JP3682377B2 - 波付き管用管継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は波付き管の端部をスリーブに挿入して接続するタイプの波付き管用管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の管継手としては従来、次のようなものが公知である。
▲1▼ スリーブの中に挿入される管の位置を決めるストッパーがあり、このスリーブの端部外周に環状突起を形成し、この環状突起に、内向きに爪を突設した弾性U字体を嵌合したもの。弾性U字体の弾性に抗してスリーブに波付き管を挿入すると、U字体の弾性で爪が波付き管外周の谷部に落ち込んで、波付き管が引き抜けなくなる(実公平2−31851号公報)。
▲2▼ スリーブの中に挿入される管の位置を決めるストッパーがあり、スリーブの端部に貫通孔を形成すると共にC型連結体を外嵌し、C型連結体に内向きに突設した爪を前記貫通孔を通してスリーブの内周面に突出させたもの。C型連結体の弾性に抗してスリーブに波付き管を挿入すると、C型連結体の弾性で爪が波付き管外周の谷部に落ち込んで、波付き管が引き抜けなくなる(実公平2−31852号公報)。
▲3▼ 管が通過し得る内径を有するスリーブからなり、端部外周にパッキンを装着した波付き管をこのスリーブに挿入して、水密性をもたせたもの(実開平6−62291号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記▲1▼、▲2▼の管継手では、スリーブに波付き管を挿入しやすくするためには、U字体またはC型連結体の剛性を小さく(広がりやすく)する必要があるが、そうすると波付き管が引き抜けやすくなる。逆にスリーブから波付き管が引き抜けにくくするためには、U字体またはC型連結体の剛性を大きく(広がりにくく)する必要があるが、そうすると管が挿入しにくくなるという問題がある。したがって管を挿入しやすくし、かつ引き抜けにくくすることが困難である。
【0004】
また前記▲1▼、▲2▼の管継手では、波付き管の外周面の谷部に土砂が付着していたりすると、U字体またはC型連結体の爪が波付き管の外周面の谷部に落ち込み難くなるので、信頼性のある波付き管の接続ができない。特に波付き管が地中に埋設される場合は、工事中に波付き管外周面の谷部に土砂が詰まってしまうことが多々あり、谷部に付着した土砂をいちいち取り除いて接続を行うことは非常に面倒である。
【0005】
また前記▲3▼の管継手は、波付き管をスリーブに強固に固定できないので、波付き管の引き抜き強度を大きくすることができず、信頼性の点で問題がある。
【0006】
本発明の目的は、以上のような問題点に鑑み、波付き管が引き抜けにくく、接続作業が容易で、しかも波付き管の外周面の谷部に土砂が付着している場合でも支障なく接続が行える波付き管用管継手を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の管継手は、接続すべき波付き管が挿入されるスリーブと、このスリーブの端部に取りつけられる波付き管の抜け止め具および抜け止め補助具とからなり、
前記スリーブは、端部外周に前記抜け止め具および抜け止め補助具が装着される外向き突縁を有しており、
前記抜け止め具は、前記スリーブおよび波付き管の半周より大きい周長を有する優弧型で、その内周には前記スリーブの外向き突縁と係合する内向き突縁と、前記波付き管の外周の谷部に落ち込む内向きフランジ部とが形成されており、
前記抜け止め補助具は、抜け止め具の周方向欠落部を補完する形の劣弧型で、その内周には前記抜け止め具と同様に内向き突縁と内向きフランジ部とが形成されており、
前記抜け止め具および抜け止め補助具はそれぞれ周方向の両端に相手方との連結部を有しており、
また前記抜け止め具は、周方向の両端の間隔を外力を加えてスリーブおよび波付き管が入る間隔まで開いても外力を除去すると元の状態に戻るだけの弾性を有していて、これにより抜け止め具はスリーブに波付き管を挿入した後にスリーブと波付き管に跨がって装着できるようになっており、
かつ前記抜け止め具は、外力がかからない状態で、内向き突縁の内径が、スリーブの外径より小さく形成され、これにより抜け止め具は、スリーブの端部に装着されたときに内向き突縁がスリーブを締め付けるようになっており、
