環状嵌合溝部に続く開口端側には内
面が拡径する端縁を形成してなり、 上記第1の環状嵌合溝部の内部に受リング材を嵌着し、
両管材の端部には断面が略三角形状であるストップリン
グ材次いで水膨張性シールリング材を装着した後、継手
管に両管材を挿入することによって、受リング材を介し
て両管材の端部が継合し、各第2の環状嵌合溝部には水
膨張性シールリング材及びストップリング材が位置する
こととなり、 水を吸収させることにより各水膨張性シールリング材を
膨張させ、第2の環状嵌合溝部の内部に充満させること
によりストップリング材を上記したテーパー面に押圧
し、ストップリング材を管材の外面に噛合させるように
して両管材を継手管によって係止し接続することを特徴
とする管継手構造に関するものである。
〈作用〉 本考案は、上記した構成であるので、管材及び継手管の
所定の位置に各リング材を嵌着若しくは装着し、水を作
用するだけで突き合わされた左右一対の管材を容易に且
つ確実に接続することができるものである。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
本考案の管継手構造は、第1図に示すように突き合わさ
れた一対の管材1の端部に継手管2を装着して両管材1
を接続する構造である。
上記した継手管2は、管材1の外径とほぼ等しい内径を
有する短筒形状の本体部3の軸方向のほぼ中央部内面
に、管材1の外径より大きい内径を有する第1の環状嵌
合溝部4と、この第1の環状嵌合溝部4の左右に位置す
る内面には管材1の外径より大きい内径を有し且つ開口
端側には開口端に向って縮径するテーパー面5を有する
第2の環状嵌合溝部6を形成し、各第2の環状嵌合溝部
6に続く開口端側には内面が拡径する端縁7を形成した
構成である。
まず、上記した第1の環状嵌合溝部4の内部に受リング
材8を嵌着するが、受リング材8の外径を第1の環状嵌
合溝部4の内径よりもやや小さくすると容易に嵌着する
ことができる。受リング材8の内径は、管材1の外径よ
りも小さく、且つその内径よりも大きいものである。
次に、第2の環状嵌合溝部6内には、水膨張性シールリ
ング材9及びストップリング材10が位置するように設
定するが、水膨張性シールリング材9及びストップリン
グ材10の内径を管材1の外径よりやや小さくして予め
管材1の外面にストップリング材10、水膨張性シール
リング材9の順で装着すればよい。
上記した水膨張性シールリング材9は、その特殊な性質
として水を作用すると約20時間経過後に膨張し、その
後の経時においても体積は復元しないような高吸水性ゴ
ムで形成されるものである。
また、ストップリング材10は外周面を斜めに切削して
構成される断面が略三角形状であって、外周面にテーパ
ー面10aを形成した。また、一部以上を切離して切欠
部を形成し、径方向に伸縮自在に構成されている構造で
ある。
そして、上記した継手管2に管材1を挿入することによ
り、両管材1の端部は継手管2に嵌着している受リング
材8を介して継合し、管材1に装着しているストップリ
ング材10及び水膨張性シールリング材9は拡径してい
る端縁7を容易に押し拡げて各第2の環状嵌合溝部6内
に位置することとなるのである。この状態では、ストッ
プリング材10を押し拡げる工具を管材1と継手管2の
隙間から差込んで、該ストップリング材10を拡げる
と、管材1を強く引くことで継手管2より引き抜くこと
は可能であるが、仮り止め程度には固定された状態であ
る。
そして、上記した管継手構造に水を作用すると、第2の
環状嵌合溝部6内で水膨張性シールリング材9が水を吸
収して約20時間後に膨張し、第2の環状嵌合溝部6の
内部に充満してストップリング材10を軸方向の開口端
側に押圧する。ストップリング材10は、径方向に拡径
可能であるので軸方向の開口端側へ移動し、第1図に示
したようについには第2の環状嵌合溝部6内のテーパー
面5へストップリング材10のテーパー面10aが強く
押圧されることとなり、同時に管材1の外面に噛合して
係止する。
以上のようにして、本考案の管継手構造では水を作用す
るだけで、管材1と継手管2とを強固に固定し、両管材
1を接続することができるのである。
上記した構造において、管材1が受リング材8を介して
突き合せた形となり、この部分の構造と前記水膨張性シ
ールリング材9とを利用して二重に水密性が確保される
ようになっているので、地中に埋設した場合に、管材1
内に地下水や土砂が流れ込むことがない。
尚、上記したように水膨張性シールリング材9及びスト
ップリング材10を、管材1に装着しないで、受リング
