JPH069819Y2 - インサート金具 - Google Patents

インサート金具

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JPH069819Y2
JPH069819Y2 JP1989069082U JP6908289U JPH069819Y2 JP H069819 Y2 JPH069819 Y2 JP H069819Y2 JP 1989069082 U JP1989069082 U JP 1989069082U JP 6908289 U JP6908289 U JP 6908289U JP H069819 Y2 JPH069819 Y2 JP H069819Y2
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JP
Japan
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insert
fitting
hole
screw hole
side mold
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JP1989069082U
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JPH039813U (ja
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典夫 佐藤
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はインサート金具、より詳細に述べればプラス
チック成形品を他の部品とねじ結合するために、成形品
に埋設する埋込金具に関する。
[考案の背景] 一般に工業部品を構成するプラスチック成形品は、この
成形品を他の部品と組み立てるのに金属部品、すなわち
金属ねじを使用しなくてはならない場合には、その結合
部位に金属部品としてインサート金具を、あらかじめ金
型に埋込んでおき、樹脂を流入させるインサート成形が
おこなわれている。
インサート金具は種々の外形状をもち、一般に内部に孔
またはねじ孔をもった円柱形の金属で作られる。インサ
ート金具は、これが成形品から抜け出したり、回転する
ことがないように、成形品に埋込まれる部分に、たとえ
ばローレットを切る。また、成形時にインサート金具の
内部ねじ孔内に樹脂が流入しないように、一方の端部を
「めくら」にしたものもある。
しかし通常、これらインサート金具はその両端が平坦面
で、この金具を可動側型板の所定の部位に固定して固定
側型板にはさみ、固定側型板のキャビティに樹脂を注入
して製品とする。この成形時に、両端が平坦なインサー
ト金具においては、その内部ねじ孔中に樹脂が流入する
ため、成形の終了後に孔またはねじ孔内に流入した樹脂
を除去するための後仕上げが必要である。
とくに、インサート金具の全長は、その寸法の公差を±
0.02以下に厳しく設定しなければならない。もしも
それ以上であると型をへこまし、またそれ以下である
と、樹脂がインサート金具のねじ孔内に流入する。
また、インサート金具の全長の寸法を厳格に設定して
も、ロット間のばらつきを押えることが困難であって、
型の表面にインサート金具の端部の当る部位がへこん
で、公差内で製作したインサート金具を用いて成形して
も、インサート金具のねじ孔に樹脂が流入するようにな
る。
さらに、インサート金具の直径方向の寸法については、
相当に厳しい公差であっても、これを維持することがで
きるが、長さ方向の精度は出しにくく、その公差を押え
ることによって、インサート金具の不良率が増加し、コ
スト高をまねく。
なお、インサート金具の材質がステンレス鋼のような硬
い材料の場合には、以上に述べた見地からして、インサ
ート金具の全長の寸法をより一段と厳格にする必要があ
る。
[考案の目的] 以上に詳述した従来技術における解決を要する多くの問
題点を考慮に入れて、この考案の主目的は、成形時に外
圧を加えると、インサート金具の一部がキャビティの長
さに対応して変形して、内部の孔またはねじ孔に樹脂が
流入するのを阻止できるインサート金具を提供すること
にある。
この考案はプラスチック成形品に埋込むインサート金具
による成形用金型の損傷を未然に阻止し、金型の寿命を
延ばすことのできる極めて構造が簡単なインサート金具
を提供することにある。
[考案の構成] この考案の好ましい実施態様を図面について説明する。
第1図に示すように、インサート金具10は金属製の円柱
形本体12で、一方の端面14は平坦であり、他方の端面16
には本体12直径より短い直径で外方に僅かに伸長する円
形突出部分18にしてある。
円柱形本体12の外周面にはインサート金具10が成形品と
された場合に樹脂に埋込れた部位から抜け出ないよう、
従来公知のもののように、ローレット20を形成させるこ
とができる。また、円柱形本体12にはその一方の端部14
から他方の端面16に至る内部孔またはねじ孔22が形成し
てある。そして円形突出部分18には円柱形本体12の内部
ねじ孔22から、円形突出部分18の外端に至る末広開口24
