JP6747872B2 - 既設管の止水方法および既設管の止水構造 - Google Patents
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従来技術では、例えば、下記特許文献1に示すような止水方法が提案されている。
本発明に係る既設管の止水方法は、人孔に連通する既設管の止水方法であって、前記既設管の内面に更生管を配置するとともに、前記更生管の管端部を前記既設管内から前記人孔内に突出させる更生管配置工程と、前記管端部の外周に環状の弾性体を配置する弾性体配置工程と、前記管端部の外周に環状の押圧部材を、前記管端部の外周面と前記押圧部材の内周面との間を離した状態で配置して人孔壁と前記押圧部材との間に前記弾性体を挟み込んで弾性変形させ、前記弾性体を前記人孔壁および前記更生管の外周面に圧接させる挟み込み工程と、を備えていることを特徴とする。
前記挟み込み工程では、前記管端部の外周に前記押圧部材を配置した後、固定部材によって前記押圧部材を前記人孔壁に固定してもよい。
前記弾性体配置工程の前に、前記人孔壁の表面のうち、前記弾性体が圧接される部分を補修材で補修する補修工程を更に備えていてもよい。
このように、既設管の切断などをせず、単に、人孔壁と押圧部材との間に弾性体を挟み込むことで、浸入水を止水することができる。したがって、浸入水を容易に止水することができる。
前記押圧部材を前記人孔壁に固定する固定部材を更に備えていてもよい。
前記人孔壁の表面のうち、前記弾性体が圧接されている部分を補修する補修材を更に備えていてもよい。
このように、既設管の切断などをせず、単に、人孔壁と押圧部材との間に弾性体を挟み込むことで、浸入水を止水することができる。したがって、浸入水を容易に止水することができる。
なお本実施形態では、後述する既設管31の軸線を管軸Oという。管軸Oは、水平方向に延びている。以下では、管軸Oに沿う方向を管軸O方向という。管軸O方向から見た既設管31の正面視において、管軸Oに直交する方向を単に径方向といい、管軸O回りに周回する方向を単に周方向という。なお管軸O方向は、水平方向に平行である。
人孔32は、地表から下方に延びる縦穴である。人孔32を形成する人孔壁30(マンホール壁)は、鉛直方向に延びる筒状に形成されている。人孔壁30は、例えばコンクリート等により形成されている。
補修材35は、開口部33の内周面34を補修している。補修材35は、人孔壁30の表面に塗布されている。補修材35としては、例えばエポキシ樹脂などを採用することができる。開口部33の内周面34は、補修材35によって補修されることにより、補修されていない場合(人孔壁30の表面が露出している場合)に比べて平滑になっている。
押圧部15は、弾性体11に当接する。押圧部15は、管軸O方向に沿う押圧部材12の断面視において、管軸O方向および径方向の両方向に延びる矩形状に形成されている。
固定部16には、挿通孔18が形成されている。挿通孔18は、固定部16を管軸O方向に貫通している。挿通孔18は、周方向に間隔をあけて複数設けられている。
第1当接面17aは、押圧部材12によって弾性変形されている。
スリーブ19は、人孔壁30に埋設されている。ボルト20は、スリーブ19に螺着されるとともに挿通孔18に挿通されている。ナット21は、ボルト20に螺着されている。ナット21は、固定部16よりも、管軸O方向に沿う人孔32の内側に配置され、固定部16に前記内側から当接している。
図5に示すように、開口部33の内周面34を補修材35で補修する補修工程を実施する(S12)。このとき、スリーブ19用の前記下孔の周辺部を併せて補修してもよい。なお補修工程を、スリーブ設置工程の前に実施することもできる。
弾性体配置工程の後で、後述する挟み込み工程の前の状態で、弾性体11の外径は、押圧部材12の内径よりも大きい。弾性体11は、径方向の外側に向けて突となっている。弾性体11の管軸O方向の大きさは、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次、小さくなっている。
前記第1当接面17aは、管軸O方向および径方向の両方向に交差する方向に延びている。第1当接面17aは、前記断面視おいて、管軸O方向および径方向の両方向に傾斜する直線状に延びている。
本実施形態では、まず、更生管40の管端部42の外周に押圧部材12を配置する。その後、固定部材13によって押圧部材12を人孔壁30に固定する。これにより、弾性体11が人孔壁30の内面(開口部33の内周面34)と押圧部材12の当接面17との間で管軸O方向に挟持される。すると、弾性体11が、管軸O方向に圧縮させられて径方向の内側に向けて膨出する。その結果、弾性体11が、人孔壁30の内面および更生管40の外周面それぞれに密接する。なお本実施形態では、開口部33の内周面34が補修材35によって補修されているので、弾性体11を人孔壁30の内面に隙間少なく密接させることができる。
