JP3629846B2 - 成形型 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定型又は可動型の製品面の一部を形成するコアが押し出されかつ互いに離間することによって、アンダカットのある製品を取り出すことができる、射出成形機などで使用される成形型に関し、さらに詳言すれば、ロッキングピンを介して互いに嵌合したコアを固定型又は可動型が押圧することによって、固定型又は可動型の製品面の一部を形成する際のコアの位置決めを行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のパネル等のアンダカットのある製品を射出成形機で製造する場合には、例えば、図3の金型構造を有した成形型を使用していた。ここで、図3の金型構造の成形型について説明する。成形型は、製品10の材料である樹脂が射出されるキャビティ10Aを、可動型3と固定型4等で形成している。可動型3は取付板2に設けられたものであり、型取付板1Aを介して、型締装置20で固定型4に対して垂直方向に移動することができるものである。一方、固定型4は型取付板1Bに取り付けたり取り外すことができるものである。
【0003】
従って、図3の成形型においては、可動型3を固定型4に重ね合わせるように移動させることによって(以下、かかる移動を可動型3の「閉動作」という)、可動型3と固定型4でキャビティ10Aを形成させることができる。また、キャビティ10Aに射出された樹脂は冷却固化されて製品10となるが、可動型3を固定型4から離れるように移動させることによって(以下、かかる移動を可動型3の「開動作」という)、かかる製品10を取り出すことができる。
【0004】
しかし、製品10にアンダカットの部分がある場合に、かかるアンダカットの部分が可動型3又は固定型4に潜り込んだ状態で射出成形されるときは、上述した可動型3の単純な開閉動作だけでは、アンダカットの部分が可動型3又は固定型4に引っ掛かって、製品10を無事に取り出すことができない。そこで、製品10を無事に取り出すことができるように、図3の成形型においては、可動型3の製品面の一部として、製品10のアンダカットに相当する部分を押出コア50と傾斜コア60で形成している。
【0005】
押出コア50は、押出ロッド8を介して押出板7に締結されるものであり、かかる押出板7で押し上げられ又は押し下げられる押出ロッド8が可動型3の案内孔に案内されることによって、固定型4及び可動型3に対して垂直方向に移動することができるものである。また、傾斜コア60は、押出ロッド9を介して押出板7に締結されるものであり、かかる押出板7で押し上げられ又は押し下げられる押出ロッド9が可動型3の案内孔に案内されることによって、固定型4及び可動型3に対して傾斜方向に移動することができるものである。
【0006】
従って、図3の成形型においては、押出板7を図3の上方向に移動させれば、可動型3の製品面の一部を形成していた押出コア50が、可動型3から押し出されて離れるように移動するとともに(以下、かかる移動を押出コア50の「開動作」という)、可動型3の製品面の一部を形成していた傾斜コア60が、可動型3から押し出されて離れるように移動することができる(以下、かかる移動を傾斜コア60の「開動作」という)。このとき、傾斜コア60は、固定型4及び可動型3だけでなく押出コア50に対しても傾斜して移動する。尚、押出板7は取付板2に設けられているので、同じく取付板2に設けられた可動型3が開動作又は閉動作する際には、押出板7は可動型3とともに移動する。すなわち、押出コア50と傾斜コア60は、可動型3に対して相対移動する。
【0007】
よって、可動型3の開動作の途中又は可動型3の開動作が終了した以降において押出板7を図3の上方向に移動させると、可動型3の製品面の一部を形成していた押出コア50と傾斜コア60は、可動型3から押し出されながら離間することになる。さらに、押出コア50と傾斜コア60が可動型3から完全に押し出された時点においては、図3の二点鎖線が示すように、押出コア50と傾斜コア60の間は製品10のアンダカット部分の長さ以上になるので、アンダカットの部分がある製品10を無事に取り出すことができる。
【0008】
