JPH0536656Y2 - - Google Patents

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JPH0536656Y2
JPH0536656Y2 JP1138488U JP1138488U JPH0536656Y2 JP H0536656 Y2 JPH0536656 Y2 JP H0536656Y2 JP 1138488 U JP1138488 U JP 1138488U JP 1138488 U JP1138488 U JP 1138488U JP H0536656 Y2 JPH0536656 Y2 JP H0536656Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は溶融樹脂が射出される金型を備えた射
出成形金型装置に関する。
(従来の技術) 射出成形金型は、たとえば実公昭55−20498号
公報に示されているように、金型キヤビテイを形
成する固定側金型と、同金型に対して接離自在な
可動側金型とを有し、固定側金型に対する可動側
金型の位置決めは、一方の金型に設けられた案内
ピンが他方の金型に設けられたブツシユに嵌合す
ることによつて行われる。
第5図はこのような案内ピンとブツシユとを示
すもので、1は固定側型板、2は固定側型板1に
接離自在な可動側型板で、固定側型板1にガイド
ブツシユ3が設けられ、可動側型板2にガイドピ
ン4が設けられてあつて、ガイドピン4はガイド
ブツシユ3に摺動自在に嵌合されるようになつて
いる。
第6図は他の例を示すもので、同図ではガイド
ブツシユ3の摺動孔がテーパ孔に形成され、ガイ
ドピン4がテーパピンに形成された例を示すもの
で、作用効果は第5図と同様である。
上記いずれの場合においてもガイドブツシユ3
の長さは固定側型板1の厚さよりも小さくなつて
いる。
(考案が解決しようとする課題) 金型には、前掲の公報に記載されているように
金型キヤビテイの底面がパーテイング面に対して
平行状になつているものの他に金型キヤビテイの
底面が凹凸に形成されパーテイング面を越えて相
手金型方向に突出したものがある。
このような金型では、固定側型板1を床面上に
置いた場合、上記従来例ではガイドブツシユ3の
長さが固定側型板1の厚さよりも短いため、金型
キヤビテイの底面の一部を形成しパーテイング面
を越える部分が直接床面に接触する。
このため固定側金型の組付・分解時において、
固定側型板を取り扱う際、同型板を不注意に床面
上に置いた場合には、金型キヤビテイの底面が破
損し再製作を余儀なくされることもあるため、金
型の組付・分解時に作業者に余分な負担をかけて
いた。
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、金型キヤビテイ面が直接床面に接触する
ことがない射出成形金型装置を得ることを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 本考案の上記目的を達成するための固有の構成
は次のとおりである。
固定側金型と、該固定側金型に対して接離自在
な可動側金型と、金型キヤビテイ面の一部を形成
しパーテイング面を越えて相対向する金型方向に
互いに突出するコア部と、前記金型に設けられか
つ一方の金型の型板を貫通し取付板で頭部を挟む
ようにして該一方の金型に設けられたガイドブツ
シユと、他方の金型に設けられた該ガイドブツシ
ユに挿入自在なガイド部材とを有し、前記ガイド
ブツシユおよびガイド部材のパーテイング面から
の突出量は前記コア部のパーテイング面からの突
出量よりも大であることである。
(作用) 一方の金型の型板を貫通し取付板で頭部を挟む
ようにして該一方の金型にガイドブツシユを設け
たので、ガイドブツシユの移動が取付板で拘束さ
れてガイドブツシユのパーテイング面からの突出
量を確実に維持することができ、かつ、ガイドブ
ツシユおよびガイド部材のパーテイング面からの
突出量はコア部のパーテイング面からの突出量よ
りも大であるから、固定側金型および可動側金型
の両方にパーテイング面を越えるコアがあつて
も、コア部を下に向けて固定側金型および可動側
金型を床面上に置いてもコア部が床面に接触する
ことがない。
(考案の効果) 上記のごとくコア部が床面に接触することがな
いので、床面との接触によつてコア部が破損する
ことがなく、このため、分解・組付時に金型のコ
ア部を上向きにするなどのコア部破損防止のため
の工程を経る必要がなくなり、分解・組付工数の
低減が図れる。
またコア部の突出量が著しい場合であつても、
型締時、コア部が相手金型の凹部に嵌合するより
も先にガイド部材の挿入が開始して金型の位置決
めが行われるため、型締精度が悪い射出成形機で
もコア部に相手金型の凹部が干渉することがな
く、コア部の破損といつた事態が未然に防止され
る。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面を参照しながら説明
する。第1図において、100は固定側金型、2
00は固定側金型100に対して接離自在な可動
側金型である。
固定側金型100は、固定側取付板101と、
同取付板101に取り付けられた固定側型板10
2とから構成されている。
他方可動側金型200は、可動側取付板201
と、同取付板201に取り付けられたスペーサブ
ロツク202と、同ブロツク202に取り付けら
れた受け板203と、受け板203に取り付けら
れた可動側型板204とから構成されている。
