JPH0768600A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH0768600A
JPH0768600A JP24400793A JP24400793A JPH0768600A JP H0768600 A JPH0768600 A JP H0768600A JP 24400793 A JP24400793 A JP 24400793A JP 24400793 A JP24400793 A JP 24400793A JP H0768600 A JPH0768600 A JP H0768600A
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JP
Japan
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mold
injection
gate
resin reservoir
plate
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JP24400793A
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Toru Shimizu
通 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプル、ランナ等の離型を自動的且つ確実に
行うこと。 【構成】 スプルランナ55および注入樹脂溜り部19
を介してキャビティ内に成形品65が成形される射出成
形用金型。この射出成形用金型は、金型分割面PL1,
PL2の離間によりスプルランナ55と注入樹脂溜り部
19間の一次注入ゲート60が切り離し可能に設けられ
ている。この切り離しの際には、注入樹脂溜り部19が
ロック手段20によって一定時間ロックされるようにな
っており、その後にロックが解除される際、二次注入ゲ
ート63の切り離しができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形用金型に係り、
特に、金型の型開き動作を利用して各ゲートカットを行
い、成形品とスプル、ランナとの自動的な切り離しを可
能とする射出成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、射出成形用樹脂材料の多様化に伴
い、シリコーンゴム等の成形用樹脂材料が多く採用され
るようになっており、かかる材料によって成形されたゴ
ム状成形品は各種機械部品相互間におけるシール材とし
て用いられている。そして、このゴム状成形品は、生産
効率改善のため、所定の機械部品として用いられるワー
クを予め射出成形用金型内にインサートしておき、この
ワークの被シール面上に直接成形されるインサート成形
が知られている。
【0003】ところで、シリコーンゴム等の成形用樹脂
材料を射出成形する場合、スプル、ランナが材料的な特
性によって柔らかくなっているのが通常であるため、型
開き動作時における離型の際に変形を生じ易く、これに
起因してスプルランナが左右に分断されるなど離型の信
頼性に欠けるという問題がある。
【0004】そこで、従来では、スプル、ランナおよび
注入樹脂溜り部と成形品とが接続された状態で離型を行
い、これによって自動成形化を図っている他、ピンゲー
ト方式においては、金型構造上、型開き動作でスプル、
ランナと成形品とが分断されるため、半自動成形により
人為的作業を通じてスプル、ランナ等を型外へ排出する
方法が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
離型に際しては、取り出し装置等を利用してスプル、ラ
ンナの一部を挟み、当該装置の動作によって強制的に金
型より引き離して排出するのが通常であるため、スプ
ル、ランナの一部を挟んだ時、或いは型内のランナロッ
ク部のアンダーカット具合により、スプル、ランナが切
断され、結果として離型不良を多く発生するという不都
合があった。
【0006】特に、上述のピンゲート方式による射出成
形用金型にあっては、離型不良の発生率が極めて高く、
また、スプル、ランナを引き離す際の移動寸法にも制限
が存在するため、離型の困難性は益々増加する傾向にあ
る。従って、ピンゲート方式を採用する従来の金型構造
においては、ランナ等の離型を自動化することができ
ず、これに伴って生産性を低下するという不都合があっ
た。しかも、スプル、ランナを挟んで引っ張った場合で
も、ランナの弾性によって延びが不安定となり、人為的
な作業が必然的に余儀なくされるという不都合もあっ
た。
【0007】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の不都合に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、ス
