JPH07237251A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JPH07237251A
JPH07237251A JP3122394A JP3122394A JPH07237251A JP H07237251 A JPH07237251 A JP H07237251A JP 3122394 A JP3122394 A JP 3122394A JP 3122394 A JP3122394 A JP 3122394A JP H07237251 A JPH07237251 A JP H07237251A
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JP
Japan
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fixed
runner
block
plate
molded product
Prior art date
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Pending
Application number
JP3122394A
Other languages
English (en)
Inventor
Reijiro Torii
礼二郎 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品のランナーを確実に固定し、且つ、成
形品よりランナーを確実に切り離すことのできる射出成
形金型を提供する。 【構成】 固定側型板1と固定側取付板2との間であっ
て、固定側型板1にスライドピン5が設けられ、固定側
取付板2に上記スライドピン5により作動されるブロッ
ク6が設けられた射出成形金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形金型であっ
て、特に成形品のランナーを成形品より切り離すための
構造を有する射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形金型においては、固定側
型板と固定側取付板との間にランナーのストリッパープ
レートを設け、このストリッパープレートにより成形品
に付着した状態にあるランナーを切り離す構造が採用さ
れている。この構造を以下に図面を参照して説明する。
図9は、従来の射出成形金型を示す断面図であり、図9
において、固定側型板100と固定側取付板200の間
には、ストリッパープレート300が設けられている。
【0003】固定側型板100と可動側型板400とに
より形成されたキャビティに、溶融樹脂が射出されて成
形品500が成形され、同時に溶融樹脂の通路であるラ
ンナー600が成形品500に付着して状態で冷却固化
される。このランナー600は、固定側取付板200よ
り挿通され、ストリッパープレート300を貫通して設
けられたランナーロックピン700によりストリッパー
プレート300に固着されたまま開型に入ると、成形品
より切り離されて、図9の射出成形金型の開型の態様を
示す断面図−図10に示すように、ストリッパープレー
ト300に付着した状態で型開きされる。
【0004】次いで、固定側取付板200とストリッパ
ープレート300の間が開かれると、ランナーロックピ
ン700がランナー600より抜け出し、ランナー60
0はストリッパープレート300より離脱することがで
きるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
射出成形金型においては、成形品よりランナーを切り離
すために、ランナーのストリッパープレート、及びラン
ナーロックピンを必要とし、これらの作動のための機構
も必要であり、金型請構造も複雑となり、金型の製作費
用も割高となる問題がある。又、型開き時、バランスが
くずれたり、或いはランナーロックピンとランナーとの
密着が甘いと、成形品とランナーの間を切り離すことが
できず、成形加工に支障をきたす問題がある。
【0006】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、ランナーのストリッパープレー
トを設ける必要がなく、固定側型板と固定側取付板との
間にブロックを設けることにより、成形品のランナーを
確実に固定し、且つ、成形品よりランナーを確実に切り
離すことのできる射出成形金型を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
射出成形金型においては、固定側型板と固定側取付板を
有する射出成形金型であって、固定側型板と固定側取付
板との間に、ブロックが設けられ、このブロックの作動
により、成形品のランナーを固定し、且つ、成形品より
ランナーを切り離すことができるようになされたことを
特徴とする。
【0008】又、請求項2記載の本発明の射出成形金型
においては、請求項1記載の本発明の射出成形金型にお
いて、固定側型板と固定側取付板との間であって、固定
側型板にスライドピンが設けられ、固定側取付板に上記
スライドピンにより作動するブロックが設けられている
ことを特徴とする。
【0009】又、請求項3記載の本発明の射出成形金型
においては、請求項1記載の本発明の射出成形金型にお
いて、固定側型板と固定側取付板との間であって、固定
側型板に埋設されたスプリングの先端にブロックが取着
され、このブロックがスプリングにより作動されるよう
になされていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の射出成形金型においては、固定側型板
と固定側取付板との間であって、固定側型板にスライド
ピンが設けられ、固定側取付板に上記スライドピンによ
り作動するブロックが設けられていることにより、或い
は、固定側型板に埋設されたスプリングの先端にブロッ
クが取着され、このブロックがスプリングにより作動さ
れるようになされていることにより、成形品のランナー
を確実に固定し、且つ、成形品よりランナーを確実に切
り離すことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、請求項2記載の本発明の射出成形金型の
一例を示す断面図であり、金型の閉型時の態様を示すも
のである。図2は、図1に示すA部の拡大断面図であ
る。図1、及び図2において、1は固定側型板であり、
2は固定側取付板である。3は可動側型板であり、この
可動側型板3と固定側取付板1によりキャビティが形成
され、成形品4が成形されるようになっている。4a
は、成形品4に付着したゲートである。
【0012】5は、固定側型板1に埋設して設けられた
スライドピンであり、6は、固定側取付板2にスライド
可能に設けられたブロックである。
【0013】図3は、図1に示す射出成形金型の開型開
始直後の態様を示す断面図である。図3において、先
ず、固定側型板1と固定側取付板2との間が開かれる
と、この時、ランナー4aはまだブロック6により固定