また、図3の成形型においては、アンダカットの部分がある製品10を無事に取り出した後に、押出板7を図3の下方向に移動させて、押出コア50を可動型3にはめ合わせるように移動させるとともに(以下、かかる移動を押出コア50の「閉動作」という)、傾斜コア60を可動型3にはめ合わせるように移動させることにより(以下、かかる移動を傾斜コア60の「閉動作」という)、可動型3の製品面を再び形成することができる。このとき、押出コア50と傾斜コア60の閉動作は押出ロッド8、9を介して行われるものの、可動型3の製品面の一部を形成する際において、可動型3における押出コア50と傾斜コア60の位置決めに必要な精度までは保証できないので、かかる位置決めは以下のようにして行われている。
【0009】
すなわち、押出コア50と傾斜コア60の当接面に凸部と凹部を設け、かかる凸部と凹部を含む当接面を全面的に密着させて押出コア50と傾斜コア60を嵌合させることにより、押出コア50と傾斜コア60の相対的な位置決めを行うとともに、さらに、可動型3の閉動作が終了した時点において、可動型3にはめ合わされた押出コア50のパーティング面50Aを固定型4のパーティング面4Aが押圧することにより、可動型3の製品面の一部を形成する際において、可動型3における押出コア50と傾斜コア60の位置決めを行っており、以上より、かかる位置決めに必要な精度を確保している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、押出コア50と傾斜コア60の当接面に凸部と凹部を設けたことは、押出コア50と傾斜コア60を成形型に組み付けたり組み外したりする際において、以下に述べる問題点を生じさせることになった。すなわち、押出コア50と傾斜コア60を成形型に組み付けるには、押出ロッド8、9が連結された押出コア50と傾斜コア60を吊り下げて可動型3にはめ合わせた後に、かかる押出ロッド8、9を押出板7と締結させることにより行っているが、図3の成形型においては、押出コア50と傾斜コア60を嵌合させる凸部と凹部が、押出コア50と傾斜コア60の当接面の中央付近に設けられており、押出コア50と傾斜コア60のいずれか一つを先に吊り下げて可動型3にはめ合わせてしまうと、その後において、吊り下げていない方の押出コア50又は傾斜コア60を可動型3にはめ合わせることができないので、図4に示すように、押出ロッド8、9が連結された押出コア50と傾斜コア60を同時に吊り下げて、押出コア50の凸部と傾斜コア60の凹部をはめ合わせながら、押出コア50と傾斜コア60を成形型に組み付ける必要があった。
【0011】
また、押出コア50と傾斜コア60を成形型から組み外すには、押出コア50と傾斜コア60が可動型3にはめ合わされた状態において、押出ロッド8、9と押出板7との締結を解除し、その後において、押出ロッド8、9が連結された押出コア50と傾斜コア60を吊り上げて可動型3から離すことにより行っているが、図3の成形型においては、押出コア50と傾斜コア60を嵌合させる凸部と凹部が、押出コア50と傾斜コア60の当接面の中央付近に設けられており、押出コア50又は傾斜コア60のいずれか一つを先に吊り上げて可動型3から離そうとすると、吊り上げていない方の押出コア50又は傾斜コア60もいっしょに上方に移動してしまうので、図4に示すように、押出ロッド8、9が連結された押出コア50と傾斜コア60を同時に吊り上げて、押出コア50の凸部と傾斜コア60の凹部の嵌合を外しながら、押出コア50と傾斜コア60を成形型から組み外す必要があった。
【0012】
また、押出コア50と傾斜コア60については、外形寸法がおよそ750mm×300mm×500mmと大きく、また、重量が100〜300kgと重いものであることから、押出コア50と傾斜コア60を同時に吊り上げたり吊り下げたりするにはホイスト等の運搬機械で扱わなくてはならず、上述したように、押出コア50の凸部と傾斜コア60の凹部をはめ合わせたり外したりしながら、押出コア50と傾斜コア60を損傷させることなく成形型に組み付けたり組み外したりするには、ホイスト等の運搬機械の操作性から4時間程度の長時間を要することになり、押出コア50と傾斜コア60を成形型に組み付けたり組み外したりする際の作業性に問題点が生じていた。
【0013】
かかる問題点に対しては、押出コア50と傾斜コア60を嵌合させる凸部と凹部を、押出コア50と傾斜コア60の下面まで設ければ、押出コア50を可動型3にはめ合わせた状態のままで、傾斜コア60のみをホイスト等の運搬機械で吊り上げたり吊り下げたりすることができるので、押出コア50と傾斜コア60を成形型に組み付けたり組み外したりする際の作業時間が短縮されて有効に思える。
【0014】
