JP2003201718A - マンホールの管接続構造 - Google Patents

マンホールの管接続構造

Info

Publication number
JP2003201718A
JP2003201718A JP2002001121A JP2002001121A JP2003201718A JP 2003201718 A JP2003201718 A JP 2003201718A JP 2002001121 A JP2002001121 A JP 2002001121A JP 2002001121 A JP2002001121 A JP 2002001121A JP 2003201718 A JP2003201718 A JP 2003201718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manhole
pipe
sealing material
piping
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002001121A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Watabe
武彦 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP2002001121A priority Critical patent/JP2003201718A/ja
Publication of JP2003201718A publication Critical patent/JP2003201718A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンホールと配管との変位を吸収できる耐震
ジョイント構造であって、マンホール内部側からの作業
のみで配管を接続することができるマンホールの管接続
構造を提供する。 【解決手段】 配管接続口12と配管13との間に挿入
される筒体部19及びマンホール内周面に沿う固定鍔部
20を有する継手本体14と、筒体部内周と配管外周と
の間に挿入されるシール材15と、シール材を挟む一対
のシール材挟持部材16,17と、シール材挟持部材同
士を締付ける締付けボルト18とを備え、締付けボルト
を締付けて両シール材挟持部材の間隔を狭めることによ
り、シール材を配管径方向に突出させて筒体部内周と配
管外周との間をシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホールの管接
続構造に関し、詳しくは、マンホールに設けた配管接続
口と配管との接続作業をマンホール内部側から行うこと
ができる管接続構造であって、特に、マンホールにモル
タル等で固定されている配管を耐震構造に変更する際に
好適なマンホールの管接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
マンホールと配管との接続は、配管をマンホールの接続
口内に挿入してモルタル等で固定するものが一般的であ
ったが、近年は、地震や地盤沈下による両者の変位を吸
収できるように、いわゆる耐震ジョイントで両者を接続
することが多く行われている。しかし、従来の耐震ジョ
イントでは、マンホール外部側からの施工箇所があるた
め、作業に当たってはマンホール周辺を開削しなければ
ならず、工事が大がかりになるだけでなく、付近の交通
にも大きな影響を与えることになる。特に既存のマンホ
ールにおける配管接続部分を耐震構造に変更する場合
は、開削作業で既存の配管を損傷しないようにしなけれ
ばならず、手作業に頼る部分が多くなっていた。
【0003】そこで本発明は、マンホールと配管との変
位を吸収できる耐震ジョイント構造であって、マンホー
ル内部側からの作業のみで配管を接続することができる
マンホールの管接続構造を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のマンホールの管接続構造は、マンホールに
設けた配管接続口に配管を接続する構造であって、配管
接続口内周と配管外周との間に挿入される筒体部、及
び、該筒体部のマンホール内方側端部からマンホール内
周面に沿うように鍔状に拡がった固定鍔部を有する継手
本体と、該継手本体の前記筒体部内周と前記配管外周と
の間に挿入されるシール材と、該シール材をマンホール
内外両面から挟むようにしてそれぞれ配置される一対の
シール材挟持部材と、マンホール内側のシール材挟持部
材及び前記シール材を貫通してマンホール外側の前記シ
ール材挟持部材にねじ込まれる締付けボルトとを備え、
該締付けボルトを締付けて両シール材挟持部材の間隔を
狭めることにより、前記シール材を配管径方向に突出さ
せて前記筒体部内周と前記配管外周との間をシールする
ように形成したことを特徴とし、さらに、前記マンホー
ル外側のシール材挟持部材が、前記継手本体の筒体部と
一体に形成されていることを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】まず、図1は、本発明のマンホー
ルの管接続構造の一形態例を示す横断面図である。この
マンホールの管接続構造は、マンホール11の周壁に形
成された配管接続口12に配管13を接続するためのも
のであって、マンホール11の内周面に固着される継手
本体14と、該継手本体14と配管13との間をシール
するためのシール材15と、該シール材15をマンホー
ル内外両面から挟むように配置された内外一対のシール
材挟持部材16,17及び締付けボルト18とにより、
配管接続口12と配管13との間の十分なシール性を確
保しながら、両者の変位を吸収できる耐震ジョイント構
造としたものである。
【0006】継手本体14は、耐食性材料、例えば、塩
化ビニルのような硬質合成樹脂、ステンレススチールの
ような耐食性金属により形成されたものであって、配管
接続口12の内周と配管13の外周との間に挿入される
筒体部19と、該筒体部19のマンホール内方側端部か
らマンホール11の内周面に沿うように鍔状に拡がった
固定鍔部20とを有しており、固定鍔部20には、アン
カーボルト21の挿通孔が複数箇所に設けられている。