プル、ランナ等の離型を自動的且つ確実に行うことがで
き、特に、ゴム状成形品等柔軟なシール材の成形効率を
向上させることができる射出成形用金型を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、ストリッパプレート又は固定側取付板
と、可動側型板との間に複数の金型分割面を設けるとと
もに、スプルランナおよび注入樹脂溜り部を介してキャ
ビティ内に成形品が成形される射出成形用金型におい
て、所定の金型分割面の離間によりスプルランナと注入
樹脂溜り部間の一次注入ゲートが切り離し可能に設けら
れるとともに、この切り離しの際に、前記注入樹脂溜り
部がロック手段を介して所定時間保持されて注入樹脂溜
り部と成形品との間の二次注入ゲートが切り離し可能に
設けられる、という構成を採っている。
【0009】
【作用】第1および第2の金型分割面を備えた射出成形
用金型においては、成形完了後の型開き動作は、先ず第
1の金型分割面の離間から行われる。この時、前記ロッ
ク手段は注入樹脂溜り部を一定時間保持したまま可動側
金型の型開き方向に移動することとなる。注入樹脂溜り
部とスプルランナとの間の一次注入ゲートは注入樹脂溜
り部が前記ロック手段に保持、すなわちロックされた状
態で切り離される。この後、第2の金型分割面が開き、
この時のロック解除力の抵抗によって注入樹脂溜り部と
成形品との間に形成される二次注入ゲートがカットされ
る。
【0010】第1ないし第3の金型分割面を備えた射出
成形用金型においては、第1の金型分割面の離間時に、
スプルランナと注入樹脂溜り部間の一次注入ゲートを押
えたままロック手段が移動する。この後、第2の金型分
割面が離間するときに、前記ロック手段は型開き方向に
向かって所定距離移動して注入樹脂溜り部を更に一定時
間保持することができ、当該樹脂溜り部を保持した状態
で一次注入ゲートが切り離される。その後、第3の金型
分割面が離間する時に、注入樹脂溜り部に対するロック
手段のロックが解除され、その抵抗によって注入樹脂溜
り部と成形品との間の二次注入ゲートが切り離される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1には、本発明における射出成形用金型
の第1の実施例に係る要部断面図が示されている。この
射出成形用金型は、パーティング注入方式が採用される
金型であり、図示省略した固定側ダイプレートに取り付
けられるストリッパプレート10及び固定側型板12
と、この固定側型板12と相対配置されるとともに、図
示省略した可動側ダイプレートに取り付けられる可動側
型板11とを備えて構成される。
【0013】ストリッパプレート10の一端面、すなわ
ち図中左端面には、ボルト13を介して固定されたスラ
イダ押えブロック14が設けられている。このスライダ
押えブロック14は、下部内側面が傾斜面14Aに形成
されている。また、ストリッパプレート10は、図中上
下方向に延びる穴15を備えているとともに、この穴1
5は、ストリッパプレート10の下面側近傍に段部16
を有する形状に設けられている。この穴15の内部には
固定側型板12に形成される注入樹脂溜り部19を型開
きの際に一定時間保持するロック手段20が配置されて
いる。
【0014】前記ロック手段20は、ストリッパプレー
ト10の穴15内を軸方向に向かって移動可能に支持さ
れたタイミング駒21と、このタイミング駒21および
上部に配置された調整プレート22の間に介装され、常
時はタイミング駒21を可動側型板11の方向に付勢す
るコイルばね23と、タイミング駒21の軸方向に向か
って穿設された貫通孔24内に挿通されるとともに、下
端に注入樹脂溜り部19を保持、すなわちロック可能な
ロック部27を有するロックピン29とにより構成され
ている。
【0015】タイミング駒21の上部はストリッパプレ
ート10に形成された穴15の段部16に係合可能なフ
ランジ部21Aが形成されており、これによりタイミン
グ駒21はフランジ部21Aの下面と段部16との間に
形成される隙間寸法L2の間を移動できるようになって
いる。
【0016】一方、ロックピン29は、上端部が大径部
30とされ、この大径部30は調整プレート22に形成
された調整穴31の底部に係止可能に設けられている。
この際、型締状態における大径部30の下面と調整穴3
1の底部との隙間寸法L1は、上述の隙間寸法L2より
も小さく設定されている。また、タイミング駒21の下
面から突出するロック部27の突出長さL3と前記隙間
寸法L1との総和がL2よりも小さくなるように設定さ
れている。従って、型開きの際に、タイミング駒21が
可動側型板11方向へ移動する時に、ロックピン29は
