JP6793386B2 - マンホール用耐震継手及びその取付方法 - Google Patents
マンホール用耐震継手及びその取付方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6793386B2 JP6793386B2 JP2016124495A JP2016124495A JP6793386B2 JP 6793386 B2 JP6793386 B2 JP 6793386B2 JP 2016124495 A JP2016124495 A JP 2016124495A JP 2016124495 A JP2016124495 A JP 2016124495A JP 6793386 B2 JP6793386 B2 JP 6793386B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manhole
- shape
- cylinder portion
- seismic joint
- rigid body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sewage (AREA)
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
マンホールの周壁部と、該周壁部に差し込まれる下水道管の外周面との間に設けられ、上記マンホールと上記下水道管とを接続するとともに、該マンホールと該下水道管との相対変位を吸収する可とう性を有するマンホール用耐震継手において、
上記下水道管の外周面に固定される内筒部と、該内筒部を囲むように形成される外筒部と、上記内筒部から上記外筒部まで延び、該内筒部及び該外筒部を接続する接続部とを有する止水性を持った可とう性部材と、
上記外筒部の外周面に固定されるとともに上記マンホールの上記周壁部に固定され、上記可とう性部材よりも高剛性なステンレス鋼、防錆メッキ綱、硬質プラスチックまたは繊維強化プラスチックからなる筒状の剛性体とを備え、
上記剛性体の外寸は、上記マンホールの上部に設けられている開口部の径よりも大きく設定されており、
上記マンホール用耐震継手は、その外寸が上記マンホールの上記開口部の径以下となるまで径方向に変形した第1の形状と、該第1の形状が変形前の形状に近似する形状又は変形前の形状となるまで復元した第2の形状とになるように構成されていることを特徴とする。
上記剛性体は、円筒状に形成され、
上記剛性体には、第1の形状となるまで変形する際の変形の起点となる変形起点部が設けられていることを特徴とする。
上記変形起点部は、上記剛性体に形成された凸部で構成されていることを特徴とする。
上記剛性体は、断面が多角形状とされていることを特徴とする。
マンホールの周壁部と、該周壁部に差し込まれる下水道管の外周面との間に設けられ、上記マンホールと上記下水道管とを接続するとともに、該マンホールと該下水道管との相対変位を吸収する可とう性を有するマンホール用耐震継手の取付方法において、
内筒部と、該内筒部を囲むように形成される外筒部と、上記内筒部から上記外筒部まで延び、該内筒部及び該外筒部を接続する接続部とを有する止水性を持った可とう性部材と、
上記外筒部の外周面に固定され、上記可とう性部材よりも高剛性なステンレス鋼、防錆メッキ綱、硬質プラスチックまたは繊維強化プラスチックからなり、外寸が上記マンホールの上部に設けられている開口部の径よりも大きく設定された筒状の剛性体とを用意し、
上記マンホール用耐震継手を径方向に変形させて該マンホール用耐震継手の外寸を上記マンホールの上部に設けられている開口部の径以下とした状態で、該マンホール用耐震継手を上記マンホールの上記開口部から該マンホールの内部に持ち込んだ後、
上記マンホール用耐震継手の形状を変形前の形状に近似する形状又は変形前の形状となるまで復元させ、
その後、上記マンホール用耐震継手を上記下水道管の端部に配置し、上記可とう性部材の上記内筒部を上記下水道管の外周面に固定し、上記剛性体の外周面を上記マンホールの周壁部に固定することを特徴とする。
上記マンホール用耐震継手を径方向に変形させる際には、上記剛性体に設けられている変形起点部を起点として変形させることを特徴とする。
図2及び図3に示すマンホール用耐震継手1は、下水道管200がマンホール100に剛結合されている下水管渠の改修を行う場合に使用されるものであり、図6に示すように、マンホール100の周壁部102と、該周壁部102に差し込まれる下水道管200の外周面との間に設けられ、マンホール100と下水道管200とを接続するとともに、マンホール100と下水道管200との相対変位を吸収する可とう性を有する可とう継手である。
次に、上記のように構成されたマンホール用耐震継手1の取付方法について説明する。図1に示す下水管渠を耐震改修する際にマンホール用耐震継手1を使用する。まず、可とう性部材10及び剛性体20からなるマンホール用耐震継手1を用意する。このとき、マンホール用耐震継手1は図2に示すように円形である。また、可とう性部材10及び剛性体20は一体化している。
以上説明したように、この実施形態では、マンホール用耐震継手1を径方向に変形させて第1の形状にすると、マンホール用耐震継手1の外寸がマンホール100の開口部101の径以下になるので、マンホール用耐震継手1を複数の部品に分解することなく、マンホール100の開口部101から該マンホール100の内部に持ち込むことができる。