が形成してある。
この考案のインサート金具10は、第2図に示すように、
一方の端面14から円形突出部分18の外端面までの長さ、
すなわち全長lを上下両金型のキャビティの両平面間の
寸法Mよりも0.1ないし0.15長くしてある。ま
た、末広開口24の先端の直径Cは、円柱形本体12の内部
ねじ孔22の直径Dから45度の角度で末広状に面取りし
た場合に、 C ≧ D + 1 の関係をとるような寸法にした場合、後述する効果が最
適であることが、実験から知れた。
[考案の作用と効果] この考案のインサート金具10を用いてプラスチック成形
物を射出成形するには、従来の成形技術を適用する。こ
れを簡単に説明すれば、第3図に示すように、インサー
ト金具10の端面14側のねじ孔22に、可動側型板30に固定
したガイドピン32を挿入し、型締により固定側型板34と
可動側型板30との間にはさんで、型のキャビティ36内に
樹脂を注入する。
以上のようにして成形操作を行うと、可動側型板30と固
定側型板34との間に、装着されたインサート金具10は、
その型締め時に、第4図に示すように、円形突出部分18
の先端部が固定側型板34の内面に当って、外方に噛みつ
ぶされた形に変形し、固定側型板34の内面に密着した状
態に保たれる。したがって、両型板30,34の内部のキャ
ビティ36に樹脂が注入されても、インサート金具10の内
部ねじ孔22の中へと樹脂が流入することがない。
さらに、この考案によればインサート金具10の円形突出
部分18の外端部は可動側型板30の固定側型板34に向けて
の型締めによって、固定側型板34の内面に接触して噛み
つぶされた形に変形するので、固定側型板34の接触面に
特に損傷を与えることがなく、これら成型用金型の連続
使用に支障がない。
なお、この考案のインサート金具10は円柱形本体12に内
部ねじ孔22を具備する形状のものについて詳述したが、
他の形状のものについても、その実用新案登録請求の範
囲に記載の限定内において実施することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のインサート金具の半断正
面図、第2図はその寸法を説明する図、第3図はこの考
案のインサート金具を埋込んだ加工物を製造することを
説明する略断面図、第4図はこの考案のインサート金具
の円形突出部分の端部が噛みつぶされた形に変形するこ
とを示す略断面図である。 図における主な参照数字を列挙すると、次の通りであ
る。 10……インサート金具 12……円柱形本体 18……円形突出部分 22……内部ねじ孔 30……可動側型板 32……ガイドピン 34……固定側型板 36……キャビティ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に孔(22)を有する円柱本体(12)と、前
    記円柱本体(12)の一方の端面(16)から外方に伸長する円
    形突出部分(18)とから成るインサート金具(10)におい
    て、前記インサート金具(10)の全長(1)を成形すべき加
    工物の厚さとなる成形用型のキャビティの長さ(M)よ
    りも僅かに長いものとし、前記円柱本体(12)の孔(22)の
    直径(D)の外端から前記円形突出部分(18)の外端面に
    向って末広開口(24)を形成したことを特徴とするインサ
    ート金具。
  2. 【請求項2】前記孔(22)をねじ孔とする請求項1に記載
    のインサート金具。
JP1989069082U 1989-06-15 1989-06-15 インサート金具 Expired - Lifetime JPH069819Y2 (ja)

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JPH039813U JPH039813U (ja) 1991-01-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5863271B2 (ja) * 2011-04-27 2016-02-16 ボロフ、オタリュ、ソシエテ、アノニムBollhoff Otalu S.A. インサート成型されるねじ付きインサートおよびインサート成型方法

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JPS5159018A (ja) * 1974-11-20 1976-05-22 Ube Industries Seikeikyoinsaatotoridashisochi
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JP2870000B2 (ja) * 1989-03-20 1999-03-10 日本精工株式会社 動圧軸受とその製造方法

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JPH039813U (ja) 1991-01-30

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