さらに前記抜け止め補助具は、その内向きフランジ部の内径が、抜け止め具の内向きフランジ部の内径より大きく形成されており、
スリーブに波付き管を挿入した後、抜け止め具を、その内向き突縁がスリーブの外向き突縁と係合し、内向きフランジ部が波付き管の外周の谷部に落ち込むように装着し、さらに抜け止め具の両端を抜け止め補助具で連結して、波付き管がスリーブから引き抜けないようにする、
ことを特徴とするものである(請求項1)。
【0008】
この管継手は、スリーブに波付き管の端部を挿入し、スリーブの端部と波付き管に跨がるように抜け止め具を装着するだけで、波付き管が引き抜けなくなり、その後、抜け止め具の両端を抜け止め補助具で連結すれば、抜け止め具の両端が開き難くなるため、波付き管の引抜き強度がさらに増大する。
【0009】
またこの管継手は、波付き管の外周面の谷部に土砂が付着している場合でも、抜け止め具を装着する際に内向きフランジ部が谷部の土砂を押し退けて削り落とすので、抜け止め具の装着は支障なく行える。また装着した抜け止め具を回転させれば、谷部の土砂をさらに押し退けて削り落とすことができる。このため抜け止め具を確実に装着できる。また抜け止め具を装着できても、抜け止め具の両端の間(抜け止め補助具を装着する部分)の谷部には土砂が多少残ってしまうが、抜け止め補助具の内向きフランジ部の内径は、抜け止め具の内向きフランジ部の内径より大きく形成されているので、抜け止め具の両端の間の谷部に土砂が多少残っていても、抜け止め補助具の取付けは支障なく行うことができる。
【0010】
本発明の管継手においては、抜け止め具の内向き突縁の内径はスリーブの外径より小さく形成されていて、これにより抜け止め具はスリーブの端部に装着されたときに内向き突縁がスリーブを締め付けるようになっており、抜け止め補助具の内向きフランジ部の内径は、スリーブの端部に装着された状態の抜け止め具の内向きフランジ部の内径より大きく形成されている。
このようにすると、抜け止め具の装着状態が安定すると共に、波付き管の谷部に土砂が付着している場合でも、抜け止め補助具の取付けを支障なく行うことができる。
【0011】
また本発明の管継手においては、抜け止め補助具の内向きフランジ部の内径が、抜け止め具の内向きフランジ部の内径より2〜10mm大きくなっていることが好ましい(請求項2)。
【0012】
また本発明の管継手においては、抜け止め補助具の内向きフランジ部の、波付き管の谷部に入る部分の外面の勾配が、波付き管の谷部の壁の勾配と実質的に同じになっていることが好ましい(請求項3)。
このようにすると、抜け止め具を装着して回転させることにより、内向きフランジ部が波付き管の谷部に付着している土砂を効率よく削り落とすことができる。
【0013】
また本発明の管継手において、抜け止め具の両端の連結部はT型凹部であり、抜け止め補助具の両端の連結部は前記T型凹部に嵌合するT型凸部であり、T型凸部の頭部の内側角部には面取りが施されていることが好ましい(請求項4)。
このようにすると、抜け止め具と抜け止め補助具の連結作業を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔実施形態1〕
図1〜図4は本発明の第1の実施形態を示す。この管継手11は、スリーブ13と、その両端に装着される抜け止め具15および抜け止め補助具29とから構成されている。接続すべき管1、1は環状波形の波付き管である。
【0015】
スリーブ13は、両端外周に外向き突縁17を有している。スリーブ13の中間部の内径は波付き管1の外周に装着されたパッキン5と密接する大きさになっており、スリーブ13の両端部の内周面は開口端に近づくほど内径が徐々に大きくなるテーパー面18となっている(開口端の内径がパッキン5の外径より大きい)。またスリーブ13は、その中に挿入された波付き管1やパッキン5を外部から視認できるように全体が透明または半透明のプラスチックで形成することが好ましい。スリーブ13は例えば高密度ポリエチレンのブロー成形などにより製造することができる。
【0016】