材8のように外径を第2の環状嵌合溝部6の内径よりも
小さくして予め継手管2に装着するようにしてもよい。
但し、この場合、水を作用する前の構造において管材1
と継手管2は全く接続されていない状態になるので何等
かの処置が必要となる。従って、前記したように水膨張
性シールリング材9及びストップリング材10を管材1
に装着する態様が望ましい。
また、前記したように本考案に使用する水膨張性シール
リング材9は、水を作用して約20時間経過後に膨張す
るものであるから、管材に装着する前に水を作用して2
0時間以内に以後の作業を行なうようにしてもよい。
以上本考案を図面の実施例について説明したが、本考案
は上記した実施例に限定されるものではなく、必須構成
を変更しない限りどのようにでも実施することができ
る。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、予め受リング材を
継手管に嵌着し、水膨張性シールリング材及びストップ
リング材を管材に装着し、その後継手管に管材を挿入す
るだけで、継手管と管材とを仮り止めすることができ、
さらには水を作用するだけで強固で確実な接続を実施す
ることができるものである。
従って、現場での管材と継手管との接続は、単に管材と
継手管とに各リング材を嵌着若しくは装着する作業と、
継手管に管材を挿入する作業と、水を作用するという作
業だけで、過大な圧力や特殊な工具を全く必要としない
ものであるので、施工現場での作業能率は極めて高いも
のとなる。
また、本考案の管継手構造における管材と継手管との接
続は、ストップリング材と水膨張性シールリング材とに
よって確実に達成され、地盤沈下等によって接続が外れ
ることもない。
さらに、受リング材と水膨張性シールリング材とによっ
て高い水密性が保たれ、管材中への地下水等の侵入も防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は管材と
継手管との接続状態を示す管継手構造の縦断面図、第2
図は第1図の管継手構造のII−II線の一部を欠截した正
面図、第3図は本発明に拘るストップリング材の斜視図
である。 (符号の説明) 1は管材、2は継手管、4は第1の環状嵌合溝部、6は
第2の環状嵌合溝部、8は受リング材、9は水膨張性シ
ールリング材、10はストップリング材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】突き合わされた左右一対の管材の接続部分
    に継手管を装着して両管材を接続するようにした管継手
    構造において、 上記継手管は、その内面のほぼ中央部分に管材の外径よ
    り大きい内径を有する第1の環状嵌合溝部を形成し、こ
    の第1の環状嵌合溝部の左右に位置する内面には管材の
    外径より大きい内径を有し、且つ開口端側には開口端に
    向って縮径するテーパー面を有する第2の環状嵌合溝部
    を形成し、各第2の環状嵌合溝部に続く開口端側には内
    面が拡径する端縁を形成してなり、 上記第1の環状嵌合溝部の内部に受リング材を嵌着し、
    両管材の端部には断面が略三角形状であるストップリン
    グ材次いで水膨張性シールリング材を装着した後、継手
    管に両管材を挿入することによって、受リング材を介し
    て両管材の端部が継合し、各第2の環状嵌合溝部には水
    膨張性シールリング材及びストップリング材が位置する
    こととなり、 水を吸収させることにより各水膨張性シールリング材を
    膨張させ、第2の環状嵌合溝部の内部に充満させること
    によりストップリング材を上記したテーパー面に押圧
    し、ストップリング材を管材の外面に噛合させるように
    して両管材を継手管によって係止し接続することを特徴
    とする管継手構造。
JP4502489U 1989-04-19 1989-04-19 管継手構造 Expired - Lifetime JPH0627909Y2 (ja)

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JPH0626788Y2 (ja) * 1989-12-08 1994-07-20 株式会社栗本鐵工所 樹脂管用継手
CN108825910B (zh) * 2018-08-24 2024-04-05 日丰企业(佛山)有限公司 毛细管分水接头

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