JP2588426Y2 - 樹脂成形品の成形型装置 - Google Patents

樹脂成形品の成形型装置

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JP2588426Y2
JP2588426Y2 JP1992054184U JP5418492U JP2588426Y2 JP 2588426 Y2 JP2588426 Y2 JP 2588426Y2 JP 1992054184 U JP1992054184 U JP 1992054184U JP 5418492 U JP5418492 U JP 5418492U JP 2588426 Y2 JP2588426 Y2 JP 2588426Y2
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molding
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resin molded
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桂 杉浦
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は樹脂成形品の成形型装
置に関し、特に、樹脂製の本体と、該本体にインサート
されかつ同本体の一側面から他側面のわたる厚さをもつ
インサート部材とからなる樹脂成形品を射出成形するた
めの成形型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の成形型装置は図3又は図
4に示すように左右方向へ開閉動作される一対の成形型
1′,11′を主体として構成される。これら一対の成
形型1′,11′には、型閉じされた状態でキャビティ
10′を構成する成形面4’,14’がそれぞれ形成さ
れ、これら各成形面4′,14′の周囲には、成形型
1′,11′の開閉方向と直交する方向に型合せ面
3′,13′が形成される。そして、一対の成形型
1′,11′が型開きされた状態において、一方の成形
型11′の成形面14′にはセットピン15′によって
インサート部材20′がセットされる。その後、一対の
成形型1′,11′が型閉じされ、これら両成形型
1′,11′の成形面4′,14′によって構成される
キャビティ10′に樹脂が射出されることで、樹脂成形
品22′が形成されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記インサ
ート部材20′には、その厚さ寸法にバラツキがあり、
インサート部材20′の厚さ寸法が基準値よりも大きい
場合には、図3に示すように、一対の成形型1′,1
1′の型合せ面3′,13′が当接することなく、成形
型1′,11′が型閉じされることとなる。このため、
一対の成形型1′,11′のキャビティ10′に樹脂を
射出して樹脂成形品22′を形成するときに、前記両型
合せ面3′13′の間の隙間S1から樹脂漏れが発生す
る。これによって樹脂製本体21′の外周面には過大な
バリ23′が発生する。
【0004】また、インサート部材20′の厚さ寸法が
規準値よりも小さい場合には、図4に示すように、一対
の成形型1′,11′の型合せ面3′,13′が当接し
てこれら両成形型1′,11′が型閉じされるが、一方
の成形型11′に一側面が接して保持されたインサート
部材20′の他側面と他方の成形型1′の成形面4′と
の間に隙間S2が生じる。このため、一対の成形型
1′,11′のキャビティ10′に樹脂を射出して樹脂
成形品22′を形成するときに、その樹脂の一部が前記
隙間S2に流入し、インサート部材20′の他側面を被
う。したがってインサート部材20′の他側面が樹脂製
本体21′の他側面に露出されることなく樹脂に被覆さ
れることとなり、不良品となる。
【0005】この考案の目的は、前記した従来の問題点
に鑑み、インサート部材の厚さ寸法のバラツキを一対の
成形型の型合せ面において吸収することで、樹脂製本体
の外周面に対するバリの発生を防止することができると
ともに、インサート部材の両側面を樹脂製本体の両側面
に露出させることができ、不良品の発生を防止すること
ができる樹脂成形品の成形型装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案に係る樹脂成形品の成形型装置は、樹脂製
の本体と、該本体にインサートされかつ同本体の一側面
から他側面にわたる厚さをもつインサート部材とからな
る樹脂成形品を射出成形するためのキャビティが、型閉
じされた一対の成形型の相互の成形面によって構成され
る成形型装置であって、前記一対の成形型にはその開閉
方向と同方向に嵌合する凸型部と凹型部とがそれぞれ形
成されるとともに、前記凸型部の端面の成形面と前記凹
型部の底面とに前記インサート部材の両端面がそれぞれ
当接して前記一対の成形型が型閉めされる構成にし、前
記一対の成形型が型締めされた状態において、前記凸型
部の成形面と前記凹型部の内周面及び底面によってキャ
ビティが構成され、しかも、前記凸型部の外周面とこれ
に嵌合する凹型部の内周面とをそれぞれ型合せ面としか
つこれら両型合せ面が前記一対の成形型の開閉方向と平
行な面のみに形成されている
【0007】
【作用】前記したように構成される樹脂成形品の成形型
装置において、一対の成形型の開閉方向と同方向に嵌合
する凸型部の外周面と凹型部の内周面とをそれぞれ型合
せ面としかつこれら両型合せ面が前記一対の成形型の開
閉方向と平行な面のみに形成される。さらに、前記凸型
部の端面の成形面と前記凹型部の底面とに前記インサー
ト部材の両端面がそれぞれ当接して前記一対の成形型が
