JP2577325Y2 - 射出成形用金型装置 - Google Patents
射出成形用金型装置Info
- Publication number
- JP2577325Y2 JP2577325Y2 JP1992027081U JP2708192U JP2577325Y2 JP 2577325 Y2 JP2577325 Y2 JP 2577325Y2 JP 1992027081 U JP1992027081 U JP 1992027081U JP 2708192 U JP2708192 U JP 2708192U JP 2577325 Y2 JP2577325 Y2 JP 2577325Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- resin
- injection molding
- screw
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、金型内のキャビテイ−
内に樹脂を流入し、リング状部材、有底筒体、歯車など
の樹脂成形品が成形される射出成形用金型装置に関する
ものである。
内に樹脂を流入し、リング状部材、有底筒体、歯車など
の樹脂成形品が成形される射出成形用金型装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金型内のキャビテイ−内に樹脂を
流入し、リング状部材、有底筒体、歯車などの樹脂成形
品を成形するようにした射出成形用金型装置は周知であ
る。
流入し、リング状部材、有底筒体、歯車などの樹脂成形
品を成形するようにした射出成形用金型装置は周知であ
る。
【0003】図3、図4について説明する。固定側取付
板101にはランナ−ストリッパ−プレ−ト102とラ
ンナ−プレ−ト103とが取り付けられている。そのラ
ンナ−ストリッパ−プレ−ト102にはスプル−孔10
4が形成されたスプル−部材105が配置されている。
板101にはランナ−ストリッパ−プレ−ト102とラ
ンナ−プレ−ト103とが取り付けられている。そのラ
ンナ−ストリッパ−プレ−ト102にはスプル−孔10
4が形成されたスプル−部材105が配置されている。
【0004】一方、ランナ−プレ−ト103にはランナ
−孔106が形成されている。又、ランナ−プレ−ト1
03には、2個のゲ−ト孔107が形成された固定側キ
ャビテイ−108が固定された固定側型板109が取り
付けられている。110はランナ−ロックピンであり、
固定側取付板101に固定されている。
−孔106が形成されている。又、ランナ−プレ−ト1
03には、2個のゲ−ト孔107が形成された固定側キ
ャビテイ−108が固定された固定側型板109が取り
付けられている。110はランナ−ロックピンであり、
固定側取付板101に固定されている。
【0005】又、固定側型板109と対向した位置には
可動側型板111が配置されていて、その可動側型板1
11には可動側キャビテイ−112が固定されている。
更に、可動側型板111には成形品を押し出すためのエ
ジェクタピン113が摺動自在に配置されていると共に
コアピン114が配置されている。
可動側型板111が配置されていて、その可動側型板1
11には可動側キャビテイ−112が固定されている。
更に、可動側型板111には成形品を押し出すためのエ
ジェクタピン113が摺動自在に配置されていると共に
コアピン114が配置されている。
【0006】次に作用について説明すると、金型を閉じ
スプル−孔104より樹脂を流入させると、その樹脂は
ランナ−孔106を通り、各ゲ−ト孔107より固定側
キャビテイ−108と可動側キャビテイ−112内に流
入される。
スプル−孔104より樹脂を流入させると、その樹脂は
ランナ−孔106を通り、各ゲ−ト孔107より固定側
キャビテイ−108と可動側キャビテイ−112内に流
入される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術においては、一般的に射出成形を行なうと各キャビ
テイ−108,112の製品成形部(樹脂流入部)を正
確に加工しても、樹脂の収縮度や、樹脂の充填密度、添
加剤の配向性の影響により成形品が変形(図5参照)し
てしまう場合がある。
技術においては、一般的に射出成形を行なうと各キャビ
テイ−108,112の製品成形部(樹脂流入部)を正
確に加工しても、樹脂の収縮度や、樹脂の充填密度、添
加剤の配向性の影響により成形品が変形(図5参照)し
てしまう場合がある。
【0008】そのため、キャビテイ−を出来上がった
(成形された)製品の正確度を調べながら作成し直さな
ければならず面倒であり、又、正確な成形品が出来上が
るまでキャビテイ−を作り替えなければならない為、金
型の製作費用が高価になってしまうという問題点があっ
た。
(成形された)製品の正確度を調べながら作成し直さな
ければならず面倒であり、又、正確な成形品が出来上が
るまでキャビテイ−を作り替えなければならない為、金
型の製作費用が高価になってしまうという問題点があっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決することを目的とし、円筒状のホルダー内部に変形可
能な弾性部材で成形されたキャビテイーを配設し、ホル
ダーに螺孔を形成して螺子を螺合し、該螺子の先端をキ
ャビテイー外周に当接し、キャビテイーを変形し得るよ
うにしたことを特徴とするものである。
決することを目的とし、円筒状のホルダー内部に変形可
能な弾性部材で成形されたキャビテイーを配設し、ホル
ダーに螺孔を形成して螺子を螺合し、該螺子の先端をキ
ャビテイー外周に当接し、キャビテイーを変形し得るよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】図1は本考案の第1実施例で円筒を射出成形
する場合である。1は円筒状のホルダ−で内部に変形可
能な弾性部材で成形されたキャビテイ−3を配設し、ホ
ルダ−1の対称位置に中心に向う螺孔1aを形成し、螺
子4を螺合し、該螺子4の先端をキャビテイ−3外周に
当接し得るようにしてある。5はキャビテイ−3の中心
部に配設した中空製品にするためのコアピンである。
する場合である。1は円筒状のホルダ−で内部に変形可