ロック部27のアンダーカットによってタイミング駒2
1と共に軸方向移動可能となるが、前記隙間寸法L1以
上にタイミング駒21が移動しようとすると、ロックピ
ン29がタイミング駒21に対して相対的に上方へ移動
することとなる。
【0017】前記固定側型板12の図中左端側には凹部
40が形成されている。この凹部40内には型開き方向
と直交する方向、すなわち図中水平方向に移動可能なブ
ロック体からなるスライダ41が収容されている。この
スライダ41は、図2に詳細に示されるように、台形状
の本体ブロック42と、この本体ブロック42の一端両
縁より突出されるとともに、前記スライダ押えブロック
14の傾斜面14Aに対応して傾斜された傾斜面43A
を有する傾斜ブロック部43と、これら傾斜ブロック部
43とは反対側位置で本体ブロック42から突出された
低い台形状のブロック片45と、前記本体ブロック42
におけるブロック片45側端面から傾斜ブロック部43
側に向かって穿設された穴47とを備えている。この穴
47内には、コイルばね50が配置されるようになって
おり、このコイルばね50の一端は穴47の底部に係止
される一方、他端は、図1に示されるように、固定側型
板12の垂直面部51に係止され、これにより、スライ
ダ41を常時外側に向けて付勢できるようになってい
る。
【0018】スライダ41の下面中央部には凹溝41A
が形成されており、対応する可動側型板11の上面に形
成された凹溝11Aと共に樹脂注入路56を形成し、こ
の樹脂注入路56にスプルランナ55が形成される。樹
脂注入路56の図中左端には、図1中二点鎖線で示され
るように、射出装置のノズル58が当接される一方、他
端はスライダ41のブロック片45上面側に抜けて固定
側型板12の注入樹脂溜り部19を形成する空間に連通
し、この連通部が一次注入ゲート60として構成され
る。
【0019】可動側型板11の内側には、ワークWがイ
ンサートされている。このワークWには、例えば自動車
のオイルパン等のように、円周方向に延びるシール用溝
61が形成されており、このシール用溝61に所定の樹
脂材料が注入されて成形品65がシールリングとして形
成されるようになっている。シール用溝61は、型締状
態で二次注入ゲートスプル62を介して注入樹脂溜り部
19と連続し、成形品65と二次注入ゲートスプル62
との間に二次注入ゲート63が形成されるようになって
いる。
【0020】なお、本実施例においては、前記ストリッ
パプレート10の下面10Aと固定側型板12の上面1
2Aとの間に第1の金型分割面PL1が構成され、ま
た、ストリッパプレート12の下面部分並びにスライダ
41の下面と可動側型板11の上面との間に第2の金型
分割面PL2が構成される。
【0021】次に、前記実施例に係る射出成形用金型の
動作について、図3および図4をも参照しながら説明す
る。
【0022】先ず、図1に示されるように、射出装置の
ノズル58から樹脂材料が射出される。その後の型開き
は、第1の金型分割面PL1を形成するストリッパプレ
ート10の下面10Aと固定側型板12の上面12Aと
の離間が先行して行われる。この離間により、ロック手
段20のタイミング駒21は、コイルばね23により可
動側型板11方向に付勢されているため、図3に示され
るように次第に移動することとなる。この時、ロックピ
ン29はロック部27のアンダーカット構造により前述
の隙間寸法L1まで移動可能であるため、注入樹脂溜り
部19を保持、すなわちロックしたままタイミング駒2
1と共に移動することとなる。
【0023】同時に、固定側型板12およびスライダ4
1が可動側型板11方向に移動するが、スライダ41は
固定側型板12の垂直面部51にコイルばね50の一端
が係止されて図3中水平方向外側に付勢されているた
め、スライダ押えブロック14の下端傾斜面14Aに沿
って次第に外側へ移動することとなり、これによって、
スプルランナ55と注入樹脂溜り部19間における一次
注入ゲート60が切り離される。この際、注入樹脂溜り
部19はロックピン29のロック部27によって保持さ
れているため、一次注入ゲート60の切り離しはスムー
ス且つ確実に行われることとなる。
【0024】第1の金型分割面PL1が更に離間し、タ
イミング駒21が前述の隙間寸法L1以上移動しようと
すると、ロックピン29は前述のようにL1以上の移動
が不能に規制されるため、ロック部27による注入樹脂
溜り部19の保持が解除される。そして、この解除時に
生ずる抵抗によって二次注入ゲート63が切り離される
こととなる。
【0025】型開きが更に進行することに伴い、第2の
金型分割面PL2が離間すると、成形品65が固定側型
板12から離間することとなる。この時、ロックピン2
9は、図4に示されるように、タイミング駒21の貫通
孔24内に引き込まれ、注入樹脂溜り部19の保持が完