抜け止め具15は、スリーブ13および波付き管1の半周より大きい周長を有する優弧型の形態である。抜け止め具15の周長は図2に示すように中心角θで 200°〜 260°とすることが好ましい。抜け止め具15の内周には、前記スリーブ13の外向き突縁17と係合する内向き突縁19と、前記波付き管1の外周の谷部に落ち込む内向きフランジ部21とが形成されている。抜け止め具15は、この形態で周方向の両端の間隔を外力を加えてスリーブ13および波付き管1、1が入る間隔まで開いても、外力を除去すると元の状態に戻るだけの弾性を有している。このような抜け止め具15は例えばABS樹脂、ポリプロピレン、ポリアミドの射出成形などにより製造することができる。
【0017】
この抜け止め具15は、図1に示すように、内向き突縁19と内向きフランジ部21の間に外向き突縁17が位置するように、スリーブ13の端部に装着される。
【0018】
また抜け止め具15は、図2に示すように、外力がかからない状態で、内向き突縁19の内径2R1が、スリーブ13の外径2R2より若干小さくなるように形成されている。これにより抜け止め具15は、スリーブ13の端部に装着されたときに内向き突縁19がスリーブ13を締め付ける状態となるので、後に抜け止め具15とスリーブ13の間に砂などの異物が入り込むおそれが少なくなり、装着状態が安定する。
【0019】
一方、抜け止め補助具29は、図1および図3に示すように優弧型の抜け止め具15の周方向欠落部を補完する形の劣弧型で、その内周には抜け止め具15と同様に内向き突縁19と内向きフランジ部21が形成されている。
【0020】
抜け止め具15と抜け止め補助具29はそれぞれ周方向の両端に相手方との連結部を有している。この実施形態では連結部として、抜け止め具15の両端に図3(A)、(B)に示すようにT型凹部(奥の方が幅が広い凹部)31が形成され、抜け止め補助具29の両端に同図(C)、(D)に示すようにT型凸部(先端の方が幅が広い凸部)33が形成されている。T型凸部33はT型凹部31に嵌合する大きさである。
【0021】
T型凹部31とT型凸部33を嵌合させて、抜け止め具15と抜け止め補助具31を連結すると、環状になって、図1に示すように波付き管1およびスリーブ13の全周を覆う形態となる。抜け止め補助具29の周壁部分は、スリーブ13に取り付けられた状態の抜け止め具15の周壁部分と曲率半径が同じになるように形成されている。
【0022】
また抜け止め補助具29の内向きフランジ部21の内径2R4 は、抜け止め具15の内向きフランジ部21の内径2R3 (抜け止め具15の内向き突縁19の内径がスリーブ13の外径より小さく形成されているときは、抜け止め具15がスリーブ13の端部に装着されているときの内向きフランジ部21の内径)より大きく形成されている。これは、後述するように波付き管1の外周面の谷部に土砂が付着しているときに、抜け止め補助具29の取付けを容易にするためである。具体的には、抜け止め補助具29の内向きフランジ部21の内径は、抜け止め具15の内向きフランジ部21の内径より2〜10mm大きく設定するとよい。
【0023】
次に以上のように構成された管継手11により波付き管1、1を接続する方法を説明する。まず図4に示すように、スリーブ13の一端側から、外周にパッキン5を装着した波付き管1を挿入する。スリーブ13の端部内周はテーパー面18(図1参照)となっているので、この挿入作業は容易である。波付き管1の端部をほぼスリーブ13の中央部に位置させると、パッキン5がスリーブ13の内周面により圧迫されてスリーブ13および波付き管1に密接する状態となる。波付き管1が所定の位置まで挿入されたか否かは、スリーブ13を透明または半透明にしておけば、外部から視認することができる。
【0024】
波付き管1を所定の位置まで挿入したら、抜け止め具15を図4のように配置して矢印A方向に押し込む。抜け止め具15を押し込み始めたときに、内向きフランジ部21の両端が波付き管1の山部に当たった場合には、抜け止め具15を軸線方向に多少移動させることにより内向きフランジ部21の両端を波付き管1の谷部に合わせることができる。
【0025】
抜け止め具15を矢印A方向に押し込んでいくと、抜け止め具15は周方向の両端部がスリーブ13および波付き管1の外周面に沿って、それらの外径までいったん広がった後、抜け止め具15自身の弾性で元の状態に復元する。これで内向きフランジ部21が波付き管1の谷部に落ち込み、抜け止め具15がスリーブ13および波付き管1を抱持する状態となり、一方の波付き管1とスリーブ13が接続される。他方の波付き管1も上記と同様にして接続される。
【0026】