しかし、押出コア50と傾斜コア60を嵌合させる凸部と凹部を、押出コア50と傾斜コア60の下面まで設けてしまうと、押出コア50と傾斜コア60を成形型に組み付ける際において、既に可動型3にはめ合わされた押出コア50の当接面に傾斜コア60の当接面を密着させるとともに、かかる押出コア50の凸部に傾斜コア60の凹部がはめ合うように、傾斜コア60をホイスト等の運搬機械で扱わなければならず、ホイスト等の運搬機械の操作性を考慮すれば、押出コア50や傾斜コア60を損傷させる危険性は依然として大きく、必ずしも有効ではない。
【0015】
従って、押出コア50と傾斜コア60を嵌合させる凸部や凹部に配慮することなく、押出コア50と傾斜コア60をホイスト等の運搬機械で順に扱うことができれば、押出コア50や傾斜コア60が損傷する危険性を十分になくすことができるとともに、押出コア50と傾斜コア60を成形型に組み付けたり組み外したりする際の作業時間が短縮されて大変に有効である。
【0016】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、従来技術における押出コアと傾斜コアの凹凸部の嵌合を、押出コア又は傾斜コアに挿脱自在にさし込まれたロッキングピンで行うことにより、凹凸部の嵌合に配慮することなく押出コアと傾斜コアをホイスト等の運搬機械で順に扱うことを可能にし、押出コアと傾斜コアを組み付けたり組み外したりする際の作業性に優れた成形型を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために成された請求項1に係る成形型は、固定型と、可動型と、固定型、可動型の何れかに設けられ、製品面の一部を形成する第1、第2のコアを備える成形型において、第1、第2のコアは、それらが設けられる固定型か可動型に対して相対移動可能になっており、第1、第2コアをそれらに挿脱自在なロック部材により一体的に連結したことを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に係る成形型は、請求項2に記載する成形型であって、前記ロック部材は固定ボルトを介して前記第1コア又は前記第2コアに固定されることを特徴とする。
また、請求項3に係る成形型は、請求項2に記載する成形型であって、前記ロック部材と前記固定ボルトの間に弾性体が介在することを特徴とする。
【0019】
このような構成を有する本発明の成形型では、第1コアと第2コアが固定型又は可動型の製品面の一部を形成する際において、第1コア又は第2コアにさし込まれたロック部材が第1コア又は第2コアに密着しており、これにより第1コアと第2コアが一体的に連結されることによって、従来技術における押出コア及び傾斜コアの嵌合を行うことができるとともに、第1コアと第2コアの相対的な位置決めを行うことができる。尚、かかるロック部材の密着については、第1コア又は第2コアに全面的に密着する場合に限定するものでなく、例えば、ロック部材の先端のみが第1コア又は第2コアに密着することによっても、第1コアと第2コアの相対的な位置決めを行うことができる。
【0020】
そして、第1コアと第2コアが固定型の製品面の一部を形成するときは、さらに、第1コアと第2コアが固定型の製品面の一部を形成する際において、可動型が第1コア又は第2コアを押圧することにより、固定型における第1コアと第2コアの位置決めを行い、かかる位置決めに必要な精度を確保している。また、第1コアと第2コアが可動型の製品面の一部を形成するときは、さらに、第1コアと第2コアが可動型の製品面の一部を形成する際において、固定型が第1コア又は第2コアを押圧することにより、可動型における第1コアと第2コアの位置決めを行い、かかる位置決めに必要な精度を確保している。
【0021】
また、第1コア又は第2コアに挿脱自在にさし込まれたロック部材を介して、従来技術における押出コア及び傾斜コアの嵌合が行われているので、第1コアと第2コアを成形型に組み付けるには、第1コアと第2コアが固定型の製品面の一部を形成するときは、ロック部材を外した状態の第1コア又は第2コアのいずれかを先に固定型にはめ合わせた後に、残りの第1コア又は第2コアを固定型にはめ合わせることにより行う。また、第1コアと第2コアが可動型の製品面の一部を形成するときは、ロック部材を外した状態の第1コア又は第2コアのいずれかを先に可動型にはめ合わせた後に、残りの第1コア又は第2コアを可動型にはめ合わせることにより行う。