された状態にあるため、ランナー4aは成形品4より強
制的に切り離されて固定側取付板2に固着したまま型開
きが進行してゆく。
【0014】図4は、図1に示す射出成形金型の開型完
了時の態様を示す断面図である。図4において、図3に
示す開型がさらに進んで、固定側型板1と固定側取付板
2との間が大きく開いて、ブロック6がスライドピン5
の作用により外方への移動を完了し、ブロック6の端部
に設けられたランナー押さえ部6aは、ランナー4aか
ら離れて位置に移動するので、ランナー4aを固定側取
付板2より外すことのできる状態となる。固定側型板1
と可動側型板3の間も、図に示すように開かれて、成形
品4も固定側型板3より取り外すことができる。
【0015】図5は、請求項3記載の本発明の射出成形
金型の一例を示す断面図であり、金型の閉型時の態様を
示すものである。図6は、図5に示すB部の拡大断面図
である。図5、及び図6において、10は固定側型板で
あり、20は固定側取付板である。30は可動側型板で
あり、この可動側型板30と固定側取付板10によりキ
ャビティが形成され、成形品40が成形されるようにな
っている。40aは、成形品40に付着したランナーで
ある。
【0016】50は、固定側型板10に埋設して設けら
れたスプリングであり、60は、スプリング50の先端
に固着して設けられたブロックである。
【0017】図7は、図5に示す射出成形金型の開型開
始直後の態様を示す断面図である。図7において、先
ず、固定側型板10と固定側取付板20との間が開かれ
ると、この時、ランナー40aは、まだスプリング50
により押圧されたブロック60により固定された状態に
あるため、ランナー40aは成形品40より強制的に切
り離されて固定側取付板2に固着したまま型開きが進行
してゆく。
【0018】図8は、図5に示す射出成形金型の開型完
了時の態様を示す断面図である。図8において、図7に
示す開型がさらに進んで、固定側型板10と固定側取付
板20との間が大きく開くことにより、固定側型板10
に埋設してスプリング50に固着されたブロック60の
端部に設けられたランナー押さえ60aは、ランナー4
0aから離れるため、ランナー40aを固定側取付板2
0より外すことのできる状態となる。 又、固定側型板
10と可動側型板30の間も、図に示すように開かれて
るので、成形品40も固定側型板30より取り外すこと
ができる。
【0019】本発明の射出成形金型における実施例で
は、作動されるブロックは、スライドピン、或いはスプ
リングによる手段が用いられているが、例えば、このブ
ロックの作動にはエアー圧や油圧を利用したシリンダー
を用いてもよく、実施例に限定されるものではない。
【0020】
【発明の効果】本発明の射出成形金型においては、固定
側型板と固定側取付板との間であって、固定側型板にス
ライドピンが設けられ、固定側取付板に上記スライドピ
ンにより作動するブロックが設けられていることによ
り、或いは、固定側型板に埋設されたスプリングの先端
にブロックが取着され、このブロックがスプリングによ
り作動されるようになされていることにより、ランナー
のストリッパープレートを設ける必要がなく、成形品の
ランナーを確実に固定し、且つ、成形品よりランナーを
確実に切り離すことができる。更に、ランナーが十分に
冷却・固化していなくても型開きが可能となるため、成
形サイクルを短縮して、生産性を向上させることができ
る。従って、射出成形金型、特に成形品のランナーを成
形品より切り離すための構造を有する射出成形金型とし
て好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2記載の本発明の射出成形金型の一例を
示す断面図。
【図2】図2は、図1に示すA部の拡大断面図である。
【図3】図1に示す射出成形金型の開型開始直後の態様
を示す断面図。
【図4】図1に示す射出成形金型の開型完了時の態様を
示す断面図。
【図5】請求項3記載の本発明の射出成形金型の一例を
示す断面図。
【図6】図6は、図5に示すB部の拡大断面図である。
【図7】図5に示す射出成形金型の開型開始直後の態様
を示す断面図。
【図8】図5に示す射出成形金型の開型完了時の態様を
示す断面図。
【図9】従来の射出成形金型を示す断面図。
【図10】図9に示す射出成形金型の開型の態様を示す
断面図。
【符号の説明】
1、10 固定側型板 2、20 固定側取付板 3、30 可動側型板 4、40 成形品 4a、40a ゲート 5 スライドピン 6、60 ブロック 6a、60a ゲート押さえ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側型板と固定側取付板を有する射出
    成形金型であって、固定側型板と固定側取付板との間
    に、ブロックが設けられ、このブロックの作動により、
    成形品のランナーを固定し、且つ、成形品よりランナー
    を切り離すことができるようになされたことを特徴とす
    る射出成形金型。
  2. 【請求項2】 固定側型板と固定側取付板との間であっ
    て、固定側型板にスライドピンが設けられ、固定側取付
    板に上記スライドピンにより作動するブロックが設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の射出成形金
    型。
  3. 【請求項3】 固定側型板と固定側取付板との間であっ
    て、固定側型板に埋設されたスプリングの先端にブロッ
    クが取着され、このブロックがスプリングにより作動さ
    れるようになされていることを特徴とする請求項1記載
    の射出成形金型。
JP3122394A 1994-03-01 1994-03-01 射出成形金型 Pending JPH07237251A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104044248A (zh) * 2014-06-10 2014-09-17 宁波双林模具有限公司 一种注塑模具横向滑块与自动断料联合装置
CN104162944A (zh) * 2014-08-18 2014-11-26 宁波锦隆电器有限公司 带有锁紧装置的模具
CN104786447A (zh) * 2015-05-01 2015-07-22 陈伟娅 一种同步异向式双抽芯滑块机构
CN104786448A (zh) * 2015-05-03 2015-07-22 陈伟娅 一种斜孔弯销三次抽芯机构

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CN104162944B (zh) * 2014-08-18 2016-04-13 宁波锦隆电器有限公司 带有锁紧装置的模具
CN104786447A (zh) * 2015-05-01 2015-07-22 陈伟娅 一种同步异向式双抽芯滑块机构
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