その後、抜け止め補助具29の一方のT型凸部33を抜け止め具15の一方のT型凹部31に嵌合させ、次いで抜け止め補助具29の他方のT型凸部33を抜け止め具15の他方のT型凹部31に嵌合させる。これにより抜け止め具15の両端が抜け止め補助具31により連結された状態となり、波付き管1の引き抜き強度が大幅に向上する。その理由は次のとおりである。すなわち、抜け止め補助具29のない状態では波付き管1に強い引き抜き力が加わると、抜け止め具15の両端の間隔が徐々に開いていって波付き管1の引き抜けが発生するが、抜け止め具15の両端が抜け止め補助具29で連結されている状態では、波付き管1に強い引き抜き力が加わっても抜け止め具15の両端が開きにくくなる。このため引き抜き強度が大幅に向上するのである。試作試験によると、抜け止め補助具29を取り付けると、取り付けない場合にくらべ、引き抜き強度が約4倍に向上することが確認された。
【0027】
なお抜け止め補助具29は、抜け止め具15と連結するときに若干弾性変形することが必要であるので、抜け止め具15と同程度のヤング率(10000kgf/cm2〜 35000kgf/cm2 )を有するプラスチック材料で形成することが好ましい。
【0028】
次に波付き管1の谷部に土砂が付着している場合について説明する。波付き管1の谷部に土砂が付着していても、波付き管1の端部をスリーブ13に挿入する作業は支障なく行える。次に図4のように抜け止め具15を装着するときは、抜け止め具15の内向きフランジ部21の両端部が波付き管1の谷部に沿って移動しながら谷部内の土砂を押し退けて削り落とすので、抜け止め具15の装着も支障なく行うことができる。
【0029】
また抜け止め補助具29を取り付けるときは通常、作業のやり易さの関係から、抜け止め具15をほぼ 180°回転させ、開いた部分を上側にしてから抜け止め補助具29を取り付けるが、抜け止め具15を回転させると、抜け止め具15の内向きフランジ部21の端部が波付き管1の谷部に沿って移動しながら谷部内の土砂を押し退けて削り落とすことができる。このため谷部内の土砂の量を少なくでき、抜け止め補助具29の装着状態をより安定なものとすることができる。
【0030】
抜け止め具15を回転させても、抜け止め具15の両端の間の谷部には多少土砂が残ってしまうが、抜け止め補助具29は内向きフランジ部21の内径が抜け止め具15の内向きフランジ部21の内径より大きく形成されているので、谷部内に若干土砂が残っていても、支障なく抜け止め補助具29の取付けを行うことができる。
【0031】
なおT型凹部31とT型凸部33は、両者が嵌合して抜け止め具15と抜け止め補助具29が連結されたときに、図1に示すようにT型凹部31の奥壁とT型凸部33の先端面との間にマイナスドライバーが入る隙間Gができるように形成することが好ましい。このようにすると、抜け止め具15と抜け止め補助具29の連結を解除する必要が生じたときに、前記隙間Gにマイナスドライバーを差し込んでT型凸部33をすくい上げることにより、連結を簡単に解除することができる。
【0032】
〔その他の実施形態〕
抜け止め具15の内向きフランジ部21は、図5に示すように、波付き管1の谷部に入る部分の外面の勾配を、波付き管1の谷部の壁の勾配と実質的に同じになるように形成するとよい。このようにすると、抜け止め具15を装着するとき及び装着した抜け止め具15を回転させるときに、内向きフランジ部21で波付き管1の谷部内の土砂を取り除く作用がより確実になる。
【0033】
また、抜け止め補助具29の両端のT型凸部33の頭部の内側角部には図6に示すように面取り35を施しておくとよい。このような面取り35を施しておくと、T型凸部33を抜け止め具15のT型凹部31に嵌合する作業をより容易に行うことができる。
【0034】
また上記の実施形態では、波付き管1の外周にパッキン5を装着して水密構造の接続状態を得る場合を説明したが、水密性が要求されない場合には、パッキンは不要である。またスリーブ13の両端内周面のテーパー面18をなくして、スリーブの内周面をストレートにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る管継手を使用すると、接続後の管が引き抜けにくくなり高い引抜き強度が得られると共に、接続作業を容易に行うことができる。また波付き管の外周面の谷部に土砂が付着している場合でも支障なく波付き管の接続を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る管継手の一実施形態を示す一部切開側面図。