【0022】
このとき、第1コアと第2コアは固定型又は可動型にはめ合わされた状態にあり、かかる状態で第1コア又は第2コアにロック部材をさし込めば、ロック部材が第1コア又は第2コアに密着するので、上述したように、第1コアと第2コアの相対的な位置決めを行うことができる。尚、固定型又は可動型の製品面の一部を形成する第1コアと第2コアの形状によっては、固定型又は可動型に第1コアと第2コアをはめ合わせる順番が決定されることがある。
【0023】
また、第1コアと第2コアを成形型から組み外すには、第1コアと第2コアが固定型の製品面の一部を形成するときは、先ず、固定型に第1コアと第2コアがはめ合わされた状態でロック部材を外す。そして、第1コア又は第2コアのいずれかを先に固定型から離した後に、残りの第1コア又は第2コアを固定型から離すことにより行う。また、第1コアと第2コアが可動型の製品面の一部を形成するときは、先ず、可動型に第1コアと第2コアがはめ合わされた状態でロック部材を外す。そして、第1コア又は第2コアのいずれかを先に可動型から離した後に、残りの第1コア又は第2コアを可動型から離すことにより行う。尚、固定型又は可動型の製品面の一部に相当する第1コアと第2コアの形状によっては、固定型又は可動型から第1コアと第2コアを離す順番が決定されることがある。
【0024】
すなわち、本発明の成形型においては、従来技術の欄で述べた凹凸部を第1コア及び第2コアに設ける必要がなく、第1コアと第2コアが固定型又は可動型にはめ合わされた状態において、第1コア又は第2コアにロック部材を挿脱することにより、従来技術における押出コアと傾斜コアの嵌合を行ったり解除することができるので、従来技術の欄で述べた凹凸部の嵌合に配慮することなく、第1コアと第2コアをホイスト等の運搬機械で順に扱うことが可能となり、第1コアや第2コアが損傷する危険性を十分になくすことができるとともに、第1コアと第2コアを成形型に組み付けたり組み外したりする際の作業時間を短縮することができるので、その作業性を従来技術より優れたものにすることができる。従って、ロック部材が密着することより第1コア又は第2コアが摩耗しても、第1コア又は第2コアを容易に交換することができる。
【0025】
また、第1コア又は第2コアに挿脱自在にさし込まれたロック部材を第1コア又は第2コアに密着させて、従来技術における押出コア及び傾斜コアの嵌合を行うので、従来技術のように第1コアと第2コアが当接する面を全面的に密着させる必要はなく、第1コアと第2コアが固定型又は可動型にはめ合わされた状態において、第1コアと第2コアの間に空間を設けることができるので、第1コアと第2コアを成形型に組み付けたり組み外したりする際に、第1コアや第2コアや固定型や可動型が破損する危険性を十分になくすことができる。
【0026】
さらに、ロック部材が摩耗しても、ロック部材は第1コア又は第2コアに挿脱自在にさし込まれているので、ロック部材を容易に交換することができる。また、従来技術の欄で述べた押出コアのように凸部を設ける必要はなくなるので、かかる押出コアに相当する第1コア又は第2コアの加工時間が約30%低減できるとともに材料を約20%減少させることができる。
【0027】
また、第1コア又は第2コアに挿脱自在にさし込まれたロック部材は、固定ボルトで第1コア又は第2コアに固定することができるので、第1コアと第2コアの相対的な位置決めをより確実に行うことができる。その結果、第1コアと第2コアが固定型又は可動型の製品面の一部を形成する際において、固定型又は可動型における第1コアと第2コアの位置決めもより確実に行うことができる。このとき、固定ボルトはつけたりはずしたりできるので、ロック部材の挿脱自在性は失われない。
【0028】
また、ロック部材と固定ボルトの間に弾性体が介在することにより、ロック部材が密着して第1コア又は第2コアに及ぼす押圧力を調整することができるので、第1コアと第2コアが固定型又は可動型の製品面の一部を形成する際において、固定型又は可動型における第1コアと第2コアの位置決めを微調整することができる。さらに、ロック部材が密着する第1コア又は第2コアの面の摩耗量を減少させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。本発明に係る成形型は、従来技術の欄で説明した成形型において、押出コア50と傾斜コア60と可動型3に改良を加えたものである。従って、本発明に係る成形型の概要は、従来技術の欄で説明した成形型のものと同じであるので、その詳細な説明は省略する。また、従来技術の欄で使用した図3、図4の符号は、押出コア50と傾斜コア60を除いて、本欄の説明においても使用するものとする。