また、当接面17が、挟み込み工程の前の状態で、管軸O方向および径方向の両方向に交差する方向に延びている。これにより、環状の弾性体11を、人孔壁30の内面および更生管40の外周面それぞれに、全周にわたって更に密に圧接させることができる。その結果、浸入水を弾性体11によって一層確実に止水することができる。
返し部材53の外面形状は、R形状でなくてもよく、例えば、R形状のほかに、直角に折り曲げられていてもよい。返し部44が直角に折り曲げられていてもよい。
返し部44がなくてもよい。例えば、既設管31や更生管40が下水管路である場合など、返し部44がなくてもよい。
補修材35がなくてもよい。例えば、人孔壁30の表面に補修材35が塗布されず、この表面が露出した状態で、弾性体11が人孔壁30と押圧部材12との間に挟み込まれてもよい。
例えば、図10および図11に示すように、前記三角形が、二等辺三角形であってもよい。これらの場合、弾性体11のうち、開口部33の内周面34に突き当たる面11aが、管軸O方向および径方向の両方向に交差する方向に延びる。これにより、挟み込み工程の際、弾性体11を、開口部33の内周面34に更に密接させ易くすることができる。なお、図10に示す弾性体11では、弾性体11の外径が、開口部33の最大内径(管軸O方向に沿う人孔32の内側の端縁の内径)よりも小さい。図11に示す弾性体11では、弾性体11の外径が、開口部33の最大内径よりも大きい。
さらに、図12および図13に示すように、弾性体11が、前記断面視において、真円形状や楕円形状であってもよい。
本発明では、第1当接面17aや第2当接面17b、開口部33の内周面34として、前記断面視において、管軸O方向および径方向の両方向に交差する方向に延びる他の構成を適宜採用することができる。
例えば、第2当接面17bや開口部33の内周面34が、前記断面視において、管軸O方向および径方向の両方向に傾斜する直線状に形成されていてもよい。第1当接面17aが、前記断面視において、径方向の外側に向けて突となる曲線状に形成されていてもよい。
本発明では、第1当接面17aおよび第2当接面17bの両方ともが、挟み込み工程の前の状態で、管軸O方向および径方向の両方向に交差する方向に延びていない形態を採用してもよい。
11 弾性体
12 押圧部材
17 当接面
30 人孔壁
31 既設管
32 人孔
40 更生管
42 管端部
O 管軸
Claims (7)
- 人孔に連通する既設管の止水方法であって、
前記既設管の内面に更生管を配置するとともに、前記更生管の管端部を前記既設管内から前記人孔内に突出させる更生管配置工程と、
前記管端部の外周に環状の弾性体を配置する弾性体配置工程と、
前記管端部の外周に環状の押圧部材を、前記管端部の外周面と前記押圧部材の内周面との間を離した状態で配置して人孔壁と前記押圧部材との間に前記弾性体を挟み込んで弾性変形させ、前記弾性体を前記人孔壁および前記更生管の外周面に圧接させる挟み込み工程と、を備えていることを特徴とする既設管の止水方法。 - 前記弾性体および前記押圧部材はそれぞれ、前記挟み込み工程の際に前記弾性体と前記押圧部材とを当接させる当接面を備え、
前記弾性体の前記当接面および前記押圧部材の前記当接面のうちの少なくとも一方は、前記挟み込み工程の前の状態で、前記既設管の管軸方向および前記既設管の径方向の両方向に交差する方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の既設管の止水方法。 - 前記挟み込み工程では、前記管端部の外周に前記押圧部材を配置した後、固定部材によって前記押圧部材を前記人孔壁に固定することを特徴とする請求項1または2に記載の既設管の止水方法。
- 前記弾性体配置工程の前に、前記人孔壁の表面のうち、前記弾性体が圧接される部分を補修材で補修する補修工程を更に備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の既設管の止水方法。
- 人孔に連通する既設管の止水構造であって、
前記既設管の内面に配置されるとともに、管端部が前記既設管内から前記人孔内に突出する更生管と、
前記管端部の外周に配置された環状の弾性体と、
前記管端部の外周に、前記管端部の外周面から離れた状態で配置されるとともに人孔壁との間に前記弾性体を挟み込む環状の押圧部材と、を備え、
前記弾性体は、前記人孔壁と前記押圧部材との間で弾性変形し、前記人孔壁および前記更生管の外周面に圧接されていることを特徴とする既設管の止水構造。 - 前記押圧部材を前記人孔壁に固定する固定部材を更に備えている請求項5に記載の既設管の止水構造。
- 前記人孔壁の表面のうち、前記弾性体が圧接されている部分を補修する補修材を更に備えていることを特徴とする請求項5または6に記載の既設管の止水構造。
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