【図2】 図1の管継手における、(A)は抜け止め具の半分切開正面図、(B)はスリーブの半分切開正面図。
【図3】 図1の管継手における、(A)は抜け止め具の半分切開正面図、(B)は同じく側面図、(C)は抜け止め補助具の半分切開正面図、(B)は同じく側面図。
【図4】 図1の管継手による管の接続方法の一段階を示す一部切開側面図。
【図5】 本発明の管継手における抜け止め具の内向きフランジ部の好ましい形を示す断面図。
【図6】 本発明の管継手における抜け止め補助具のT型凸部の好ましい形を示す側面図。
【符号の説明】
1:波付き管
11:管継手
13:スリーブ
15:抜け止め具
17:外向き突縁
19:内向き突縁
21:内向きフランジ部
29:抜け止め補助具
31:T型凹部
33:T型凸部
35:面取り
Claims (4)
- 接続すべき波付き管(1)が挿入されるスリーブ(13)と、このスリーブ(13)の端部に取りつけられる波付き管の抜け止め具(15)および抜け止め補助具(29)とからなり、
前記スリーブ(13)は、端部外周に前記抜け止め具(15)および抜け止め補助具(29)が装着される外向き突縁(17)を有しており、
前記抜け止め具(15)は、前記スリーブ(13)および波付き管(1)の半周より大きい周長を有する優弧型で、その内周には前記スリーブ(13)の外向き突縁(17)と係合する内向き突縁(19)と、前記波付き管(1)の外周の谷部に落ち込む内向きフランジ部(21)とが形成されており、
前記抜け止め補助具(29)は、抜け止め具(15)の周方向欠落部を補完する形の劣弧型で、その内周には前記抜け止め具と同様に内向き突縁(19)と内向きフランジ部(21)とが形成されており、
前記抜け止め具(15)および抜け止め補助具(29)はそれぞれ周方向の両端に相手方との連結部(31、33)を有しており、
また前記抜け止め具(15)は、周方向の両端の間隔を外力を加えてスリーブ(13)および波付き管(1)が入る間隔まで開いても外力を除去すると元の状態に戻るだけの弾性を有していて、これにより抜け止め具(15)はスリーブ(13)に波付き管(1)を挿入した後にスリーブ(13)と波付き管(1)に跨がって装着できるようになっており、
かつ前記抜け止め具( 15 )は、外力がかからない状態で、内向き突縁( 19 )の内径(2R 1 )が、スリーブ( 13 )の外径(2R 2 )より小さく形成され、これにより抜け止め具( 15 )は、スリーブ( 13 )の端部に装着されたときに内向き突縁( 19 )がスリーブ( 13 )を締め付けるようになっており、
さらに前記抜け止め補助具(29)は、その内向きフランジ部(21)の内径(2R4)が、抜け止め具(15)の内向きフランジ部(21)の内径(2R3)より大きく形成されており、
スリーブ( 13 )に波付き管(1)を挿入した後、抜け止め具( 15 )を、スリーブ( 13 )の端部外周と波付き管(1)の外周に跨るように装着し、さらに抜け止め具( 15 )の両端を抜け止め補助具( 29 )で連結して、波付き管(1)がスリーブ( 13 )から引き抜けないようにする、
ことを特徴とする波付き管用管継手。 - 抜け止め補助具(29)の内向きフランジ部( 21 )の内径(2R 4 )が、抜け止め具(15)の内向きフランジ部(21)の内径(2R3)より2〜10mm大きいことを特徴とする請求項1記載の波付き管用管継手。
- 抜け止め具(15)の内向きフランジ部(21)の、波付き管(1)の谷部に入る部分の外面の勾配が、波付き管(1)の谷部の壁の勾配と実質的に同じになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の波付き管用管継手。
- 抜け止め具(15)の両端の連結部はT型凹部(31)であり、抜け止め補助具(29)の両端の連結部は前記T型凹部(31)に嵌合するT型凸部(33)であり、T型凸部(33)の頭部の内側角部には面取り(35)が施されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の波付き管用管継手。
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