上記実施形態ではマンホール用耐震継手1の剛性体20を円形状にしており、この形状を前提として図7に示す変形例1のように剛性体20に第1〜第4凸部21〜24を形成してもよい。第1〜第4凸部21〜24は、剛性体20の外周面から径方向外方へ突出し、かつ、剛性体20の中心線方向両端に亘って直線状に延びる突条で構成されている。第1〜第4凸部21〜24の間隔は、剛性体20の周方向について略等間隔であるが、不等間隔であってもよい。尚、変形例1では第1〜第4凸部21〜24を設けているが、これに限らず、図示しないが凸部の数は3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
10 可とう性部材
11 外筒部
12 内筒部
13 接続部
20 剛性体
21〜24 第1〜第4凸部(変形起点部)
100 マンホール
101 開口部
102 周壁部
200 下水道管
Claims (6)
- マンホールの周壁部と、該周壁部に差し込まれる下水道管の外周面との間に設けられ、上記マンホールと上記下水道管とを接続するとともに、該マンホールと該下水道管との相対変位を吸収する可とう性を有するマンホール用耐震継手において、
上記下水道管の外周面に固定される内筒部と、該内筒部を囲むように形成される外筒部と、上記内筒部から上記外筒部まで延び、該内筒部及び該外筒部を接続する接続部とを有する止水性を持った可とう性部材と、
上記外筒部の外周面に固定されるとともに上記マンホールの上記周壁部に固定され、上記可とう性部材よりも高剛性なステンレス鋼、防錆メッキ綱、硬質プラスチックまたは繊維強化プラスチックからなる筒状の剛性体とを備え、
上記剛性体の外寸は、上記マンホールの上部に設けられている開口部の径よりも大きく設定されており、
上記マンホール用耐震継手は、その外寸が上記マンホールの上記開口部の径以下となるまで径方向に変形した第1の形状と、該第1の形状が変形前の形状に近似する形状又は変形前の形状となるまで復元した第2の形状とになるように構成されていることを特徴とするマンホール用耐震継手。 - 請求項1に記載のマンホール用耐震継手において、
上記剛性体は、円筒状に形成され、
上記剛性体には、第1の形状となるまで変形する際の変形の起点となる変形起点部が設けられていることを特徴とするマンホール用耐震継手。 - 請求項2に記載のマンホール用耐震継手において、
上記変形起点部は、上記剛性体に形成された凸部で構成されていることを特徴とするマンホール用耐震継手。 - 請求項1に記載のマンホール用耐震継手において、
上記剛性体は、断面が多角形状とされていることを特徴とするマンホール用耐震継手。 - マンホールの周壁部と、該周壁部に差し込まれる下水道管の外周面との間に設けられ、上記マンホールと上記下水道管とを接続するとともに、該マンホールと該下水道管との相対変位を吸収する可とう性を有するマンホール用耐震継手の取付方法において、
内筒部と、該内筒部を囲むように形成される外筒部と、上記内筒部から上記外筒部まで延び、該内筒部及び該外筒部を接続する接続部とを有する止水性を持った可とう性部材と、
上記外筒部の外周面に固定され、上記可とう性部材よりも高剛性なステンレス鋼、防錆メッキ綱、硬質プラスチックまたは繊維強化プラスチックからなり、外寸が上記マンホールの上部に設けられている開口部の径よりも大きく設定された筒状の剛性体とを用意し、
上記マンホール用耐震継手を径方向に変形させて該マンホール用耐震継手の外寸を上記マンホールの上部に設けられている開口部の径以下とした状態で、該マンホール用耐震継手を上記マンホールの上記開口部から該マンホールの内部に持ち込んだ後、
上記マンホール用耐震継手の形状を変形前の形状に近似する形状又は変形前の形状となるまで復元させ、
その後、上記マンホール用耐震継手を上記下水道管の端部に配置し、上記可とう性部材の上記内筒部を上記下水道管の外周面に固定し、上記剛性体の外周面を上記マンホールの周壁部に固定することを特徴とするマンホール用耐震継手の取付方法。 - 請求項5に記載のマンホール用耐震継手の取付方法において、
上記マンホール用耐震継手を径方向に変形させる際には、上記剛性体に設けられている変形起点部を起点として変形させることを特徴とするマンホール用耐震継手の取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016124495A JP6793386B2 (ja) | 2016-06-23 | 2016-06-23 | マンホール用耐震継手及びその取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016124495A JP6793386B2 (ja) | 2016-06-23 | 2016-06-23 | マンホール用耐震継手及びその取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017227053A JP2017227053A (ja) | 2017-12-28 |
JP6793386B2 true JP6793386B2 (ja) | 2020-12-02 |
Family