この継手本体14は、マンホール内周面との間に、エポ
キシ系パテ等の接合剤22を介在させた状態で、アンカ
ーボルト21によってマンホール11に固着される。
【0007】シール材15は、合成ゴム等の弾性体をリ
ング状に形成するとともに、締付けボルト18を挿通す
るための通孔を形成したものであって、マンホール内外
方向の寸法は前記筒体部19の寸法よりも短く、配管径
方向の寸法は筒体部内周面と配管外周面との間の寸法よ
りも若干小さく形成されている。
【0008】前記内外両シール材挟持部材16,17
は、塩化ビニルのような硬質合成樹脂、ステンレススチ
ールのような耐食性金属を、前記シール材15に対応し
たリング状に形成したものであって、マンホール内側の
シール材挟持部材16には締付けボルト18を挿通する
ための通孔16aが形成され、マンホール外側のシール
材挟持部材17には締付けボルト18を螺着するための
雌ねじ孔17aが設けられている。
【0009】また、シール材挟持部材16のマンホール
内部側には、締付けボルト18を覆い隠すとともに、配
管13を筒体部19の中央に保持するための合成ゴム等
からなるリング状の弾性体23が挿入され、配管接続口
12の外側には、配管接続口12内への土砂の侵入を防
止するためのステンレス鋼等の耐食性材料からなる金網
24が設けられている。なお、これらは、必要に応じて
設ければよい。
【0010】図2の断面図に示すように、マンホール1
1の周壁にモルタル31により固定されている配管13
のマンホール接続部を上述の管接続構造によって耐震ジ
ョイント構造に変換するには、まず、図3の断面図に示
すように、配管13の周囲のマンホール周壁をホルソー
32により穿孔し、図4の断面図に示すように、配管1
3の周囲に前記継手本体14やシール材15等を挿入可
能な隙間33を有する配管接続口12を形成する。
【0011】そして、配管挿通孔を形成したリング状の
金網24をマンホール内部側から配管接続口12内に挿
入し、周辺部を拡げて隙間33の外側を覆うようにして
配管接続口12内への土砂の侵入を防止する。また、固
定鍔部20のアンカーボルト挿通孔に対応するマンホー
ル内周面位置に雌ねじアンカー34を打ち込む。
【0012】次に、配管13の表面等を清掃し、固定鍔
部20のマンホール当接面側に接合剤22を塗り付けた
後、筒体部19を隙間33内に挿入する。そして、アン
カーボルト挿通孔を通して雌ねじアンカー34にアンカ
ーボルト21をねじ込み、固定鍔部20をマンホール1
1の内周面に固着する。
【0013】一方、シール材15は、前記内外両シール
材挟持部材16,17の間に挟んで締付けボルト18で
仮止めした状態としておき、この状態のシール材15
を、筒体部19の内周面と配管13の外周面との間に挿
入する。このとき、締付けボルト18を強く締付けない
ようにしておくことにより、シール材15の配管径方向
の寸法が筒体部内周面と配管外周面との間の寸法よりも
小さな状態で挿入作業を行えるので、シール材15の挿
入を容易に行うことができる。
【0014】最後に、締付けボルト18を締付けて内外
両シール材挟持部材16,17の間隔を狭めることによ
り、シール材15が内外両シール材挟持部材16,17
の外周側及び内周側に突出するように変形し、シール材
15の外周側が筒体部19の内周面に、シール材15の
内周側が配管13の外周面に、それぞれ密着した状態に
なり、シール材15を介して筒体部内周面と配管外周面
との間がシールされた状態となる。さらに、シール材挟
持部材16のマンホール内部側に弾性体23を嵌め込
む。
【0015】これにより、図1に示した状態となり、配
管接続口12と配管13との間がシールされた状態で、
地震や地盤沈下によるマンホール11と配管13との変
位を吸収できるようになる。また、このように、全ての
作業をマンホール11の内部側から行うことができるの
で、マンホール周辺を開削する必要がなくなり、工期の
短縮や工事費の削減が図れるとともに、付近の交通に与
える影響も少なくなる。
【0016】図5は、本発明のマンホールの管接続構造
の他の形態例を示す横断面図である。本形態例は、シー
ル材15のマンホール外側に配置される外側シール材挟
持部材17を、筒体部19の先端内周に一体成形した例
を示している。なお、前記形態例に記載した管接続構造
の構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0017】本形態例では、前記作業手順において、ア
ンカーボルト21で固定鍔部20をマンホール11の内
周面に固着した後、シール材15と内側シール材挟持部
材16とに挿通した締付けボルト18を外側シール材挟
持部材17の雌ねじ孔17aにねじ込んで締め付けるこ
とにより、前記形態例と同様にシール材15を変形させ
て筒体部内周面と配管外周面との間をシールすることが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマンホー
ルの管接続構造によれば、マンホール内部側からの作業
のみで配管を接続することができるので、特に、既存の
マンホールにおける配管接続部分を耐震構造に変更する
際に用いる接続構造として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマンホールの管接続構造の一形態例
を示す横断面図である。
【図2】 配管がモルタルでマンホールに固定されてい
る状態を示す断面図である。
【図3】 マンホールの配管接続部をホルソーで穿孔し
ている状態を示す断面図である。
【図4】 配管周囲のマンホール周壁に配管接続口を形
成した状態を示す断面図である。
【図5】 本発明のマンホールの管接続構造の他の形態
例を示す横断面図である。
【符号の説明】
11…マンホール、12…配管接続口、13…配管、1
4…継手本体、15…シール材、16…内側シール材挟
持部材、17…外側シール材挟持部材、18…締付けボ
ルト、19…筒体部、20…固定鍔部、21…アンカー
ボルト、22…接合剤、23…弾性体、24…金網、3
1…モルタル、32…ホルソー、33…隙間、34…雌
ねじアンカー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールに設けた配管接続口に配管を
    接続する構造であって、配管接続口内周と配管外周との
    間に挿入される筒体部、及び、該筒体部のマンホール内
    方側端部からマンホール内周面に沿うように鍔状に拡が
    った固定鍔部を有する継手本体と、該継手本体の前記筒
    体部内周と前記配管外周との間に挿入されるシール材
    と、該シール材をマンホール内外両面から挟むようにし
    てそれぞれ配置される一対のシール材挟持部材と、マン
    ホール内側のシール材挟持部材及び前記シール材を貫通
    してマンホール外側の前記シール材挟持部材にねじ込ま
    れる締付けボルトとを備え、該締付けボルトを締付けて
    両シール材挟持部材の間隔を狭めることにより、前記シ
    ール材を配管径方向に突出させて前記筒体部内周と前記
    配管外周との間をシールするように形成したことを特徴
    とするマンホールの管接続構造。
  2. 【請求項2】 前記マンホール外側のシール材挟持部材
    が、前記継手本体の筒体部と一体に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のマンホールの管接続構造。
JP2002001121A 2002-01-08 2002-01-08 マンホールの管接続構造 Pending JP2003201718A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001121A JP2003201718A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 マンホールの管接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001121A JP2003201718A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 マンホールの管接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003201718A true JP2003201718A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27641329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001121A Pending JP2003201718A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 マンホールの管接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003201718A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009114771A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Sanritsu:Kk 耐震可撓継手
KR101820872B1 (ko) * 2016-04-04 2018-01-22 (주)세니츠코퍼레이션 공동구용 터널-수직구 접속부 보강 차수 구조

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009114771A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Sanritsu:Kk 耐震可撓継手
KR101820872B1 (ko) * 2016-04-04 2018-01-22 (주)세니츠코퍼레이션 공동구용 터널-수직구 접속부 보강 차수 구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4897268B2 (ja) 管継手部の離脱防止構造及び管継手部の離脱防止強化方法
JP4950736B2 (ja) マンホールと下水道管との連結構造
US20040208704A1 (en) Manhole structure constructing method, manhole structure water-stop flexible joint and manhole structure
JP2008303941A (ja) 管体のグラウトホールの閉塞構造、グラウトホールの水密試験構造、および水密試験方法
JP2003201718A (ja) マンホールの管接続構造
JP3497151B2 (ja) マンホールと下水本管との接続構造
JP3844434B2 (ja) マンホールの管接続構造
JP4047139B2 (ja) マンホール用止水継手、管継手、マンホール構造及びマンホール構造の施工方法
JP2003206545A (ja) マンホールの管接続構造
JP5895413B2 (ja) 鋼管継手構造
JP3902482B2 (ja) マンホールと配管との接続構造
JP2769111B2 (ja) マンホ−ルと導管の接続等に用いる継手及びその圧着治具
JP3955078B1 (ja) マンホールと下水本管との連結構造
JP3820193B2 (ja) マンホール用の継手
JP3556895B2 (ja) 埋設管の性能向上が可能な更生工法
JPH1082279A (ja) シールドセグメントの耐震用可撓継手およびその施工法
JP2005330684A (ja) 地下埋設管における接続部の耐震化工法および耐震化構造
JPH0627909Y2 (ja) 管継手構造
JPH089278Y2 (ja) 覆工体構造
JP2003221863A (ja) 管の継手構造及び既設管の耐震化継手工法
JP6793386B2 (ja) マンホール用耐震継手及びその取付方法
JP2906394B2 (ja) ヒューム管の継手構造
KR200216507Y1 (ko) 비용접식 강관 체결구조
JP2002332652A (ja) ゴム製マンホール継手
JP2003129507A (ja) マンホールと下水本管との接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070306