固定側型板102と可動側型板204とは相対
向する位置にあつて、両側板102,204間に
は金型キヤビテイ10が形成されるようになつて
いる。固定側型板102には取付孔103が形成
され、この取付孔103には固定側コア104が
嵌合されている。同コア104の金型キヤビテイ
10面側は凹凸部に形成され、凸部105はパー
テイング面106を越えて可動側型板204方向
に突出している。
同様のコアは可動側型板204にも設けられて
いる。すなわち可動側型板204に形成された取
付孔205に可動側コア206が嵌合され、同コ
ア206の金型キヤビテイ10面側は凹凸部に形
成され、凸部207はパーテイング面106を越
えて固定側コア104の凹部107に入るように
なつており、このとき同時に凸部105も可動側
コア206の凹部208に入るようになつてい
る。108,209は可動側および固定側コアピ
ンで、それぞれ凸部105,207からわずかに
突出している。すなわち固定側コア104はパー
テイング面106から距離l1だけ突出し、また可
動側コア206はパーテイング面106からl2
け突出している。
固定側型板102には、さらにガイドブツシユ
11が挿入される保持孔109が形成され、保持
孔109にはガイドブツシユ11が嵌合され、ガ
イドブツシユ11の頭部は図から明らかな通り固
定側取付板101にて挟持されている。同ブツシ
ユ11の先端部は保持孔109から突出し、そし
て同時にパーテイング面106を越えて可動側型
板204に形成されたピン用孔210に入るよう
になつている。
可動側型板204のガイドブツシユ11と対応
する位置には、ガイドピン12が設けられ、同ピ
ン12はガイドブツシユ11に摺動自在に嵌合し
うるようになつている。
なお、αは型締時にガイドブツシユ11の先端
面とピン用孔210の底面とに形成される間隙
で、同ブツシユ11と可動側型板204との干渉
を防止するために形成されている。13は固定側
金型100に設けられたスプールブツシユ、14
は固定側取付板101に取り付けられたロケート
リング、15はリターンピン、16はエジエクタ
ピンである。
ところでガイドブツシユ11とガイドピン12
とのパーテイング面106からの突出量である
が、これらはそれぞれL1,L2に設定され、さら
にこれらの突出量L1,L2とコア104,206
の突出量l1,l2とは次のような相関関係を有して
いる。
l1<L1 ,l2<L2 すなわちコア104,206よりもガイドブツ
シユ11およびガイドピン12の突出量が大に設
定されている。したがつて第2図および第3図に
示すように固定側金型100および可動側金型2
00を、コア104,206が下を向くように床
面Fに置いた場合、ガイドブツシユ11およびガ
イドピン12が床面Fに当接し、コア104,2
06が床面Fに接触することがない。
ところで可動側型板204の厚さTであるが、
これは、次のように表わすことができる。
T=L1+L3+α ここでL3はピン用孔210の底面と可動側型
板204の後端面との距離である。
上式から明らかなように、ガイドブツシユ11
の突出量L1が大になると、Tが必要以上に大に
なり、このため可動側金型200のストロークの
関係で型開き量が不足する等の問題が生ずる可能
性がある。この場合には第4図に示すようにガイ
ドブツシユ11の長さを、従来のように固定側型
板102の厚さよりも小さくするとともに同型板
102に、パーテイング面106から突出するガ
イドピン17を設け、可動側型板204に同ピン
17が入る挿入孔18を形成する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る射出成形金型装置の断面
図、第2図は固定側金型を床面に置いた状態を示
す説明図、第3図は可動側金型を床面に置いた状
態を示す説明図、第4図は本考案の他の実施例を
示す断面図、第5図および第6図は従来の射出成
形金型の断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定側金型と、該固定側金型に対して接離自在
    な可動側金型と、金型キヤビテイ面の一部を形成
    しパーテイング面を越えて相対向する金型方向に
    互いに突出するコア部と、前記金型に設けられか
    つ一方の金型の型板を貫通し取付板で頭部を挟む
    ようにして該一方の金型に設けられたガイドブツ
    シユと、他方の金型に設けられた該ガイドブツシ
    ユに挿入自在なガイド部材とを有し、前記ガイド
    ブツシユおよびガイド部材のパーテイング面から
    の突出量は前記コア部のパーテイング面からの突
    出量よりも大であることを特徴とする射出成形金
    型装置。
JP1138488U 1988-01-30 1988-01-30 Expired - Lifetime JPH0536656Y2 (ja)

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JP1138488U JPH0536656Y2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30

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JPH01115520U JPH01115520U (ja) 1989-08-03
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