ID=60891062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016124495A Active JP6793386B2 (ja) | 2016-06-23 | 2016-06-23 | マンホール用耐震継手及びその取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6793386B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3597789B2 (ja) * | 2001-01-23 | 2004-12-08 | 早川ゴム株式会社 | マンホール構造、マンホール構造用止水可とう継手及びマンホール構造の施工方法 |
TW571015B (en) * | 2001-01-23 | 2004-01-11 | Hayakawa Rubber Company Ltd | Manhole structures, cut-off flexible fittings for manhole structures and construction methods of manhole structures |
JP4776117B2 (ja) * | 2001-08-30 | 2011-09-21 | 早川ゴム株式会社 | 管接続部の改修工法 |
JP3968251B2 (ja) * | 2002-02-05 | 2007-08-29 | テイヒュー株式会社 | 既設マンホール接続管の耐震化工法 |
JP4493414B2 (ja) * | 2004-06-04 | 2010-06-30 | 早川ゴム株式会社 | 継手及び継手構造 |
JP2008088715A (ja) * | 2006-10-03 | 2008-04-17 | Ebata Kk | コンクリート構造物の再構築方法、コンクリート構造物の製造方法、及び、これらの工法に用いることができる防食部材 |
-
2016
- 2016-06-23 JP JP2016124495A patent/JP6793386B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017227053A (ja) | 2017-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001311387A (ja) | 既設管路の補修方法およびそれに用いる補修材並びに管路 | |
US6676136B2 (en) | Flexible waterstop ring | |
JP4864067B2 (ja) | 既設管路の補修方法およびそれに用いる補修材並びに管路 | |
JP5199164B2 (ja) | マンホールと更生管との接続構造およびその接続方法 | |
JP6793386B2 (ja) | マンホール用耐震継手及びその取付方法 | |
JP6159295B2 (ja) | マンホール補修方法 | |
JP6747872B2 (ja) | 既設管の止水方法および既設管の止水構造 | |
JP4493414B2 (ja) | 継手及び継手構造 | |
JP4047139B2 (ja) | マンホール用止水継手、管継手、マンホール構造及びマンホール構造の施工方法 | |
JP6835571B2 (ja) | 人孔更生構造および人孔更生構造の施工方法 | |
JP6120681B2 (ja) | 既設管路の補修部材およびそれを備えた地下排水施設 | |
JP3903373B2 (ja) | マンホール用止水可とう継手、マンホール構造及びマンホール構造の施工方法 | |
JP2010106534A (ja) | 暗渠の可撓性継手の補修交換方法およびその補修交換構造 | |
JP3968251B2 (ja) | 既設マンホール接続管の耐震化工法 | |
JP5727863B2 (ja) | マンホール改修用止水部材及びマンホール改修工法 | |
JP5502433B2 (ja) | コンクリート製の水路用材の止水用接合部材、およびコンクリート製の水路用材の接合方法 | |
JP5960959B2 (ja) | 下水管と中継構造体との接続構造 | |
JP4617037B2 (ja) | マンホールとパイプの接続方法 | |
JP6275661B2 (ja) | 可とう継手及び可とう継手の取付方法 | |
KR200412485Y1 (ko) | 맨홀과 접속관의 연결구조 | |
JP4374258B2 (ja) | マンホールと管体の接続構造及びその接続方法 | |
JP2571380B2 (ja) | 構造物に対する管路の地層変動吸収継手機構 | |
JP2003160945A (ja) | マンホール用可撓性継手 | |
KR20220168259A (ko) | 모듈결합형 배관 보강장치 | |
KR101524462B1 (ko) | 개거수로용 신축이음장치 및 개거수로용 신축이음장치 시공 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190530 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200616 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201020 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6793386 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |