JP6655141B2 - ダクトスリーブ、及びハンドホール - Google Patents
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Description
また、本発明によれば、インサート成形により、袋状ねじ部材が前記ねじ用貫通孔の内部に固定された構成なので、従来に比べて製造工程を省略することができ、生産性が向上するとともに、製造コストも削減できる。
請求項4に記載の発明は、ハンドホールであって、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載されたダクトスリーブを備えたことを特徴とする。
即ち、本発明に係るダクトスリーブによれば、ダクトスリーブ本体とフランジ部材とを、嵌合端部同士を組み合わせることで一体化されてなる構成とすることで、各部材のサイズを小さく抑制することができることから、フランジ部材の製造への射出成形の適用が容易になる。また、フランジ部材の加工に射出成形を適用した場合には、切削や加熱加工等の方法を用いることなく、高い寸法精度で所望の形状に形成することができることから、ダクトスリーブ本体とフランジ部材とを、確実且つ強固に接合することが可能となる。
従って、生産性が向上するとともに、形状や寸法安定性にも優れたダクトスリーブを提供することが可能となる。
図1は、本実施形態の本体管ダクトスリーブ(ダクトスリーブ)10に、ロータス管20を取り付けた状態を示す斜視図であり、図2は、本体管ダクトスリーブ10を構成するダクトスリーブ本体10Aとフランジ部材10Bとを組み合わせる際の手順、並びに、ロータス管20を本体管ダクトスリーブ10に取り付ける際の手順を示す斜視図である。このように、本体管ダクトスリーブ10は、一般的に、ロータス管20との接続に用いられる。
また、ロータス管20は、複数のさや管ダクトスリーブ21の一方端部が固定板22に固定支持されたものであり、固定板22には、本体管ダクトスリーブ10にロータス管20を取り付ける際にボルト(第1のねじ部材)30が挿通される貫通孔22aが計4箇所に形成されている(図2及び図4等も参照)。
一方、フランジ部材10Bは、図示例のように、開口部12を有するフランジ状の部材として構成され、上述したように、開口部12の周壁に周縁部17を有し、この周縁部17にねじ用貫通孔18が設けられている。
ここで、図3及び図4に示すように、本実施形態の本体管ダクトスリーブ10においては、ねじ用貫通孔18は、ナット40の形状に合わせて、例えば、断面略六角形状とされている。また、図示例においては、ナット40が、ねじ用貫通孔18の内壁18aとの間で若干の間隙を有しながら、緩めに保持された状態で設けられている。また、ナット40は、ねじ切りがなされたねじ孔41と、このねじ孔41の周縁に形成される面取り部41aとを有している。
このように、フランジ部材10Bの嵌合端部19に鍔体19aを形成した場合には、フランジ部材10Bの嵌合端部19とダクトスリーブ本体10Aの嵌合端部16とを接合する際に、端面19cと端面16aとが当接することで、両部材の押し込み位置の位置決めを容易に行うことができる。また、フランジ部材10Bとダクトスリーブ本体10Aとを接着して一体化する場合には、接着剤のはみ出し等が生じるのを鍔体19aによって防止する効果が得られる。
あるいは、各々の嵌合端部16、19間の端面当接による接合が、端面16aと端面19cとを向かい合わせて加圧し、この状態でダクトスリーブ本体10A又はフランジ部材10Bの何れか一方を回転させ、摩擦熱による発熱で端面16a及び端面19cを溶融させた後に回転を停止し、冷却固化することで接合する、スピンウェルドによるものであっても良い。
さらに、本実施形態では、図示例のように、ねじ用貫通孔18に、ボルト30が挿通される側の開口18bとは反対側の開口18cから、ねじ用貫通孔18を塞ぐ蓋部51と、ボルト30の先端部31を収容可能な収容部52とを有した略筒状の押さえ部材50が挿通された構成を採用することができる。
また、押さえ部材50に備えられる収容部52の端部52aが、ナット40と若干の隙間を有するように押さえ部材50を配置することが、ナット40と端部52aとの間の摺動性を確保できる点から好ましい。
また、図16(b)に示すように、金型のゲートを4箇所としてフランジ部材10Bを一体で射出成形する場合には、各ゲートG1、G2、G3、G4間のそれぞれ中央付近にウェルドW1、W2、W3、W4が形成されるので、袋状ナット45がインサートされる4箇所のねじ用貫通孔18を、ウェルドW1〜W4とは離れた位置に配置する。
一方、図16(d)に示すように、金型のゲートを2箇所としてU字状部材101Dを射出成形する場合には、各ゲートG1、G2間の中央付近にウェルドW1が形成されるので、袋状ナット45がインサートされる2箇所のねじ用貫通孔18を、ウェルドW1とは離れた位置に配置する。
次に、主に図1〜図4を参照しながら、本体管ダクトスリーブ10とロータス管20との接続構造及び接続方法を説明する。