【0030】
図1に示すように、本発明に係る成形型においては、従来技術の押出コア50と傾斜コア60に改良を加えた第1コアである押出コア5と第2コアである傾斜コア6を使用している。かかる押出コア5と傾斜コア6は、以下に述べる点を除いては、従来技術の押出コア50と傾斜コア60と同様である。
【0031】
すなわち、押出コア5には、ロック部材であるロッキングピン11が挿脱自在にさし込まれる挿入孔5Bが設けられており、かかる挿入孔5Bにロッキングピン11をさし込むことよりロッキングピン11を押出コア5から傾斜コア6側に突出させることができる。また、傾斜コア6には、押出コア5から突出したロッキングピン11の先端が密着する嵌合孔6Aが設けられている。尚、押出コア5と傾斜コア6には、従来技術の押出コア50と傾斜コア60に設けられた凸部や凹部はない(図3参照)。
【0032】
また、従来技術では、押出コア50と傾斜コア60が可動型3にはめ合わされた状態において、押出コア50と傾斜コア60が当接する面を全面的に密着させているが(図3参照)、本発明に係る成形型では、図1に示すように、押出コア5と傾斜コア6が可動型3にはめ合わされた状態において、押出コア5と傾斜コア6の間に空間が形成される。これは、後述するように、押出コア5の挿入孔5Bにさし込まれて突出したロッキングピン11の先端が傾斜コア6の嵌合孔6Aの面に密着することより、従来技術における押出コア50及び傾斜コア60の嵌合を行っているので(図3参照)、敢えて押出コア5と傾斜コア6が当接する面を全面的に密着させる必要はなく、かえって押出コア5と傾斜コア6の間に空間を設けた方が、押出コア5と傾斜コア6の材料を減少させることができるとともに、後述する効果が得られるからである。
【0033】
また、押出コア5の挿入孔5Bにさし込まれたロッキングピン11は、固定ボルト12で押出コア5に固定することができる。かかる固定は、固定ボルト12の雄ねじ部12Aをロッキングピン11の雌ねじ部にねじこむとともに、固定ボルト12の雄ねじ部12Bを押出コア5の挿入孔5Bの雌ねじ部にねじこむことによって行う。また、ロッキングピン11を固定ボルト12で押出コア5に固定する際には、弾性体13をロッキングピン11と固定ボルト12の間に介在させる。
【0034】
また、押出コア5が可動型3にはめ合わされた状態のままで、ロッキングピン11を押出コア5にさし込んだり外したりできるようにするため、図1に示すように、押出コア5の挿入孔5Bの延長上に挿入孔3Aを可動型3に設けている。尚、押出コア5の挿入孔5Bの上側開口部が、押出コア5のパーティング面5Aのみにあるときは、可動型3に挿入孔3Aを設けるような改良は必要ない。
【0035】
また、本発明に係る成形型では、押出コア5と傾斜コア6が可動型3の製品面の一部を形成する際において、可動型3における押出コア5と傾斜コア6の位置決めを以下のようにして行っている。すなわち、押出板7を図3の下方向に移動させて、押出コア5と傾斜コア6を閉動作させると、押出コア5の挿入孔5Bにさし込まれたロッキングピン11の突出部分が傾斜コア6の嵌合孔6Aに挿入し、押出コア5と傾斜コア6の閉動作が終了すると、ロッキングピン11の先端が傾斜コア6の嵌合孔6Aの面に密着することによって、押出コア5と傾斜コア6が従来技術における嵌合を行うことより、押出コア5と傾斜コア6の相対的な位置決めを行うとともに、さらに、可動型3の閉動作が終了した時点において、固定型3のパーティング面4Aが閉動作終了時の押出コア5のパーティング面5Aを押圧することにより、押出コア5と傾斜コア6が可動型3の製品面の一部を形成する際において、可動型3における押出コア5と傾斜コア6の位置決めを行っており、必要な精度を確保している。
【0036】
また、押出コア5と傾斜コア6を成形型に組み付ける場合には、図2に示すように、先ず、押出ロッド8が連結された押出コア5をホイスト等の運搬機械で吊り下げて可動型3にはめ合わせ、その後において、押出ロッド8が連結された傾斜コア6をホイスト等の運搬機械で吊り下げて可動型3にはめ合わせる。そして、可動型3にはめ合わされた押出コア5の挿入孔5Bにロッキングピン11をさし込み、固定ボルト12で押出コア5に固定することより行う。このとき、ロッキングピン11と固定ボルト12の間に弾性体13を介在させておく。また、押出コア5又は傾斜コア6に連結された押出ロッド8、9を押出板7に締結する。