全に解除される。そして、この注入樹脂溜り部19は、
図示省略した適宜な取り出し装置のスクレーパ、或いは
エア吹き出し装置の空気圧等によって外部に除去するこ
とができる。この際、同時にスプルランナ55も同様の
要領で除去してもよい。
【0026】従って、このような実施例によれば、ロッ
ク手段20を構成するロックピン29の大径部30と、
調整穴31の底部との間に隙間寸法L1を設けたから、
金型の初期離間の際に、注入樹脂溜り部を一定時間保持
することが可能となり、スプルランナ55と注入樹脂溜
り部19とを確実に切り離しすることができ、スプルラ
ンナ55が途中で左右に分断される等の虞が有効に回避
可能となり、離型の信頼性を損う従来の不都合を確実に
解消できるという効果がある。
【0027】次に、本発明における射出成形用金型の第
2の実施例を図5に基づいて説明する。なお、以下の説
明において、前記実施例と同一若しくは同等の構成部分
については、同一符号を用いるものとし、説明を省略若
しくは簡略にする。
【0028】図5に示された射出成形用金型は、ピンゲ
ート方式によるスリープレート金型で、金型のセンタに
射出装置のノズル58を当接させて樹脂材料を注入する
方式に適用されたものである。
【0029】固定側取付板70および可動側型板11の
間には、ストリッパプレート10及び固定側型板12が
配置されている。ここにおいて、固定側取付板70とス
トリッパプレート10とにより第1の金型分割面PL1
が形成されているとともに、ストリッパプレート10と
固定側型板12とによって第2の金型分割面PL2が形
成され、更に固定側型板12と可動側型板11とにより
第3の金型分割面PL3がそれぞれ形成されている。
【0030】前記ストリッパプレート10は、固定側取
付板70に対して離間可能に連結されている。すなわ
ち、固定側取付板70には段部75Aを備えた穴75が
穿設されており、この穴75内にはボルト76が遊挿さ
れ、当該ボルト76のねじ部76Aがストリッパプレー
ト10にねじ込み固定されている。型締状態におけるボ
ルト76のヘッド76Bと穴75の段部75Aとの間に
は隙間寸法L2が設けられるようになっており、この隙
間寸法L2分だけストリッパプレート10が固定側取付
板70より離間可能となっている。この際、隙間寸法L
2は、前述の実施例と同様、隙間寸法L1とL3との総
和よりも大となる寸法に設定されている。その他の構成
は、前記第1の実施例で採用したスライダ41が除かれ
ている点を除き、第1の実施例と略同様となっている。
【0031】以上の構成において、初期型開き段階で第
1の金型分割面PL1が離間すると、ロック手段20が
前記実施例と同様に作用してロックピン29のロック部
27が一次注入ゲート60を押え付けたまま移動し、隙
間寸法L1分だけロック解除を遅らせることとなる。
【0032】型開きが進行して第2の金型分割面PL2
が続いて開き、この時、一次注入ゲート60がカットさ
れて注入樹脂溜り部19とスプルランナ55との切り離
しが行われる。更に型開きが進行すると、第3の金型分
割面PL3が開くこととなる。この際、ロックピン29
のロック部27による注入樹脂溜り部19の保持が解除
され、この解除時の抵抗によって二次注入ゲート63が
カットされ、これにより、二次ゲートスプル62と成形
品65との切り離しが行われることとなる。
【0033】型開き完了後におけるスプルランナ55の
除去は、前述のような取り出し装置等を用いて掴んで引
き抜くことによって行うことができる。この際、スプル
ランナ55と注入樹脂溜り部19は左右に分離されるこ
とになるが、注入樹脂溜り部19のロック状態は解除さ
れているため、エアの吹き出し圧力、或いはスプルラン
ナ55を排出する時の戻り工程時のスクレーパ等によっ
て難なく除去することができる。
【0034】従って、このような実施例によれば、一次
注入ゲート60および二次注入ゲート63のカットによ
って注入樹脂溜り部19、スプルランナ55および二次
ゲートスプル62の離型を型開き動作で自動的に実現す
ることができ、従来自動化が困難であったピンゲート方
式による射出成形用金型の種々の不都合を解消すること
ができるという効果がある。
【0035】なお、本発明に係る射出成形用金型による
成形品としては、ハイモールド成形で成形されるダイア
ライザ等のシール性を必要とする成形品の他、生活防水
を目的とした家電用品のケース、ハウジング類、防水シ
ールを施した屋外表示器のケース、フレーム等、種々の
シール機能を必要とする成形品が例示される。また、熱
可塑性エラストマーによる歯車、パッキン、クッション
等の成形品、或いはLIM成形によるパッキン、Oリン
グ等の成形品も同様に対象とすることが可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、かつ、