上述したように、図示略のハンドホールは地中に埋設されており、ハンドホールの側壁には貫通孔が形成されている。ハンドホールの貫通孔には、本体管ダクトスリーブ10が固定される。本体管ダクトスリーブ10は、その開口部12がハンドホール内部に臨むように、ハンドホールの側壁に取り付けられる。
以上説明したように、本発明に係る本体管ダクトスリーブ(ダクトスリーブ)10によれば、上記した構成によって以下の効果を奏する。
即ち、本発明に係る本体管ダクトスリーブ10によれば、ダクトスリーブ本体10Aとフランジ部材10Bとを、嵌合端部16、19同士を組み合わせることで一体化されてなる構成とすることで、各部材のサイズを小さく抑制することができることから、フランジ部材10Bの製造への射出成形の適用が容易になる。また、フランジ部材10Bの加工に射出成形を適用した場合には、切削や加熱加工等の方法を用いることなく、高い寸法精度で所望の形状に形成することができることから、ダクトスリーブ本体10Aとフランジ部材10Bとを、確実且つ強固に接合することが可能となる。
従って、生産性が向上するとともに、形状や寸法安定性にも優れた本体管ダクトスリーブ(ダクトスリーブ)10を提供することが可能になるという優れた効果を奏する。
Claims (4)
- 地中埋設管を受け入れ可能な筒状の受口部と、
該受口部と一体に形成され、ハンドホール内に連通する開口部に接続される筒部と、を備え、
該筒部における前記開口部の周縁部に、前記受口部及び前記筒部に挿通される複数のさや管ダクトスリーブの一方端部を固定支持する固定板を取り付けるための取付部が形成されたダクトスリーブであって、
前記受口部及び前記筒部が設けられたダクトスリーブ本体と、前記開口部が設けられたフランジ部材とを、各々に設けられた端部同士を組み合わせることで一体化されてなり、
前記取付部は、前記固定板をねじ留め固定する複数のねじ用貫通孔を有し、
前記フランジ部材は、前記周縁部と、前記周縁部に設けられた嵌合端部と、前記ダクトスリーブ本体の端部と当接する鍔体と、前記ダクトスリーブの管軸方向に沿った長さが前記固定板の厚さよりも長い外周部とを有し、
前記複数のねじ用貫通孔は、前記フランジ部材から管軸と直交する方向に突出し、かつ、互いに離間されて設けられ、
前記フランジ部材は、前記複数のねじ用貫通孔の各々の間に、前記管軸方向と直交する方向に延在するリブが設けられ、
前記リブは、前記周縁部及び前記嵌合端部の外面に亘って設けられていることを特徴とするダクトスリーブ。 - 地中埋設管を受け入れ可能な筒状の受口部と、
該受口部と一体に形成され、ハンドホール内に連通する開口部に接続される筒部と、を備え、
該筒部における前記開口部の周縁部に、前記受口部及び前記筒部に挿通される複数のさや管ダクトスリーブの一方端部を固定支持する固定板を取り付けるための取付部が形成されたダクトスリーブであって、
前記受口部及び前記筒部が設けられたダクトスリーブ本体と、前記開口部が設けられたフランジ部材とを、各々に設けられた端部同士を組み合わせることで一体化されてなり、
前記取付部は、前記固定板をねじ留め固定する複数のねじ用貫通孔を有し、
前記フランジ部材は、前記ダクトスリーブの管軸方向に沿った長さが前記固定板の厚さよりも長い外周部を有し、
前記ねじ用貫通孔の内部に断面六角形状の袋状ねじ部材が配置されており、
前記袋状ねじ部材が、インサート成形によって前記ねじ用貫通孔の内部に固定されていることを特徴とするダクトスリーブ。 - 地中埋設管を受け入れ可能な筒状の受口部と、
該受口部と一体に形成され、ハンドホール内に連通する開口部に接続される筒部と、を備え、
該筒部における前記開口部の周縁部に、前記受口部及び前記筒部に挿通される複数のさや管ダクトスリーブの一方端部を固定支持する固定板を取り付けるための取付部が形成されたダクトスリーブであって、
前記受口部及び前記筒部が設けられたダクトスリーブ本体と、前記開口部が設けられたフランジ部材とを、各々に設けられた端部同士を組み合わせることで一体化されてなり、
前記取付部は、前記固定板をねじ留め固定する複数のねじ用貫通孔を有し、
前記フランジ部材は、前記ダクトスリーブの管軸方向に沿った長さが前記固定板の厚さよりも長い外周部を有し、
前記ねじ用貫通孔の内部に断面六角形状の押さえ部材が配置されていることを特徴とするダクトスリーブ。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載されたダクトスリーブを備えたことを特徴とするハンドホール。
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JP2018173999A JP6655141B2 (ja) | 2018-09-18 | 2018-09-18 | ダクトスリーブ、及びハンドホール |
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