【0037】
また、押出コア5及び傾斜コア6を成形型から組み外す場合には、押出コア5及び傾斜コア6が可動型3にはめ合わされた状態において、押出コア5の挿入孔5Bから固定ボルト12と弾性体13とロッキングピン11を外して、押出コア5と傾斜コア6の従来技術における嵌合を解除する。また、押出コア5又は傾斜コア6に連結された押出ロッド8、9と押出板7の締結を解除する。そして、図2に示すように、先ず、押出ロッド9が連結された傾斜コア6をホイスト等の運搬機械で吊り上げて可動型3から離し、その後において、押出ロッド8が連結された傾斜コア6をホイスト等の運搬機械で吊り上げて可動型3から離すことにより行う。
【0038】
以上詳細に説明したように、本実施の形態の成形型では、押出コア5と傾斜コア6が可動型3の製品面の一部を形成する際において、押出コア5にさし込まれたロッキングピン11の先端が傾斜コア6の嵌合孔6Aの面に密着しており、これにより、従来技術における押出コア50及び傾斜コア60の嵌合を行うことができるとともに(図3参照)、押出コア5と傾斜コア6の相対的な位置決めを行うことができる。さらに、押出コア5と傾斜コア6が可動型3の製品面の一部を形成する際において、固定型4のパーティング面4Aが押出コアのパーティング面5Aを押圧することにより、可動型3における押出コア5と傾斜コア6の位置決めを行い、かかる位置決めに必要な精度を確保している。
【0039】
また、押出コア5の挿入孔5Bに挿脱自在にさし込まれたロッキングピン11を介して、従来技術における押出コア50及び傾斜コア60の嵌合が行われているので(図3参照)、従来技術の欄で述べた凹凸部は押出コア5及び傾斜コア6に設けられていない。よって、押出コア5と傾斜コア6を成形型に組み付けるには、ロッキングピン11を外した状態の押出コア5を先に可動型3にはめ合わせた後に、残りの傾斜コア6を可動型3にはめ合わせることにより行う。このとき、押出コア5と傾斜コア6は可動型3にはめ合わされた状態にあり、かかる状態で押出コア5の挿入孔5Bにロッキングピン11をさし込めば、ロッキングピン11の先端が傾斜コアの嵌合孔6Aの面に密着するので、押出コア5と傾斜コア6の相対的な位置決めを行うことができる。尚、可動型3の製品面の一部を形成する押出コア5と傾斜コア6の形状により、可動型3にはめ合わせる押出コア5と傾斜コア6の順番が決定されている。
【0040】
また、押出コア5と傾斜コア6を成形型から組み外すには、先ず、可動型3に押出コア5と傾斜コア6がはめ合わされた状態で、ロッキングピン11を押出コア5の挿入孔5Bから外す。そして、傾斜コア6を先に可動型3から離した後に、残りの押出コア5を可動型3から離すことにより行う。尚、可動型3の製品面の一部に相当する押出コア5と傾斜コア6の形状により、可動型3から離す押出コア5と傾斜コア6の順番が決定されている。
【0041】
すなわち、本実施の形態の成形型においては、従来技術の欄で述べた凹凸部が押出コア5及び傾斜コア6に設けられておらず、押出コア5と傾斜コア6が可動型3にはめ合わされた状態において、押出コア5の挿入孔5Bにロッキングピン11を挿脱することにより、従来技術における押出コア50と傾斜コア60の嵌合を行ったり解除することができるので(図3参照)、従来技術の欄で述べた凹凸部の嵌合に配慮することなく、押出コア5と傾斜コア6をホイスト等の運搬機械で順に扱うことが可能となり、押出コア5や傾斜コア6が損傷する危険性を十分になくすことができるとともに、押出コア5と傾斜コア6を成形型に組み付けたり組み外したりする際の作業時間を短縮することができるので、その作業性を従来技術より優れたものにすることができる。従って、ロッキングピン11の先端が密着することより傾斜コア6の嵌合孔6Aの面が摩耗しても、傾斜コア6を容易に交換することができる。
【0042】
また、押出コア5の挿入孔5Bに挿脱自在にさし込まれたロッキングピン11の先端を傾斜コア6の嵌合孔6Aの面に密着させて、従来技術における押出コア50及び傾斜コア60の嵌合を行うので(図3参照)、従来技術のように押出コア50と傾斜コア60が当接する面を全面的に密着させる必要はなく(図3参照)、押出コア5と傾斜コア6が可動型3にはめ合わされた状態において、押出コア5と傾斜コア6の間に空間を設けることができるので、押出コア5と傾斜コア6を成形型に組み付けたり組み外したりする際に、押出コア5や傾斜コア6や固定型4や可動型3等が破損する危険性を十分になくすことができる。