作用するので、これによると、スプルランナ等の離型を
自動的且つ確実に行うことができ、ゴム状成形品等の成
形効率を向上させ、特に、ピンゲート方式を用いた場合
の自動化を可能にして汎用性の拡大が図れる、という従
来にない優れた効果を奏する射出成形用金型を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形用金型の第1の実施例を
示す要部断面図である。
【図2】前記実施例におけるスライダの拡大斜視図であ
る。
【図3】前記実施例の作用を説明するための断面図であ
る。
【図4】前記実施例の作用を説明するための断面図であ
る。
【図5】本発明に係る射出成形用金型の第2の実施例を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 ストリッパプレート 11 可動側型板 19 注入樹脂溜り部 20 ロック手段 21 タイミング駒 23 コイルばね 29 ロックピン 41 スライダ 55 スプルランナ 60 一次注入ゲート 63 二次注入ゲート 65 成形品 70 固定側取付板 PL1 第1の金型分割面 PL2 第2の金型分割面 PL3 第3の金型分割面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリッパプレート(10)又は固定側
    取付板(70)と、可動側型板(11)との間に複数の
    金型分割面を設けるとともに、スプルランナ(55)お
    よび注入樹脂溜り部(19)を介してキャビティ内に成
    形品が成形される射出成形用金型において、所定の金型
    分割面の離間によりスプルランナ(55)と注入樹脂溜
    り部(19)間の一次注入ゲート(60)が切り離し可
    能に設けられるとともに、この切り離しの際に、前記注
    入樹脂溜り部(19)がロック手段(20)を介して所
    定時間保持されて注入樹脂溜り部(19)と成形品(6
    5)との間の二次注入ゲートが切り離し可能に設けられ
    ていることを特徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記金型分割面は第1および第2の金型
    分割面(PL1,PL2)を備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記金型分割面は第1ないし第3の金型
    分割面(PL1,PL2,PL3)を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の射出成形用金型。
  4. 【請求項4】 前記ロック手段(20)は、ストリッパ
    プレート(10)に移動可能に支持されたタイミング駒
    (21)と、このタイミング駒(21)を可動側型板
    (11)方向に付勢するコイルばね(23)と、前記タ
    イミング駒(21)と共に移動可能に設けられるととも
    に前記注入樹脂溜り部(19)を所定時間保持するロッ
    クピン(29)とにより構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形用金型。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の金型分割面間(P
    L1,PL2)にはスライダ(41)が配置され、この
    スライダ(41)は第1の金型分割面(PL1)の離間
    に追従して前記一次注入ゲート(60)の切り離し方向
    に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1
    または2記載の射出成形用金型。
JP24400793A 1993-09-03 1993-09-03 射出成形用金型 Withdrawn JPH0768600A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6030429A (en) * 1996-08-06 2000-02-29 Toyo Kohan Co., Ltd. Hard sintered alloy
CN115489082A (zh) * 2022-10-17 2022-12-20 浙江安胜科技股份有限公司 一种可消除表面水口的塑胶模具及加工装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6030429A (en) * 1996-08-06 2000-02-29 Toyo Kohan Co., Ltd. Hard sintered alloy
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