能な弾性部材で成形されたキャビテイ−3を配設し、ホ
ルダ−1の対称位置に中心に向う螺孔1aを形成し、螺
子4を螺合し、該螺子4の先端をキャビテイ−3外周に
当接し得るようにしてある。5はキャビテイ−3の中心
部に配設した中空製品にするためのコアピンである。
【0011】次に作用について説明する。射出成形する
樹脂の収縮度や、樹脂の充填密度、添加剤の配向性の影
響を予じめ計算し、樹脂成形品が収縮変形した場合、正
確な円筒が得られるように螺子4をキャビテイー3外周
に所定量押圧してキャビテイー3を所定形状に変形し、
次いでキャビテイー3の樹脂流入部2に樹脂を射出成形
する。樹脂成形品が収縮後所期の正確な形状になってい
るかどうかその正確度を測定し、螺子の移動量を調整し
て正確な円筒が得られる迄、射出成形を繰返し行う。
樹脂の収縮度や、樹脂の充填密度、添加剤の配向性の影
響を予じめ計算し、樹脂成形品が収縮変形した場合、正
確な円筒が得られるように螺子4をキャビテイー3外周
に所定量押圧してキャビテイー3を所定形状に変形し、
次いでキャビテイー3の樹脂流入部2に樹脂を射出成形
する。樹脂成形品が収縮後所期の正確な形状になってい
るかどうかその正確度を測定し、螺子の移動量を調整し
て正確な円筒が得られる迄、射出成形を繰返し行う。
【0012】図2は本考案の第2実施例で、正確さが要
求される歯車を射出成形する場合である。キャビテイ−
3′の内面に歯車の歯部3a′を形成してある。作用は
第1実施例と同様である。
求される歯車を射出成形する場合である。キャビテイ−
3′の内面に歯車の歯部3a′を形成してある。作用は
第1実施例と同様である。
【0013】なお、キャビテイ−の形状によって押圧す
る螺子は3個以上所定個所に配設してもよく、多角形
体、楕円体等種々の形状の樹脂成形品の射出成形に適用
できる。
る螺子は3個以上所定個所に配設してもよく、多角形
体、楕円体等種々の形状の樹脂成形品の射出成形に適用
できる。
【0014】
【考案の効果】本考案によると、円筒状のホルダー内部
に変形可能な弾性部材で成形されたキャビテイーを配設
し、ホルダーに螺孔を形成して螺子を螺合し、該螺子の
先端をキャビテイー外周に当接し、キャビテイーを変形
し得るようにしてあるので、樹脂成形品の変形量に応じ
てリング状キャビテイーの外形を変形させ、正確な形状
の樹脂成形品を得ることができ、キャビテイーを作り直
さなくてよいので安価な射出成形用金型装置を提供する
ことができる。
に変形可能な弾性部材で成形されたキャビテイーを配設
し、ホルダーに螺孔を形成して螺子を螺合し、該螺子の
先端をキャビテイー外周に当接し、キャビテイーを変形
し得るようにしてあるので、樹脂成形品の変形量に応じ
てリング状キャビテイーの外形を変形させ、正確な形状
の樹脂成形品を得ることができ、キャビテイーを作り直
さなくてよいので安価な射出成形用金型装置を提供する
ことができる。
【図1】本考案の第1実施例射出前の射出成形部平断面
図である。
図である。
【図2】本考案の第2実施例射出前の射出成形部平断面
図である。
図である。
【図3】従来装置の射出成形装置の正断面図である。
【図4】図3の射出前の射出成形部平断面図である。
【図5】図4による射出成形後の樹脂成形品平面図であ
る。
る。
1 ホルダ− 1a 螺孔 2 樹脂流入部 3 キャビテイ− 3′ キャビテイ− 3a′ 歯車の歯部 4 螺子
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状のホルダー内部に変形可能な弾性
部材で成形されたキャビテイーを配設し、ホルダーに螺
孔を形成して螺子を螺合し、該螺子の先端をキャビテイ
ー外周に当接し、キャビテイーを変形し得るようにした
射出成形用金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992027081U JP2577325Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 射出成形用金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992027081U JP2577325Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 射出成形用金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578525U JPH0578525U (ja) | 1993-10-26 |
JP2577325Y2 true JP2577325Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=12211131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992027081U Expired - Lifetime JP2577325Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 射出成形用金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577325Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61254318A (ja) * | 1985-05-07 | 1986-11-12 | Toyoda Gosei Co Ltd | 外筒金具をもつ成形品の製造方法 |
JPH04284208A (ja) * | 1991-03-14 | 1992-10-08 | Janome Sewing Mach Co Ltd | プラスチツクレンズの製造方法 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1992027081U patent/JP2577325Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0578525U (ja) | 1993-10-26 |
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