【0043】
さらに、ロッキングピン11の先端が摩耗しても、ロッキングピン11は押出コア5の挿入孔5Bに挿脱自在にさし込まれているので、ロッキングピン11を容易に交換することができる。また、従来技術の欄で述べた押出コア50のように凸部を設ける必要はなくなるので(図3参照)、押出コア5の加工時間が約30%低減できるとともに材料を約20%減少させることができる。
【0044】
また、押出コア5の挿入孔5Bに挿脱自在にさし込まれたロッキングピン11は、固定ボルト12で押出コア5に固定することができるので、押出コア5と傾斜コア6の相対的な位置決めをより確実に行うことができる。その結果、押出コア5と傾斜コア6が可動型3の製品面の一部を形成する際において、可動型3における押出コア5と傾斜コア6の位置決めもより確実に行うことができる。このとき、固定ボルト12はつけたりはずしたりできるので、ロッキングピン11の挿脱自在性は失われない。
【0045】
また、ロッキングピン11と固定ボルト12の間に弾性体13が介在することにより、ロッキングピン11の先端が密着して傾斜コア6に及ぼす押圧力を調整することができるので、押出コア5と傾斜コア6が可動型3の製品面の一部を形成する際において、可動型3における押出コア5と傾斜コア6の位置決めを微調整することができる。さらに、ロッキングピン11の先端やかかる先端が密着する傾斜コア6の嵌合孔6Aの面の摩耗量を減少させることができる。
【0046】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態の成形型においては、ロッキングピン11を押出コア5に挿脱自在にさし込んでいるが、かかるロッキングピン11を傾斜コア6に挿脱自在にさし込んだときでも、上述した効果を同様に得ることができる。また、同様な変更の形態として、押出コア5を可動型3に対して傾斜方向に移動させるとともに、傾斜コア6を可動型3に対して垂直方向に移動させる形態もある。
【0047】
また、本実施の形態の成形型は、押出コア5と傾斜コア6が可動型3の製品面の一部を形成するものであるが、押出コア5と傾斜コア6が固定型4の製品面の一部を形成するときでも、上述した効果を同様に得ることができる。尚、このときは、押出コア5を固定型4から押し出されて離れるように移動させることが押出コア5の「開動作」となり、押出コア5を固定型4にはめ合わせるように移動させることが押出コア5の「閉動作」となる。同様にして、傾斜コア6を固定型4から離れるように移動させることが傾斜コア6の「開動作」となり、傾斜コア6を固定型4にはめ合わせるように移動させることが傾斜コア6の「閉動作」となる。
【0048】
また、本実施の形態の成形型においては、ロッキングピン11を固定ボルト12を介して押出コア5に固定しているが、ロッキングピン11にねじ部を設けて押出コア5に直接に固定しても、押出コア5と傾斜コア6が可動型3の製品面の一部を形成する際において、可動型3における押出コア5と傾斜コア6の位置決めをより確実に行うことができる。このとき、ロッキングピン11はねじ部によりつけたりはずしたりできるので、ロッキングピン11の挿脱自在性は失われない。
【0049】
また、本実施の形態の成形型においては、傾斜コア6の嵌合孔6Aの一面に、押出コア5から突出したロッキングピン11の先端を密着させているが、傾斜コア6の嵌合孔6Aの内面において、押出コア5から突出したロッキングピン11を全面的に密着させてもよい。
【0050】
また、本実施の形態の成形型においては、1本のロッキングピン11を使用しているが、複数の挿入孔5Bと嵌合孔6Aを設けて、複数本のロッキングピン11を使用してもよい。
また、本実施の形態の成形型は、射出成形機で使用されているが、その他の成形機の成形型として使用してもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明の成形型においては、従来技術の欄で述べた凹凸部を第1コア及び第2コアに設ける必要がなく、第1コアと第2コアが固定型又は可動型にはめ合わされた状態において、第1コア又は第2コアにロック部材を挿脱することにより、従来技術における押出コアと傾斜コアの嵌合を行ったり解除することができるので、従来技術の欄で述べた凹凸部の嵌合に配慮することなく、第1コアと第2コアをホイスト等の運搬機械で順に扱うことが可能となり、第1コアや第2コアが損傷する危険性を十分になくすことができるとともに、第1コアと第2コアを成形型に組み付けたり組み外したりする際の作業時間を短縮することができるので、その作業性を従来技術より優れたものにすることができる。従って、ロック部材が密着することより第1コア又は第2コアが摩耗しても、第1コア又は第2コアを容易に交換することができる。