型閉めされ、その型締め状態において、前記凸型部の成
形面と前記凹型部の内周面(型合せ面)及び底面によっ
てキャビティが構成される。このため、インサート部材
の厚さ寸法にバラツキがあっても、そのインサート部材
の厚さ寸法のバラツキが前記一対の成形型の開閉方向と
平行な面のみに形成される両型合せ面の嵌合量の変動に
よって吸収される。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1と図2にし
たがって説明する。型開き状態にある成形型装置を断面
で表した図1において、一対をなす第1、第2の両成形
型1,11のうち、左側の第1成形型(固定型)1には
凹型部2が形成されている。
【0009】前記固定型としての第1成形型1に対し左
右方向へ開閉動作される第2成形型(可動型)11に
は、該成形型11の開閉動作に基づいて前記凹型部2に
対し離脱可能に嵌合される凸型部12が形成されてい
る。そして、前記凹型部2の内周面と凸型部12の外周
面との相互の嵌合部をそれぞれ型合せ面3,13として
いる。また、前記第2成形型11凸型部12の先端面に
は、凹型部2の内周面の型合せ面3から奥側の内周面及
び底面と協働してキャビティ10を構成する成形面14
が形成されている。さらに前記成形面14には、インサ
ート部材20を位置決め保持するための所定数のセット
ピン15が突設されている。
【0010】この実施例は上述したように構成される。
したがって図1に示すように、第1、第2両成形型1,
11が型開きされた状態において、第2成形型11の成
形面14にはセットピン15によってインサート部材2
0が位置決め保持される。その後、第1成形型1に対し
第2成形型11が型閉め動作される。
【0011】第2成形型11の型閉め動作にともない、
第1成形型1の凹型部2に対し、第2成形型11の凸型
部12が嵌挿される。そして、凸型部12の成形面14
に一側面が当接してセットされたインサート部材20の
他端面が凹型部2の底面に当接したところで、第1成形
型1に対する第2成形型11の型閉めが完了する。
【0012】すなわち、第1成形型1の凹型部2の内周
面と第2成形型11の凸型部12の外周面とをそれぞれ
型合せ面3,13として第1成形型1に対し第2成形型
11が型閉めされるため、前記インサート部材20の厚
さ寸法Hのバラツキが前記両型合せ面3,13の嵌合量
Lの変動によって吸収される。
【0013】このようにして、第1成形型1の凹型部2
底面にインサート部材20の他端面が当接して第2成形
型11が型閉めされたところで、前記第1、第2の両成
形型1,11のキャビティ10に樹脂が射出されること
で、前記樹脂による本体21が形成されると同時にイン
サート部材20が前記本体21の両側面から露出された
状態で同本体21にインサートされてなる樹脂成形品2
2が得られる。その後、第1成形型1に対し第2成形型
11が元の位置まで型開きされ、樹脂成形品22が取出
されることで、射出成形の1サイクルが完了する。
【0014】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
インサート部材の厚さ寸法のバラツキを一対の成形型の
開閉方向と平行な面のみに形成される両型合せ面の嵌合
量の変動によって吸収することができる。この結果、樹
脂製本体の外周面に過大なバリが発生したり、インサー
ト部材の端面が樹脂によって被覆されるという不具合を
解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の型開き状態にある成形型
装置を示す断面図である。
【図2】同じく型閉じ状態にある成形型装置を示す断面
図である。
【図3】従来の成形型装置における両成形型の型合せ面
の間に隙間が生じた状態を示す断面図である。
【図4】同じくインサート部材の他側面と他方の成形型
の成形面との間に隙間が生じた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 第1成形型 2 凹型部 3 型合せ面 10 キャビティ 11 第2成形型 12 凸型部 13 型合せ面 14 成形面 20 インサート部材 21 本体 22 樹脂成形品

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の本体と、該本体にインサートさ
    れかつ同本体の一側面から他側面にわたる厚さをもつイ
    ンサート部材とからなる樹脂成形品を射出成形するため
    のキャビティが、型閉じされた一対の成形型の相互の成
    形面によって構成される成形型装置であって、 前記一対の成形型にはその開閉方向と同方向に嵌合する
    凸型部と凹型部とがそれぞれ形成されるとともに、前
    凸型部の端面の成形面と前記凹型部の底面とに前記イン
    サート部材の両端面がそれぞれ当接して前記一対の成形
    型が型閉めされる構成にし、前記一対の成形型が型締め
    された状態において、前記凸型部の成形面と前記凹型部
    の内周面及び底面によってキャビティが構成され、しかも、前記凸型部の外周面とこれに嵌合する凹型部の
    内周面とをそれぞれ型合せ面としかつこれら両型合せ面
    が前記一対の成形型の開閉方向と平行な面のみに形成さ
    れている ことを特徴とする樹脂成形品の成形型装置。
JP1992054184U 1992-07-09 1992-07-09 樹脂成形品の成形型装置 Expired - Fee Related JP2588426Y2 (ja)

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