【0052】
また、第1コア又は第2コアに挿脱自在にさし込まれたロック部材を第1コア又は第2コアに密着させて、従来技術における押出コア及び傾斜コアの嵌合を行うので、従来技術のように第1コアと第2コアが当接する面を全面的に密着させる必要はなく、第1コアと第2コアが固定型又は可動型にはめ合わされた状態において、第1コアと第2コアの間に空間を設けることができるので、第1コアと第2コアを成形型に組み付けたり組み外したりする際に、第1コアや第2コアや固定型や可動型等が破損する危険性を十分になくすことができる。
【0053】
さらに、ロック部材が摩耗しても、ロック部材は第1コア又は第2コアに挿脱自在にさし込まれているので、ロック部材を容易に交換することができる。また、従来技術の欄で述べた押出コアのように凸部を設ける必要はなくなるので、かかる押出コアに相当する第1コア又は第2コアの加工時間が約30%低減できるとともに材料を約20%減少させることができる。
【0054】
また、第1コア又は第2コアに挿脱自在にさし込まれたロック部材は、固定ボルトで第1コア又は第2コアに固定することができるので、第1コアと第2コアの相対的な位置決めをより確実に行うことができる。その結果、第1コアと第2コアが固定型又は可動型の製品面の一部を形成する際において、固定型又は可動型における第1コアと第2コアの位置決めもより確実に行うことができる。このとき、固定ボルトはつけたりはずしたりできるので、ロック部材の挿脱自在性は失われない。
【0055】
また、ロック部材と固定ボルトの間に弾性体が介在することにより、ロック部材が密着して第1コア又は第2コアに及ぼす押圧力を調整することができるので、第1コアと第2コアが固定型又は可動型の製品面の一部を形成する際において、固定型又は可動型における第1コアと第2コアの位置決めを微調整することができる。さらに、ロック部材が密着する第1コア又は第2コアの面の摩耗量を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形型において、押出コアと傾斜コアとそれら周辺部の断面図である。
【図2】本発明の成形型において、押出コアと傾斜コアを組み付けたり組み外したりする際の状態を示した断面図である。
【図3】従来技術の金型構造の成形型を示した断面図である。
【図4】従来技術の成形型において、押出コアと傾斜コアを組み付けたり組み外したりする際の状態を示した断面図である。
【符号の説明】
3 可動型
4 固定型
5 押出コア
6 傾斜コア
10A キャビティ
11 ロッキングピン
12 固定ボルト
13 弾性体
Claims (3)
- 固定型と、可動型と、前記可動型にはめ合わされ、製品面の一部を形成する第1、第2のコアを備える成形型であって、前記第1コアは前記固定型及び前記可動型に対して垂直方向に移動することができる押出コアであって、前記第2コアは前記固定型及び前記可動型に対して傾斜方向に移動することができる傾斜コアである成形型において、
前記押出コアと前記傾斜コアは、それらが設けられる前記可動型に対して相対移動可能になっていること、
前記押出コアには、先端が前記傾斜コアに対して突出した状態でロック部材が固定ボルトにより挿脱自在に装着されていること、
前記傾斜コアには、前記ロック部材の先端面が密着する嵌合孔が設けられていることを特徴とする成形型。 - 請求項1に記載する成形型において、
前記ロック部材と前記固定ボルトの間に弾性体が介在することを特徴とする成形型。 - 前記押出コアと前記傾斜コアを成形型に組み付ける方法において、
前記押出コアを前記可動型にはめ合わせる第1工程と、
前記傾斜コアを前記可動型にはめ合わせる第2工程と、
前記押出コアの前記挿入孔に前記ロック部材をさし込む第3工程と、
前記ロック部材を前記固定ボルトで前記押出コアに固定する第4工程とからなる前記押出コアと前記傾斜コアを成形型に組み付ける方法。
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